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「かわいいは世界の争いをなくす」女性感性工学者 69歳 東大を出ても「女性は高卒待遇」から大学教授に
芝浦工業大学名誉教授の大倉典子さんは、「かわいい工学」の第一人者である。東京大学大学院の工学系研究科修士課程を修了して日立製作所の中央研究所に就職したのは、男女雇用機会均等法が施行される前。民間企業の多くは大卒女子の募集をしていなかった。給料も高卒扱いとは就職後に知ったのだという。そんな差別的な扱いを、労働組合も問題だとは考えなかった。はた目から見れば、社会の理不尽さに翻弄された20代である。そこから、大学教授として「かわいい工学」を創始して発展させるまで、どんな道を歩んだのだろう。(聞き手・構成/科学ジャーナリスト・高橋真理子)

なぜ50歳を過ぎて「かわいい工学」を? 「日本ではB級グルメ的でも世界は認めている」芝浦工大名誉教授
芝浦工業大学名誉教授の大倉典子さんは、世界で初めて「かわいい」を研究対象にとり上げた工学者である。東京大学大学院の工学系研究科修士課程を修了して1979年に日立製作所の中央研究所に就職した。そこで進められていた植物工場の研究に興味を持ったからだ。入社試験は高卒向けを受けた。男女雇用機会均等法が1986年に施行される前は、民間企業の多くが大卒女子を募集していなかった。子どもの預け先が見つからなくて5年で退職、それから紆余曲折を経て芝浦工大教授になったのは45歳のとき。感性工学者として確かな歩みを始めたのは50歳を過ぎてからだった。それにしても、「かわいい工学」とは何なのか。そんなユニークな学問をなぜ始めたのだろう。(聞き手・構成/科学ジャーナリスト・高橋真理子)


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【心と頭のモヤモヤ解消】メンタルにも効く!「ToDoリスト」の作り方
ToDoリストを「やることを可視化し実行するツール」と認識している人がほとんどです。 書くのは面倒だから使っていない、使ったことはあるけど続かなかったなどなど、ToDoリストの存在を知っていても使ってない人もいます。実にもったいない! タスクをこなすためではなく、自身のメンタル安定のためにToDoリストが使えることをご存じでしょうか? 知れば誰もが「ちょっと使ってみようかな」と思う、「自分のためのToDoリスト」の作り方とは? 30代で経営者歴10年以上、『20代が仕事で大切にしたいこと』著者の飯塚勇太氏に、毎日の「ToDoリスト」の作り方と意外な活用法について伺いました。 (編集/和田史子)


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