ランキング

  • 1

    【独自】石原伸晃事務所がコロナ助成金約60万円を受給 「確認の上で申請」と釈明するも専門家から疑問の声

     岸田文雄首相から内閣参与に抜擢された石原伸晃元自民党幹事長がコロナ禍で収入の総額が減っていないにもかかわらず、雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金を受給していたことがAERAdot.の取材でわかった。  石原氏は10月の衆院選で落選したが、今月3日に内閣官房参与に任命され、SNSで「なぜ民意で落選した人間が起用されるのか」、官邸関係者からも「ただの人になった石原氏を起用なんてピントがズレまくっている」などと激しい批判が起こったばかりだが、新たに疑問の声があがりそうだ。  雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金とは、新型コロナの影響で事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、休業手当などの一部を事業主に助成する制度のことだ。  厚労省によると「新型コロナの影響で事業活動が縮小している」、「最近1か月間の売上高が前年同月比5%以上減少している」「休業手当を支払っている」などの条件を満たすと、一人一日あたり原則1万3500円を上限に支給されることになる。「政治団体も条件を満たせば、受け取ることができる」(担当者)という。  11月に公表された石原氏の東京都第八選挙区支部の2020年の収支報告書を見ると、収入の欄に雇用安定助成金として約23万円(4月分)、18万円(4月分)、18万円(5月分)が記載されていた。計60万8千円にのぼる。コロナ禍で収入が減っていれば受け取ることは可能だが、収入の総額を見ると、20年(1~12月)は約4200万円。19年(1月~12月)の収入総額を見ても、約3900万円で資金に窮しているようには見えない。  雇用安定助成金を管轄する厚労省の担当者は「全体で収入が増えていても、ひと月の収入が前年比5%以上減り、休業手当を出していれば、支給対象になる」という。  政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう指摘する。 「政治団体も助成の対象になっているのは驚きますね。寄付金や政治資金パーティ、政党交付金が主な収入で、毎年収入は不安定です。月によっては収入が減っているように見せることもできます。本来であれば、コロナ禍で売り上げが減った企業を対象にした助成金制度であり、現役の衆院議員の事務所が申請するとは驚きです。政党交付金を受けている政治団体は対象から除外するべきだと思います」  この助成金に関してはこれまでも企業による不正受給の問題が指摘されていた。厚労省によると、11月末までに390件、約30億円もの不正申請や受給が発覚している。  官邸関係者によると「不適切に受給していなかったか情報収集をしているところ」という。  約60万円の助成金の受給について、事実関係を石原氏の事務所に尋ねると、以下の回答がFaxで届いた。 「どんな情報をもとにご質問をされているのか存じ上げませんが、支部において所管当局に確認した上で申請しているところです」  担当者に受給の経緯について詳しい説明を再度、求めたが、「Faxでの回答が全てです」と言うのみだった。  この件について石原氏本人はどう説明するのか。注目が集まりそうだ。 (AERAdot.編集部 吉崎洋夫)

    dot.

    19時間前

  • 2

    Snow Manが明かす“触れてしまった”メンバーの秘密

     昨年コロナウイルス感染の影響から、出場辞退を余儀なくされた紅白歌合戦への改めての“初”出場を決めたSnow Man。そんな彼らが12月1日に発売した5枚目のシングル「Secret Touch」にちなんで、質問をぶつけてみた。 *  *  * Q&A(1)「Secret Touch」にちなんで、触れてしまったメンバーの秘密(2)カップリング曲「僕の彼女になってよ。」の歌詞「君の香水のにおいがする」にちなんで、好きな香り(3)カップリング曲「My Sweet Girl」の歌詞「Don’t tell lies」にちなんで、ついてしまった嘘(4)3年目の個人的な目標 ■深澤辰哉(1)えー、むずいな秘密。渡辺翔太は、寝癖がけっこうひどい。やっぱりパーマをかけたことでより味が出るんですよ。片っぽそり立ってて。片っぽぺったんこみたいな。今日の朝もそうだったんで、かわいらしい部分があります(照れた渡辺「ありがとうございます」)。(2)石鹸。爽やか系の石鹸のにおい。だから香水で言うと、グリーンなんとかみたいなやつ(渡辺「石鹸でグリーン?」)。あんのよ、爽やかなの。香水は持ってるけど、あんまつけないですね。アロマは家に、木(スティック)さしてにおい嗅ぐやつは持ってますけど。(4)レギュラー番組はもちろん持ちたいですけど、持つんだったら、まずは個人じゃなくてグループがいいです。グループのほうが、MCをまわすとか、俺が勉強できる場が多いから。個人だとまわされるほうになるし、バラエティーとか同じ番組にたくさん出演させていただけたらうれしいなと思います。 ■佐久間大介(1)ふんむーふんむー。むっず!(阿部「俺がオニオンスライスにハマっているというひそかな秘密を教えてあげてもいいよ」)。うわ、まじかよー、知っちゃった(阿部「鰹節のっけてあるやつ」)。そういえば、こいつ、ひそかに宅配注文のときオニオンスライス頼んでる(笑)。(2)金木犀。蓮が練り香水くれました。俺が好きだっていうのを知ってて、一番本物に近いにおいを見つけて。記念とかじゃなく、何でもないときに。実際にマスクにつけたりして使ってます。普段から香水はつけないんですけど、好きなお店のバスボムとか石鹸を棚に入れてます。クローゼットに入れるだけで、すごくにおいがつく。(3)嘘はないけど、メンバーに対しての冗談とかいたずらはめっちゃある。でも、やりすぎて覚えてない(笑)。(4)声優でアニメのレギュラーとかやりたいなと思っています。やっぱり、ずっと関わっていきたい仕事として声優があるので。 ■渡辺翔太(1)深澤さんの靴下に毛玉が思った以上にくっついている。たまたま見かけちゃったんですよね(深澤「あー、それまちがいねえわ。俺ずっと同じ靴下はいてるから。もう半年くらい。愛着わいてるから」)。(2)柑橘っぽい感じですかね。それに緑っぽさ。ウッドな感じも入ってるの好きですね。家だとそういうにおいで、自分がつけるときは爽やかな、石鹸じゃないですけど、そっち系ですね。(4)雑誌のソロの表紙をいっぱいやっていきたいですね。やっぱ美容系とか強い雑誌だとうれしいです。家の棚に、自分一人だけの表紙の雑誌を積んでってるんですよ。もちろん自分が見るように並べてるわけじゃなくて、見えないところに。で、重ねるたびに、あ、これ一人で何冊目だ、みたいな(深澤「目標にもなるよね」)。ちょっと優越感がある(笑)。まだ6、7冊ぐらいなんで、どんどん積んでいきたいなあと思ってます。 ■宮舘涼太(1)向井はみんなといるときはガヤガヤして面白おかしく盛り上げるんですけど、二人っきりになると急にかっこつけます。なんか、けっこうスマートになるんですよ。しゃべり方とか。「せやねん」(眉毛をぴくっと動かしながら)とか。さぶいなって思う(笑)。(2)僕はローズですね。家のアロマディフューザーもそうですし、香水もそうですし。たまーにつける感じで。(3)いまライブ中で、振付をちょっと間違えたんだけど、あたかも間違えてないかのようにごまかしたっていう。まだ誰にも言われてないから、小さな嘘をつき通せたってことかなと。ほかのメンバーも時々あるんじゃないかなあ。目撃はしてますけどね。(4)よりバラエティー番組に出て、いろんな方に名前と個性を知ってもらいたいかな。あとは夢でもある時代劇とか、ドラマや舞台の主演とか、大きなステージに上がっていけたらなとは思います。 ■岩本照(1)コンサートの本番前、目黒がシャワーに入るのが一番遅い。早い人が衣装着て準備してるときに風呂上がり。秘密っていうか、普段見ない姿として「あ、こういうペースで生きてるんだ」って(目黒「みんなよりたぶん遅い時間で過ごしてる」)。(2)白樺の香りが好きですね。「ヴィヒタ」っていう、白樺を切ってサウナで使うものがあるんですよ。サウナ好きなんで、そのにおいが落ち着く。(3)俺、嘘つかない……(懸命に考えて)嘘じゃないけど、何年か前の曲の振り起こししたときに、メンバーが「こんなのあったっけ?」って言うのに「こうだよ!」って返したんだけど、後で映像見直したら指摘された通りだった(笑)。でも、今はこっちのほうがいいと思うから、って変えちゃうかな(目黒「進化だよね」)。(4)振付をやらせてもらっていて。今後はジャニーズとは関係ないところでも作品づくりができたらいいなと思います。 ■阿部亮平(1)何かあったかな……(佐久間「<さっきのお返しに>俺がひそかにトリュフにハマっていること教えてあげてもいいよ」)。マジ? じゃあ、それが俺が握っている佐久間の秘密です(笑)。(2)香水、持っているんですけど、つけ忘れちゃうんですよね。爽やかなにおいが好きで、グリーンティーとか、柑橘類とか。昔から勉強に集中するときはシトラス系がいいかなと思って香水を買うんですけど、つける習慣がまったく身につかないです。(4)今年はテレビや新聞で、気象予報士についてのお仕事がすごく増えたんです。今まではなかなか気象予報士の資格が直接仕事に結びつくことがなかったんですよ。この資格を持っているということで知っていただいて、クイズ番組に出始めるきっかけになったりはしていたんですけど。だからもうちょっと、気象予報士のお仕事をより確実なものにしていけたらいいですね。 ■向井康二(1)んーーなんやろなあ。だてさん秘密おれにバレたことない?(宮舘「いや、俺も考えてたんだよ、今」)。あ、あるよ!だてさん家でいつもバスローブって言ってるやん? けっこう前やけど、家でTシャツでした!(宮舘「それ、たまたまの話じゃん(笑)」)。たまたまですけど、白Tでした! ショックでした! バスローブ着ていてほしかったですねー。(2)場所によるけど、香水やと、ちょっと清潔感のある石鹸系の香りが好き。寝る前とか、みかんやね。ブラッドオレンジが好き。メンバーカラーとは関係なく、においがね。(女の子がつけるとしたら?)いやおれなんでもええけど、無臭がいいんだよね、いちばんは。あとはサボン系がいい。高級感のない香りが好き。(3)えーあるでーいっぱい。メンバーと出かける約束してたんやけど、おれがね、忘れてて。忘れてないふりをしました。誰とは言わない。バレちゃう(笑)。 ■目黒蓮(1)佐久間くんと俺、滝沢歌舞伎のときは、お風呂ですごい会う機会が多くて、「風呂友だー!」って盛り上がってたんですけど、フタを開けてみたら、佐久間くんよりも岩本くんのほうが会う回数が多い(笑)。いまライブのツアー中なんですけど、なんなら一回もシャワーで会ったことない。時間とかぜんぜんちがうんでしょうね。だから、「風呂友」じゃないんじゃないかな、って(笑)。(2)僕は佐久間くんと同じです。金木犀が好きですね。なんか、その時期のこと思い出す。木の下でサッカーやったなあとかって(ラウール「あったあった、一緒にやったね」)。してないよ!(3)俺、嘘つけないんだよなー(ラウール「<小声で>眉毛ないんじゃない?」)。あ、嘘じゃないんですけど、ここの眉毛(左の眉頭)がないんですよ。ケガして。それをメイクで描いて隠してもらってる(ラウール「目黒蓮じゃなくて眉毛蓮が嘘ついてる!」)。 ■ラウール(1)向井さんが車で学校まで送ってくれたんですよ。僕は助手席に乗ってて、信号が赤になって止まるときにブレーキでキューッてなるじゃないですか(体を前かがみに)。それをこうやって(手を横に出して)おさえてくるんですよ。びっくりしましたね。なんやねんこれ!って(笑)。やさしさですね。(2)ミルクのにおいが好き。あとは人肌のにおい。目黒くんの(ぐっと近寄って)人肌(目黒「いや、人肌に触れる距離感に来ないじゃん」)。でも人肌いいですね。たぶんちっちゃいころから好きなんだと思います。(3)嘘かぁ……最近、キャラクターに憑依するのが好きです。ふざけちゃうっていうか。自分を偽っている、っていうことなら、嘘って言える?(4)ファッションをもっと、という思いはありますね。これだけは専門的に極められるな、って。ショーに出たりとか。服を着て、カッコよく見せるということに、すごく自信はあるんで。 (取材・構成/本誌・大谷百合絵、直木詩帆、秦正理、伏見美雪) >>【関連記事/Snow Man「2022年は今年以上に、お客さんと会う機会を」】はこちら>>【関連記事/Snow Manがメンバーにあげたいクリスマスプレゼントと、そのお返しは?】はこちら※週刊朝日  2021年12月10日号

    週刊朝日

    12/7

  • 3

    「誰かがやってくれるだろう」の「誰か」になってしまう…モヤモヤ抱える25歳女性に鴻上尚史が提案した“二択”

     組織の理不尽に同調しても一緒に行動してくれない同僚たちにモヤモヤした気分になると訴える25歳女性。このままか、他の生き方があるかと問う相談者に、鴻上尚史が提案したのは「自分のため」にする二つの選択肢とは? 【相談125】「誰かがやってくれるだろう」の「誰か」になってしまうことが多くモヤモヤします(25歳 女性 うめ)  私は子どもの頃から「誰かがやってくれるだろう」の「誰か」になってしまうことが多いです。 「誰か」になること自体が嫌なわけではなく、そういうときの周囲の「○○がやってくれるだろう」「自分は関わらなくていい」という無関心さや当事者意識のなさに、つい心がモヤモヤしてしまいます。  現在、私が働いている会社は、サービス残業が多く、私はそれを改善すべき問題だと思っています。しかし、プライベートに話せば、「あれはおかしいよね」「変えていかなきゃいけないよね」と多くの同僚が口を揃えて言いますが、私のように何か具体的な改善策を考えようとしたり、勤務管理の部署に相談しようとする人は誰一人いません。  私が自分たちにできる小さな改善案を提案しても、口頭では「それいいね」と言いながら、一緒に実行してくれる人はなかなかいません。  組織を変えることはできないと諦めてしまっているようです。  おそらく、多くの同僚が心の奥では、私が一人で「サービス残業は問題である」と会社に訴えていることを悪くは思っていないと思います。  しかし、同時に「そういう組織から逸脱する行動はあいつに任せて自分たちはおとなしくしておこう」と思っているのではないかと私には感じられて、モヤモヤします。  私はこれからの人生もこのモヤモヤと戦いながら、みんなの代わりに意見を言う人になるべきでしょうか?  それとも、他の生き方があるのでしょうか?  ぜひ鴻上さんのご意見を伺いたいです。 【鴻上さんの答え】 うめさん。もやもやしますね。僕もどちらかというと、「『誰かがやってくれるだろう』の『誰か』」になることが多いです。  ある組織に参加して、「これっておかしくない?」と感じ、なんとなく周りに話すと、多くの人が「おかしい」と感じている。じゃあ、変えようと言っても、なかなか周りは動かない。しょうがないので、自分がまず「これ、おかしいと思います」と手を挙げると、その「おかしさ」で恩恵を受けていた人達からにらまれる。でも周りの人は無反応だったりスルーしたりする――ということが何度かありました。  うめさんと同じように、周囲の「無関心さや当事者意識のなさ」に、もやもやするだけじゃなくて、腹が立ったり、憤ったり、絶望しそうになったりしました。  自分は無駄なことをしているんだろうか。自分は独りで勝手に盛り上がって、意味のないことをしているんだろうか。でも、プライベートで話をすると多くの人は僕の提案に賛成してくれるのに。ああ、どうしたらいいんだろうと。  で、ある時、腹を括りました。  自分はどっちがもやもやするかを考えたのです。 「あきらかにおかしいと思っているんだけど、周りが無関心だから自分も黙った時」に感じるもやもやと、「おかしいと思って言ったのに、周りが無関心だったり人任せだった時」に感じるもやもやを比べたのです。  そして、「発言しても、周りが無関心だったり人任せだった時」のもやもやより、「自分も周りと同じように黙った時」のもやもやが大きい時は、発言しよう、行動しようと決めたのです。  どんなテーマでも常に、どっちのもやもやが大きいかを考えて行動するようにしました。  別の言い方をすれば、「自分が納得してないから発言する」か「周りの人のために発言するか」の違いです。  僕は、「周りの人のために発言する」のではなく、「自分が納得してないから発言する」ことにしたのです。  そうすると、自分の発言によって周りが何らかの恩恵を受けたとしても(例えば「サービス残業」の廃止ですね)、それに対して何の反応がなくても、問題だとは思わなくなったのです。  周りのためではなく、自分が納得しないから行動しただけですから。それぐらい「自分が納得しているかどうか」を大切にしようと思ったのです。  まあ、性分だと思います。自分で「あきらかにおかしい」と思っていることは、黙っていられないのです。 『ほがらか人生相談』なんてタイトルの人生相談をずっと続けてますから、僕のことをいつも穏やかに微笑んでいるおじさんだと思っている人もいるかもしれませんが、とんでもないです。  僕は、テーマによっては、周りがびっくりするぐらい簡単にヒートアップします。この連載をずっと読んでいる人なら分かるでしょうが、「ブラック校則」とか「強制的夫婦同姓」とか「同性婚が認められないこと」とか、他にも世間の理不尽さに直面すると、周りが無関心だろうが人任せだろうが関係なく、一気に燃えます。  もちろん、大人ですから、頭はカッカしてても、言い方は考えます。なるべく、自分の言いたいことは伝わるように、いろんな表現を探ります。 「周りが無関心だから自分も黙った時」のもやもやは絶対に経験したくないと思うから、発言するのです(だから逆に言えば、「周りの人が納得していない」状態でも、「自分が納得している」場合は、発言や行動の必要を感じないということです。でももちろん、他の人の意見を聞いたり、説得されたり、頼まれたりしたら、気持ちが変わることはありますが)。  うめさん。独りで「サービス残業」を問題にしようとするうめさんは素晴らしいと思います。上司からにらまれることもあるかもしれません。でも、「おかしい」ことを「おかしい」と言ううめさんのような行動が、私達の生きる状況を改善していくんだと思います。  うめさんの孤独な戦いが、みんなを幸せにするのです。  おおげさではなく、そう思います。だって、うめさんは自分の個人的な利益ではなく、多くの人がプライベートでは賛成していることを問題にして、行動しようとしているのですから。  それでね、うめさん。 「私はこれからの人生もこのモヤモヤと戦いながら、みんなの代わりに意見を言う人になるべきでしょうか?」と書かれていますが、「みんなの代わり」と思って発言し続けるのは大変だと思います。 「みんなの代わり」「みんなのため」と思っている限り、期待した反応が返ってこなくて、虚しさや苦しさとぶつかるでしょう。  ですから僕のように「みんなのため」ではなく、「自分が納得しないから」と考えるのはどうですか?  自分として絶対にスルーできないこと、無視したり黙ったりしたら、ずっともやもやに苦しめられそうなことを発言し、行動するのです。 「他の生き方があるのでしょうか?」とも、うめさんは書かれていますが、常に「もやもやの量」を比較して発言するかどうかを判断するというのは、ある意味「他の生き方」とも言えるし、今までの生き方の整理だとも言えるでしょう。  常に考えることは、「周りの反応」ではなく「自分の納得」。そうやって生きていく人生はけっこう素敵なんじゃないかと思います。  これが僕のアドバイスです。  ただね、うめさん。周りがどんなに無関心に見えても、うめさんの行動をちゃんと見ている人はいると僕は思います。そして、言葉や態度に表すかどうかは別として、間違いなく「サービス残業をなくそう」と言っているうめさんに感謝していると思います。  その思いは、きっとどこかでうめさんを助けたり、幸せにしたり、うめさんにポジティブな影響を与えるだろうと思います。僕はそう信じています。 ■本連載の書籍化第3弾!『鴻上尚史のますますほがらか人生相談』が発売中です!

    dot.

