
人間生きていればからだの不調とともにメンタル不調を経験するものです。そんなとき、漢方も役に立つ、ということはあまり知られていません。30年超にわたり漢方診療をおこなう元慶應義塾大学教授・修琴堂大塚医院院長の渡辺賢治医師は「実際には多くの患者さんが訪れ、漢方治療を受けています」と話します。漢方医学では、今目の前に表れている症状には必ず原因があると考え、推理小説のように、遡って原因を読み解いて、どこにアプローチするかを決定するといいます。
人間生きていればからだの不調とともにメンタル不調を経験するものです。そんなとき、漢方も役に立つ、ということはあまり知られていません。30年超にわたり漢方診療をおこなう元慶應義塾大学教授・修琴堂大塚医院院長の渡辺賢治医師は「実際には多くの患者さんが訪れ、漢方治療を受けています」と話します。漢方医学では、今目の前に表れている症状には必ず原因があると考え、推理小説のように、遡って原因を読み解いて、どこにアプローチするかを決定するといいます。
30年超にわたり漢方診療をおこなう元慶應義塾大学教授・修琴堂大塚医院院長の渡辺賢治医師は「最近特にメンタル不調の患者さんを診る機会が増えてきました」と話します。漢方というと慢性的なからだの不調に効くというイメージが強いですが、メンタル不調にもよく効くといいます。三世紀に書かれた漢方医学のバイブルである『金匱要略(きんきようりゃく)』にも、メンタル不調の治療法が書かれているそうです。
「元気で長生き」の秘訣はルーティンを守ること。だが、単調な生活は逆に老化を進めてしまう。抗加齢医学のエキスパートとして知られる、医学博士で慶應義塾大学名誉教授の伊藤裕さんは程よく「いいストレス」を感じられるルーティンを作ることを提案している。著書『老化負債 臓器の寿命はこうして決まる』(朝日新書)の中には、60歳を超えたら試してほしい「いいストレス」を生む五感の磨き方が数多く紹介されている。ルーティンにワクワクを混ぜるコツを本書から一部抜粋・再編集してお届けする。
いつまでも元気で過ごすためには、どんなことを心がけるべきなのか。認知症専門医の内田直樹さんは「老化が早い人ほど認知症を早く発症する傾向にある。しかし、認知症の中には治せるものもあるため『年だから仕方ない』と諦めてはいけない」という――。
90歳を迎えた今も現役医師として働く折茂肇医師は高齢者施設の施設長として、入所する高齢者の健康管理をしている。以前、入所していた元気のない92歳の男性が、あることをきっかけに人が、変わったように生き生きとしてきたことが忘れられないという。
90歳を迎えた今も現役医師として働く折茂肇医師は、判断力、総合力などの「結晶性能力」は老年期において衰えることはなく、むしろ人によっては年齢を重ねてから、より高まる場合があるのだと語る。
必要な医療を受けられない地域が首都圏で広がりつつある。病院が減っているからだ。経営が悪化の一途をたどり、老朽化した施設を建て替える余力はなく、診療を継続できない――。病院を失った住民たちは途方にくれていた。
14日、第119回医師国家試験の合格発表が厚生労働省のホームページに掲載される。医師のたまごが誕生するいま、医師にまつわるよく読まれた記事を振り返る(「AERA dot.」2025年2月1日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。
「間違えたことのない人間は、何も新しいことをしなかった人間だ」
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
排尿を我慢する時のように尿道をギュッと引き締めてみる。コツがわかったら目標一日45回。どこにいてもできる簡単なトレーニングの繰り返しが尿トラブル解消の秘訣なのだという。泌尿器の問題を専門とする日本大学医学部教授・高橋悟氏の著書「頻尿・尿もれ 自力でできるリセット法」(アスコム)から一部抜粋し、トレーニング法を紹介する。
抗加齢医学のエキスパートとして知られる、医学博士で慶應義塾大学名誉教授の伊藤裕さんは、元気で長生きするには、自分に合ったルーティンを知って、そこからブレないことが重要だという。ただ、そのためには意識的に「小さくブレる」こともコツ。伊藤さんは著書『老化負債――臓器の寿命はこうして決まる』(朝日新書)の中で、この方法を具体的に紹介している。ルーティンを続けるカギになる「リズム」について、本書から一部抜粋・再編集してお届けする。
