身のまわりのを素材を重ね合わせてつくった幻想的な世界「ブリコラージュ」 大きな葉を重ねたように感じられる作品に見える夕日を浴びたようなオレンジ色の花。命を終えた花が炎に包まれているようなものもある。ブリコラージュとは「寄せ集めてつくる」という意味で、多重露出の写真をベースに、絵を描いたり、ほかの写真を切り貼りしてつくり上げた写真家・市ノ川倫子さんの作品を紹介します。 JARDINNine Galleryアサヒカメラ写真家市ノ川倫子 6/1
米倉昭仁 重ね合わせた写真で表現する自分の内なる「庭」の風景 写真家・市ノ川倫子 写真家・市ノ川倫子さんの作品展「JARDIN」が6月1日から東京・外苑前のNine Galleryで開催される。市ノ川さんに聞いた。 JARDINNine Galleryアサヒカメラ写真家写真展市ノ川倫子 6/1
篠山紀信が写した昭和から平成にかけての心を揺さぶられる光景 まだ高度経済成長期の熱さが残る1974年、さまざまな出来事がありました。ジョン・レノンとの結婚で話題を呼んだオノ・ヨーコの来日。世界ジュニアミドル級チャンピオンのプロボクサー、輪島功一の壮絶なKO負け。「ミスタージャイアンツ」長嶋茂雄の引退、などなど。時代のドキュメンタリーを写してきた篠山紀信さんの作品を紹介します。 アサヒカメラ写真家新・晴れた日東京都写真美術館篠山紀信 5/31
米倉昭仁 篠山紀信・写真家60年の集大成 「欲望を満たすために、写真を使ってきた」 写真家・篠山紀信さんの集大成といえる作品展「新・晴れた日」が6月1日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。篠山さんに聞いた。 アサヒカメラ写真家写真展新・晴れた日東京都写真美術館篠山紀信 5/31
実り豊かな大地。東欧、セルビアの古都、ノビサドの人々と風景 街の中心部を東西にドナウ川の流れるセルビア第二の都市、ノビサド。岸辺にそびえるペトロヴァラディン要塞は300年ほど前にオーストリアのハプスブルグ家が築いたもので、街いちばんの観光名所。金曜日の午後になると、古い町並みはひと足早く休日を楽しむ市民でにぎわう。実り豊かな大地に恵まれたセルビアの街を訪ねた写真家・狩野剛史さんの作品を紹介します。 アサヒカメラセルビア写真家民は、未来を描く-セルビアの心-狩野剛史 5/24
米倉昭仁 美しい民族衣装に垣間見えるセルビア人の苦難の歴史 写真家・狩野剛史 写真家・狩野剛史さんの作品展「民は、未来を描く-セルビアの心-」が5月25日から東京・新宿のニコンプラザ東京 THE GALLERYで開催される。狩野さんに聞いた。 THE GALLERYアサヒカメラセルビアニコンプラザ東京ノビサド写真家写真展欧州文化首都民は、未来を描く-セルビアの心-狩野剛史 5/24
夜の光に照らされた公園のおもしろ遊具や街中のユニークなオブジェ 広場に置かれた恐竜のモニュメント、三州瓦でつくられたドラゴン、なんともいえない表情をしたガリバーのすべり台……。いわゆる「B級スポット」と呼ばれる場所なのに、何の変哲もない街路灯が照らす公園の遊具や、街に置かれたオブジェを前にすると、夜の街に一人たたずんでいるような、ゆったりと流れる時間が感じられ、心がやすらぐ。そんな不思議な世界観に魅せられ、全国各地を訪ね歩いてきた写真家・山下晃伸さんの作品を紹介します。 アサヒカメラ写真家夜光性静物観察記山下晃伸恐竜公園 5/23
米倉昭仁 写真家・山下晃伸が写す「夜光」に照らされた公園の不思議な世界 写真家・山下晃伸さんの作品展「夜光性静物観察記」が5月25日から東京・新宿のニコンプラザ東京 THE GALLERYで開催される。山下さんに聞いた。 THE GALLERYアサヒカメラニコンプラザ東京公園写真家写真展写真集夜光性静物観察記山下晃伸恐竜公園 5/23
薄れゆく遠い日の記憶のような淡い光に照らされた日常の風景 窓ガラスに滲んだように丸くぼんやりと広がる青い光。その奥に見える車のテールランプ。壁にはめ込まれたタイルの表面のぬるりとした光。濡れた夜の路面を彩る赤や紫の光。象が描かれた塀を照らすおぼろげな光。写真家・熊谷聖司さんが写しとった、薄れゆく遠い日の記憶のような名もない風景を紹介します。 アサヒカメラソラリス写真家熊谷聖司眼の歓びの為に 指の悦びの為に 5/22