    22時間前

  • 4

    大食いで月収700万 フードファイターMAX鈴木の「クズ生活」からの大逆転劇

     1時間でラーメンを35杯食べる人間がこの世にいるのをご存じだろうか。フードファイターのMAX鈴木(41)だ。テレビ東京が定期的に放送する人気シリーズ「大食い王決定戦」で2015年にデビューすると、それまで絶対王者だったジャイアント白田の記録を塗り替え、新人にして初優勝、一気に注目を浴びた。その後、17、20年大会でも優勝し、2015年に開設したYouTubeチャンネルの登録者数は60万人を超える(2021年12月時点)。数年で日本最強のフードファイターの座にまで上り詰めた鈴木だったが、ギャンブルに明け暮れ借金は数百万、女性関係も派手で家もない、そんな状態が数年続いたドン底の時代があったという。なぜ、鈴木はフードファイターとして成功できたのか。本人がAERA dot.のインタビューに応じた。 *  *  * ――大食いに目覚めたきっかけを教えてください。  僕が大食いに目覚めたのは2014年です。きっかけは大食いアイドル・もえあずちゃん(もえのあずき)。当時、僕は彼女の大ファンだったので、定期的にブログを覗いていたんです。すると、彼女がいろんなお店の大食いメニューにチャレンジしていたので、興味が湧いたんです。あるお店では、チャレンジの成功失敗に関わらず、顔写真を店内に貼ってくれるということだったので、「もしチャレンジしたら、もえあずちゃんの写真の横に自分の写真が貼られるかもしれない」という期待もありました。ちなみに、初めて僕がチャレンジしたのは「油そば特盛4杯2.8キロ」。チャレンジしてみると、意外と簡単にペロリと食べることができました。これには自分でも驚きました。それまで自分が大食いだなんて一度も思ったことありませんでしたから。大食いって成功すると、周囲の人たちがめちゃくちゃ褒めてくれるんです。「君!すごいね!」って。それまでの僕は、借金まみれで、夢も希望もない生活を送っていたので、人に褒められるのが嬉しくてたまらなかったんです。それから、いろんな大食いメニューを探して、チャレンジするような生活になりました。 ――大食いにハマるまではどのような生活を送っていたのでしょうか?  一言でいうと、クズみたいな生活でした。パチンコやスロットなどのギャンブルをやりまくっていて、消費者金融からの借金は数百万。ちなみに鈴木家はギャンブル家系で、父親は競輪、競馬、オートレスなどが大好きでしたので、その影響も大きかったんでしょうね。20代の頃はとくにひどかった。仕事はというと、トラックの運転手やガラスの施工、ピザ屋の配達などで稼いたお金はすべてギャンブルに使っていました。だから借金は膨らむ一方。最終的には家賃すらも払えなくなったので、女の子の家を転々とするようになりました。今の嫁さんと出会った時の月給も5万円でした。何度も言いますが、ほんとうにクズでしたね。大食い王決定戦に出場したのは、「そんな生活を何とか変えたい」そんな一心でした。 ――「大食い王決定戦」では3度優勝。どんなトレーニングをしているのですか?  基本的には3カ月前からトレーニングを開始します。例えば、20分でカレーを8キロ食べるとか、一日で体重を10キロ増やすとか、30分ひたすら激熱のラーメンを食べるとか、そんなトレーニングを週に3日のペースで続けていきます。胃って気を抜くとすぐに小さくなってしまうので、大食いをする間隔をあけちゃ駄目なんです。おそらく3日あけただけでも全然食べられなくなってしまう。それにトレーニングでは3、4キロを食べるだけでは不十分。8、9キロ以上は食べる必要があります。「胃が小さくなる」ってことに関しては、つねに強迫観念みたいなものがあります。正直かなりきついんですけど、これを続ければ優勝できるんです。 ――それだけ食べると、かなり身体に負担があるように思います。  大食いは下手すると死んでしまう可能性があります。過去にも、大食い番組を真似した中学生が死亡するといった事件もありました。僕は「大食い選手」と「フードファイター」の2種類に分けられると考えています。「大食い選手」は分かりやすくいうと「エンタメ」です。できるだけキレイに食べて、YouTubeでも汚い部分は編集で見せない。でも「フードファイター」は「スポーツ」です。キレイに食べることなどは考えずに、目の前に出てきた料理をとにかく早く食べる、編集もできるだけノーカットで見せる、そういう違いです。 ――最近はテレビの露出やYouTubeチャンネルの登録者数も増えました。  人生がガラッと変わりました。まったくの別物です。優勝の影響もありますが、やはりYouTubeが軌道にのったのは大きかったです。僕が本格的にYouTubeを始めたのは18年頃なんですが、ちょうどそのタイミングで「大食い」と「YouTube」のブームが重なったんです。ほんとうに運が良かったと思います。これまでの僕は頑張ってもせいぜい月給35万円くらいでしたが、今では、好きな家にも住めて、好きな時計や車も買えて、何不自由のない生活を送れています。YouTubeだけの収益で、これまでの最高額は月収700万円くらいです。もちろん、その月の動画再生数回数や広告の単価によっても変動はかなり大きいので、月収200万円のときもありますが、借金まみれだった頃を考えると比較になりません。 ――動画再生数を一定に保つための工夫などはありますか?  ブームにしっかりのることです。大食いはニッチな世界だし、やれることってほぼ決まっているんです。だから、大食いファンの中で検索されている人気ワードっていうのをしっかり見極めて、それを動画にすればある程度安定した数字は残せる。一時期でいえば「ラーメンショップ」などがそうでした。だから、仲が良いYouTuberをみたりするのは参考になるし、登録者数は少ないけど面白いYouTuberを見つけたら、どんどん真似するようにはしています。 ――ご家族はフードファイターという仕事はどう捉えていますか?  大食いをしていると、生きるか、死ぬかの境界線みたいなものを、つねに感じているので、やはり嫁さんは心配しています。基本的に、嫁さんは僕のYouTubeを見ません。僕が苦しそうにしているのがつらいみたいです。そりゃそうですよね、僕も逆の立場だったらきっと見ていられないと思います。これだけ食べているわけなので、もしかしたら明日喉に何かをつまらせて死んでしまう可能性もある。だから身体にどこか不調はないのか、半年に一度は必ず人間ドックに通っています。それが、大食いを続けさせてもらうための嫁さんからの条件の一つなんです。ただ、鈴木家では「50歳で大食いは引退する」という新たな条件が先日追加されました。僕は嫁さんには逆らえないので従います(笑)。 ――なぜ、そこまでして大食いを続けるのでしょうか?  僕にとって大食いはお金を稼げる唯一の方法だし、唯一誇れるものなんです。時折、YouTubeの数字などを気にしすぎてメンタルがやられそうになりますが、お礼を言ってくれる方もいるんです。白米をあまり食べなかった子どもが僕の動画を見て食べられるようなったとか、僕の動画をきっかけになかなか心を開いてくれなかった患者と打ち解けることができたって言ってくれたがんの研修医の方もいます。数年前まで、クズみたい生活を送っていた僕が、こんなに人の役に立てるんだって。そういうコメントを見た時は、一人でボロボロと泣いています。こういう人たちの言葉は、間違いなく僕を支えてくれていますね。 ――最後に、今後の目標を教えてください。  大食いって、まだまだ日本には文化としては根付いてないと思うんです。大食いに成功しても「すごい」と言われることはあっても、リスペクトされることはない。やはりまだまだ色物としてみられているので、何とかその現状を変えるっていうのが目標です。あと、世界で最も知名度のある早食いの大会「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」で優勝すること。これも僕の夢なので絶対達成したい。50歳まで、あと9年。引退するまで、まだまだ強くなりたい! (聞き手・構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

    dot.

    12/7

  • 5

    日本を襲う「オミクロン危機」 またも後手に回り隙だらけ

     束の間の落ち着きを見せていたコロナ禍に急展開がやってきた。感染力の強い新たな変異「オミクロン株」が、あっという間に世界を席巻。危機に対して相変わらず“隙だらけ”な対応が続く日本は、この脅威を乗り越えられるのか──。 *  *  *  新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」の感染が、欧米などで急拡大している。日本でも12月1日に空港検疫で2例目が見つかるなど、感染再拡大の火種になりかねない状況だ。  警戒すべきは、驚異的な感染力だ。起源とされる南アフリカでは、10月時点ではデルタ株が感染例の92%を占めていたのが、11月に入るとオミクロン株がデルタ株を凌駕し、74%を占めるようになった。WHО(世界保健機関)は早々に、最も警戒するレベル「VOC(懸念すべき変異株)」に指定した。防衛医科大学校感染対策室長の藤倉雄二准教授は「まだデータは少ない」と前置きしたうえで、こう指摘する。 「一時期、ラムダ株やミュー株が南米で発生して騒がれましたが、既存のものと置き換わる力はありませんでした。オミクロン株にはヒトの細胞に取りつきやすくなる『N501Y』や、効率よく感染する機能に影響する『H655Y』『N679K』などの変異が、ウイルスの突起状のスパイク蛋白質にある。これらは世界で猛威を振るうデルタ株にすら入っておらず、より感染力が強くなっている可能性はあります」  スパイク蛋白質はワクチンのターゲットになるが、デルタ株の変異は10カ所程度だったのに対し、オミクロン株の場合は32カ所にも及ぶ。このため抗体の攻撃を逃れやすくなり、ワクチンの効果低減が懸念される。  だが、既存のワクチンでも、感染後の重症化を防ぐ効果が期待できるとのデータもある。ファウチ米大統領首席医療顧問は、既存のワクチンが一定程度有効だとして、追加のブースター接種を早期に受けることを推奨。英国政府は、3回目接種について多くの国が「2回目接種から6カ月後」としている間隔を3カ月に短縮すると発表した。  ところが、日本では医療従事者への3回目の接種が12月1日に始まったばかり。しかも、世界標準から外れた「原則8カ月後」との政府方針を、ようやく「6カ月後」へ前倒しすることを検討している始末で、またも後手に回っている。英医師会誌「BMJ」がイスラエルの成人約8万人を対象にした研究によれば、2回目のワクチン接種から3カ月経つとだんだんと感染が増え始め、6カ月後には感染率が15.5%に上った。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医師はこう指摘する。 「こうしたデータから、諸外国では早くからブースター接種を進めており、これから実施するという先進国は日本くらいです。1月から高齢者に接種するといいますが、本格的に行えるのは2月以降でしょう。いま国内の感染が抑えられているのは、若年層への接種が遅れたため、まだ免疫が効いているというケガの功名でしかない。冬場のピークの規模はまだわかりませんが、重症化する高齢者の増加が危惧されます」  ワクチンの在庫が枯渇しているわけでもないようだ。自治体の集団接種に協力してきたナビタスクリニック理事長の久住英二医師はこう明かす。 「私たちのクリニックには、数百人分の在庫を抱えているところがあります。市からワクチンを保管する超低温フリーザーごと預かっており、電気代もすごく食うのでブースター接種で早く使い切りたいが、打たせてもらえない。追加接種はとにかく可及的速やかにやるべきで、在庫を抱えているところからどんどん打ち始めるべきです。行政は、それでは平等ではないというようなことを言いますが、遅いところに合わせて接種を止めているのはナンセンスです」  肝心の水際対策にも“穴”がある。日本の空港検疫では、PCR検査より精度が低い抗原検査を利用しているからだ。 「その理由について、厚生労働省は『最新定量型抗原検査を用いれば、PCRと感度は変わらない』としていますが、そんなことはない。抗原検査ではウイルス保有量が少ない患者を見逃す可能性があり、オミクロン株の検疫にふさわしくないのは明らかです」(上医師)  突然の“オミクロン・ショック”は、国際的な移動を伴う各種スポーツイベントを直撃している。  オランダ遠征を終え1日に帰国した女子サッカー・なでしこジャパンの選手たちは14日間の隔離が必要になるため、4日に予定されていた国内リーグ「WEリーグ」全5試合の延期が決まった。 ◆スポーツ界直撃 イベント中止も  バドミントンは19日までスペインで世界選手権が、25日からは東京で全日本総合選手権がある。世界選手権に出場する代表選手たちは、隔離期間があり全日本に出場できなくなる。 「こうした事態ですので、それもしょうがないと考えています」(日本バドミントン協会)  ボクシングでは、29日に埼玉で行われる予定だった村田諒太のミドル級統一戦が来春に延期、31日に東京で予定されていた井岡一翔のスーパーフライ級統一戦は中止と、年末の2大イベントがふいになってしまった。  2月4日に北京冬季五輪開幕を控えるウィンタースポーツも大きな影響を受けている。  フィギュアスケートでは、9日から大阪で開催予定だったグランプリファイナルが中止になった。出場が決まっている外国人選手の入国ができなくなったためだ。また、北京五輪の代表選考会も兼ねた全日本選手権が23日から予定されているが、紀平梨花や高橋大輔・村元哉中ペアら海外に練習拠点を持つ選手たちが帰国後の隔離期間中に練習ができるかも不明のまま。スピードスケートは、選手たちがワールドカップで世界を転戦中だ。3日から米国、10日からはカナダで大会に出場した後、27日から長野市で北京五輪代表選考会があるが、規定どおり14日間の隔離措置が求められれば、選手たちは出場できない。 「現状ではJOCとスポーツ庁の結論待ちで、何も決まっていません」(日本スケート連盟) 12月4日には、北京五輪・パラリンピックを目指す選手たちに対して、厳格な行動管理のもとで隔離期間中の練習を認めるなど、何らかの特例措置を政府が講じる見通しだと報じられた。  こんな状況で北京五輪は開催されるのか。スポーツジャーナリストの谷口源太郎氏はこう話す。 「北京五輪はコロナの感染拡大で早くから海外の観客を入れないと決めている。国外をシャットアウトして、もう五輪の体をなしていないのに、そこまでしてやる意義はあるのかということです。オミクロン株がどこまで感染力があるかはまだわかりませんが、命の問題をないがしろにして、開催すべきではありません」  まだまだ謎も多いオミクロン株。せめて備えだけは万全にしておきたい。(本誌・亀井洋志、鈴木裕也)※週刊朝日  2021年12月17日号

    週刊朝日

    7時間前

  • 6

    小室圭さん帰国便同乗者が目撃した姿「彼はまるでエグゼクティブ」 自宅前では深々とお辞儀

    颯爽と歩きながら、小室圭さんがアメリカから帰国した。日本の地を踏むのは2018年8月に渡米して以来、3年2か月ぶりだ。  成田空港は多数の報道関係者が集まっており、ピリピリムード。報道陣に対して、カメラのフラッシュ禁止、声掛けも禁止といった規制が敷かれていた。報道関係者からは「どうして?」と不満の声も漏れていた。  午後3時20分過ぎ、成田空港に飛行機が到着。一般客が飛行機から降りたあと、小室さんが、報道陣の前に姿を現した。警護と思われる男性やキャビンアテンダント(CA)の女性などに囲まれていた。キャリーバックを転がしながら、白マスクに、濃紺のスーツ、ストライプの入ったシャツ、ノーネクタイといういで立ちで、髪の毛は後ろに縛っていた。  飛行機から出てきた小室さんは報道陣に一礼したあと、新型コロナウイルスの抗原検査、そして入国手続きに進んだと見られる。  小室さんは機内でどのような様子だったのか。偶然、同乗していた男性(51)に話を聞くことができた。 「私がファーストクラスで座っていると、ドアが閉まるギリギリになって小室さんが搭乗してきました。まるでエグゼクティブのようでした。後ろの髪を結っていたので、すぐに彼だとわかりましたね。彼一人に女性CAが2人くらいついて、会話しながら案内されて入ってきました」  当初はエコノミークラスのチケットを買ったと報じられていたが、この男性はこう語る。 「右の列のビジネスクラスの前方の席で、窓際に座っていましたね。私の席から右斜め後ろのほうの席でした。ただ、カーテンでファーストクラスとは仕切られていたので彼の表情などはわからなかったです」  男性は飛行機から降りた後、抗原検査のために、大きめの部屋に移ったという。40分ほどその部屋に滞在したが、そこに小室さんの姿はなかった。 「今か今かと待っていたのに、残念でした」(男性)  そのころ、到着ロビーには多数の報道陣のほか、「皇室系Youtuber」といったタスキをかけた人物や一般客も小室さんの姿を一目見ようと集まっていた。その数、50~60人ほど。  津田沼から来たという白髪交じりの一般男性は手にハンディカムを持ち、小室さんを待ち構えていた。妻に頼まれて自宅で見るために撮りに来たという。  しかし、小室さんは一般客が使う到着ロビーを通らず、地下駐車場から車に乗り込み、成田空港を後にした。「地下駐車場から空港を出たらしい」と男性に知らせると、「こんなに待っていたのに……」と不満げな様子だった。  小室さんを乗せた乗用車が向かった先は、母・佳代さんが住む横浜の自宅だった。自宅前は朝から報道陣が詰めかけ、警察は臨時の派出所を設置し、周辺警備に当たるなど、ものものしい雰囲気が漂っていた。夕方には100人を超える報道陣が押し寄せており、ベランダから様子を一目見ようとする住民の姿も見られた。  19時過ぎ、小室さんを乗せた車が到着。警察が後部座席のドアを開け、車から出てきた。小室さんは、報道陣から「どんなお気持ちですか」と声を掛けられたが、反応は示さず、自宅マンションの入り口で2回ほど深々とお辞儀をして、黒いスーツを着た男性らと中に消えていった。  近くに住む60代の男性はこう語る。 「ヘリコプターの音がすごくて『何事か』と思って見に来た。3年前の婚約会見後のときと同じような状況だと感じましたね。小室さんがニューヨークに行ってからは、静かになっていたんだけど……。またしばらく騒々しくなるのかなと思っています。どの家庭も問題を抱えていますし、小室さんと眞子さまも早くアメリカで幸せになってほしいですね」    小室さんは今後、自宅で2週間の隔離を終え、その後、記者会見に臨むと見られている。果たして何を語るか。注目が集まる。 (AERAdot.編集部/上田耕司、飯塚大和、吉崎洋夫)

    dot.

