震災の現場で撮影した家族はなぜ笑顔だったのか 写真家・広川泰士が写した二つの「定点写真」 *** 広川泰士さんは東日本大震災直後から被災地を訪れ、家族の写真を撮影し、プレゼントする活動を続けてきた。 アサヒカメラ 広川泰士 写真展 写真家 dot. 2時間前
米倉昭仁 「ぼくはゴリゴリの大阪人」 百々俊二の写真家人生50年と松本清張、田辺聖子、中上健次との出会い 9月16日から入江泰吉記念奈良市写真美術館で百々(どど)俊二さんの写真展「よい旅を 1968-2023」が開催される。そこに飾られる作品は50年以上にわたる写真家人生の軌跡である。 アサヒカメラ百々俊二入江泰吉記念奈良市写真美術館写真展写真家 dot. 9/15
米倉昭仁 「もう匠という言葉はうんざりや」 伝統工芸士の“素”の姿を撮り続ける写真家・長谷川佳江 *** 神戸市在住の長谷川佳江さんは「伝統工芸士」を中心にものづくりを担う職人の世界をカメラに納めてきた。 アサヒカメラ長谷川佳江写真展写真家 dot. 9/6
米倉昭仁 「なぜ、こんな山奥に人が住んでいるのか」 山村の集落で生きる人々を追い続ける写真家・國領翔太 *** 写真に写る小さな商店の前でお年寄りたちがくつろいでいる。撮影場所は九州・天草。白亜の教会で知られる世界文化遺産「天草の﨑津集落」から東へ20キロほど離れた小島、獅子島(鹿児島県)だという。 アサヒカメラ dot. 8/28
米倉昭仁 「昭和の銭湯」の湯上がり客を撮影する写真家・志岐利恵子 「『撮影は嫌や』言われたら終わりです」 奈良市在住の志岐利恵子さんはノスタルジーあふれる銭湯を背景に湯上がり客を写してきた。7年間で訪れた銭湯は約80軒にもなる。 アサヒカメラ志岐利恵子ニコンサロン dot. 8/27
寺や神社に愛されて暮らす猫たち 猫たちが自由に闊歩する境内。鮮やかな朱塗りの建物を背景に石畳に座る猫。屋根のすき間でのんびりと昼寝をする三毛。可愛い猫たちが身を寄せる山奥の寺もある。全国の「猫神社」「猫寺」を訪ね歩く写真家・小森正孝さんの作品を紹介します。 OM SYSTEM GALLERYアサヒカメラ写真展小森正孝猫 dot. 7/26
米倉昭仁 「なぜ寺や神社で猫を見かけることが多いのか」 猫をテーマに全国の神社仏閣を訪ね歩く写真家・小森正孝 *** 小森正孝さんは全国各地にある、いわゆる「猫神社」「猫寺」を撮影し、4年前から雑誌「猫びより」(辰巳出版)で連載してきた。 OM SYSTEM GALLERYアサヒカメラ写真家写真展小森正孝猫 dot. 7/26
「クマはクマでしかない」 米田一彦が写したクマの実像 1948年、青森県十和田市で生まれの米田(まいた)一彦さんさん。秋田大学を卒業後、秋田県庁に就職し、生活環境部自然保護課に配属された。それから50年あまり、ツキノワグマを撮り続けてきた。米田さんは「クマがクマの世界で暮らしている姿をみんなに見てもらいたい」と言う一方、「場合によってはクマは害獣でもある。だから殺すことも手伝ってきた」と語る。そんな米田さんの作品を紹介します。 アサヒカメラ写真家米田一彦 dot. 7/17
米倉昭仁 「殺人的な攻撃をされたのは9回」 ツキノワグマを50年追い続ける写真家・米田一彦 ツキノワグマを追って50年になる米田(まいた)一彦さんによると、クマは本来、臆病な動物で、人間の存在を察知すると、そっと逃げていくという。 アサヒカメラツキノワグマ写真家米田一彦 dot. 7/17