米倉昭仁 写真家・熊谷聖司が撮る、誰かの記憶の断片を見るようなノスタルジックな光 写真家・熊谷聖司さんの作品展「眼の歓びの為に 指の悦びの為に この大いなる歓喜の為に わたしは尽す」が5月25日から大阪・心斎橋のギャラリーソラリスで開催される。熊谷さんに聞いた。 アサヒカメラソラリス写真家写真展写真集熊谷聖司眼の歓びの為に 指の悦びの為に 5/22
米倉昭仁 アフガニスタンで亡くなった医師・中村哲さんの活動を写した中山博喜作品展 写真家・中山博喜さんの作品展「水を招く」が5月27日から東京・新宿のリコーイメージングスクエア東京で開催される。中山さんに聞いた。 アサヒカメラアフガニスタンペシャワール会リコーイメージングスクエア中山博喜中村哲写真家写真展写真集水を招く 5/21
いさぎよさがカッコイイ! 各界の第一線で活躍する男たちの顔 実業家、学者、写真家、消防隊員、鉄道会社社長、声優――写真家・山岸伸さんがプライベートで撮り続けてきた男たちの顔、顔、顔。もともと、仕事でお世話になった人を撮影しようと14年前に始めたものだが、いつの間にかライフワークに。仕事ではないので、対価は払われないし、払わない。「撮りたいように撮れば」と言う、相手のいさぎよさがカッコイイ。 アサヒカメラ写真家写真展山岸伸瞬間の顔 5/19
米倉昭仁 写真家・山岸伸の「終活」 瞬間に見せる男の素顔を1000人撮ることを目指す 写真家・山岸伸さんの作品展「瞬間の顔」が5月20日から東京・新宿のオリンパスギャラリー東京で開催される。山岸さんに聞いた。 がんアサヒカメラオリンパスギャラリー写真家写真展山岸伸瞬間の顔終活 5/19
世界の珍国を旅する「国マニア」が憧れる「謎の国」ナウルの人々と自然 赤道直下の太平洋に浮かぶ小さな島国、ナウル。東京都品川区とほぼ同じ面積で、そこに約1万3000人が暮している。観光ツアーもなく、ビザが取りづらいため入国はかなり難しい。そんなナウルを繰り返し訪れ、美しい海辺と人々の姿を撮影した写真家・小澤太一さんの作品を紹介します。 NAURU HORIZONアサヒカメラナウル写真家小澤太一 5/11
米倉昭仁 「何にもない国」ナウルの美しい海と幸せに暮らす人々 写真家・小澤太一 写真家・小澤太一さんの作品展「NAURU HORIZON」が5月12日から東京・両国のピクトリコギャラリーで開催される。小澤さんに聞いた。 NAURU HORIZONアサヒカメラナウルピクトリコ写真家写真展小澤太一 5/11
脳出血で倒れ、言葉を失ったとき、レンズを向けた「名もなき風景」 脳出血が原因で、会話できない、筆談もできない、テレビの字幕も読めない、「失語症」に。そのとき、スマホで写し始めた「名もなき風景」。何のために撮っているのか、わからないけれど、撮るしかない、という感覚。写真家・加藤俊樹さんがリハビリ治療の合間に写しとった言葉にならない日常の風景を紹介します。 アサヒカメラ写真家写真展失語症脳出血 5/10
米倉昭仁 脳出血で倒れ、言葉を失った写真家・加藤俊樹 撮ることで発信し続けた「生きている証」 写真家・加藤俊樹さんの作品展「失語症」が5月11日から大阪・心斎橋のギャラリーソラリスで開催される。加藤さんに聞いた。 アサヒカメラウチの失語くんソラリス写真家写真展写真集加藤俊樹失語症病気脳出血 5/10
歴史に翻弄された小笠原の欧米系島民「小笠原人」のアイデンティティー もともと、欧米系の住民しかいなかった小笠原諸島に日本人の入植が始まったのは日本政府が島の領有を確定した1876年以後のこと。彼らの末裔はいまも島に暮らす。「アメリカ人でも日本人でもない、『小笠原人』だ」というアイデンティティー。太平洋戦争の前後、日米の間で翻弄された彼らの姿を写した写真家・長沢慎一郎さんの作品を紹介します。 The Bonin Islandersアサヒカメラ写真家小笠原長沢慎一郎 5/9