    9/27

  • 7

    Snow Man「2022年は今年以上に、お客さんと会う機会を」

     2020年1月のCDデビュー以来、次々とミリオンセールスや記録を達成。昨年コロナウイルス感染の影響で出場辞退を余儀なくされた紅白歌合戦への改めての“初”出場も先ごろ発表されるなど、破竹の快進撃を続けるSnow Man。デビュー1年9カ月にしてようやく開催できた初の有観客での全国ライブツアーや、12月1日に発売された通算5枚目のシングル「Secret Touch」について、そして3年目を迎える2022年に挑戦したいことなど、ボケとツッコミ満載のトークで語ってくれた。 *  *  * ──新曲「Secret Touch」の推しポイントを教えてください。 佐久間:歌詞がね、すごいエモいんでございます。君の視線に何度も触れたっていう、可視化されていないものに対して触れたっていう言い回しが、すごくおしゃれだなと思って好きですね。 阿部:お、かっこいい。 ラウール:僕の推しポイントもいいですか? 僕は、ラストのサビの、帰り道の夕陽のように、っていうのが、あったかい感じがしてすごく素敵で。 向井:たしかに歌詞いいよね。めめは? めめのドラマ(放送中の「消えた初恋」)の主題歌ですから。 目黒:2番の、康二かな? 康二が歌ってるところ? サビ前の。 向井:おれや、おれ。「夜空に想い託した~♪」のとこでしょ。 目黒:あそこの歌詞がすごく好きです。 向井:歌詞ね。歌詞と? ラウール:歌詞「が」好き。 目黒:夜空が好き。 向井:え、歌詞と歌声が好き? ありがとうございます。うれしいです。 ──カップリング曲についてはいかがですか。「君の彼氏になりたい。」の続編にあたる「僕の彼女になってよ。」も話題です。 深澤:これは舘様(宮舘さん)から聞きたいね。 向井:だてさんが提案した曲やからね。 宮舘:前の曲が大好評をいただいたので、続編があったら面白いんじゃないかなと。時間経過があって、けっこう発展してるのか、それともまだもじもじしてるのかっていう。そういう要素を残した曲ができたらなって、ぱっと思い浮かんだことを汲み取っていただいて。 佐久間:アンサーソングっていろんな方向性があるじゃないですか。それを話し合ったうえで最終的に作家さんに書きやすいほうでお願いしました。 ラウール:同じ作家さんにお願いしたんですよね。 目黒:SHIROSEさんにね。WHITE JAMの。 佐久間:そうしたら最高のものができました。映像(MV)も撮ったんですけどすごくいい感じで、ファンの方みんなが好きなものになってるなと。また深澤が盛れてましたね。 向井:けっこう揺れてたよ、現場。盛れ盛れって。 深澤:いえい! 目黒:深澤無双?(笑) 阿部:今回どっちもMVいいよね。「Secret Touch」も、ああいうセット組むのSnow Manだと初じゃない? 佐久間:あれ素敵だったわマジで、シチュエーションが。 目黒:あれ、2番がまたけっこういいんだよね。 ラウール:2番は演出で雨が降ってきたり、衣装チェンジしたりね。 ──今回の曲の振付は? ラウール:もしかしたら俺が(振りを)つけるかもしれない。 一同:あはははははは! 向井:それはわかんないからね。 阿部:康二のパターンもある。 向井:おれのパターンもある。振付師してるから。 ラウール:え? なにを振付したんでしたっけ? 向井:Snow Manの曲。「P.M.G.」(向井・深澤・宮舘の3人によるユニット曲)。……あの、シーンってなるの、やめてもらっていいですか。 一同:あははは! 深澤:いやー、はいはい、すごいいい振りを考えてもらって(笑)、ありがとうございます。あ、渡辺さんどうですか、クリスマスソングとか。 渡辺:「Christmas wishes」は、何曲か聴かせてもらって決めたんですけど、いっぱいある先輩たちのクリスマスソングのなかに僕たちも入れたらいいなって思いで、一番定番の曲を選んだつもりなんで。聴きなじみもすごくいいと思うし、早く聴いてもらいたいなって。カラオケにもかなりいいかなと。 ラウール:あ、カラオケソング多いね。4曲ともいっちゃってください! 目黒:「My Sweet Girl」もいっちゃってほしいね。 ラウール:歌唱力自慢が歌い上げるのを聴きたいですよね。 ──有観客でのライブツアーも、ついに始まりました。 渡辺:デビューして初の有観客ライブなんで、やっぱ景色が印象的だった。1年半以上、カメラしかいないのが続いていた環境に、お客さんがいて。 目黒:楽しかったです。デビューライブも無観客で配信だったから。本番で(せりあがりの)台下行ったときに、奥に人いるな!って気配を感じて、おー、懐かしいなって感覚を思い出して。 ラウール:客席がバーッて見えたとき、グッときました。いままでCDがミリオン(セールス)いったよ、とか、記録を作ってくれた方たち、デビューしてから1年9カ月支えてくれた方たちが、生で自分の目に映るというのが、すごく新鮮で。願い続けたことが叶(かな)った感じがありましたね。 岩本:やっぱり、お客さんを生で感じられるのはいいよね。制限あるなか、みんな声出したいけど出さずに我慢しながら、でも楽しんでくれてる感じが伝わってくるんで。残りの公演もね、みんなが健康に過ごせればいいかなって思いますよね。 ──3年目の2022年に挑戦していきたいことは? 佐久間:深澤くんがずっと(MCとして話を)振ってるだけなんで、これは深澤くんいきましょう。 深澤 あ、いや。 岩本:お前、MVで自分が盛れてた話しかしてねーだろ(笑)、ちゃんと話せ! ……アニメの実写映画やりたい、って言うなよ?(22年3月、9人での主演映画「おそ松さん」公開予定) 深澤:じゃあ、いっぱいあるんですけど、「それスノ」(冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」)ゴールデンで。もちろん、いまの時間帯も素晴らしいし、いろんな方に見ていただけるのでうれしいですけど。 佐久間:目指すはゴールデンだよな! よっしゃー決まった! 深澤:あと一番は、次はやっぱり、ライブやるときは(観客も)声出せる環境でやりたいなと。 阿部:間違いない! 深澤:あと温泉行きたい。 向井:間違いない! 岩本:からの? ラウール:さらに? 佐久間:もうひとつ言うなら? 深澤:もうひとつ? えーー。 阿部:いっぱいあるって言ったからね。 深澤:まあ俺30だから、来年。 一同:おおー。 阿部:還暦の半分ね。 深澤:30なんで、記念なんで、免許取ります! 一同:(ぱらぱらと拍手) 岩本:これ、あと5年くらい聞きますよ(苦笑)。 佐久間:こいつはねえ、口だけなの。行かないの。ずっと言ってるから。 ──ラウールさんが先に取ってしまうのでは? 深澤:いやいや、一緒に行くんだよな! ラウール:まあ……、もう取ってます、実は。(※冗談です) 向井:え! 深澤:おいラウール、約束が違うぞ。一緒にさあ、車乗るって言ったよな? ラウール:ごめん! も、申し訳ない! 一同:あははははは! 岩本:まああの、やっぱり来年は今年以上に、舞台とかお客さんと会う機会をなるべく多く。今回のライブに来られなかった方もたくさんいると思うんで、2021年より2022年のほうがたくさんいろんなとこでイベントできたよねって時間を過ごせたらいいなって思ってます。 (取材・構成/本誌・大谷百合絵、直木詩帆、秦正理、伏見美雪) >>【関連記事/Snow Manがメンバーにあげたいクリスマスプレゼントと、そのお返しは?】はこちら>>【関連記事/Snow Manが明かす“触れてしまった”メンバーの秘密】はこちら※週刊朝日  2021年12月10日号

    週刊朝日

    12/7

  • 8

    Snow Manがメンバーにあげたいクリスマスプレゼントと、そのお返しは?

     12月1日に通算5枚目のシングル「Secret Touch」をリリースしたSnow Man。カップリング曲「Christmas wishes」にちなんで、メンバーにクリスマスプレゼントにあげたいもの(2020年)と、そのお返し(2021年)を考えてもらった。 *  *  * ■深澤辰哉&岩本照深澤:照には、自分のリアルな銅像。自分の体をずーっと見て、いまこういう感じか、って確かめ……岩本:(隣のテーブルから突然)あんまいらないな、それ!深澤:え? ええええ?  ラウール:びっくりした。いま一瞬、岩本くんがみんなに自分の銅像をプレゼントしたのかと思った!(笑)岩本:それに俺が何を返すか? じゃあ、ふっかの似顔絵を描いて返します。 ■岩本照&佐久間大介岩本:佐久間がほしいもの? ……なんか、フィギュアとかが置けて、照明とかでよりキレイに見せられる、アクリルボックスみたいなものをほしがるんじゃないかな? 佐久間:お返しは80キロのダンベルかな。阿部:それ、もはやバーベルじゃん!佐久間:なかなかないと思うんで。それを片手で上げたいだろうなって。阿部:重いね、いろんな意味で(笑)。 ■阿部亮平&ラウール阿部:ラウールにあげたいのは、サングラスですね。もっといろいろな表情見られるかなって。なんなら南国とかニューヨークに佇んでサングラスしてるラウールを撮っていただきたいな。 ラウール:お返しはカラーサングラスじゃないですか? メンバーカラーの緑とかの。阿部ちゃんは、けっこう真面目なイメージがあるので、ちょっとやんちゃな一面も見てみたいなって。 ■ラウール&目黒蓮ラウール:めめのほしいもの? あーわかりますね。普通に。あれじゃないの。こたつ。目黒:はい、残念! お疲れさまでした!ラウール:え、マジで? なに? ヒント!目黒:時間がほしい。 目黒:ラウールには服あげます。新しいの選んで買って、それを。ラウール:お古でいいよ。おさがりちょうだい! ぜんぜん着られるし。着てくるから。(目黒に苦笑でスルーされ)嫌わないでよ~!  ■目黒蓮&阿部亮平目黒:阿部ちゃんは、スマホの充電器がほしいんじゃないかな。僕が充電器いっこ、借りパクしたんで。いま少ないはずなんで(真顔で)。 阿部:借りパクされた充電器、その後、返してくれたんですよ。お返しには新しいスマホをプレゼントします(笑)。めめは、僕と一緒なんですけど、携帯をどこに置いたか忘れがちだから。 ■佐久間大介&宮舘涼太佐久間:だてさまには、リアルクリスマスツリーだね。深澤:あー、似合いそう。佐久間:家に行ったとき、あっても、違和感なにもない。ちゃんといろいろときれいに飾り付けしてるの。  宮舘:すごい迷惑ですね。送り返します。で、「おいなんだよ返されたよ」と思いきや、そこにね、佐久間の、推しっていうんですか、フィギュアを飾れるようにしとく。オタククリスマスツリー。 ■宮舘涼太&渡辺翔太宮舘:翔太がほしいもの? なんだろうなあ。なんか、業務用の、肌を整える機械みたいなもの。お店にある機械のようなレベルの。でも、いくらするんだろう?(笑) 渡辺:お店で使ってるやつだったら絶対いいに決まってるんで、その上位モデルをそのままお返しします。宮舘:返品されました? あ、グレードが上がってる? うれしいです、はい(真顔)。 ■渡辺翔太&向井康二渡辺:康二にあげたいもの。カメラ。え、高い?(笑) じゃあストラップにします。おしゃれさを大事にしてるっぽいんで、僕なりの観点でのおしゃれなやつ。オレンジ色が入っているものとか。 向井:何をもらったとしても、おれがあげたいのは、いい寝間着。ちょっと薄い、もこもこ生地の。あのひとハーフパンツで寝てるんで、冷やさないように。脚もかいたりするんで、あのひと。 ■向井康二&深澤辰哉向井:ふっかさん、何がほしいんやろ。ドライヤーやと思うんやけど。でももう買ったかなあ。……あ。癒やし。癒やしじゃない? ふっかさんもおれも、いまいま、癒やしがほしい。 深澤:癒やし? 肩マッサージ、たしかに頼んでもないのにいつも勝手にしてくるんですけど。まあ気持ちは伝わったんで、お返しするならレンズじゃないですか。いくらでも好きなやつ買いますよ。 (取材・構成/本誌・大谷百合絵、直木詩帆、秦正理、伏見美雪) >>【関連記事/Snow Man「2022年は今年以上に、お客さんと会う機会を」】はこちら>>【関連記事/Snow Manが明かす“触れてしまった”メンバーの秘密】はこちら※週刊朝日  2021年12月10日号

    週刊朝日

    12/7

  • 9

    韓国俳優が「兵役逃れ」で反感、20年近く入国できず 一方で入隊し魅力UPした人も? 韓国の兵役事情

     世界で活躍するK-POPスター・BTS(防弾少年団)の兵役をめぐって、韓国で議論が紛糾している。彼らを兵役免除対象とする法改正案「BTS兵役特例」の可否について、世論は二分している状態だ。これまでも、芸能人の兵役をめぐって様々な問題が取りざたされてきた韓国。その一方で、兵役を経て改めて人気を獲得した芸能人もいる。AERA 2021年12月13日号で取り上げた。 *  *  *  芸能人の兵役は韓国では非常に敏感な問題だ。「兵役逃れ」で国民の反感を買った例として代表的なのは、歌手のユ・スンジュンだ。1990年代にはトップスターとして活躍していたが、02年に米国へ渡り、韓国籍を放棄して米国の市民権を取得した。兵役逃れの疑惑が持ち上がり、韓国政府は韓国への入国を禁じた。その後、韓国入国のためのビザを申請しても拒否され、裁判に発展している。20年近くたっても入国できないのには驚くが、それだけ兵役逃れに対する視線は厳しい。 ■ヒョンビンは魅力UP  04年には日本でも人気の俳優ソン・スンホンやチャン・ヒョクらの兵役逃れが発覚した。薬物を使って腎臓疾患を装い、兵役検査で不合格になるよう工作していたという。ブローカーの逮捕から発覚し、プロ野球選手や芸能人が相次いで摘発された。ソン・スンホンとチャン・ヒョクは共に軍へ入隊し、除隊後も俳優として活躍している。  13年には歌手で俳優のRain(ピ)が、軍の規律に反する服装で女優のキム・テヒとデートをしていたことが発覚し、謹慎処分を受けたことも話題になった。Rainは「芸能兵士」と呼ばれる、国防広報の役割を担う兵士だった。Rainの規律違反をきっかけに「芸能兵士は一般兵に比べて外出が多すぎる」など、芸能兵士制度について批判が広まり、廃止となった。  とは言え、人気の芸能人を軍の広報に役立てたいのは変わらない。15年に入隊した東方神起のユンホは陸軍の軍楽隊に配属された。軍楽隊は音楽を通して軍の活動を広報する部隊だ。  芸能人やスポーツ選手が兵役を避けたいのは活動のブランクが生じるためだが、逆に兵役を経てイメージアップにつながったケースもある。11年に海兵隊に入隊したヒョンビンがその代表例だ。海兵隊は訓練が厳しいことで知られるが、志願して入隊し、世間の注目を集めた。入隊前はドラマ「私の名前はキム・サムスン」や「シークレット・ガーデン」など甘いマスクの御曹司役が多かったが、除隊後は映画「コンフィデンシャル/共助」、ドラマ「愛の不時着」など寡黙でたくましいキャラクターを演じ、新たな魅力で多くのファンを魅了している。  ただ、俳優は年を重ねても活動に大きく支障がない一方、K-POPアーティストは兵役を経て人気が落ちる傾向が見られる。できるだけ入隊を遅らせようとするのはそのためだ。 ■軍隊の不条理浮き彫り 「BTS兵役特例」を議論する国会の国防委員会では、BTSがもたらす莫大な経済波及効果を考慮すべきだとの意見が出た一方、世論を考慮して慎重に進めるべきだとの意見も出た。  今年8月にネットフリックスで配信されたオリジナルシリーズ「D.P.─脱走兵追跡官─」は、脱走兵を捕まえる憲兵が主人公で、いじめやパワハラなど軍隊の不条理が浮き彫りになるドラマだった。配信が始まる少し前の5月には空軍所属の女性が上官のセクハラが原因で自殺した事件があり、軍への批判が高まっている中で「D.P.」が流行った。国防部はBTSの兵役に関しても世論を意識せざるを得ない状況だ。少子化で入隊者数の減少が予想されるなか、代替服務の対象を拡大するのに消極的というのもある。  法案が通らなければ、BTSのメンバーは22年末から軍に入隊することになる。BTSのような世界的スターが軍に入隊するだけでも韓国の国防を世界中に広報できるという見方もある。アーミーの中には「メンバーの軍人としてのかっこいい姿が見たい」という声もあり、入隊後にも注目が集まりそうだ。(ライター・成川彩(ソウル))※AERA 2021年12月13日号より抜粋

    AERA

    2時間前

  • 10

    よりよく老いるには「70歳が分かれ道」? 帯津医師の見解

     西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏。老化に身を任せながら、よりよく老いる「ナイス・エイジング」を説く。今回のテーマは「70歳が分かれ道」。 *  *  * 【プラス】ポイント(1)よりよく老いるためには70代が重要になってくる(2)70代をプラスにとらえられるかどうかが分かれ目(3)70代だからこそできることを見つけ大切にしよう 『70歳が老化の分かれ道』(和田秀樹著、詩想社新書)という本を読みました。けっこう売れているらしいです。確かに、タイトルが気になりますね。  この本の「まえがき」にこうあります。 「人生100年時代ということが語られて久しくなりましたが、(中略)健康寿命の延びは、平均寿命の延びに追いついておらず、男女とも75歳に届いていません。要するに、70代をうまく生きないと、長生きはできてもよぼよぼとしたり、介護を受ける期間の長い高齢者になってしまうということです」  私は老化に抵抗するアンチ・エイジングには反対ですが、よりよく老いるのに、70代が重要だという考えには、賛成します。70代をどうとらえるかによって、その後の人生が変わってくると思うのです。  作家の五木寛之さんは、『百歳人生を生きるヒント』(日経プレミアシリーズ)という本のなかで、「百歳人生の後半五十年において、七十代は、まさに『人生の黄金期』といえるのではないでしょうか。あるいは、再来の青春といっていいのかもしれません」と語っています。実はご本人も、50代、60代には心身に不調があったが、70代になって少しずつ治まってきて、元気になったというのです。  そういう70代だからこそ、「七十の手習い」をしたらいいと、五木さんは勧めています。ご本人は若い頃には勉強が嫌いだったのに、50代で大学の聴講生になってみたら、学ぶことのおもしろさに目覚めたというのです。それは歳をとることの効用のひとつで、70歳になって大学に顔を出すというのは悪くない。世のため、人のためでなく、純粋に自分の楽しみのために学ぼうというのです。  また、70代には新しいことにチャレンジしようと、五木さんは言います。ご本人は「百寺巡礼」の企画に挑戦しました。百もの寺を巡る体力があるだろうかと不安だったのですが、だめだったら仕方がないと開き直って第一歩を踏み出したそうです。そうしたら、お寺を巡るたびに、心身が充実して、気力体力が整ってきたというのです。  五木さんのすごいところは、あくまで70代をプラスにとらえているところです。それができるか、できないかが、その後の人生の分かれ目だと思います。  私自身は、がん患者さんよりも一歩でも二歩でも死に近いところに自分を置こうと「今日が最後の日と思って生きたい」と考えていたのですが、60代のときは無理でした。70歳を過ぎて、やっとその心境になったのです。長年続けている太極拳も70代になってから、本当に価値がわかるようになってきました。  70代だからこそできることがあります。それを大切にしましょう。 帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など著書多数。本誌連載をまとめた「ボケないヒント」(祥伝社黄金文庫)が発売中※週刊朝日  2021年12月10日号

    週刊朝日

    12/6

  • 11

    立憲・小川氏に1位奪還させる協議も 代表選で番狂わせ…泉氏は2位のはずだった?

     泉健太氏が新代表に決まった立憲民主党の代表選だが、党内では泉氏と小川淳也氏が決戦投票にもつれ込み、小川氏が1位を奪還する噂も流れていたという。AERA 2021年12月13日号は、番狂わせが生じた舞台裏に迫った。 *  *  *  今回の立憲民主党代表選、誰が勝ってもおかしくない、いわば「本命なし」の選挙だった。党内最大派閥「サンクチュアリ」の推薦を取り付けた逢坂誠二氏(62)。唯一の女性候補者として、党内から期待された西村智奈美氏(54)。地元である香川1区で、自民党の前デジタル相を選挙区で破り、その実力を内外に印象づけた小川淳也氏(50)。そして、代表選への立候補は2回目で、全候補者の中で最も若く、枝野体制の下で政調会長として党の政策を束ねた泉健太氏(47)。キーワードは「脱枝野」「ベテラン」「女性」「次世代」。そんな中、代表選終盤で国会議員票を中心に一歩抜け出たのが泉氏だった。  その一方、4人が出馬したことで、1回目の投票で誰か一人が過半数を獲得することはない。つまり、決選投票にもつれ込むことが想定されていた。その際、最初の投票で泉氏がトップに立った場合、2位が誰になったとしても、泉氏以外の3候補が協力して1位を奪還するという協議が水面下で進められていた。 ■投票まで数時間で登場  2位は誰なのか。はっきりしないまま投票日前日を迎えた。その晩、決選投票は「泉と小川」という噂が流れる。旧執行部に名を連ねていた立憲ベテラン議員はこう予測した。 「泉か小川か、となれば枝野執行部に近い旧立憲のメンバーは元国民の泉には投票しにくい。小川であれば旧執行部との距離も近くはないが、遠すぎることもない。経験という意味でも我々の意向を反映することもできる。それで決まりかな」  つまり、「泉と小川」の場合、決選投票では旧立憲票が一気に小川氏に流れ、泉氏は先行していたとしても不利だというのだ。それを証明するかのように、投票まであと数時間、小川陣営の総決起集会にあの人物が姿を現す。参議院議員の蓮舫氏だった。実はこの代表選当初、推薦人集めに苦慮した小川氏の背中を押し、「淳也を出さないと立憲はまずいよ」と裏で動いたのが蓮舫氏だった。枝野幸男前代表を支えきれなかった旧執行部のメンバーが、ポスト枝野を決める代表選で、実際に名前を挙げて個別の候補者を応援するのは例のないことだった。  白のジャケットをさっそうと羽織って登壇した蓮舫氏は、最後まで誰に投票するか迷ったと切り出し、代表選期間中、小川氏が連日、有楽町の街頭で行った「青空対話集会」に触れてこう挨拶をした。 「東京選挙区の私でも、あの場所(有楽町)で演説するのは怖い。政治に関心のない人たち。買い物で賑わう人たち。そして、あからさまに迷惑そうな顔をする人が非常に多い場所。そんな人たちの前に立って語りかけ、臆することなく批判にも鋭い質問にも答える。この対話のスタイルこそ、新しい私たちの政治スタイルにしたい」 ■代表選2回目で戦略的  蓮舫氏が直前ではあっても顔をさらして挨拶したのは、決選投票を経て、小川氏が勝利するとある程度の確信があったからに違いない。この動きを知った立憲の別の議員は、来年に控える自身の選挙を念頭に置いた動きではないかと勘ぐる。 「誰もが自分の選挙を有利に進めたい思惑がある。蓮舫氏は東京都知事選への出馬などの噂もある。ここで貸しを作っておけば、例えば自身とつながりの深い人物を新執行部の要職にするなどの交渉材料ができるのでは」  しかし、結果的には番狂わせが生じる。国会議員票の投票前に発表された地方票で逢坂氏が、小川氏に25ポイントの差をつけて上位に食い込んだのだ。その後、行われた国会議員投票では逢坂氏を上回る得票を得た小川氏だったが、結果的に決選投票は「逢坂・泉」の一騎打ちとなる。西村氏は4番手。そして、最終的には泉新代表が選出されたのだ。  なぜ泉氏が新代表に選ばれたのか。決選投票で泉氏に投票したある同僚議員はこう分析する。 「知名度の浸透や発信力の強化に努めた3候補と違い、代表選2回目の泉氏は、地方議員、国会議員への電話かけひとつとっても、どうすれば『外様』の自分が勝てるか相当、戦略的に実行した。小川氏も西村氏も、推薦人が集まれば立候補する決意はあっても、代表になる自分の絵姿は描けていなかったのではないか」 (編集部・中原一歩)※AERA 2021年12月13日号より抜粋

