学生が講義の感想を記す「リアクションペーパー」では、「両親に連絡をしようと思った」「両親ともっと話す時間を増やしたい」といった声が寄せられるそうです。
「在宅介護は大変なこともたくさんありましたが、見送ったあとの幸せな気持ちは、ほかの何にも代えがたいものでした。もちろん状況や環境によって、在宅介護が難しい人もたくさんいると思います。それでも本人が希望するなら、終末期だけでも自宅で過ごせると、本人も家族も幸せな最期を迎えられるのではないでしょうか」
(取材・文/中寺暁子)
※週刊朝日ムック『さいごまで自宅で診てくれるいいお医者さん2024年版 在宅医療ガイド』より