折茂医師は、東京大学医学部老年病学教室の元教授で、日本老年医学会理事長を務めていた老年医学の第一人者。自立した高齢者として日々を生き生きと過ごすための一助になればと、自身の経験を交えながら快く老いる方法を紹介した著書『90歳現役医師が実践する ほったらかし快老術』(朝日新書)を発刊した。同書から一部抜粋してお届けする(第6回)。
「AERA dot.」に最近掲載された記事のなかで、特に読まれたものを「見逃し配信」としてお届けします(この記事は2月15日に「AERA dot.」に掲載されたものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
12月上旬、タイでマッサージを受けた後に体調が悪化し、死亡する事例が相次いでいることが発覚した。報道によると、タイ保健省は「マッサージと死亡に因果関係はない」としているが、死亡した20歳のタイ人女性は、首を激しくねじり音を鳴らす施術を複数回受けていたという。首を急激に旋回する頚椎(けいつい)への手技は危険を伴うため、日本では厚労省が注意喚起を行ってきた。しかしSNSや動画投稿サイトでは、“首ポキ”などと称する危険な施術動画が数多く出回っている。最悪の場合死に至る“首ポキ”が横行する理由を専門家に聞いた。
90歳を迎えた今も現役医師として週4日高齢者施設で働いている折茂肇医師。50年以上にわたり高齢者を診療してきた折茂医師は、患者さんによく「病気と仲良く暮らしましょう」と伝えてきたという。
「がん患者らしくしとけ」「がんなのになんで自撮りできる余裕があるんだ?」。 SNSを通じて梅宮アンナさんに届いた、とげのあるコメントの一部だ。アンナさんは昨夏に乳がんを公表し、SNSで発信し続けている。日本人の多くががんにかかる現実がありながら、患者や治療の「いま」が全然知られていないと痛感している。「がんに対する古い見方を変えていきたい」。時に傷つきながらも発信を続ける、彼女の願いとは。
働く以上避けられない、メールのやり取り。返信忘れ、長文の内容把握に苦労したことがある人に、自身もADHD(注意欠如多動症)特性のある「不器用」当事者で、認知行動療法を専門とする臨床心理士として、多くのメディアに出演してきた中島美鈴さんがとっておきの工夫を伝授する。メールに悩まされる日々から抜け出す方法を、著書『仕事も人生も、これでうまく回る! 不器用解決事典』(朝日新聞出版)から一部抜粋・再編集して紹介する。
90歳を迎えた今も現役医師として週4日高齢者施設で働いている折茂肇医師。その若さと健康を保つための秘訣は何か?折茂医師が考える10の秘訣のうち、今回は1つ目の「手抜きをしないでオシャレをする」について語ってもらう。
必要な医療を受けられない地域が首都圏で広がりつつある。病院が減っているからだ。経営が悪化の一途をたどり、老朽化した施設を建て替える余力はなく、診療を継続できない――。病院を失った住民たちは途方にくれていた。
人間生きていればからだの不調とともにメンタル不調を経験するものです。そんなとき、漢方も役に立つ、ということはあまり知られていません。30年超にわたり漢方診療をおこなう元慶應義塾大学教授・修琴堂大塚医院院長の渡辺賢治医師は「実際には多くの患者さんが訪れ、漢方治療を受けています」と話します。漢方医学では、今目の前に表れている症状には必ず原因があると考え、推理小説のように、遡って原因を読み解いて、どこにアプローチするかを決定するといいます。
30年超にわたり漢方診療をおこなう元慶應義塾大学教授・修琴堂大塚医院院長の渡辺賢治医師は「最近特にメンタル不調の患者さんを診る機会が増えてきました」と話します。漢方というと慢性的なからだの不調に効くというイメージが強いですが、メンタル不調にもよく効くといいます。三世紀に書かれた漢方医学のバイブルである『金匱要略(きんきようりゃく)』にも、メンタル不調の治療法が書かれているそうです。
「間違えたことのない人間は、何も新しいことをしなかった人間だ」
近年、「直美(ちょくび)」と呼ばれる若手医師の増加が問題視されている。医学部卒業後、2年間の臨床研修を終えてすぐに美容クリニックに就職する(=直美)医師が増え、地方を中心に医師不足が深刻化するなかでやり玉に挙がっている。
抗加齢医学のエキスパートとして知られる、医学博士で慶應義塾大学名誉教授の伊藤裕さんは、元気で長生きするには、自分に合ったルーティンを知って、そこからブレないことが重要だという。ただ、そのためには意識的に「小さくブレる」こともコツ。伊藤さんは著書『老化負債――臓器の寿命はこうして決まる』(朝日新書)の中で、この方法を具体的に紹介している。ルーティンを続けるカギになる「リズム」について、本書から一部抜粋・再編集してお届けする。
