
「朝日新聞出版の本」に関する記事一覧





狂い始めた岸田政権のコロナ対策 慎重さとワクチン軽視で繰り返された、前政権と同じ過ち
2021年11月25日、南アフリカで発見された変異株オミクロン株は、その後世界中に急拡大した。日本の水際対策は、外国人の全面的な新規入国停止へと強化。G7で最も厳しいこの対応について、岸田は記者団に「慎重の上にも慎重に対応すべきと考えて政権運営を行っている」と説明し、その後の内閣支持率の上昇をもたらした。この時の「成功体験」が、世論を気にするあまり、ワクチン接種などの対応変更や出口戦略といった政治判断への足かせとなっていく。朝日新聞首相官邸クラブが積み上げてきた事実から、岸田官邸の輪郭と内実が浮かび上がる。朝日新聞の連載企画「岸田官邸の実像」をまとめた新著『鵺の政権』(朝日新書)から一部抜粋、再編集し、紹介する。







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「政治的テロリズム」よりも「社会的承認」 安部元首相殺傷事件から変わった権威に対する暴力の動機
安部元首相の暗殺事件から1年経たずして、社会学者・宮台真司氏の襲撃事件や、岸田首相襲撃事件が起こった。同様に社会から孤立した人が起こした秋葉原歩行者天国での事件のように無差別な殺傷から打って変わって、ターゲットが個人に特定化される事件が多発している。そこには、政治的テロリズムとは言い難い、覚悟のなさや未熟さがあった。政治学者・白井聡氏と哲学者・内田樹氏の新著『新しい戦前 この国の“いま”を読み解く』(朝日新書)では、二人がこの事件について対談形式で分析している。同著から一部を抜粋、再編集し、紹介する。