「一日3食は食べすぎ」の理由 40歳で舌がん手術の医師は「16時間断食」を実践 

ファスティング

2022/01/22 09:00

あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長の青木厚氏
あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長の青木厚氏

 たびたび話題になる「ファスティング」や「断食」。以前から、「カロリー摂取を控えることが、さまざまな病気を遠ざけ、長生きにつながる」ことは知られていたが、近年、アメリカの医学界で発表された研究論文の数々によって「断食」の効果が次々と明らかにされているという。『「空腹」こそ最強のクスリ』(アスコム)の著者で、あおき内科さいたま糖尿病クリニック院長の青木厚氏(医学博士)が、医学的な知見から「空腹」の効果を解説する。

 *   *  *

◆不調は「食べすぎ」が原因かも

 「最近、疲れやすくなった」

「昔に比べて食欲が落ちた」

「肌や髪が荒れてきた」

「太りやすくなった」

「風邪をひきやすくなった」

「何もする気が起きない」

「やたらとイライラする」

 こんな症状に悩まされながらも、ゆっくりと心身を休ませる余裕もなく、仕事や子育てを日々がんばっている、そんな方がたくさんいらっしゃることと思います。

 加齢による体力の低下、運動不足、ストレスなど原因はいろいろと考えられますが、滋養強壮剤やサプリメントを飲んだり、体にいいと評判のものを食べたり、流行りの健康法を試したりしても効果が感じられない場合、もしかしたら、あなたの症状は「食べすぎ」からきているかもしれません。

 実は、私が「空腹というクスリ」を手に入れたのは、40歳のとき、舌ガンの手術をしたことがきっかけでした。

 再発を予防するために、さまざまな書籍や論文を読み漁りました。そして、糖尿病をはじめとする生活習慣病の患者さんたちの治療を通して得た経験や知識なども踏まえて、「どのような食事の仕方であれば、もっとも無理なく、ストレスなく、病気を遠ざけることができるか」を真剣に考えました。

 その結果、たどりついたのが「16時間断食」です。16時間断食を始めて、最大で78センチだったウェスト周りは70センチとなり、今もその状態が続いています。体も軽くなり、疲れにくくなりました。ガンが再発する気配もありません。

NEXT

内臓がフル回転で働き続けると…

1 2 3 4

あわせて読みたい

別の視点で考える

特集をすべて見る

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す