広場に置かれた恐竜のモニュメント、三州瓦でつくられたドラゴン、なんともいえない表情をしたガリバーのすべり台……。いわゆる「B級スポット」と呼ばれる場所なのに、何の変哲もない街路灯が照らす公園の遊具や、街に置かれたオブジェを前にすると、夜の街に一人たたずんでいるような、ゆったりと流れる時間が感じられ、心がやすらぐ。そんな不思議な世界観に魅せられ、全国各地を訪ね歩いてきた写真家・山下晃伸さんの作品を紹介します。
〈読まれた記事をGWに再チェック〉「私、フェミニズムって大嫌いなんです」 規制に抗いながら「昭和のエロ」を撮り続ける写真家・マキエマキ