    AERA

    4時間前

  • 12

    眞子さまと小室圭さんは結婚後、皇居に足を踏み入れることはできるか “サーヤ”黒田清子さんご夫婦との違い

     秋篠宮家の長女、眞子さま(29)との結婚を控えた小室圭さん(30)は18日、秋篠宮邸がある東京都港区の赤坂御用地を訪れ、秋篠宮ご夫妻に結婚のあいさつをした。眞子さまは22日に天皇・皇后両陛下、25日に上皇・上皇后両陛下に結婚の報告をするという。皇室ジャーナリストの神田秀一氏にこれらの予定ついて、その意味を読み解いてもらった。  小室さんは18日午前8時前、横浜市内の自宅マンションからスーツ姿で出てきた。右手にはカバン、左手には白い紙袋2つを持っていた。   「秋篠宮家に持っていく手土産とご夫妻や宮内庁に見せるための書類などが入っていたのではないでしょうか。アメリカで用意した手土産かもしれませんが、どんな中身かはわかりません」   後頭部で縛っていたロン毛は短く整えられていた。  「小室さんは髪型でいろいろと騒がれましたし、秋篠宮家に正式な挨拶に行くのですから、きちんとした髪型にしたのでしょう。皇室であのような頭髪であいさつをする慣習はないんですよね。民間人が皇族に会うのですから、切らざるを得なかったのでしょう」    神田氏が着目したのは小室氏を出迎えた黒いワゴン車。午前9時15分ごろ、赤坂御用地の巽門(たつみもん)へと入って行った。  「車には、宮内庁発行の門鑑(もんかん)がステッカーとしてついていましたね。ということは宮内庁が、小室さんが秋篠宮ご夫婦に会いに行くことを認めたのです。アメリカから帰国し、結婚を進める上で、あいさつだけはしておかなければ、という小室さんの考えと、宮内庁の意見が一致したのでしょうね」    8日後に迫った結婚。秋篠宮ご夫妻は、2人の結婚を認めたのだろうか。  「憲法の規定により、日本人であれば両性の合意に基づく結婚そのものをダメだとは言えない。秋篠宮ご夫妻も宮内庁も政府も同じ考えです。しかし、結婚は認めるものの、その前に解決しなくてはいけないこと、あるいは報告を受けなければいけないことがいろいろあると思います。それは今のところ未解決のままなので、秋篠宮さまとしては『挨拶にはおいでになってもかまいません。聞くことは聞きましょう。いらっしゃるというのなら待っております』というスタンスで、そこまでは許したのだと思います」    眞子さまと小室さんは3年2カ月ぶりに再会した。  「私の得た情報では、小室さんが秋篠宮ご夫妻にあいさつしをして30分後くらいに、秋篠宮邸のどこか別室で眞子さまと小室さんが会うことを許してもらえたと聞いています。眞子さまの部屋かもしれませんね。佳子さまがいらっしゃったかもしれませんが、2人だけの可能性が高いと思います」   眞子さまは22日、皇居・御所を訪れ、天皇、皇后両陛下に結婚を報告し、25日には東京都港区の仙洞仮御所を訪れ、上皇陛下と美智子さまにも結婚を報告する予定だ。現時点でそれに小室さんが同席する予定はない。  「一般の結納にあたる『納采の儀』も行っていませんし、皇籍を離脱する際に支給されるはずの『一時金』も眞子さまは辞退なさった。小室家を巡る諸問題も解決されていないので、天皇・皇后両陛下は眞子さまからの結婚報告を受けても、『体に気をつけて、元気で』とか『健康でお幸せな日々をお祈り致します』とお伝えするのにとどまるのではないでしょうか。『おめでとう』とおっしゃることはできないと思いますよ」   眞子さまは26日に婚姻届を自治体に提出し、皇籍を離脱する予定。今後、皇室との距離はどうなるのだろうか。  「皇室としての結婚を許したわけではないけれども、2人の意思で一緒になるならば致し方ないということ。もう2度と皇居に足を踏み入れることが許されなくなる可能性はありますね。サーヤの愛称で親しまれた黒田清子(さやこ)さんも結婚して皇籍を離脱しましたが、お相手の黒田さん一家には何の問題もないし、清子さんは皇室とゆかりのある伊勢神宮の祭主を務めているので、皇籍離脱後も皇居を訪れています。けれども、眞子さまの場合は、黒田さんご夫婦と同じようにはならないでしょう」    26日に予定されている記者会見はどのようなものになるのだろうか。  「報道陣と宮内庁の係官が合わせて50人くらい集まるのではないかと聞きます。警備も、コロナ対策も万全なホテルというのは限られてきます。宮内記者会、雑誌協会、外国人記者クラブで合計3問くらいの質問ではないか。それ以上、質問の声を上げ続ける記者がいるかもしれませんが、『本日の会見は終了します』と打ち切るでしょう。政治家でも誰でも、長く話すとボロが出るものですから」   会見に先立ち提出される自治体への婚姻届けについて、神田氏は次のように推測する。  「秋篠宮家から命令を受けた職員が、小室夫妻になる2人の代理人として、自治体の戸籍係のところに持って行くというふうに聞いています」   会見後、 眞子さまは年内にも渡米し、ニューヨークで新生活を始めるとみられている。お2人の行く末は……。  「ヨーロッパの王室ではこのくらいのことはあるレベルのことのようですが、日本の皇室では前代未聞の事態で、眞子さまは離婚しても、もう皇族には戻れません。幸福になるか、不幸になるかはチャレンジしてみなければわからないですね。結果は誰にもわかりません」 (AERAdot.編集部 上田耕司』

    dot.

    10/18

  • 13

    12月8日は太平洋戦争開戦から80年 カンニング竹山が危惧する「炎上」世論

     2021年12月8日、太平洋戦争開戦から80年――お笑い芸人・カンニング竹山さんはある番組をきっかけに、戦争中の世論といま大事にしなければならないことを考えたという。 *  *  *  NHKが太平洋戦争から80年の特集を組んでいて、先週の土日に前編・後編で放送した『NHKスペシャル  新・ドキュメント太平洋戦争』がもの凄いいい番組だったんです。どんな番組かというと、太平洋戦争開戦当時の何百万人という色々な人の日記とかメモとかを全部集めてAIにかけ、いまで言うところのTwitterのつぶやきのような感じに直して軌跡をたどるんです。そのつぶやきは、一般市民だけでなく、政治家や軍、ジャーナリストなどの言葉をとにかくたくさん集めている。  ◇視聴した『NHKスペシャル  新・ドキュメント太平洋戦争』の内容は【甚大な犠牲者を出した太平洋戦争に、なぜ日本は突入したのか? 開戦直前までの道程をエゴ・ドキュメントからひもとく前編。多様な立場の「心の軌跡」を見ていくと、国家と国民の意識がときにすれ違い、共鳴しあいながら危機へと陥っていく様子が生々しく浮かび上がる。開戦前年、市民の日記には、敵国となるアメリカへの憧れが見て取れる。ハリウッド映画、ジャズ、ハワイアンなどに親しんでいたのだ。ところが今回、12万日分のエゴ・ドキュメントをAI解析したところ、41年に入ってから人々の“戦意”が急速に高まっていたことが分かった。その要因として浮かび上がる、現代でいうインフルエンサーの存在とは?/NHK番組ホームページより】  この番組の視点がやっぱり面白い。当時は日記やメモしかないけど、いまの我々とやってることは実は同じ。いまはインターネットがあるからみんな書き込んでいて、それを誰でも見られるけど、当時は文字で書くしかなかっただけ。それをデータとして集めてAIに入れて、しっかりした形で見せてくれたら、太平洋戦争開戦当時の世論がわかるわけです。そこが興味深かった。  当時の人たちのつぶやきからたどると、日中戦争が始まったぐらいまではみんないいもの食って、アメリカのファッションや文化に影響されたりしていた。その後、日独伊と三国同盟を結んで、それに対する懸念を抱いた人のつぶやきもあったけれども、ドイツがロシアに侵攻したり、カンボジアへ日本が侵攻していく。それを怒ったアメリカから鉄の輸出を止められ、そこから世の中の声は「アメリカを攻めなきゃいけない」になっていくんだけど、つぶやきには、それに賛成する人もいれば反対する人もいる。その軌跡を当時の人の日記やメモからの起こしたつぶやきで構成されているんです。  それを見てるときに、すごく今の世の中の状況に似ているんじゃないかと思った。世論って、ある一方向に誘導されたり、大きな力に影響されたりしていくわけじゃないですか。そこで真実がわかんなくなってきていて、その瞬間はいかにも真実みたいに思っていることが、年月が経って振り返ってみると間違っていたということもあるかもしれない。太平洋戦争なんかがまさにそうで、結局、様々な意見の人が当時もいたと思うんですね。だけど、「大東亜共栄圏を守るために戦争をやったんだ」って、いまだにずっと言ってる人もいる。  日本の国内では「万歳万歳」と戦地に人を送り出していたけど、戦地に行った軍人の日記にはとてつもない地獄がつぶやかれていた。こうして、世論って分断されていったわけですよね。  僕は歴史の授業は好きだったけど、教科書で勉強したこととも表層的には合致しているけれども、ひとつわかったのは、この令和の世の中に生きる僕たちと、昭和ひと桁から昭和10年代に生きた人たちの考えと生活の根本は何も変わってないということ。  ということは、また同じ過ちを我々は繰り返してしまうかもしれない。世論って考えると、太平洋戦争当時より今のメディアからは情報もいっぱい出されてくるし、その情報過多な状態によって誘導され、気に入らない人や物事に対して「あいつを潰せ!」とか言うことになり過ぎている気がする。実は、「それって、危険なことなんじゃないか」って、今回、番組を見て改めて考えてしまった。  今のメディアによる不倫報道がまさにそう。不倫の良い悪いの話しではなくて、不倫をした人に対して一斉に「駄目だ!」「謝罪だ!」「番組降板だ!」と言うことが、あたかも当然で正義みたいになってる。  僕がふと思うのは、不倫によって生まれた子どももいて、成長して大人になった人もいるわけですよね。そうすると、不倫してできた子どもを封印しちゃって、その人たちを全否定しちゃうのか? 不倫を肯定しているわけではなくて、別の側面から考えないで、同じ意見にみんなで同調していくことを危惧している。不倫を例に出したけど、どうでもいいようなこと一つとっても、指摘されたからちょっとそれはやめましょう的な流れになることも含めて、意見が一つの方向に動いて、それが世論になってしまっている。  発言した意見で「炎上」って言われるけど、炎上した途端、炎上そのものが世の中みんなの意見になってしまうけど、炎上したからってなんなんだ? 炎上という言葉で世論が一方向に流れるのは、誰しもが勇気を出して「これは違うんじゃないか?」と言えなくなってしまうのか。今回のNHKの番組を見て、そんなことまで考えさせられました。  太平洋戦争の番組を通じて、僕が改めて強く思ったのは、いま一度、一人一人個人が、物事を冷静に考えてちゃんと進んでいかないといけない。  その中でも大事なのは、人を殺さないということですよね、戦争もコロナも全てそうで、人間が生きている限り守らなきゃいけないことは、自分も含め、他人も死なせない。死なないイコール幸せとまでは言わないけど、死とは一番、悲しいことじゃないですか。コロナに感染して死ぬっていうことも悲しいことだし、みんなで考え、協力し合って、いかにすれば人の命を守れるか……それはとても大事なことだと考えさせられました。 ■カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。オンラインサロン「竹山報道局」は、4月1日から手作り配信局「TAKEFLIX」にリニューアル。ネットでCAMPFIRE を検索→CAMPFIREページ内でカンニング竹山を検索→カンニング竹山オンラインサロン限定番組竹山報道局から会員登録。

    dot.

    2時間前

  • 14

    秋篠宮さま流皇室の「情報発信」への問題提起 佳子さまが強力な味方になる日

     秋篠宮さまが11月30日に56歳の誕生日を迎えるにあたり、25日、記者会見が行われた。眞子さんやその結婚について語られた率直な言葉から見えてくるのは、皇室報道に対する問題意識だ。AERA 2021年12月13日号から。 *  *  *  2021年、秋篠宮さまが提起したのが、皇室の報道への向き合い方だった。  眞子さんへのバッシングは、秋篠宮家にまで及んだ。秋篠宮さまは一つ一つの報道やSNSの情報に、否定も反論もしない姿勢を貫いてきた。佳子さまや悠仁さまの結婚でも同様の事態が想定されるが、姿勢は変えないのかという質問があった。 ■積極的な情報発信  秋篠宮さまは「基準を設けて、それを超えたときには反論することも必要」という認識を示した。背景には眞子さんの複雑性PTSDがある。「深く人を傷つけるような言葉は、雑誌であれネットであれ許容できるものではない」とはっきり述べた。  一方で秋篠宮さまは「反論」の難しさも語っている。ある記述を事実と違うと指摘すると「指摘しなかったことは、すべて正確」と見えてしまう懸念であり、全部を検証する労力であり、キリのなさだ。だからこその「基準」という問題提起だろうが、それも簡単とは思えない。  秋篠宮さまの発言は「宮内庁とも相談しながら考えていく」というところまでだった。だが、秋篠宮さまは別の答えをすでに持っている──というのが、私の勝手な見立てだ。メモなし、自分の言葉で語る。その会見スタイルを一歩進めれば、答えは一つ。「皇室からの積極的な情報発信」になると思う。  イギリスをはじめ各国の王室はSNSを駆使した情報発信を日常的にしている。公務だけでなく、家族の日々の様子などもどんどんアップしている。が、日本の皇室はその波に全く乗っていない。宮内庁のホームページがアップする写真はものすごく少なく、ものすごく遅い。秋篠宮さまが会見で「読んでいたら時間も足りませんし、目も疲れますし」と語ったネットの情報量とは、比べものにならない。 ■佳子さまは強力な味方  眞子さんの公務の熱心さを、秋篠宮さまが皇籍離脱後に語る。とてもよいことだったが、もし眞子さん自らがリアルタイムで発信していれば、と思う。そうすればもっと国民に浸透し、世の中の反応も違った可能性はあるだろう。ただでさえコロナ禍で、皇室の活動は国民から遠くなっている。今こそ、皇族による直接&積極的な情報発信に踏み出す時だと思う。  だから、秋篠宮さま。と急に呼びかけてしまうのだが、「秋篠宮さまには強力な味方がいます」と伝えたい気持ちでいっぱいだ。それは佳子さま。佳子さまの会見スタイルは、秋篠宮さまの系譜なのだ。語ったのは成年にあたっての会見(14年)と、大学卒業にあたっての文書回答(19年)の2度だけだが、その率直さに感動させられた。  中で私の一推しは、自身の結婚についての19年の回答だ。 「時期については、遅過ぎずできれば良いと考えております。理想の男性像については、以前もお答えしていますが、一緒にいて落ち着ける方が良いと考えております。相手がいるかについてですが、このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません」  私なりに翻訳するなら、「何度聞かれても同じ答えです。プライバシーは絶対に明かしません」になる。いいぞ、佳子さま。 「姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」という有名な台詞にも続きがある。「姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています」  これはもう、秋篠宮さまの問題意識そのものだ。秋篠宮さまと佳子さまとなら、情報発信の道筋がすぐに見えてくるはずだ。  さて、再び会見だ。秋篠宮さまの表情が緩んだのは、眞子さんとの思い出を語った時だった。マダガスカルへの旅を一番の思い出とし、「数カ月前にもたまたまその話が出て、楽しかったねという話をしました」。そう語る秋篠宮さまのほほ笑み。眞子さんも見てたらいいな、と思っている。(コラムニスト・矢部万紀子)※AERA 2021年12月13日号より抜粋

    AERA

    6時間前

  • 15

    女子フィギュアの“ロシア一強”に終止符を! 台頭する日本の新星スケーターたち

     現在フィギュアスケートの女子シングルでは、圧倒的な強さをみせるロシア勢が世界を牽引している。だが高難度ジャンプに挑む日本の少女たちには、近い将来ロシア勢に対抗し得る存在となる可能性がある。  10月30日に13歳の誕生日を迎える島田麻央は、今季のフリーで、チェスの天才少女を描くドラマ「The Queen’s Gambit」の曲を使っている。スピード感あふれるダイナミックな旋律は、並外れたジャンプの才能を持つ島田にぴったりだ。  10月10日、近畿選手権・ノービスA(6月30日時点で11~12歳のクラス)女子に出場した島田は4回転トウループに挑み、1.90の加点がつく出来栄えで決めている。今年3月の京都府選手権に続き、2回目となる成功だった。過去に4回転を成功させた日本女子は安藤美姫と紀平梨花の二人だが、安藤と紀平は4回転サルコウを跳んでおり、4回転トウループを跳んだ日本女子は島田が初めてということになる。また10月23日に行われた全日本ノービス選手権でも4回転トウループを着氷させており、もう習得済みだと言っていいだろう。  島田は昨季、全日本ノービス選手権でトリプルアクセルにも挑んでおり(回転不足で転倒)、歴代最高得点を出して優勝している。さらに全日本ジュニア選手権でも3位に入り表彰台に乗ったが、これはノービスの女子としては2000年に安藤美姫が3位に入って以来20年ぶりとなる快挙だった。  ジャンプを降りた後も姿勢を美しく保ち、すべての要素を丁寧に行う島田の演技には、真面目な性格がにじみ出ている。島田は2022年北京五輪には既定の年齢に満たず出場できないが、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪での活躍が期待される。  島田が素質を開花させたのは、昨年2月に東京から京都に転居してからだ。東京に父を残し、母と妹と一緒に京都に引っ越してきたのは、木下アカデミーで練習するためだった。 「スケートをもっともっと頑張るために(京都に)来たので、『毎日練習を一生懸命やらないと』と思っています」(島田)  宮原知子や紀平を指導した濱田美栄コーチに師事し、優秀な仲間と恵まれた環境で自分を磨く日々が、島田の快進撃につながっている。  昨季の全日本ジュニアで2位に入ったのも、木下アカデミー所属のスケーターだった。現在16歳の吉田陽菜はトリプルアクセルを武器にしており、シニアを含めても日本屈指といえる安定感を誇る。昨季の全日本ジュニアでもトリプルアクセルを決めており、「先生に『思っていたようなアクセルが跳べていた』と言われたので、その時はすごく嬉しかった」と喜びを語っている。しかし、続けて「その後に『トリプルアクセルを2本入れられるように練習しなきゃ』と言われた」とも口にしており、濱田コーチが常に上を目指すよう導いていることがうかがわれた。  そしてその言葉通り、今年10月の近畿選手権・ジュニアに出場した吉田は、2本のトリプルアクセルを成功させている。しかも1本目は後ろに3回転トウループをつけて決めており、これは世界的にも跳ぶ選手が少ないコンビネーションジャンプだ。また快活な印象を与えるきびきびした滑りも、吉田の魅力になっている。  昨季の全日本ジュニアで、吉田は「ノービスの選手は安定感もあるしすごく上手なので、負けたくはないですが、応援もしている。年齢は違うかもしれないですけれども、お互いいい刺激になって、頑張っていけたら」と語っている。北京五輪シーズンである今季、あえてジュニアに残る選択をした吉田は、次の大舞台を見据えているのではないだろうか。  切磋琢磨して成長し続ける少女たちが、2026年のイタリアで、日本代表としてロシア勢に真っ向勝負を挑むかもしれない。(文・沢田聡子) ●沢田聡子/1972年、埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社に勤めながら、97年にライターとして活動を始める。2004年からフリー。シンクロナイズドスイミング、アイスホッケー、フィギュアスケート、ヨガ等を取材して雑誌やウェブに寄稿している。「SATOKO’s arena」

    dot.