あんな出来事があった、こんな話題があった…と記事で振り返る「あのとき」。昨年の3月ごろに、多く読まれていた記事を紹介します(この記事は2024年3月11日に「AERA dot.」で掲載されたものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
14日、第119回医師国家試験の合格発表が厚生労働省のホームページに掲載される。医師のたまごが誕生するいま、医師にまつわるよく読まれた記事を振り返る(「AERA dot.」2025年2月1日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。
健康を意識するなら、「1日3食規則正しい食事」をイメージしがちだが、食べすぎの現代人にとっては健康のために空腹の時間を作ることも必要だという。「16時間断食」を実践する医師に、話を聞いた。AERA 2025年2月17日号より。
いつまでも元気で過ごすためには、どんなことを心がけるべきなのか。認知症専門医の内田直樹さんは「老化が早い人ほど認知症を早く発症する傾向にある。しかし、認知症の中には治せるものもあるため『年だから仕方ない』と諦めてはいけない」という――。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
「AERA dot.」に最近掲載された記事のなかで、特に読まれたものを「見逃し配信」としてお届けします(この記事は2月15日に「AERA dot.」に掲載されたものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。
90歳を迎えた今も現役医師として働く折茂肇医師は高齢者施設の施設長として、入所する高齢者の健康管理をしている。以前、入所していた元気のない92歳の男性が、あることをきっかけに人が、変わったように生き生きとしてきたことが忘れられないという。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は、前回に続き「減量目的でも服用されているGLP-1受容体作動薬」について、鉄医会ナビタスクリニック内科医・NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。
12月上旬、タイでマッサージを受けた後に体調が悪化し、死亡する事例が相次いでいることが発覚した。報道によると、タイ保健省は「マッサージと死亡に因果関係はない」としているが、死亡した20歳のタイ人女性は、首を激しくねじり音を鳴らす施術を複数回受けていたという。首を急激に旋回する頚椎(けいつい)への手技は危険を伴うため、日本では厚労省が注意喚起を行ってきた。しかしSNSや動画投稿サイトでは、“首ポキ”などと称する危険な施術動画が数多く出回っている。最悪の場合死に至る“首ポキ”が横行する理由を専門家に聞いた。
「がん患者らしくしとけ」「がんなのになんで自撮りできる余裕があるんだ?」。 SNSを通じて梅宮アンナさんに届いた、とげのあるコメントの一部だ。アンナさんは昨夏に乳がんを公表し、SNSで発信し続けている。日本人の多くががんにかかる現実がありながら、患者や治療の「いま」が全然知られていないと痛感している。「がんに対する古い見方を変えていきたい」。時に傷つきながらも発信を続ける、彼女の願いとは。
高齢者の人格的な特徴として、頑固になる、怒りっぽくなるというイメージが常識のようになっているが、実際はどうなのだろうか。90歳を迎えた今も現役医師として働く折茂肇医師は、「年をとっても基本的な人格は変化しない」と語る。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
必要な医療を受けられない地域が首都圏で広がりつつある。病院が減っているからだ。経営が悪化の一途をたどり、老朽化した施設を建て替える余力はなく、診療を継続できない――。病院を失った住民たちは途方にくれていた。
「がん患者らしくしとけ」「がんなのになんで自撮りできる余裕があるんだ?」。 SNSを通じて梅宮アンナさんに届いた、とげのあるコメントの一部だ。アンナさんは昨夏に乳がんを公表し、SNSで発信し続けている。日本人の多くががんにかかる現実がありながら、患者や治療の「いま」が全然知られていないと痛感している。「がんに対する古い見方を変えていきたい」。時に傷つきながらも発信を続ける、彼女の願いとは。
健康を意識するなら、「1日3食規則正しい食事」をイメージしがちだが、食べすぎの現代人にとっては健康のために空腹の時間を作ることも必要だという。「16時間断食」を実践する医師に、話を聞いた。AERA 2025年2月17日号より。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
