関幸彦

関幸彦

プロフィール

●関幸彦(せき・ゆきひこ)
日本中世史の歴史学者。1952年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。学習院大学助手、文部省初等中等教育局教科書調査官、鶴見大学文学部教授を経て、2008年に日本大学文理学部史学科教授就任。23年3月に退任。近著に『その後の鎌倉 抗心の記憶』(山川出版社、2018年)、『敗者たちの中世争乱 年号から読み解く』(吉川弘文館、2020年)、『刀伊の入寇 平安時代、最大の対外危機』(中公新書、2021年)、『奥羽武士団』(吉川弘文館、2022年)などがある。
著者関連書籍

関幸彦の記事一覧

〈NHK大河「光る君へ」第7話18日放送〉第7話「おかしきことこそ」 虚構の『源氏物語』が伝える真実
〈NHK大河「光る君へ」第7話18日放送〉第7話「おかしきことこそ」 虚構の『源氏物語』が伝える真実
五十四巻にわたる長編の大河小説『源氏物語』は、平安時代の大ベストセラーである。さらに後世にも絶大なる影響を与え続け、紫式部は男女の秘事を広めたため成仏できなかったという伝承まで広まった。『源氏供養』は式部の霊を供養することに力点がおかれた異色の作品である。歴史学者・関幸彦氏は、小説とはいえ、『源氏物語』がある種の実在性を以て、王朝貴族たちに迎えられていたことは間違いないと指摘する。関氏の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部抜粋、再編集し、紹介する(2024年1月7日に配信した記事の再配信です)。
藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語光る君へ大河ドラマ
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〈NHK大河「光る君へ」第6話二人の才女〉「紫式部」の名前の由来となった父 曽祖父や伯父が『源氏物語』に与えた影響とは
〈NHK大河「光る君へ」第6話二人の才女〉「紫式部」の名前の由来となった父 曽祖父や伯父が『源氏物語』に与えた影響とは
大河ドラマに、紫式部の永遠のライバル清少納言が登場。漢詩での対決となったが、そもそも紫式部がなぜ漢詩に造詣が深かったのか。紫式部の一家は、典型的な文人貴族だ。曽祖父の兼輔は公卿で、歌才も豊かだった。父為時の兄為頼は、摂関家の藤原頼忠家の歌会に出席していた。永観二年(九八四)には、父為時が“式部丞”となり、この父の官職に由来し「紫式部」の名は付けられた。翌々年には“蔵人・式部大丞”に任ぜられ、為時は歌人としても有名となった。「式部の成長する環境のなかで少なからず影響を与えたはずだ。」と歴史学者の関幸彦氏は言う。同氏の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、三人の人物が紫式部にどのように影響を与えたか紹介する(「AERA dot. 2024年1月29日に配信した記事の再配信です)。
光る君へ大河ドラマ藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語
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〈NHK大河「光る君へ」第6話二人の才女〉道長は年上女子の“お眼鏡にかなった”好男子 女性たちのサポートで押し上げられた「運命」
〈NHK大河「光る君へ」第6話二人の才女〉道長は年上女子の“お眼鏡にかなった”好男子 女性たちのサポートで押し上げられた「運命」
永延元年(九八七)、藤原道長は二十二歳で宇多天皇の孫にあたる源雅信の娘倫子と結婚をしたが、この婚姻の成立には倫子の母の強い後押しがあった。またその翌年には、源高明の娘明子を第二夫人として迎え入れる。この仲立ちを積極的になしたのは道長の姉詮子だった。姉詮子は道長の関白(内覧)就任にも大きく関わっている。関幸彦の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、年上女性に応援される道長の人間性を紹介する(「AERA dot.」2024年1月15日に配信された記事の再掲載です)。
藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語光る君へ大河ドラマ
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紫式部が「夫の死」を契機に書き始めた『源氏物語』 道長との間にロマンスはあったのか
紫式部が「夫の死」を契機に書き始めた『源氏物語』 道長との間にロマンスはあったのか
藤原道長と紫式部は“権門”と“寒門”と身分は異なれど、四歳ほどの年齢差で同じ世代を生きた。道長は、光源氏のモデルとも目されているほど「貴族道」を体現した人物だ。そして光源氏を生み出した紫式部も、宮廷という小宇宙にあって「女房」世界を象徴した。彼らの接点は「貴族道」と「女房」という王朝時代に特化されるべき局面での出会いにあった。紫式部が道長の娘彰子のもとに出仕したのは、寛弘二年(一〇〇五)の三十代も半ばの頃とされている。「かりに道長と式部に色恋沙汰があったとすれば、権門と寒門の化学変化の表れともいえなくもない。」と歴史学者の関幸彦氏は言う。同氏の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、関氏の考える藤原道長と紫式部の関係性について紹介する。
藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語光る君へ大河ドラマ
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醜聞と疫病で都から離れた紫式部 「結婚」前後に見え隠れする“男”の影
醜聞と疫病で都から離れた紫式部 「結婚」前後に見え隠れする“男”の影