    10/26

  • 16

    愛子さまが借りるティアラ、清子さんからの理由は「格」の違い 秋篠宮家へは逆風やまず

     天皇・皇后両陛下の長女、愛子さまが12月1日に20歳の成年を迎える。  とくに話題を集めたのは、愛子さまがティアラを新調せず、叔母の黒田清子さんのティアラを借りて祝賀行事にのぞむ、異例の成年式となることだ。宮内庁は、「コロナ禍で国民生活に影響がでていることに配慮した愛子さまが、両陛下と相談した決めた」と説明している。 「どうも、何をとってもタイミングが悪く秋篠宮家への逆風になってしまう」  そうため息をつくのは、皇室に長く仕えた人物だ。秋篠宮家の長女、眞子さんが小室圭さんと結婚したのちに渡米したばかり。  渡米前に国内で滞在したのは、渋谷区の東京メトロ外苑前駅近くにある長中期滞在者向けの高級サービスアパートメントだった。結婚によって皇籍から離れたばかりの元内親王に、所轄する警察の警備がつくのは当然のことだ。とはいえ、外出の度に報じられた結果、特別な警備体制に注目が集まった。  そしてNYでの新居の豪華さも報じられている。英タブロイド紙のデイリー・メールなどの海外紙によれば、小室夫妻の住まいは、セントラルパークやタイムズスクエアに近いヘルズ・キッチン地区にあるタワーマンションだ。2017年に建てられたばかりで、24時間対応のロビーやフィットネスルームにヨガスタジオ。スパやゴルフシュミレーションセクションなどを備えた豪華な仕様だという。  小室さんのLawClerk(法務助手)の年収は600万円程度と見られている。一方で、海外紙によれば、ワン・ベッドルームとはいえ家賃は、月額約4800ドル(55万円)と安くはない。  宮内庁関係者の間でも、眞子さんの結婚と米国移住が無事にすんではればれしたという空気と同時に、小室夫妻の先行きを案じる声もわずかに漏れてくるようだ。  そんなタイミングで宮内庁が公表したのが、愛子さまが「借りたティアラ」で祝賀行事に臨むというニュースだった。  女性皇族にとって、成人を迎えた誕生日は宮殿行事デビューの日でもある。まず皇室の祖神・天照大神などが祭られる宮中三殿に参拝し、宮殿で天皇陛下から宝冠大綬章が授与される。 ローブデコルテの正装に新調したティアラとネックレス・ブレスレット・イヤリング・勲章どめの宝飾品5点を身に着け、両陛下にあいさつするのが恒例だ。  内親王だった眞子さんの場合、ティアラと宝飾品は「和光」で2856万円、佳子さまは「ミキモト」で2793万円をかけて制作された。大正天皇のひ孫にあたる三笠宮家や高円宮家の女王方の場合は、1500万円前後だ。  ティアラなどの宝飾品は、ぜいたくをするために制作するわけではない。成年皇族は公務を担うようになり、宮殿行事や外国からの国賓や賓客を接遇する晩さん会など国際親善の場では、勲章とともに正装を持って迎えるのが礼儀だからだ。  皇后や皇太子妃は代々受け継がれるティアラなどを所有している。そのなかには、平成の時代に皇后が故・秩父宮勢津子さまから譲り受けたティアラなどもある。つまり、他の宮妃や最近では眞子さまのティアラも宮内庁に預けられている。  女性皇族の所有していたティアラもあるなかで、なぜ愛子さまは清子さんより「借りる」形になったのか。  眞子さんをはじめ、最近の女性皇族が成年を迎えた際に新調したティアラは、いずれも宮内庁が管理する公金で制作されている。そのため、公金で作られた眞子さんのティアラは、離脱とともに宮内庁に預けられた。  一方で、黒田清子さんが成年を迎えた時に、新調されたティアラと宝飾品は、天皇家の私的なお金であるお手元金で制作された。  元宮内庁関係者は、ティアラを公金で支払うようになったのは、三笠宮家の彬子さまのときからではないか、と話す。 「明治以降の近代皇室においては、天皇家も宮家も相応の財産を持っていたこともあり、宝冠など装身具は私的な費用で賄っていました。黒田清子さんのティアラもその流れだったと記憶しています。日常費で制作したものは、扱いがあいまいなところもある。昔の皇族のように、『娘に持たせてあげたい』、と結婚先で大切に保管されているものもあると聞きます」  お手元金で制作した黒田清子さんのティアラは、ご本人のものだ。そのため、「借用」という形になった。  さらには、前述したように、内親王と女王というご身位の違いによって、ティアラの金額も異なる。 「眞子さんの結婚のタイミングは、ギリギリまで読めませんでした。加えて、同じ内親王でも、天皇家の娘である愛子さまと、皇嗣家の眞子さんと佳子さまでは立場も異なる。同じ皇女である清子さんのティアラが格という点でも、相応しかったのでしょう」(皇室の事情に詳しい人物)  異例続きとなったのは、ティアラだけではない。  女性皇族、特に内親王は、二十歳の成年を迎えた際と結婚して皇籍を離れる際に会見を開き、記者の質疑に答えるのが恒例だった。  いまのところ、愛子さまの記者会見は、日程が決まっていない。成年の会見は、その成長を国民が感じる大切な機会でもある。  眞子さんが皇室を離れたいま、愛子さまへの期待は、高まっている。 (AERAdot.編集部 永井貴子)

    dot.

    11/19

  • 17

    鈴木誠也の移籍先はマリナーズが最有力候補か 地元紙が指摘する意外な獲得理由とは

     MLBでは、選手会との間で交渉が行われていた新労使協定の合意がないまま、現行の協定失効期限を迎えた12月2日(現地時間:以下同)に、球団経営陣側によるロックアウトに突入した。これによりMLBのすべての業務は停止され、選手による球団史施設への立ち入りは禁止、また、選手のトレードや現在行われているFA選手の交渉も凍結される事となった。これにより、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指している鈴木誠也も大きな影響を受ける。交渉期間中の中断に加え、このまま同ロックアウトが長期化すれば、メジャー移籍が遅れる可能性も出ている。  だが、本人は現状を冷静に見据え構える様子だ。ロックアウト決定後、鈴木はマツダスタジアム(広島)での取材に応じ、「わかっていたこと。(移籍先など)あわてて決められるようなことではない。代理人と話をしながらどういう風にやっていくか、ずっと考えていた。焦りもない。いま自分ができることをやるだけ」とコメントしている。  11月22日から、MLBの全30球団と交渉が可能になった鈴木は、アメリカでも大きな話題となっている。現地メディアは、ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックスといった人気球団や、今季のワールドシリーズ覇者であるアトランタ・ブレーブスなどが獲得を狙っていると報じている。また、鈴木の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏は、すでに15球団近くが接触してきていると明かしている。  鈴木と交渉を始めたチームの中でも、シアトル・マリナーズは、特にその獲得に熱心なようだ。12月1日、マリナーズの地元紙『シアトル・タイムズ』は、同球団のジェリー・デュポットGMが鈴木とオンラインで面談をしたと報じ、「どのような結果になるかはわからない」と断りながらも、「我々は彼に興味がある。彼は最高の選手だ」という同GMのコメントを紹介した。  鈴木に関しては、マリナーズの地元メディアからも高い関心が寄せられている。マリナーズの専門メディア『ルックアウト・ランディング』は、11月3日、つまり鈴木がメジャー移籍を正式に発表する前から、「契約すれば外野陣は(攻守共に)劇的に向上する」と獲得を進言していた。また、別の専門メディア『SoDo Mojo』も、「鈴木はマリナーズに多くの価値をもたらすだろう」と述べている。  シアトルの地元メディアが、鈴木にこれだけの興味を示すのも、彼らにとってマリナーズの外野陣は、まだ安心できる状態にはないからである。現在、同球団の外野陣で頼りになるのはミッチ・ハニガーだけで、2020年の新人王であるカイル・ルイスや、トップ・プロスペクト(有望株)と言われたジェレッド・ケルニックも、シーズンを通しての活躍を未だ見せておらず、彼らはそこに強い懸念を持っているのである。  そこに鈴木が加われば、メジャー1年目のイチローが活躍した2001年以来となるポストシーズン進出の可能性も高まることから、彼らは鈴木の獲得に大きな期待を寄せている。しかし、シアトルのメディアが鈴木に興味を持つ理由は他にもあるようだ。  前出の『シアトル・タイムズ』は、11月20日に、「M’s(マリナーズ)は、鈴木誠也とともに日本人選手記録を続けるか?」というコラムで、同球団のある記録を紹介している。それは、日本人選手の連続在籍記録だ。  マリナーズはメジャーの中でも、日本では特に馴染みのある球団だ。もちろん長年在籍したイチローの存在が大きいのだが、マリナーズに在籍した日本人選手はMLB全球団の中でも多く、その歴史も長い。  マリナーズの日本人選手第一号は、マック鈴木の愛称で知られる鈴木誠だ。鈴木は1996年7月7日にメジャーデビューを果たしているが、マリナーズに在籍する日本人選手の連続記録はそこが始まりではない。というのも鈴木は、翌97年は、怪我によりメジャーの試合に出場していないからだ。  同コラムでは、鈴木が再びマウンドに戻った98年をその記録の始まりとしている。そして、マリナーズに在籍した日本人選手を、その在籍年とともに以下のように紹介している。  鈴木誠(1996年、1998~1999年)、佐々木主浩(2000~2003年)、イチロー(2001~2012年、2018~2019年)、長谷川滋利(2002~2005年)、木田優夫(2004~2005年)、城島健司(2006~2009年)、川崎宗則(2012年)、岩隈久志(2012~2017年)、青木宣親(2016年)、菊池雄星(2019~2021年)、平野佳寿(2020年)。  この通り、マリナーズには、20年以上連続して日本人選手が在籍している。同コラムは、この記録が続いた理由について、2016年まで同球団のオーナーであった大手ゲーム企業である任天堂の米国法人、ニンテンドー・オブ・アメリカ(NOA)が影響を及ぼしていたと指摘している。現在は実業家のジョン・スタントン氏が同球団のオーナーを務めているが、NOAは今でも多少の影響力を持っているとも述べられている。  しかし、この記録も今季で終わってしまう可能性は高い。菊池雄星がマリナーズと選手側の双方が有するオプション権を破棄し、FAとして球団を去ることを決断したからだ。なお、マリナーズには、まだイチロー(会長付特別補佐兼インストラクター)がいるが、現役ではないためこの記録には含まれない。  日本人選手不在で2022年のシーズンを迎えることは、マリナーズにとっても由々しき事態のようだ。同コラムを執筆したライアン・ディビッシュ記者は、前出のデュポットGMと11月のGM会議で交わした談話を、次のように紹介している。 「マリナーズは日本人選手なしでシーズンを迎えるつもりはない」  デュポットGMが現地メディアにこう語るほど、マリナーズは日本人選手に対して、何か特別な想いを持っているようだ。ただ、現地では鈴木の年俸は、「4年総額6000万ドル(約68億円)になる可能性は十分にある」と噂されていたり、複数球団による争奪戦となることは明白であることから、マリナーズとってもその獲得は容易ではない。  もっとも、マリナーズは11月28日に、サンディエゴ・パドレスから二塁手兼外野手のアダム・フレイジャーをトレードで獲得している。フレイジャーは加入の際、「外野にも挑戦したい」と語っていることから、外野で起用される可能性もある。そうなれば弱点と言われる外野陣の力も多少は向上されるため、鈴木を逃してもマリナーズにとって大きな痛手にはならないだろう。  はたして、デュポットGMの言葉の通り、マリナーズは日本人選手(鈴木誠也)の獲得に全力を尽くすのか。はたまた、鈴木は他の球団が獲得することになるのか。ロックアウトで先の見えない状況ではあるが、鈴木のメジャー移籍を巡る動向には今後も目が離せない。(在米ジャーナリスト・澤良憲/YOSHINORI SAWA)

    dot.

    12/7

  • 18

    阪神が4年連続12球団最多失策も守備コーチ留任「お友達内閣では勝てない」の嘆き

     阪神・矢野燿大監督が4年目の指揮を執る来年のコーチ陣が発表されると、阪神ファンからため息が漏れた。新たに加わったのは、藤井康雄1・2軍巡回打撃コーチ、江草仁貴2軍投手コーチ、野村克則2軍バッテリーコーチ、工藤隆人2軍外野守備走塁コーチの4人。1軍のコーチ陣は今季と同じ顔ぶれだった。 「今季前半戦に首位を快走しながら、V逸した原因の1つが拙守です。今年の86失策は4年連続12球団で最多。最少だった巨人の45個の2倍近い。土のグラウンドの甲子園を本拠地にしているためイレギュラーのバウンドが、人工芝より多いことは配慮しなければいけませんが、それにしても多すぎる。守っている選手たちに原因はありますが、指導するコーチ陣もテコ入れするだろうと考えるファンが多かった。それなのに来季も久慈照嘉内野守備兼バント担当コーチ、藤本敦士内野守備走塁コーチが留任。テコ入れしなかったことに驚きました」(スポーツ紙デスク)  失策がすべてミスというわけではない。新人で遊撃の定位置をつかむなど今季大活躍を見せた中野拓夢はリーグワーストの17失策を喫したが、俊足で守備範囲が広いため他の野手では届かない打球を弾いて失策を記録されたことも度々あった。だが、中野を含めて足の運び、グラブさばき、送球の精度など守備の確実性を上げなければいけないのは事実だ。  阪神の守備の綻びは首位を快走していた前半戦からも見られた。打球を互いに譲り合う場面が見られ、勝負所で手痛いミスも。打線が爆発して白星を重ねていたため目立たなかったが、後半戦に入るとこの課題が露呈する形となった。阪神は秋山拓巳、青柳晃洋、西勇輝、ガンケルなど内野ゴロなど凡打に打ち取ってアウトを積み重ねる投手が多い。守備力を高めなければ、長丁場のペナントレースを勝ち抜くのは厳しい。  球団もこの状況に手をこまねいていたわけではない。今年の春季キャンプに、巨人の現役時代「守備の名手」として知られた川相昌弘氏(現巨人ファーム総監督)を臨時コーチに招聘し、選手たちは1軍キャンプ初日から3週間以上に及ぶ指導を受けた。ライバル球団のOBに教えを乞うのは異例だが、本気度がうかがえた。川相コーチの熱心な指導の下で基礎練習の反復を徹底して繰り返した選手たちから、「収穫がたくさんあった」、「守備の意識が変わった」と感謝の言葉であふれた。  プロ野球OBは守備コーチの重要性をこう語る。 「守備は『練習したらしただけうまくなる』と言われますが、それも意識次第です。ただ漠然と数をこなしていてもうまくならない。川相さんは指導の引き出しが多いので、阪神の選手たちは上達の手ごたえを感じたのでしょう。でも指導期間が短すぎます。川相さんは色々な事情で1年間を通してのコーチはできなかったかもしれませんが、阪神OBに限らず守備の指導法に長けたコーチを招聘すべきです。プロ入り当時から守備の名手と呼ばれた選手がいますが、最初は下手でもコーチの指導次第で守備に興味を持ってどんどん上達した選手はたくさんいる。巨人の坂本勇人も守備の意識が高まってから安定感が出るようになった。守備をおろそかにするチームは勝てません」  ネット上では「矢野さんは優しいというか甘い。4年連続最多失策でコーチ陣をテコ入れしないほうがおかしい。お友達内閣では勝てないよ」、「首脳陣固定なのは守備改善のためになんの対策も講じませんって言っているようなもんやな。よく矢野さんファンのためにとか、ファンを喜ばせるとか言ってるけど、そんなこと軽々しく言わないでほしいな」などのコメントが。  来季に向け、守備力向上が最大のテーマになる。矢野政権は長年の課題をクリアすることができるだろうか。(安西憲春)

    dot.

    4時間前

  • 19

    DaiGoが青汁王子に差別発言の「真相」語る 「出会いはスタバでナンパ」など赤裸々トークも

     メンタリストのDaiGoが、「青汁王子」こと起業家の三崎優太氏が5日に配信したYouTubeチャンネルに出演。ホームレスや生活保護受給者について差別発言をしたとして炎上した騒動について振り返った。  DaiGoは8月に公開したYouTube動画で、「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めているんじゃないからね。生活保護の人たちに食わせるくらいなら、猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人が生きていても僕は別に得しないけど、猫が生きてれば僕は得なんで」などと発言。この動画について問題視する声が広がったが、「残念ながら、僕を叩いている人たちよりも、僕は彼らのことを保護してますよ。何でかって言うと、税金めちゃくちゃ払ってるから」と持論を展開して謝罪を拒否したことで批判の声が殺到。一転して謝罪し、11月に活動を再開した。  三崎氏が動画内で炎上の件について聞くと、DaiGoさんは「まず純粋にあの発言自体に対して言い方もすごく悪かったし、酔っ払っていたので」と謝罪。問題発言した放送の前にワイン会があり、ワインボトル2本飲み、その後も帰宅後に自宅でワインをさらに1本開けながら配信したという。そして、「払った税金が例えば生活保護やホームレスの人のために使われる。これは良いことだと思うんですよ。ただ、なぜ猫や犬や動物の命に対しては保健所に回って『殺すため』に使われるの?おかしいよね?っていうのはずっと言っていたんですよ。税金を払い続けている人間からしたら、それに異を唱えないのは、それに賛成してるってことになっちゃうじゃないですか」と持論を展開した。  問題発言となった経緯についても言及。人間関係に悩んでいるファンに対し、「人間関係って自分で選ぶもの。言い方は悪いけど、自分にとって必要な人間もいれば必要じゃない人間もいる。だから全員を大事にする必要はないよと。自分が本当に必要だと思う人のために生きればいい」などと助言したが、「その流れで、なぜかお酒の力が入ると、プラスアルファで僕の愚痴が入ってしまった。それがさっきの(差別発言)につながる」と説明。「僕だって猫を助けたいと思っているけど、世の中はこうなっていて、僕からしたら猫の命の方が大事だから」と話したところ、「ヤバい発言の部分だけ切り抜きの人に切り取られたんですよ。それで炎上した」と振り返った。  反省の姿勢を示したDaiGoだったが、自身に対して批判的な発言をした芸能人への不信感も口に。「芸能人でも炎上した時に声高に人を批判する人っているじゃないですか。でも、僕のことを批判した人の中には淫行と暴行と襲撃で前科がついているはずの芸能人の人とか、あとは飲酒運転で捕まっている経歴があるはずの某お昼の番組のMCの人がいるんですよ。僕すごく思うのが、よく言えるなと。だって自分もやましいことがあって、叩かれて辛さがわかってるはずなのに」と語気を強めた。  炎上騒動で3カ月間活動休止したが、Dラボやニコニコ動画などサブスクリプションサービスの会員数は減っていないことを明かした。YouTubeの収入は全盛期の8分の1まで落ち込んだが、再開してから1カ月で炎上前の40%まで回復。2~3カ月で戻る見通しだという。三崎氏がサブスクの収益を計算して「月に2億ぐらい入ってくるんですか?」と聞くと、「まあざっくり。2億とは言ってないですよ。計算したら確かにそうですけど。そこから増えているかもしれないし、もしかしたら減っているかもしれない」と笑った。  女性との出会いについても赤裸々に告白。「僕、人がいる場所にそもそも行かなくて。成功する人、お金を持っている人たちが女の子の集まるパーティーとかに呼ばれていくじゃないですか?(自分は)まずそういう場所に呼ばれない。どこで出会うかというと、普通にスタバにかわいい店員さんがいたらナンパします。声を掛けて普通に連絡先を交換するって感じです」と大胆な発言。しかし、自身がメンタリストゆえに女性の警戒心が強いという。「警戒されるレベルが半端ないんですよ。心読まれるとか見透かされるとか思われて。まず警戒心を解くハードルが凄く高すぎて正直損をしていると思います」と悩みを語った。  スポーツ紙の芸能担当記者はこう語る。 「酔っ払っても普通は差別発言しないですけどね。酒に酔ったことを釈明している時点で心の底から反省しているのかなと疑問に感じました。炎上動画の後も謝罪を一度拒否していますしね。有料のオンラインサロンの会員数が減っていないのなら、生活にダメージはほとんどないでしょう。お金に困ることはないと思いますが、もう一度このような失言をしたら支えてくれたファンも離れていく。10~20代の若年層にファンが多く、影響力がある存在であることを自覚してほしい」  動画を配信する際は、酒を飲みすぎない方が良いだろう。(松木歩)

    dot.

