丸山ひろし
女子アナ⇒女優⇒亀梨の妻!? 「田中みな実」勝ち組人生の裏にあった“計算”と“行動力”
田中みな実
元日にKAT-TUNの亀梨和也との熱愛がスポーツ紙で報じられた、元TBSアナウンサーで女優の田中みな実(37)。記事によると、2人は昨秋に美容雑誌での対談をキッカケに意気投合し急接近。交際期間は数カ月で、結婚も視野に入れた交際だという。これに対してSNSでは「お似合いカップル」という祝福の声が上がるなか、「田中みな実のスーパー勝ち組感、純粋にすごいと思う」と彼女の“成り上がり”っぷりを感心する声もあった。
田中は青山学院大卒業後の2009年、TBSにアナウンサーとして入社。14年に退社してフリーアナウンサーとなり、さまざまなテレビ番組に出演する他、「グータンヌーボー2」(カンテレ)や「あざとくて何が悪いの?」(テレビ朝日系)ではMCを担当。そんな中、19年に「絶対正義」(フジテレビ系)で女優デビューし、現在は女優として確固たる地位を築いている。そして、今回の超人気アイドルとの交際報道。まさに、そのキャリアの変遷は“勝ち組”そのものだろう。
「TBS時代に“ぶりっ子アナ”としてその名がお茶の間に浸透しましたが、彼女は自分のポジションをうまく変化させてきました。21年放送のラジオ番組では当時のぶりっ子キャラについて、『20代半ばすぎまでしか有効ではない』と話し、ぶりっ子を卒業して歳を重ねてからは、少し怖い感じを出すのもエンタメの一部で、あえて怖い女性キャラを演じることがあったと語っています。一方、自分の身を切り売りするような仕事の仕方がいつまでも続くことはないと分かっており、『手に職をつけて何者かになりたい』とインタビューで明かしています」(テレビ情報誌の編集者)
TBSアナウンサー時代の田中みな実
SNSを一切やらない理由
最近は女優業が中心となりつつあり、バラエティーに出演する機会は減った印象があるが、そこにも彼女の考えがあるようだ。
「昨年2月のインタビューでは、芝居ができない自分のふがいなさが悔しく、小手先ではないスキルを身につけるには準備が大事で、『他の仕事を諦めないと、お芝居に真剣に取り組めない』と、女優業に邁進していることを告白していました。このように、常に先を読んでキャラを変えてきており、その抜け目のなさが成功につながっているのでしょう」(同)
局アナから女優に転身し、一気に才能を開花させた田中。仕事に対する行動力はさすがといったところだが、プライベートでも“抜かりなさ”がうかがえる。
メーキャップアーティストの小田切ヒロ氏のYouTubeチャンネル(23年3月27日配信)に出演した際は、愛犬を飼い始めてからは一緒にいたいので、食事会にほとんど行かなくなったと告白。すると、変な人間関係やトラブルに巻き込まれることもなく、インスタグラムに写真があげられて、田中は誰々と仲がいいなどと言われることもなくなった、とメリットを挙げていた。
「田中は、現在もSNSは一切やってないところも注目です。その理由について、幸せアピールや寂しいアピール、リア充アピールなど何をしてもたたかれるだろうなと思っているからと、過去に放送されたバラエティー番組で明かしています。芸能人、特に女優はイメージが大切ですが、誹謗(ひぼう)中傷による風評被害や炎上のリスクをしっかり回避しているのは賢いと思います」(同)
亀梨和也
亀梨も「目」でオトされた?
緻密な計算をしながら芸能界を渡ってきた田中だが、恋愛テクニックにおいても抜け目がない。週刊誌の芸能担当記者は言う。
「恋愛指南アプリに月3万円も課金しているとテレビで告白していたこともありましたが、恋への投資も惜しまないのでしょう。『私は決めたら絶対落とします』と以前バラエティー番組で断言していたのも印象的。相手を落とす決めゼリフもあり、甘えた口調で『好きになったらどうする? 好きになったら困る? 嫌だ?』と聞くのだとか。また、一昨年に女性誌で行われた指原莉乃との対談でも、『落としたい人がいたら目で落とす』と言い、相手はジーっと目を見られると興味があろうがなかろうが誰でもドキドキするはずと説明。その後は相手の話を聞くことに集中するそうで、聞き上手になれば、また会いたいなと思ってくれる気がするとか。そんなテクニックは意外と亀梨にも実践していたのかもしれません」
芸能評論家の三杉武氏は田中が成功した要因についてこう述べる。
「TBSの局アナ時代は“みんなのみな実”を自称し、ぶりっ子キャラで主に男性視聴者から支持を集めていました。しかしフリー転身後、女性誌の美乳特集の際に披露した『肘ブラ』ポーズが話題となり、その美容意識の高さやストイックさが高く評価され、一気に同性からの支持を高めた印象です。女優、フリーアナウンサーとしてテレビを主戦場に活動していくうえで、男性以上に厳しい視線を持つ女性を味方につけることは成功への不可欠な要素ですし、見事な“路線変更”と言えます。昨今では田中さんがプロデュースしたり、イメージキャラクターを務めたりした美容関連アイテムが好調なセールスを記録する“みな実売れ”がメディアで話題になっています。こうした現象も同性からの高い支持の表れでしょう」
仕事も恋も抜け目ない田中が、どこまでの高みに到達するか楽しみだ。
(丸山ひろし)
dot.
2024/01/23 11:00