米倉昭仁 19世紀の写真技法「ダゲレオタイプ」を探究する孤高の写真家・新井卓 *** 19世紀に誕生した世界初の実用的な写真技法「ダゲレオタイプ」は、銀メッキした銅板の表面を磨いて写し撮ることから「銀板写真」とも呼ばれる。 PGIアサヒカメラ写真家写真展新井卓日日の鏡 dot. 7/4
古典的な写真技法で写しとった身のまわりの情景 19世紀に誕生した世界初の実用的な写真技法「ダゲレオタイプ」は、銀メッキした銅板の表面を磨いて写し撮ることから「銀板写真」とも呼ばれる。撮影の前に銀板を薬品で処理して、すぐに撮らなければならない。写真家・新井卓さんは日々、身近なものを撮影した。そんな新井さんの作品を紹介します。 PGIアサヒカメラ写真展新井卓日日の鏡 dot. 7/4
米倉昭仁 「右翼って何だろう?」 終戦記念日の靖国神社に集まる人々を撮り続ける写真家・伊奈英次が見た「愛国」 *** 1990年8月15日、伊奈英次さんは靖国神社を訪れた。右翼を撮影するためだった。 アサヒカメラ伊奈英次右翼靖国神社 dot. 7/3
8月15日 それぞれの思いを胸に靖国神社にやってきた人々 終戦記念日に靖国神社を訪れた写真家・伊奈英次さんは衝撃を受けた。旧日本軍の制服姿で境内を行進する高齢者。靖国神社に反対するデモ隊、それを阻もうとする右翼、間に入る警官、マスメディア……。「もうとにかく、靖国神社にはさまざまな人がたくさん来ていた。その人たちに声をかけて撮影した」。そんな伊奈さんの作品を紹介します。 JCIIフォトサロンアサヒカメラヤスクニ伊奈英次国の鎮め dot. 7/3
米倉昭仁 「暗いほうが心が揺さぶられる」 闇の中から浮かび上がる“日常”を撮り続けてきた写真家・山田省吾 山田省吾さんの作品は全体的に暗く、えたいの知れない怪奇漫画のページをめくるような感じがする。不条理な世界を描いた薄暗い童話のような印象というか。 アサヒカメラ入江泰吉記念奈良市写真美術館写真家写真展山田省吾影の栞 dot. 6/30
闇から浮かび上がるような個人的なドキュメンタリ―写真 写真家・山田省吾さんが写したスナップ写真の撮影地は地元の関西、パリ、インドとばらばらだが、不思議と違和感を覚えない。本人曰く「まあ、どこへ行っても路地裏とか、人が普段生活しているような場所、というところでどっかつながってるんちゃうかな」。そんな山田さんの作品を紹介します。 アサヒカメラ入江泰吉記念奈良市写真美術館写真展山田省吾影の栞 dot. 6/30
米倉昭仁 「なんでこんなところに来ちゃったのか」 日本“最後の秘境”・黒部川源流の自然を追う写真家・秦達夫 深く切れ落ちた谷へ落下する豪快な放水が観光客を魅了する黒部ダム(富山県)。黒部川の急峻さはダムの建設を題材にした小説『黒部の太陽』(木本正次)、『高熱隧道(ずいどう)』(吉村昭)などでも描かれてきた。 OM SYSTEM GALLERYアサヒカメラ写真家写真展秦達夫黒部 dot. 6/28
包容力とやさしさを感じる雄大な黒部の山々 北アルプスの中央部に位置する黒部川の源流部はどの登山口からも遠く、たどり着くのに山道を歩いて2日かかる。「最後の秘境」と呼ばれるゆえんである。源流はイワナの宝庫であり、フライフィッシングの聖地としても知られる。秦達夫さんは8年ほど前、釣り好きの仕事仲間から黒部川源流行きに誘われた。秦さんはそこで、雄大な山の包容力ややさしさを感じた。そんな秦さんの作品を紹介します。 OM SYSTEM GALLERYアサヒカメラ写真家写真展秦達夫 dot. 6/28