    2時間前

  • 20

    結婚5年半「一度も肉体関係がない」と告白した36歳女性 鴻上尚史がいくつもの質問で浮かび上がらせた“悩みの本質”

     結婚して5年半、「私は怖がり、痛がりで、一度も性交がない」と告白した36歳女性。「私のような者は存在するのか」と苦しむ相談者に、鴻上尚史がまず訊ねた「大切な質問」とは。 【相談124】結婚して5年半になります。交際以来、一度も肉体関係がありません(36歳 女性 こに)  鴻上さん、はじめまして。悩みに悩み、ご相談させて頂きます。私は、結婚して5年半になる女性です。25歳の頃、夫とお付き合いをはじめて、5年3カ月ほどで結婚に至りました。共働きですが、休日が重なることが多く、物理的にも常にすれ違いということはありません。また、夫婦仲は良く、お互いに仕事のグチをこぼしあったり、家事を協力して行ったりと、どこにでもいる夫婦だろうと思います。  ただひとつのことを除いては……。実は、交際が始まってからこれまでずっと、一度も肉体関係がないのです。もっといえば、生まれてから一度も、夫に限らず、私はそういった体験がありません。私は、とにかく怖がり、痛がりで、一番の原因はそこだろうと思うのです。あとは、分からないというのも正直なところです。どうして自分はこんななのだろう、情けない、辛い、悲しい、申し訳ない、悔しい、どこかおかしいのではないか……そういった思いが常にあり、毎日苦しいです。  子どもが欲しいという気持ちも強く、年齢のこともあるので焦りもかなりあり、夫と共に、少しずつそういったことにつながるようなスキンシップをとるようにしていますが、なぜ他の人が当たり前にできることが自分だけできないのかと辛いです。これまでに性的なことでトラウマになるような体験はありません(レイプや痴漢など)。  このことは、夫と信頼できる元同僚一人しか知らず、親や親戚は、そんなことは夢にも思っていないと思います。子どもができにくいのかなと思っていると思います。職場の上司にも子どもが欲しい旨は伝えており、気にせず休んだらいいんだからとあたたかい言葉を頂いています。まわりを騙しているようで心苦しいです。よく若いカップル(女性側)の話で、結婚までは性行為をしたくない、恐怖があるという話を聞きます。子どもが欲しくても、身体のことでできないという方がいらっしゃるのは、もちろん知っています。  しかし、結婚し、仲が悪いわけでもなく、トラウマがあるわけでもなく、物理的に時間がないわけでもなく……行為が何年も、1回も、できないという私は、異常だと思います。どうにかできるようになりたい、子どもも欲しい、その気持ちは確かであり非常に強いものなのです。世の中に、私のような者は存在するのでしょうか。できずに一生を終えることもありうるのでしょうか……。夫は、自分がうまくリードできてない、毎晩スキンシップを重ねていくなかで前進していると自分は思っている、大好きだということは言ってくれています。 【鴻上さんの答え】 こにさん。大変な相談ですが、じつは、この文章だけではまだよく分かりません。「私は、とにかく怖がり、痛がりで」と書かれていますが、具体的にどういう風にできないのかが分かりません。「分からないというのも正直なところです」と書かれていますが、自分の精神状態が分からないのか、身体的な理由が分からないのか、何がどう分からないのかが重要だと思います。  先に言えば、肉体関係を持たなくても子供を作ることは可能です。ネットで調べれば、すぐにいろんな方法が出てきます。ですから、子供を作るために肉体関係を持たなければ、と焦ることはないと思います。  それよりは、「どうしてできないのか?」をゆっくりと探っていくことが大切だと思います。  こにさん。僕はカウンセリングを受けることをお勧めします。恥ずかしいと思われるかもしれませんが、僕に相談しても、結局、一人で悶々としていては、解決の方法は見つからないと思います。  どのレベルで肉体関係が持てないのか、そもそも肉体関係に興味がないのか、肉体関係を持とうとするとどういう精神状態になるのか。身体的にはどんな拒否反応を見せるのか。 「LGBTQ+」の分類に、「アセクシュアル」があります。「恋愛感情の有無に関わらず、他者への性的欲求を経験しない人」です。恋愛感情も性的欲求も感じない人もいれば、恋愛感情はあるけれど、性的欲求をまったく感じない人もいます。統計的には、一定数、アセクシュアルの人はいて、別に珍しいことではないのです。  こにさんは、性的欲求はありますか? それとも、「肉体関係は必要だ」と頭で思っているけれど、具体的な欲求はあまり感じませんか? 「夫婦は肉体関係があるもの。ないことはとてもおかしい」と頭から決めつけて、自分の欲求とか感覚を無視していますか? それとも、はっきりとした性的欲求はありますか? 大切な質問ですが、マスターベーションはしますか? したことはありませんか?  ね、尋ねたいことは山ほどあるのです。ですから、この相談の文章だけだと何も分からないのです。  こにさんのような状態は、珍しくないと思います。みんな、性的なことは恥ずかしいから黙っているだけです。ぜひ、メンタルクリニックか心療内科、精神科のカウンセリングを受けることをお勧めします。  僕に相談のメールを送れたんです。カウンセリングを受けるのは、あとちょっとした勇気です。  ぜひ、一人で悩まず、相談して下さい。きっと、何かが見えてくると思いますよ。 ■本連載の書籍化第3弾!『鴻上尚史のますますほがらか人生相談』が発売中です!

    dot.

    11/23

  • 1

    Snow Manが明かす“触れてしまった”メンバーの秘密

     昨年コロナウイルス感染の影響から、出場辞退を余儀なくされた紅白歌合戦への改めての“初”出場を決めたSnow Man。そんな彼らが12月1日に発売した5枚目のシングル「Secret Touch」にちなんで、質問をぶつけてみた。 *  *  * Q&A(1)「Secret Touch」にちなんで、触れてしまったメンバーの秘密(2)カップリング曲「僕の彼女になってよ。」の歌詞「君の香水のにおいがする」にちなんで、好きな香り(3)カップリング曲「My Sweet Girl」の歌詞「Don’t tell lies」にちなんで、ついてしまった嘘(4)3年目の個人的な目標 ■深澤辰哉(1)えー、むずいな秘密。渡辺翔太は、寝癖がけっこうひどい。やっぱりパーマをかけたことでより味が出るんですよ。片っぽそり立ってて。片っぽぺったんこみたいな。今日の朝もそうだったんで、かわいらしい部分があります(照れた渡辺「ありがとうございます」)。(2)石鹸。爽やか系の石鹸のにおい。だから香水で言うと、グリーンなんとかみたいなやつ(渡辺「石鹸でグリーン?」)。あんのよ、爽やかなの。香水は持ってるけど、あんまつけないですね。アロマは家に、木(スティック)さしてにおい嗅ぐやつは持ってますけど。(4)レギュラー番組はもちろん持ちたいですけど、持つんだったら、まずは個人じゃなくてグループがいいです。グループのほうが、MCをまわすとか、俺が勉強できる場が多いから。個人だとまわされるほうになるし、バラエティーとか同じ番組にたくさん出演させていただけたらうれしいなと思います。 ■佐久間大介(1)ふんむーふんむー。むっず!(阿部「俺がオニオンスライスにハマっているというひそかな秘密を教えてあげてもいいよ」)。うわ、まじかよー、知っちゃった(阿部「鰹節のっけてあるやつ」)。そういえば、こいつ、ひそかに宅配注文のときオニオンスライス頼んでる(笑)。(2)金木犀。蓮が練り香水くれました。俺が好きだっていうのを知ってて、一番本物に近いにおいを見つけて。記念とかじゃなく、何でもないときに。実際にマスクにつけたりして使ってます。普段から香水はつけないんですけど、好きなお店のバスボムとか石鹸を棚に入れてます。クローゼットに入れるだけで、すごくにおいがつく。(3)嘘はないけど、メンバーに対しての冗談とかいたずらはめっちゃある。でも、やりすぎて覚えてない(笑)。(4)声優でアニメのレギュラーとかやりたいなと思っています。やっぱり、ずっと関わっていきたい仕事として声優があるので。 ■渡辺翔太(1)深澤さんの靴下に毛玉が思った以上にくっついている。たまたま見かけちゃったんですよね(深澤「あー、それまちがいねえわ。俺ずっと同じ靴下はいてるから。もう半年くらい。愛着わいてるから」)。(2)柑橘っぽい感じですかね。それに緑っぽさ。ウッドな感じも入ってるの好きですね。家だとそういうにおいで、自分がつけるときは爽やかな、石鹸じゃないですけど、そっち系ですね。(4)雑誌のソロの表紙をいっぱいやっていきたいですね。やっぱ美容系とか強い雑誌だとうれしいです。家の棚に、自分一人だけの表紙の雑誌を積んでってるんですよ。もちろん自分が見るように並べてるわけじゃなくて、見えないところに。で、重ねるたびに、あ、これ一人で何冊目だ、みたいな(深澤「目標にもなるよね」)。ちょっと優越感がある(笑)。まだ6、7冊ぐらいなんで、どんどん積んでいきたいなあと思ってます。 ■宮舘涼太(1)向井はみんなといるときはガヤガヤして面白おかしく盛り上げるんですけど、二人っきりになると急にかっこつけます。なんか、けっこうスマートになるんですよ。しゃべり方とか。「せやねん」(眉毛をぴくっと動かしながら)とか。さぶいなって思う(笑)。(2)僕はローズですね。家のアロマディフューザーもそうですし、香水もそうですし。たまーにつける感じで。(3)いまライブ中で、振付をちょっと間違えたんだけど、あたかも間違えてないかのようにごまかしたっていう。まだ誰にも言われてないから、小さな嘘をつき通せたってことかなと。ほかのメンバーも時々あるんじゃないかなあ。目撃はしてますけどね。(4)よりバラエティー番組に出て、いろんな方に名前と個性を知ってもらいたいかな。あとは夢でもある時代劇とか、ドラマや舞台の主演とか、大きなステージに上がっていけたらなとは思います。 ■岩本照(1)コンサートの本番前、目黒がシャワーに入るのが一番遅い。早い人が衣装着て準備してるときに風呂上がり。秘密っていうか、普段見ない姿として「あ、こういうペースで生きてるんだ」って(目黒「みんなよりたぶん遅い時間で過ごしてる」)。(2)白樺の香りが好きですね。「ヴィヒタ」っていう、白樺を切ってサウナで使うものがあるんですよ。サウナ好きなんで、そのにおいが落ち着く。(3)俺、嘘つかない……(懸命に考えて)嘘じゃないけど、何年か前の曲の振り起こししたときに、メンバーが「こんなのあったっけ?」って言うのに「こうだよ!」って返したんだけど、後で映像見直したら指摘された通りだった(笑)。でも、今はこっちのほうがいいと思うから、って変えちゃうかな(目黒「進化だよね」)。(4)振付をやらせてもらっていて。今後はジャニーズとは関係ないところでも作品づくりができたらいいなと思います。 ■阿部亮平(1)何かあったかな……(佐久間「<さっきのお返しに>俺がひそかにトリュフにハマっていること教えてあげてもいいよ」)。マジ? じゃあ、それが俺が握っている佐久間の秘密です(笑)。(2)香水、持っているんですけど、つけ忘れちゃうんですよね。爽やかなにおいが好きで、グリーンティーとか、柑橘類とか。昔から勉強に集中するときはシトラス系がいいかなと思って香水を買うんですけど、つける習慣がまったく身につかないです。(4)今年はテレビや新聞で、気象予報士についてのお仕事がすごく増えたんです。今まではなかなか気象予報士の資格が直接仕事に結びつくことがなかったんですよ。この資格を持っているということで知っていただいて、クイズ番組に出始めるきっかけになったりはしていたんですけど。だからもうちょっと、気象予報士のお仕事をより確実なものにしていけたらいいですね。 ■向井康二(1)んーーなんやろなあ。だてさん秘密おれにバレたことない?(宮舘「いや、俺も考えてたんだよ、今」)。あ、あるよ!だてさん家でいつもバスローブって言ってるやん? けっこう前やけど、家でTシャツでした!(宮舘「それ、たまたまの話じゃん(笑)」)。たまたまですけど、白Tでした! ショックでした! バスローブ着ていてほしかったですねー。(2)場所によるけど、香水やと、ちょっと清潔感のある石鹸系の香りが好き。寝る前とか、みかんやね。ブラッドオレンジが好き。メンバーカラーとは関係なく、においがね。(女の子がつけるとしたら?)いやおれなんでもええけど、無臭がいいんだよね、いちばんは。あとはサボン系がいい。高級感のない香りが好き。(3)えーあるでーいっぱい。メンバーと出かける約束してたんやけど、おれがね、忘れてて。忘れてないふりをしました。誰とは言わない。バレちゃう(笑)。 ■目黒蓮(1)佐久間くんと俺、滝沢歌舞伎のときは、お風呂ですごい会う機会が多くて、「風呂友だー!」って盛り上がってたんですけど、フタを開けてみたら、佐久間くんよりも岩本くんのほうが会う回数が多い(笑)。いまライブのツアー中なんですけど、なんなら一回もシャワーで会ったことない。時間とかぜんぜんちがうんでしょうね。だから、「風呂友」じゃないんじゃないかな、って(笑)。(2)僕は佐久間くんと同じです。金木犀が好きですね。なんか、その時期のこと思い出す。木の下でサッカーやったなあとかって(ラウール「あったあった、一緒にやったね」)。してないよ!(3)俺、嘘つけないんだよなー(ラウール「<小声で>眉毛ないんじゃない?」)。あ、嘘じゃないんですけど、ここの眉毛(左の眉頭)がないんですよ。ケガして。それをメイクで描いて隠してもらってる(ラウール「目黒蓮じゃなくて眉毛蓮が嘘ついてる!」)。 ■ラウール(1)向井さんが車で学校まで送ってくれたんですよ。僕は助手席に乗ってて、信号が赤になって止まるときにブレーキでキューッてなるじゃないですか(体を前かがみに)。それをこうやって(手を横に出して)おさえてくるんですよ。びっくりしましたね。なんやねんこれ!って(笑)。やさしさですね。(2)ミルクのにおいが好き。あとは人肌のにおい。目黒くんの(ぐっと近寄って)人肌(目黒「いや、人肌に触れる距離感に来ないじゃん」)。でも人肌いいですね。たぶんちっちゃいころから好きなんだと思います。(3)嘘かぁ……最近、キャラクターに憑依するのが好きです。ふざけちゃうっていうか。自分を偽っている、っていうことなら、嘘って言える?(4)ファッションをもっと、という思いはありますね。これだけは専門的に極められるな、って。ショーに出たりとか。服を着て、カッコよく見せるということに、すごく自信はあるんで。 (取材・構成/本誌・大谷百合絵、直木詩帆、秦正理、伏見美雪) >>【関連記事/Snow Man「2022年は今年以上に、お客さんと会う機会を」】はこちら>>【関連記事/Snow Manがメンバーにあげたいクリスマスプレゼントと、そのお返しは?】はこちら※週刊朝日  2021年12月10日号

    週刊朝日

    17時間前

  • 2

    【独自】石原伸晃事務所がコロナ助成金約60万円を受給 「確認の上で申請」と釈明するも専門家から疑問の声

     岸田文雄首相から内閣参与に抜擢された石原伸晃元自民党幹事長がコロナ禍で収入の総額が減っていないにもかかわらず、雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金を受給していたことがAERAdot.の取材でわかった。  石原氏は10月の衆院選で落選したが、今月3日に内閣官房参与に任命され、SNSで「なぜ民意で落選した人間が起用されるのか」、官邸関係者からも「ただの人になった石原氏を起用なんてピントがズレまくっている」などと激しい批判が起こったばかりだが、新たに疑問の声があがりそうだ。  雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金とは、新型コロナの影響で事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、休業手当などの一部を事業主に助成する制度のことだ。  厚労省によると「新型コロナの影響で事業活動が縮小している」、「最近1か月間の売上高が前年同月比5%以上減少している」「休業手当を支払っている」などの条件を満たすと、一人一日あたり原則1万3500円を上限に支給されることになる。「政治団体も条件を満たせば、受け取ることができる」(担当者)という。  11月に公表された石原氏の東京都第八選挙区支部の2020年の収支報告書を見ると、収入の欄に雇用安定助成金として約23万円(4月分)、18万円(4月分)、18万円(5月分)が記載されていた。計60万8千円にのぼる。コロナ禍で収入が減っていれば受け取ることは可能だが、収入の総額を見ると、20年(1~12月)は約4200万円。19年(1月~12月)の収入総額を見ても、約3900万円で資金に窮しているようには見えない。  雇用安定助成金を管轄する厚労省の担当者は「全体で収入が増えていても、ひと月の収入が前年比5%以上減り、休業手当を出していれば、支給対象になる」という。  政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう指摘する。 「政治団体も助成の対象になっているのは驚きますね。寄付金や政治資金パーティ、政党交付金が主な収入で、毎年収入は不安定です。月によっては収入が減っているように見せることもできます。本来であれば、コロナ禍で売り上げが減った企業を対象にした助成金制度であり、現役の衆院議員の事務所が申請するとは驚きです。政党交付金を受けている政治団体は対象から除外するべきだと思います」  この助成金に関してはこれまでも企業による不正受給の問題が指摘されていた。厚労省によると、11月末までに390件、約30億円もの不正申請や受給が発覚している。  官邸関係者によると「不適切に受給していなかったか情報収集をしているところ」という。  約60万円の助成金の受給について、事実関係を石原氏の事務所に尋ねると、以下の回答がFaxで届いた。 「どんな情報をもとにご質問をされているのか存じ上げませんが、支部において所管当局に確認した上で申請しているところです」  担当者に受給の経緯について詳しい説明を再度、求めたが、「Faxでの回答が全てです」と言うのみだった。  この件について石原氏本人はどう説明するのか。注目が集まりそうだ。 (AERAdot.編集部 吉崎洋夫)

    dot.