高齢者の人格的な特徴として、頑固になる、怒りっぽくなるというイメージが常識のようになっているが、実際はどうなのだろうか。90歳を迎えた今も現役医師として働く折茂肇医師は、「年をとっても基本的な人格は変化しない」と語る。
日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は、前回に続き「減量目的でも服用されているGLP-1受容体作動薬」について、鉄医会ナビタスクリニック内科医・NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。
仕事帰り、用事もないのにコンビニに寄り、目を引く食べ物をつい購入。明らかに食べ過ぎの現代人にとっては、むしろ空腹の方が贅沢な経験かも? “つらくない断食”を実践する医師に、話を聞いた。AERA 2025年2月17日号より。
人間生きていればからだの不調とともにメンタル不調を経験するものです。そんなとき、漢方も役に立つ、ということはあまり知られていません。30年超にわたり漢方診療をおこなう元慶應義塾大学教授・修琴堂大塚医院院長の渡辺賢治医師は「実際には多くの患者さんが訪れ、漢方治療を受けています」と話します。漢方医学では、今目の前に表れている症状には必ず原因があると考え、推理小説のように、遡って原因を読み解いて、どこにアプローチするかを決定するといいます。
高齢者は増え続け、国の医療費はひっ迫の一途をたどるなか、高齢者にできることは何か。90歳を迎えた今も現役医師として週4日高齢者施設で働いている折茂肇医師は、「高齢者が果たせる務めの一つは、体が動くうちは働くこと」と語る。
90歳を迎えた今も現役医師として働く折茂肇医師は高齢者施設の施設長として、入所する高齢者の健康管理をしている。以前、入所していた元気のない92歳の男性が、あることをきっかけに人が、変わったように生き生きとしてきたことが忘れられないという。
中国で「ヒトメタニューモウイルス感染症」の患者が増えていると、世界保健機関(WHO)が報告した。インフルエンザと喘息を合わせたような症状が特徴の、呼吸器系感染症を引き起こすウイルスで、「日本でも増える可能性がある」と専門家は指摘する。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
30年超にわたり漢方診療をおこなう元慶應義塾大学教授・修琴堂大塚医院院長の渡辺賢治医師は「最近特にメンタル不調の患者さんを診る機会が増えてきました」と話します。漢方というと慢性的なからだの不調に効くというイメージが強いですが、メンタル不調にもよく効くといいます。三世紀に書かれた漢方医学のバイブルである『金匱要略(きんきようりゃく)』にも、メンタル不調の治療法が書かれているそうです。
近年、「直美(ちょくび)」と呼ばれる若手医師の増加が問題視されている。医学部卒業後、2年間の臨床研修を終えてすぐに美容クリニックに就職する(=直美)医師が増え、地方を中心に医師不足が深刻化するなかでやり玉に挙がっている。
「間違えたことのない人間は、何も新しいことをしなかった人間だ」
90歳を迎えた今も現役医師として働く折茂肇医師は、判断力、総合力などの「結晶性能力」は老年期において衰えることはなく、むしろ人によっては年齢を重ねてから、より高まる場合があるのだと語る。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
抗加齢医学のエキスパートとして知られる、医学博士で慶應義塾大学名誉教授の伊藤裕さんは、元気で長生きするには、自分に合ったルーティンを知って、そこからブレないことが重要だという。ただ、そのためには意識的に「小さくブレる」こともコツ。伊藤さんは著書『老化負債――臓器の寿命はこうして決まる』(朝日新書)の中で、この方法を具体的に紹介している。ルーティンを続けるカギになる「リズム」について、本書から一部抜粋・再編集してお届けする。
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
高齢になると病気が増え、衰えや喪失体験からネガティブな心理状態になると予想されるが、その予想に反して高齢者の幸福感は増していくという研究報告が多くある。この現象は「エイジング・パラドックス」と呼ばれるが、90歳を迎えた今も現役医師として働く折茂肇医師は「少なくとも、年を重ねれば自然に幸福感が増すのは大間違い」と、この説に疑問を呈す。