王朝文学は色恋沙汰を抜きにしては語れない。それはその担い手たる女房たちがその場に身を置くことでの経験が大きいからである。「恋は曲者」(謡曲『花月』)の語があるように、自身がその虜になることもあった。紫式部は、色恋に酩酊できないタイプで、その自覚が彼女を散文へと走らせた。しかし、同時に彼女はそれなりに愛欲の世界も心得ていたので“仮想現実”を伝えることもできた。関幸彦氏の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、紫式部自身の色恋について紹介する。
藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語光る君へ大河ドラマ
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「紫式部」の名前の由来となった父 曽祖父や伯父が『源氏物語』に与えた影響とは
「紫式部」の名前の由来となった父 曽祖父や伯父が『源氏物語』に与えた影響とは
紫式部の一家は、典型的な文人貴族だ。曽祖父の兼輔は公卿で、歌才も豊かだった。父為時の兄為頼は、摂関家の藤原頼忠家の歌会に出席していた。永観二年(九八四)には、父為時が“式部丞”となり、この父の官職に由来し「紫式部」の名は付けられた。翌々年には“蔵人・式部大丞”に任ぜられ、為時は歌人としても有名となった。「式部の成長する環境のなかで少なからず影響を与えたはずだ。」と歴史学者の関幸彦氏は言う。同氏の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、三人の人物が紫式部にどのように影響を与えたか紹介する。
藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語光る君へ大河ドラマ
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好みは草食系より肉食系 「男女の仲」を知っている必要があった平安時代の「女房」たち
好みは草食系より肉食系 「男女の仲」を知っている必要があった平安時代の「女房」たち
『源氏物語』が織り成す王朝の雅を象徴する人物、紫式部。彼女については『源氏物語』と表裏一体の関係で論ぜられてきたが、歴史学者・関幸彦氏は、ロマン的要素とは別に、宮廷世界のドライな現実についても目を向け、一方で王朝の女房たちの“女子力”にも注目している。「言わずもがなではあるが、摂関政治を根底で規定したのは、その“女子力”だった。」と関氏は言う。一条天皇の後宮に出仕した彼女たちの存在は、后妃たちにとって知的装置となっており、とりわけ“男女の仲”について伝授する役割を担っていた。同氏の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、女房たちの役割について詳しく紹介する。
藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語光る君へ大河ドラマ
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紫式部が活躍した道長の最盛期 藤原家の時代の到来を支えた「姉」の活躍
紫式部が活躍した道長の最盛期 藤原家の時代の到来を支えた「姉」の活躍
道長の姉である詮子は十七歳で円融天皇に入内、女御となり懐仁親王(一条天皇)を生み、「三道」(道隆・道家・道長)時代の到来に力を与えた女性だった。彼女は、道長の第二夫人明子を結びつける媒介役にもなり、何より、関白(内覧)の行方をめぐり、一条天皇が、伊周か道長かの選択を迫られたおり、道長の内覧就任の道筋を作った立役者だ。道長にとっては、最大の恩人といえる。歴史学者・関幸彦氏の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、道長を支えた姉詮子を一条朝の流れとともに紹介する。
藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語光る君へ大河ドラマ
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娘3人は天皇の后に 「引退」した直後に異国船襲来 勝ち抜けた藤原道長に残った「不安」
娘3人は天皇の后に 「引退」した直後に異国船襲来 勝ち抜けた藤原道長に残った「不安」
康保三年(九六六)、藤原道長は兼家の五男として誕生した。十五歳で「従五位下」、二十二歳で左大臣源雅信の娘倫子と結婚、翌年には源高明の娘明子を第二夫人として迎えた。倫子との間に二男四女、明子との間には四男二女を設け、そのうち彰子はのちに一条天皇、妍子は三条天皇、そして威子は後一条天皇の后となった。関白の地位で全盛を迎えつつあった長兄道隆と次兄道兼が疫病にて没し、「内覧」(関白に準じる職掌で、天皇に奏上する文書に前もって目を通す地位)の宣旨が出されたのが、道長が三十代に差し掛かった頃だ。順調な一方で、中関白家との確執もあり、人間関係に悩む日々が続いていた。関幸彦氏の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)では、政治家としての最盛期を迎えた藤原道長の二十五年間が描かれている。同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。
藤原道長と紫式部関幸彦源氏物語光る君へ大河ドラマ
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道長は年上女子の“お眼鏡にかなった”好男子 女性たちのサポートで押し上げられた「運命」
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永延元年(九八七)、藤原道長は二十二歳で宇多天皇の孫にあたる源雅信の娘倫子と結婚をしたが、この婚姻の成立には倫子の母の強い後押しがあった。またその翌年には、源高明の娘明子を第二夫人として迎え入れる。この仲立ちを積極的になしたのは道長の姉詮子だった。姉詮子は道長の関白(内覧)就任にも大きく関わっている。関幸彦の新著『藤原道長と紫式部 「貴族道」と「女房」の平安王朝』(朝日新書)から一部を抜粋、再編集し、年上女性に応援される道長の人間性を紹介する。
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