    10時間前

  • 3

    「愛子さまのお気に入りは子どもの頃から変わらない」天皇一家の追っかけ主婦が語る激写20年

     愛子さまはあどけなさがあったのに、成人皇族になられて、大人びてステキな女性になられ、うれしいですね」  こう話すのはカメラを片手に天皇ご一家を28年半、追っかけてきた主婦の吉田比佐さんだ。  12月1日に20歳の誕生日を迎え、成年皇族となった愛子さま。5日には成年の祝賀行事が行われ、愛子さまのドレス姿が初お披露目となる。  5日午前は長袖で淡い色味の「ご参拝服」を身につけて皇居の宮中三殿を参拝される。その後、襟元の詰まった長袖のドレス「ローブ・モンタント」に着替えられ、天皇陛下から勲章を受けとられるという。  午後は襟元の開いた「ローブ・デコルテ」に勲章、ティアラを着用した正装姿で、両陛下に挨拶される予定だ。 「愛子さまが身につける髪飾りのティアラが話題になりましたが、ティアラには女性としてすごく憧れますね。車の中の皇族を撮る時にはティアラをしているかどうかは、私たち追っかけにとっては大きいです。ティアラをしているお姿ってなかなか見れないので、”きょうはティアラをしているかもしれない”って思うと、疲れていてもがんばって、撮影ポイントに並ぼうという気になりましたね」  今回、愛子さまはコロナ禍の影響を配慮し、天皇陛下の妹(紀宮さま)で、結婚して皇籍を離脱した黒田清子さんが所有するものを借用する。 「眞子さん、佳子さまのティアラもそれぞれ2800万円もする豪華なものでしたけれど、私の見た印象では、黒田清子さんのティアラはクラシックな印象でした。清子さんのティアラのデザイン方が好き、愛子さまはお似合いになると思います」  吉田さんは過去、ティアラをつけた皇族の撮影経験もある。 「ディアラをつけられるのは特別な日だけですね。新年の祝賀の行事の時とか、外国からお客さまが来る時の接待で宮中晩餐会にお出になられる時です」  吉田さんが、追っかけを始めたのはまだ愛子さまが生まれるずっと前、1993年6月9日の両陛下のご成婚パレードからだ。 「ご成婚パレードでは、雅子さまが1000個のダイヤをちりばめた豪華なティアラをして、ローブ・デコルテの衣装を身にまとっていました。とてもステキな写真が撮れました」  そのお姿が脳裏から離れず、雅子さまを追いかけるようになった。 「愛子さまもローブ・デコルテを新調なさるそうですね。格式のあるロングドレスで、襟元や背中が大きくカットされているそうです。愛子さまがお召しになるとどんな感じになるのかとても楽しみです」  愛子さまを生まれたばかりの幼少期から見守り続けた吉田さんは20年の歳月をこう振り返る。 「愛子さまが赤ちゃんの頃、私たちは仲間うちで“愛子ちゃま”と呼んでいました(笑)。雅子さまに抱っこされている姿が、今でもきのうのことのように目に浮かびます」  天皇陛下と雅子さまの結婚会見のとき、記者から「お子さまは何人くらい?」 と質問され、雅子さまは「家族でオーケストラが作れるような子供の数ということはおっしゃらないでください、と(陛下に)申しました」とジョークで返した。 「陛下も愛子さまも音楽がお好きです。実際に陛下がヴィオラ、愛子さまがチェロを演奏するオーケストラのコンサートに参加された時、雅子さまがご覧になっていましたね」  愛子さまは文武両道でスキー、水泳なども、お好きだという。 「御所の中では陛下と一緒にジョギングをしたりしているそうです。毎年、夏になると、ご家族で下田(静岡県)や那須(栃木県)にご静養に行かれるのですが、下田の御用邸の裏手には海があって、愛子さまはいつも真っ黒になって東京に帰って来ていましたね」  愛子さまファッションには特徴があるという。 「愛子さまは夏場には、ワンピースをけっこう着てらして、ふわっとしたフレアスカートのワンピースをよく見かけましたね。冬は赤いセーターを着たり、ピンクのブラウスを着たり、全体にフェミニンです。先日、20歳のお誕生日に愛犬の由莉(ゆり)ちゃんと一緒の映像でも、茶系のふわっとしたスカートだったので、そういう服装がお気に入りでいらっしゃるところは、子供の頃と変わらないなと思いました」  愛子さまは学習院中等科時代に”激やせ”し、体調が心配されたこともあった。 「あの時はダイエットしているやせ方とはちょっと違うのかなと思いました。雅子さまの体調にも波があって、愛子さまもお母様のことを心配されていたのではないかと思います。雅子さまは新皇后になってから、自信が取り戻せたのではないでしょうか」  2019年11月9日に行われた「天皇陛下ご即位をお祝いする国民祭典」では、嵐のパフォーマンスが行なわれ、一家団欒で楽しむ様子が放映された。 「雑誌で読んだんですが、愛子さまは嵐の相葉雅紀君の”推し”だそうですね。カラオケも歌われるのだとか」  吉田さんは94年5月、会社員の夫と結婚した。結婚前から追っかけをしていたから、夫は理解があり、朝早くから出かけても何も言わないという。  コロナ禍のステイホームにより、雅子さまや愛子さまのお出かけが減った。加えて、天皇陛下ご一家は今年9月、赤坂御所から皇居に引っ越した。 「これまでは、ご一家が赤坂御所と皇居の行き帰りを張っていれば、写真が撮れたんですが、皇居に住まわれるようになると、皇居内での宮中行事が多いですから、シャッターチャンスも減ってしまいました」  吉田さんは今年7月から就職し、平日はフルタイムで働き、平日は追っかけが難しくなったが、できる限り続けたいという。 「愛子さまは車の中でも、窓を開けてお手ふりしてくれますよ。ニコッと笑う愛子スマイルが、かわいらしい。あの笑顔を見ると、こちらも気持ちが安らぎます。これからも雅子さまとともに、愛子さまのご公務の様子も拝見できたら、嬉しいなと思っています」  愛子さまの祝賀行事の撮影現場に吉田さんはもちろん、カメラ片手に出かけるという。どんな愛子さま笑顔が撮れるのか。 (AERAdot.編集部 上田耕司)

    dot.

    12/5

  • 4

    Snow Man「2022年は今年以上に、お客さんと会う機会を」

     2020年1月のCDデビュー以来、次々とミリオンセールスや記録を達成。昨年コロナウイルス感染の影響で出場辞退を余儀なくされた紅白歌合戦への改めての“初”出場も先ごろ発表されるなど、破竹の快進撃を続けるSnow Man。デビュー1年9カ月にしてようやく開催できた初の有観客での全国ライブツアーや、12月1日に発売された通算5枚目のシングル「Secret Touch」について、そして3年目を迎える2022年に挑戦したいことなど、ボケとツッコミ満載のトークで語ってくれた。 *  *  * ──新曲「Secret Touch」の推しポイントを教えてください。 佐久間:歌詞がね、すごいエモいんでございます。君の視線に何度も触れたっていう、可視化されていないものに対して触れたっていう言い回しが、すごくおしゃれだなと思って好きですね。 阿部:お、かっこいい。 ラウール:僕の推しポイントもいいですか? 僕は、ラストのサビの、帰り道の夕陽のように、っていうのが、あったかい感じがしてすごく素敵で。 向井:たしかに歌詞いいよね。めめは? めめのドラマ(放送中の「消えた初恋」)の主題歌ですから。 目黒:2番の、康二かな? 康二が歌ってるところ? サビ前の。 向井:おれや、おれ。「夜空に想い託した~♪」のとこでしょ。 目黒:あそこの歌詞がすごく好きです。 向井:歌詞ね。歌詞と? ラウール:歌詞「が」好き。 目黒:夜空が好き。 向井:え、歌詞と歌声が好き? ありがとうございます。うれしいです。 ──カップリング曲についてはいかがですか。「君の彼氏になりたい。」の続編にあたる「僕の彼女になってよ。」も話題です。 深澤:これは舘様(宮舘さん)から聞きたいね。 向井:だてさんが提案した曲やからね。 宮舘:前の曲が大好評をいただいたので、続編があったら面白いんじゃないかなと。時間経過があって、けっこう発展してるのか、それともまだもじもじしてるのかっていう。そういう要素を残した曲ができたらなって、ぱっと思い浮かんだことを汲み取っていただいて。 佐久間:アンサーソングっていろんな方向性があるじゃないですか。それを話し合ったうえで最終的に作家さんに書きやすいほうでお願いしました。 ラウール:同じ作家さんにお願いしたんですよね。 目黒:SHIROSEさんにね。WHITE JAMの。 佐久間:そうしたら最高のものができました。映像(MV)も撮ったんですけどすごくいい感じで、ファンの方みんなが好きなものになってるなと。また深澤が盛れてましたね。 向井:けっこう揺れてたよ、現場。盛れ盛れって。 深澤:いえい! 目黒:深澤無双?(笑) 阿部:今回どっちもMVいいよね。「Secret Touch」も、ああいうセット組むのSnow Manだと初じゃない? 佐久間:あれ素敵だったわマジで、シチュエーションが。 目黒:あれ、2番がまたけっこういいんだよね。 ラウール:2番は演出で雨が降ってきたり、衣装チェンジしたりね。 ──今回の曲の振付は? ラウール:もしかしたら俺が(振りを)つけるかもしれない。 一同:あはははははは! 向井:それはわかんないからね。 阿部:康二のパターンもある。 向井:おれのパターンもある。振付師してるから。 ラウール:え? なにを振付したんでしたっけ? 向井:Snow Manの曲。「P.M.G.」(向井・深澤・宮舘の3人によるユニット曲)。……あの、シーンってなるの、やめてもらっていいですか。 一同:あははは! 深澤:いやー、はいはい、すごいいい振りを考えてもらって(笑)、ありがとうございます。あ、渡辺さんどうですか、クリスマスソングとか。 渡辺:「Christmas wishes」は、何曲か聴かせてもらって決めたんですけど、いっぱいある先輩たちのクリスマスソングのなかに僕たちも入れたらいいなって思いで、一番定番の曲を選んだつもりなんで。聴きなじみもすごくいいと思うし、早く聴いてもらいたいなって。カラオケにもかなりいいかなと。 ラウール:あ、カラオケソング多いね。4曲ともいっちゃってください! 目黒:「My Sweet Girl」もいっちゃってほしいね。 ラウール:歌唱力自慢が歌い上げるのを聴きたいですよね。 ──有観客でのライブツアーも、ついに始まりました。 渡辺:デビューして初の有観客ライブなんで、やっぱ景色が印象的だった。1年半以上、カメラしかいないのが続いていた環境に、お客さんがいて。 目黒:楽しかったです。デビューライブも無観客で配信だったから。本番で(せりあがりの)台下行ったときに、奥に人いるな!って気配を感じて、おー、懐かしいなって感覚を思い出して。 ラウール:客席がバーッて見えたとき、グッときました。いままでCDがミリオン(セールス)いったよ、とか、記録を作ってくれた方たち、デビューしてから1年9カ月支えてくれた方たちが、生で自分の目に映るというのが、すごく新鮮で。願い続けたことが叶(かな)った感じがありましたね。 岩本:やっぱり、お客さんを生で感じられるのはいいよね。制限あるなか、みんな声出したいけど出さずに我慢しながら、でも楽しんでくれてる感じが伝わってくるんで。残りの公演もね、みんなが健康に過ごせればいいかなって思いますよね。 ──3年目の2022年に挑戦していきたいことは? 佐久間:深澤くんがずっと(MCとして話を)振ってるだけなんで、これは深澤くんいきましょう。 深澤 あ、いや。 岩本:お前、MVで自分が盛れてた話しかしてねーだろ(笑)、ちゃんと話せ! ……アニメの実写映画やりたい、って言うなよ?(22年3月、9人での主演映画「おそ松さん」公開予定) 深澤:じゃあ、いっぱいあるんですけど、「それスノ」(冠番組「それSnow Manにやらせて下さい」)ゴールデンで。もちろん、いまの時間帯も素晴らしいし、いろんな方に見ていただけるのでうれしいですけど。 佐久間:目指すはゴールデンだよな! よっしゃー決まった! 深澤:あと一番は、次はやっぱり、ライブやるときは(観客も)声出せる環境でやりたいなと。 阿部:間違いない! 深澤:あと温泉行きたい。 向井:間違いない! 岩本:からの? ラウール:さらに? 佐久間:もうひとつ言うなら? 深澤:もうひとつ? えーー。 阿部:いっぱいあるって言ったからね。 深澤:まあ俺30だから、来年。 一同:おおー。 阿部:還暦の半分ね。 深澤:30なんで、記念なんで、免許取ります! 一同:(ぱらぱらと拍手) 岩本:これ、あと5年くらい聞きますよ(苦笑)。 佐久間:こいつはねえ、口だけなの。行かないの。ずっと言ってるから。 ──ラウールさんが先に取ってしまうのでは? 深澤:いやいや、一緒に行くんだよな! ラウール:まあ……、もう取ってます、実は。(※冗談です) 向井:え! 深澤:おいラウール、約束が違うぞ。一緒にさあ、車乗るって言ったよな? ラウール:ごめん! も、申し訳ない! 一同:あははははは! 岩本:まああの、やっぱり来年は今年以上に、舞台とかお客さんと会う機会をなるべく多く。今回のライブに来られなかった方もたくさんいると思うんで、2021年より2022年のほうがたくさんいろんなとこでイベントできたよねって時間を過ごせたらいいなって思ってます。 (取材・構成/本誌・大谷百合絵、直木詩帆、秦正理、伏見美雪) >>【関連記事/Snow Manがメンバーにあげたいクリスマスプレゼントと、そのお返しは?】はこちら>>【関連記事/Snow Manが明かす“触れてしまった”メンバーの秘密】はこちら※週刊朝日  2021年12月10日号

    週刊朝日

    17時間前

  • 5

    Snow Manがメンバーにあげたいクリスマスプレゼントと、そのお返しは?

     12月1日に通算5枚目のシングル「Secret Touch」をリリースしたSnow Man。カップリング曲「Christmas wishes」にちなんで、メンバーにクリスマスプレゼントにあげたいもの(2020年)と、そのお返し(2021年)を考えてもらった。 *  *  * ■深澤辰哉&岩本照深澤:照には、自分のリアルな銅像。自分の体をずーっと見て、いまこういう感じか、って確かめ……岩本:(隣のテーブルから突然)あんまいらないな、それ!深澤:え? ええええ?  ラウール:びっくりした。いま一瞬、岩本くんがみんなに自分の銅像をプレゼントしたのかと思った!(笑)岩本:それに俺が何を返すか? じゃあ、ふっかの似顔絵を描いて返します。 ■岩本照&佐久間大介岩本:佐久間がほしいもの? ……なんか、フィギュアとかが置けて、照明とかでよりキレイに見せられる、アクリルボックスみたいなものをほしがるんじゃないかな? 佐久間:お返しは80キロのダンベルかな。阿部:それ、もはやバーベルじゃん!佐久間:なかなかないと思うんで。それを片手で上げたいだろうなって。阿部:重いね、いろんな意味で(笑)。 ■阿部亮平&ラウール阿部:ラウールにあげたいのは、サングラスですね。もっといろいろな表情見られるかなって。なんなら南国とかニューヨークに佇んでサングラスしてるラウールを撮っていただきたいな。 ラウール:お返しはカラーサングラスじゃないですか? メンバーカラーの緑とかの。阿部ちゃんは、けっこう真面目なイメージがあるので、ちょっとやんちゃな一面も見てみたいなって。 ■ラウール&目黒蓮ラウール:めめのほしいもの? あーわかりますね。普通に。あれじゃないの。こたつ。目黒:はい、残念! お疲れさまでした!ラウール:え、マジで? なに? ヒント!目黒:時間がほしい。 目黒:ラウールには服あげます。新しいの選んで買って、それを。ラウール:お古でいいよ。おさがりちょうだい! ぜんぜん着られるし。着てくるから。(目黒に苦笑でスルーされ)嫌わないでよ~!  ■目黒蓮&阿部亮平目黒:阿部ちゃんは、スマホの充電器がほしいんじゃないかな。僕が充電器いっこ、借りパクしたんで。いま少ないはずなんで(真顔で)。 阿部:借りパクされた充電器、その後、返してくれたんですよ。お返しには新しいスマホをプレゼントします(笑)。めめは、僕と一緒なんですけど、携帯をどこに置いたか忘れがちだから。 ■佐久間大介&宮舘涼太佐久間:だてさまには、リアルクリスマスツリーだね。深澤:あー、似合いそう。佐久間:家に行ったとき、あっても、違和感なにもない。ちゃんといろいろときれいに飾り付けしてるの。  宮舘:すごい迷惑ですね。送り返します。で、「おいなんだよ返されたよ」と思いきや、そこにね、佐久間の、推しっていうんですか、フィギュアを飾れるようにしとく。オタククリスマスツリー。 ■宮舘涼太&渡辺翔太宮舘:翔太がほしいもの? なんだろうなあ。なんか、業務用の、肌を整える機械みたいなもの。お店にある機械のようなレベルの。でも、いくらするんだろう?(笑) 渡辺:お店で使ってるやつだったら絶対いいに決まってるんで、その上位モデルをそのままお返しします。宮舘:返品されました? あ、グレードが上がってる? うれしいです、はい(真顔)。 ■渡辺翔太&向井康二渡辺:康二にあげたいもの。カメラ。え、高い?(笑) じゃあストラップにします。おしゃれさを大事にしてるっぽいんで、僕なりの観点でのおしゃれなやつ。オレンジ色が入っているものとか。 向井:何をもらったとしても、おれがあげたいのは、いい寝間着。ちょっと薄い、もこもこ生地の。あのひとハーフパンツで寝てるんで、冷やさないように。脚もかいたりするんで、あのひと。 ■向井康二&深澤辰哉向井:ふっかさん、何がほしいんやろ。ドライヤーやと思うんやけど。でももう買ったかなあ。……あ。癒やし。癒やしじゃない? ふっかさんもおれも、いまいま、癒やしがほしい。 深澤:癒やし? 肩マッサージ、たしかに頼んでもないのにいつも勝手にしてくるんですけど。まあ気持ちは伝わったんで、お返しするならレンズじゃないですか。いくらでも好きなやつ買いますよ。 (取材・構成/本誌・大谷百合絵、直木詩帆、秦正理、伏見美雪) >>【関連記事/Snow Man「2022年は今年以上に、お客さんと会う機会を」】はこちら>>【関連記事/Snow Manが明かす“触れてしまった”メンバーの秘密】はこちら※週刊朝日  2021年12月10日号

    週刊朝日

    17時間前

  • 6

    結婚5年半「一度も肉体関係がない」と告白した36歳女性 鴻上尚史がいくつもの質問で浮かび上がらせた“悩みの本質”

     結婚して5年半、「私は怖がり、痛がりで、一度も性交がない」と告白した36歳女性。「私のような者は存在するのか」と苦しむ相談者に、鴻上尚史がまず訊ねた「大切な質問」とは。 【相談124】結婚して5年半になります。交際以来、一度も肉体関係がありません(36歳 女性 こに)  鴻上さん、はじめまして。悩みに悩み、ご相談させて頂きます。私は、結婚して5年半になる女性です。25歳の頃、夫とお付き合いをはじめて、5年3カ月ほどで結婚に至りました。共働きですが、休日が重なることが多く、物理的にも常にすれ違いということはありません。また、夫婦仲は良く、お互いに仕事のグチをこぼしあったり、家事を協力して行ったりと、どこにでもいる夫婦だろうと思います。  ただひとつのことを除いては……。実は、交際が始まってからこれまでずっと、一度も肉体関係がないのです。もっといえば、生まれてから一度も、夫に限らず、私はそういった体験がありません。私は、とにかく怖がり、痛がりで、一番の原因はそこだろうと思うのです。あとは、分からないというのも正直なところです。どうして自分はこんななのだろう、情けない、辛い、悲しい、申し訳ない、悔しい、どこかおかしいのではないか……そういった思いが常にあり、毎日苦しいです。  子どもが欲しいという気持ちも強く、年齢のこともあるので焦りもかなりあり、夫と共に、少しずつそういったことにつながるようなスキンシップをとるようにしていますが、なぜ他の人が当たり前にできることが自分だけできないのかと辛いです。これまでに性的なことでトラウマになるような体験はありません(レイプや痴漢など)。  このことは、夫と信頼できる元同僚一人しか知らず、親や親戚は、そんなことは夢にも思っていないと思います。子どもができにくいのかなと思っていると思います。職場の上司にも子どもが欲しい旨は伝えており、気にせず休んだらいいんだからとあたたかい言葉を頂いています。まわりを騙しているようで心苦しいです。よく若いカップル(女性側)の話で、結婚までは性行為をしたくない、恐怖があるという話を聞きます。子どもが欲しくても、身体のことでできないという方がいらっしゃるのは、もちろん知っています。  しかし、結婚し、仲が悪いわけでもなく、トラウマがあるわけでもなく、物理的に時間がないわけでもなく……行為が何年も、1回も、できないという私は、異常だと思います。どうにかできるようになりたい、子どもも欲しい、その気持ちは確かであり非常に強いものなのです。世の中に、私のような者は存在するのでしょうか。できずに一生を終えることもありうるのでしょうか……。夫は、自分がうまくリードできてない、毎晩スキンシップを重ねていくなかで前進していると自分は思っている、大好きだということは言ってくれています。 【鴻上さんの答え】 こにさん。大変な相談ですが、じつは、この文章だけではまだよく分かりません。「私は、とにかく怖がり、痛がりで」と書かれていますが、具体的にどういう風にできないのかが分かりません。「分からないというのも正直なところです」と書かれていますが、自分の精神状態が分からないのか、身体的な理由が分からないのか、何がどう分からないのかが重要だと思います。  先に言えば、肉体関係を持たなくても子供を作ることは可能です。ネットで調べれば、すぐにいろんな方法が出てきます。ですから、子供を作るために肉体関係を持たなければ、と焦ることはないと思います。  それよりは、「どうしてできないのか?」をゆっくりと探っていくことが大切だと思います。  こにさん。僕はカウンセリングを受けることをお勧めします。恥ずかしいと思われるかもしれませんが、僕に相談しても、結局、一人で悶々としていては、解決の方法は見つからないと思います。  どのレベルで肉体関係が持てないのか、そもそも肉体関係に興味がないのか、肉体関係を持とうとするとどういう精神状態になるのか。身体的にはどんな拒否反応を見せるのか。 「LGBTQ+」の分類に、「アセクシュアル」があります。「恋愛感情の有無に関わらず、他者への性的欲求を経験しない人」です。恋愛感情も性的欲求も感じない人もいれば、恋愛感情はあるけれど、性的欲求をまったく感じない人もいます。統計的には、一定数、アセクシュアルの人はいて、別に珍しいことではないのです。  こにさんは、性的欲求はありますか? それとも、「肉体関係は必要だ」と頭で思っているけれど、具体的な欲求はあまり感じませんか? 「夫婦は肉体関係があるもの。ないことはとてもおかしい」と頭から決めつけて、自分の欲求とか感覚を無視していますか? それとも、はっきりとした性的欲求はありますか? 大切な質問ですが、マスターベーションはしますか? したことはありませんか?  ね、尋ねたいことは山ほどあるのです。ですから、この相談の文章だけだと何も分からないのです。  こにさんのような状態は、珍しくないと思います。みんな、性的なことは恥ずかしいから黙っているだけです。ぜひ、メンタルクリニックか心療内科、精神科のカウンセリングを受けることをお勧めします。  僕に相談のメールを送れたんです。カウンセリングを受けるのは、あとちょっとした勇気です。  ぜひ、一人で悩まず、相談して下さい。きっと、何かが見えてくると思いますよ。 ■本連載の書籍化第3弾!『鴻上尚史のますますほがらか人生相談』が発売中です!

    dot.

