
「朝日新聞出版の本」に関する記事一覧






「スマホは悪い」に全米トップ校長が最新科学から反論 脳を活性化する習慣とは
スマホのせいで、勉強や仕事のパフォーマンスが下がったと思う人は多い。もちろんネガティブな部分もゼロではないが、「スマホは悪い」と短絡的に考えてしまってはもったいないと説くのは、アメリカでもトップレベルの教育が受けられるスタンフォード大学が運営するオンラインハイスクールの校長で、哲学博士の星友啓氏だ。スマホの登場以来、さまざまな角度による多面的な研究が行われ、ポジティブな部分も大いに見つかってきている。星氏の新著『脳を活かすスマホ術――スタンフォード哲学博士が教える知的活用法』(朝日新書)から一部抜粋、再編集し、紹介する。

女性ホルモンは恋をすると増える? 自分で増やせる? 産婦人科医・高尾美穂が疑問に回答
女性にとって生理がくるのは、12歳~50歳ぐらいまでの約40年間。はじめての生理から数年間は思春期にあたり、閉経に向かう数年間は更年期と重なる。また、妊娠出産というライフイベントもある。これらの人生全体の大きな波と、1カ月ごとの生理という細かな波の中で、女性ホルモンの値は刻々と変化する。「昨日と今日で気分が違っていたり、気持ちの浮き沈みがあったりすることは、全然おかしくない」と医学博士・産婦人科専門医で自身の音声番組「高尾美穂からのリアルボイス」でさまざまな年代の女性特有の悩みに触れてきた高尾美穂氏はいう。同氏の新著『娘と話す、からだ・こころ・性のこと』(朝日新聞出版)では高尾氏が女性ホルモンについての疑問に答えていく。一部を抜粋、再編集し、紹介する。

女性の思春期と更年期が重なる「小学生のいる家庭」 女性が幸せな人生を感じるカギとは
男性がこころの不調に陥るとき、その理由は身体的な疾患、経済的な課題、職場などにおける人間関係が多いとされているが、女性の場合は、仕事の悩みはもちろん、義両親やパートナー・子どもとの関係性、そこにかかわる経済的な課題、繋がりの問題、それぞれの健康問題、そして自身の健康課題など、男性が女性にほぼ一任してきた日常生活に近い課題が多く挙げられる。医学博士・産婦人科専門医の高尾美穂氏は、自身の音声番組「高尾美穂からのリアルボイス」で、診察室では受け止めきれない多くの女性のリアルな悩みに触れてきた。同氏の新著『娘と話す、からだ・こころ・性のこと』(朝日新聞出版)から一部を抜粋、再編集し、揺らぎが大きい女性のからだとこころについて紹介する。



〈八冠偉業達成〉13歳の藤井聡太に敗戦 「おれももう終わりだ」 棋士の飯島栄治が落胆した日
6月に史上最年少で名人位を獲得した将棋の藤井聡太七冠は、先日も棋聖戦を4連覇し、前人未到の八冠にまた一歩近づきました。AERAに連載した棋士たちへのインタビューをまとめた『棋承転結 24の物語 棋士たちはいま』(松本博文著、朝日新聞出版)では、渡辺明九段をはじめ多くの棋士が、藤井七冠との対局の印象を語っていて、小学生だった頃やルーキー時代からタイトルを獲得していった現在まで、藤井七冠の軌跡が感じられます。2023年1月30日号に掲載された飯島栄治八段のインタビューは、36歳で13歳の藤井七冠と対戦した時のショックを語っています。(こちらは23年8月4日の記事の再配信で、本文中の年齢・肩書はAERA掲載当時のままです。)

特集special feature






沖縄差別の上になりたつ東京の平和な空 基地をめぐる沖縄と本土の温度差は無自覚で残酷
2016年沖縄・高江の米軍ヘリパッド建設工事に反対する市民に向けられた、大阪府警警察官による「土人発言」。あのとき、大阪府・松井一郎知事(当時)は、機動隊を擁護し、差別的な暴言を容認するかのような姿勢を示した。さらに、古くは明治時代、第5回内国勧業博覧会で生身の人間を見世物として展示した「人類館事件」。ジャーナリストの安田浩一氏は、日本社会では連綿と沖縄への差別と蔑視が続いていると問題提起する。安田氏の新著『なぜ市民は"座り込む"のか――基地の島・沖縄の実像、戦争の記憶』(朝日新聞出版)から一部を抜粋、再編集し、紹介する。