忍城の戦い、水攻めを決めたのは三成ではなく秀吉だった 当時の史料から見えた水攻めへのこだわり
和田竜氏の歴史小説『のぼうの城』で、一躍知られることになった忍城の戦い。忍城攻城戦は天下統一を目指す豊臣秀吉軍の猛攻を耐え抜き、和睦開城したことで知られる。俗説では、石田三成が城攻めに苦戦し水攻めを採用したとされるが、一次史料からは異なる事情が見えてきた。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人の天下人の攻城戦を解説した、朝日新書『天下人の攻城戦 15の城攻めに見る信長・秀吉・家康の智略』(第十章 著:秦野裕介)から一部を抜粋、再編集して紹介する。
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