    11/23

  • 7

    「誰かがやってくれるだろう」の「誰か」になってしまう…モヤモヤ抱える25歳女性に鴻上尚史が提案した“二択”

     組織の理不尽に同調しても一緒に行動してくれない同僚たちにモヤモヤした気分になると訴える25歳女性。このままか、他の生き方があるかと問う相談者に、鴻上尚史が提案したのは「自分のため」にする二つの選択肢とは? 【相談125】「誰かがやってくれるだろう」の「誰か」になってしまうことが多くモヤモヤします(25歳 女性 うめ)  私は子どもの頃から「誰かがやってくれるだろう」の「誰か」になってしまうことが多いです。 「誰か」になること自体が嫌なわけではなく、そういうときの周囲の「○○がやってくれるだろう」「自分は関わらなくていい」という無関心さや当事者意識のなさに、つい心がモヤモヤしてしまいます。  現在、私が働いている会社は、サービス残業が多く、私はそれを改善すべき問題だと思っています。しかし、プライベートに話せば、「あれはおかしいよね」「変えていかなきゃいけないよね」と多くの同僚が口を揃えて言いますが、私のように何か具体的な改善策を考えようとしたり、勤務管理の部署に相談しようとする人は誰一人いません。  私が自分たちにできる小さな改善案を提案しても、口頭では「それいいね」と言いながら、一緒に実行してくれる人はなかなかいません。  組織を変えることはできないと諦めてしまっているようです。  おそらく、多くの同僚が心の奥では、私が一人で「サービス残業は問題である」と会社に訴えていることを悪くは思っていないと思います。  しかし、同時に「そういう組織から逸脱する行動はあいつに任せて自分たちはおとなしくしておこう」と思っているのではないかと私には感じられて、モヤモヤします。  私はこれからの人生もこのモヤモヤと戦いながら、みんなの代わりに意見を言う人になるべきでしょうか?  それとも、他の生き方があるのでしょうか?  ぜひ鴻上さんのご意見を伺いたいです。 【鴻上さんの答え】 うめさん。もやもやしますね。僕もどちらかというと、「『誰かがやってくれるだろう』の『誰か』」になることが多いです。  ある組織に参加して、「これっておかしくない?」と感じ、なんとなく周りに話すと、多くの人が「おかしい」と感じている。じゃあ、変えようと言っても、なかなか周りは動かない。しょうがないので、自分がまず「これ、おかしいと思います」と手を挙げると、その「おかしさ」で恩恵を受けていた人達からにらまれる。でも周りの人は無反応だったりスルーしたりする――ということが何度かありました。  うめさんと同じように、周囲の「無関心さや当事者意識のなさ」に、もやもやするだけじゃなくて、腹が立ったり、憤ったり、絶望しそうになったりしました。  自分は無駄なことをしているんだろうか。自分は独りで勝手に盛り上がって、意味のないことをしているんだろうか。でも、プライベートで話をすると多くの人は僕の提案に賛成してくれるのに。ああ、どうしたらいいんだろうと。  で、ある時、腹を括りました。  自分はどっちがもやもやするかを考えたのです。 「あきらかにおかしいと思っているんだけど、周りが無関心だから自分も黙った時」に感じるもやもやと、「おかしいと思って言ったのに、周りが無関心だったり人任せだった時」に感じるもやもやを比べたのです。  そして、「発言しても、周りが無関心だったり人任せだった時」のもやもやより、「自分も周りと同じように黙った時」のもやもやが大きい時は、発言しよう、行動しようと決めたのです。  どんなテーマでも常に、どっちのもやもやが大きいかを考えて行動するようにしました。  別の言い方をすれば、「自分が納得してないから発言する」か「周りの人のために発言するか」の違いです。  僕は、「周りの人のために発言する」のではなく、「自分が納得してないから発言する」ことにしたのです。  そうすると、自分の発言によって周りが何らかの恩恵を受けたとしても(例えば「サービス残業」の廃止ですね)、それに対して何の反応がなくても、問題だとは思わなくなったのです。  周りのためではなく、自分が納得しないから行動しただけですから。それぐらい「自分が納得しているかどうか」を大切にしようと思ったのです。  まあ、性分だと思います。自分で「あきらかにおかしい」と思っていることは、黙っていられないのです。 『ほがらか人生相談』なんてタイトルの人生相談をずっと続けてますから、僕のことをいつも穏やかに微笑んでいるおじさんだと思っている人もいるかもしれませんが、とんでもないです。  僕は、テーマによっては、周りがびっくりするぐらい簡単にヒートアップします。この連載をずっと読んでいる人なら分かるでしょうが、「ブラック校則」とか「強制的夫婦同姓」とか「同性婚が認められないこと」とか、他にも世間の理不尽さに直面すると、周りが無関心だろうが人任せだろうが関係なく、一気に燃えます。  もちろん、大人ですから、頭はカッカしてても、言い方は考えます。なるべく、自分の言いたいことは伝わるように、いろんな表現を探ります。 「周りが無関心だから自分も黙った時」のもやもやは絶対に経験したくないと思うから、発言するのです(だから逆に言えば、「周りの人が納得していない」状態でも、「自分が納得している」場合は、発言や行動の必要を感じないということです。でももちろん、他の人の意見を聞いたり、説得されたり、頼まれたりしたら、気持ちが変わることはありますが)。  うめさん。独りで「サービス残業」を問題にしようとするうめさんは素晴らしいと思います。上司からにらまれることもあるかもしれません。でも、「おかしい」ことを「おかしい」と言ううめさんのような行動が、私達の生きる状況を改善していくんだと思います。  うめさんの孤独な戦いが、みんなを幸せにするのです。  おおげさではなく、そう思います。だって、うめさんは自分の個人的な利益ではなく、多くの人がプライベートでは賛成していることを問題にして、行動しようとしているのですから。  それでね、うめさん。 「私はこれからの人生もこのモヤモヤと戦いながら、みんなの代わりに意見を言う人になるべきでしょうか?」と書かれていますが、「みんなの代わり」と思って発言し続けるのは大変だと思います。 「みんなの代わり」「みんなのため」と思っている限り、期待した反応が返ってこなくて、虚しさや苦しさとぶつかるでしょう。  ですから僕のように「みんなのため」ではなく、「自分が納得しないから」と考えるのはどうですか?  自分として絶対にスルーできないこと、無視したり黙ったりしたら、ずっともやもやに苦しめられそうなことを発言し、行動するのです。 「他の生き方があるのでしょうか?」とも、うめさんは書かれていますが、常に「もやもやの量」を比較して発言するかどうかを判断するというのは、ある意味「他の生き方」とも言えるし、今までの生き方の整理だとも言えるでしょう。  常に考えることは、「周りの反応」ではなく「自分の納得」。そうやって生きていく人生はけっこう素敵なんじゃないかと思います。  これが僕のアドバイスです。  ただね、うめさん。周りがどんなに無関心に見えても、うめさんの行動をちゃんと見ている人はいると僕は思います。そして、言葉や態度に表すかどうかは別として、間違いなく「サービス残業をなくそう」と言っているうめさんに感謝していると思います。  その思いは、きっとどこかでうめさんを助けたり、幸せにしたり、うめさんにポジティブな影響を与えるだろうと思います。僕はそう信じています。 ■本連載の書籍化第3弾!『鴻上尚史のますますほがらか人生相談』が発売中です!

    dot.

    13時間前

  • 8

    『鬼滅の刃』宇髄天元が引き継いだ煉獄杏寿郎の“遺志”――炭治郎たちに見せる「柱」としての背中

    【※ネタバレ注意】以下の内容には、今後放映予定のアニメ、既刊のコミックスのネタバレが含まれます。いよいよアニメ版『鬼滅の刃』の遊郭編が始まった。待望の新シリーズでは、美しい「音柱」宇髄天元が登場する。煉獄杏寿郎の死によって悲しみにくれる炭治郎たちは、“ド派手な”宇髄のペースに巻き込まれ、いつものにぎやかさを取り戻していく。情熱的だった煉獄と冷静で飄々(ひょうひょう)とした宇髄。タイプは違えども、炭治郎たち後輩剣士への思いは「柱」として同じであった。煉獄から宇髄、そして炭治郎たちへ継承された“遺志”とは――。<本連載が一冊にまとめられた「鬼滅夜話」が発売されました> *  *  * ■煉獄杏寿郎の喪失がもたらした悲しみの“闇”  炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)の命が、「上弦の参」の鬼・猗窩座との死闘によって失われてしまった。鬼によってもたらされた暗い“闇”が、煉獄家と鬼殺隊にも押し寄せる。  それでも、炭治郎、伊之助、善逸は訓練に励んだ。煉獄が言い遺した「君たちを信じる」という言葉を裏切らないためにも、心を奮い立たせ、なんとか立ち直ろうとしていた。しかし、彼らが無理をしているのは明白だった。そんな炭治郎たちの前に現れたのが、煉獄とはまったくタイプの違う「音柱」だった。 ■夜の“闇”を斬り裂く「ド派手」な宇髄天元 『鬼滅の刃』遊郭編の公式HPのトップ画像には、「鬼棲む夜を、斬り裂き進め」というコピーが添えられている。これは鬼滅が『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載されていた当時(2017年51号)のカラー扉のアオリ文だった。  この言葉の通り、夜の“闇”を斬り裂いて、周りをパッと明るくするような、派手な「柱」が登場する。音柱・宇髄天元(うずい・てんげん)だ。198センチ・95キロというたくましい身体、大きな2本の日輪刀、金の腕輪、宝石で飾られた額飾り、目元のメーク、ネイル。そして人が振り返るほど美しい宇髄の顔立ちは、初登場時から際立っていた。 ■宇髄天元の不思議な再登場シーン  柱合会議では「派手派手だ」という決めゼリフとともに、炭治郎と禰豆子の処刑に賛同し、宇髄は強烈なインパクトを残していた。そして、「遊郭編」での宇髄の登場シーンでは、遊郭捜査のために、女性隊士を無理やり連れ出そうとしている場面が描かれる。  胡蝶(こちょう)しのぶの邸宅・蝶屋敷にいる女性隊士・アオイと、隊士ですらない少女“なほちゃん”を遊郭に潜入させようとしたため、宇髄は蝶屋敷の女性たちに泣かれ、非難されている。  だが宇髄は、蝶屋敷の女の子たちの涙の懇願を無視し、その場に駆けつけて難詰する炭治郎たちを威圧した。宇髄の気迫は相当のものだったが、それでも、炭治郎・伊之助・善逸は蝶屋敷の女の子たちのために引かなかった。 <アオイさんの代わりに俺たちが行く>(竈門炭治郎/8巻・第70話「人攫い」) <今帰った所だが 俺は力が有り余ってる 行ってやってもいいぜ!>(嘴平伊之助/8巻・第70話「人攫い」) <アアアアアオイちゃんを放してもらおうか たとえアンタが筋肉の化け物でも俺は一歩もひひひ引かないぜ>(我妻善逸/8巻・第70話「人攫い」)  自分たちが代わりに任務に同行すると宣言したのだ。 ■宇髄天元の思惑  この3人の決意の言葉を聞くと、宇髄は急に炭治郎たちの提案をあっさりと受け入れる。 <……あっそォ じゃあ一緒に来ていただこうかね>(宇髄天元/8巻・第70話「人攫い」)  元・忍としての宇髄の情報収集能力を考えると、炭治郎たちの留守を見計らうこと、女の子たちを静かに連れて行くことなど簡単だったはずだ。それを宇髄は「わざわざ」彼らが任務から帰ってきた時に蝶屋敷にやってきて、目につきやすいように「派手に」騒いでいる。  煉獄の最期の戦いの場にいた“あの3人”に、鬼殺隊の隊士として、真の決意があるのであれば、自分の任務に同行させてもよいという思いがあったのではないだろうか。 ■煉獄杏寿郎の「遺言」に対する思い  煉獄の死後、駄々をこねるのを我慢するようになった善逸、普段以上に無茶な鍛え方をする伊之助。そして炭治郎は、この2人の親友がそばにいることで、なんとか悲しみに耐えていた。 <胸を張って生きろ 己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと 心を燃やせ>(煉獄杏寿郎/8巻・第66話「黎明に散る」)  彼らは煉獄の遺志をついで、強い剣士にならなくてはならない。もう誰も死なせてはならないのだ。宇髄は煉獄の訃報に際し、炭治郎・善逸・伊之助の戦いぶりについても報告を受けていたと思われる。彼らが嘆き、悲しみ、それでも鬼殺隊の一員として強くなろうとしていることも把握していたはずだ。そして、宇髄はあらためて彼らの強い正義の心を確信する。  宇髄の思いが炭治郎たちの思いと重なり合う。誰も死なせてはならない。鬼の脅威から「か弱き人たち」を守らなくてはならない。 <勝つぜ 俺たち鬼殺隊は>(宇髄天元/10巻・第88話「倒し方」) ■音柱・宇髄天元の流儀  物語が進むにつれて、宇髄は炭治郎たちを遊郭に潜伏させながらも、細かな情報収集は自らが率先して行い、後輩剣士たちに無理をさせようとはしない。  だが遊郭に潜んでいた「上弦の鬼」は予想以上に強く、宇髄と炭治郎たち鬼殺隊は苦戦を強いられる。鬼との戦いのなかで、こんな思いが宇髄の胸中を駆け巡った。 「俺は煉獄のようにはできねえ」  そう、自分は煉獄のように後輩たちに優しく語りかけたりはできない。権力者の影として生きてきた「忍」の家系の自分と、代々鬼狩りを輩出してきた家系である「煉獄家」とは、歩んできた人生も違う。  しかし「後輩たちの盾となる」という柱としての矜持は、煉獄と同じくらい強いものがあった。鬼との戦いの終盤では、文字通り「自分の体を犠牲にして」炭治郎たちを守る。  宇髄は敵である鬼から後輩剣士をバカにされた時、大きな声で叫んだ。 <人間様を舐めんじゃねえ!! こいつらは三人共 優秀な俺の“継子”だ>(宇髄天元/10巻・第88話「倒し方」)  懸命に戦う後輩たちへの嘲笑を宇髄は許さない。そんな姿が、“あの時の”煉獄杏寿郎を思い出させる。  負けるわけにはいかない、新しい「ド派手」な戦いが始まった。宇髄天元の戦いの流儀に、これからわれわれはどんどん魅了されることだろう。 ◎植朗子(うえ・あきこ)1977年生まれ。現在、神戸大学国際文化学研究推進センター研究員。専門は伝承文学、神話学、比較民俗学。著書に『「ドイツ伝説集」のコスモロジー ―配列・エレメント・モティーフ―』、共著に『「神話」を近現代に問う』、『はじまりが見える世界の神話』がある。AERAdot.の連載をまとめた「鬼滅夜話」(扶桑社)が11月19日に発売されると即重版となり、絶賛発売中。

    dot.

    12/6

  • 9

    愛子さまが借りるティアラ、清子さんからの理由は「格」の違い 秋篠宮家へは逆風やまず

     天皇・皇后両陛下の長女、愛子さまが12月1日に20歳の成年を迎える。  とくに話題を集めたのは、愛子さまがティアラを新調せず、叔母の黒田清子さんのティアラを借りて祝賀行事にのぞむ、異例の成年式となることだ。宮内庁は、「コロナ禍で国民生活に影響がでていることに配慮した愛子さまが、両陛下と相談した決めた」と説明している。 「どうも、何をとってもタイミングが悪く秋篠宮家への逆風になってしまう」  そうため息をつくのは、皇室に長く仕えた人物だ。秋篠宮家の長女、眞子さんが小室圭さんと結婚したのちに渡米したばかり。  渡米前に国内で滞在したのは、渋谷区の東京メトロ外苑前駅近くにある長中期滞在者向けの高級サービスアパートメントだった。結婚によって皇籍から離れたばかりの元内親王に、所轄する警察の警備がつくのは当然のことだ。とはいえ、外出の度に報じられた結果、特別な警備体制に注目が集まった。  そしてNYでの新居の豪華さも報じられている。英タブロイド紙のデイリー・メールなどの海外紙によれば、小室夫妻の住まいは、セントラルパークやタイムズスクエアに近いヘルズ・キッチン地区にあるタワーマンションだ。2017年に建てられたばかりで、24時間対応のロビーやフィットネスルームにヨガスタジオ。スパやゴルフシュミレーションセクションなどを備えた豪華な仕様だという。  小室さんのLawClerk(法務助手)の年収は600万円程度と見られている。一方で、海外紙によれば、ワン・ベッドルームとはいえ家賃は、月額約4800ドル(55万円)と安くはない。  宮内庁関係者の間でも、眞子さんの結婚と米国移住が無事にすんではればれしたという空気と同時に、小室夫妻の先行きを案じる声もわずかに漏れてくるようだ。  そんなタイミングで宮内庁が公表したのが、愛子さまが「借りたティアラ」で祝賀行事に臨むというニュースだった。  女性皇族にとって、成人を迎えた誕生日は宮殿行事デビューの日でもある。まず皇室の祖神・天照大神などが祭られる宮中三殿に参拝し、宮殿で天皇陛下から宝冠大綬章が授与される。 ローブデコルテの正装に新調したティアラとネックレス・ブレスレット・イヤリング・勲章どめの宝飾品5点を身に着け、両陛下にあいさつするのが恒例だ。  内親王だった眞子さんの場合、ティアラと宝飾品は「和光」で2856万円、佳子さまは「ミキモト」で2793万円をかけて制作された。大正天皇のひ孫にあたる三笠宮家や高円宮家の女王方の場合は、1500万円前後だ。  ティアラなどの宝飾品は、ぜいたくをするために制作するわけではない。成年皇族は公務を担うようになり、宮殿行事や外国からの国賓や賓客を接遇する晩さん会など国際親善の場では、勲章とともに正装を持って迎えるのが礼儀だからだ。  皇后や皇太子妃は代々受け継がれるティアラなどを所有している。そのなかには、平成の時代に皇后が故・秩父宮勢津子さまから譲り受けたティアラなどもある。つまり、他の宮妃や最近では眞子さまのティアラも宮内庁に預けられている。  女性皇族の所有していたティアラもあるなかで、なぜ愛子さまは清子さんより「借りる」形になったのか。  眞子さんをはじめ、最近の女性皇族が成年を迎えた際に新調したティアラは、いずれも宮内庁が管理する公金で制作されている。そのため、公金で作られた眞子さんのティアラは、離脱とともに宮内庁に預けられた。  一方で、黒田清子さんが成年を迎えた時に、新調されたティアラと宝飾品は、天皇家の私的なお金であるお手元金で制作された。  元宮内庁関係者は、ティアラを公金で支払うようになったのは、三笠宮家の彬子さまのときからではないか、と話す。 「明治以降の近代皇室においては、天皇家も宮家も相応の財産を持っていたこともあり、宝冠など装身具は私的な費用で賄っていました。黒田清子さんのティアラもその流れだったと記憶しています。日常費で制作したものは、扱いがあいまいなところもある。昔の皇族のように、『娘に持たせてあげたい』、と結婚先で大切に保管されているものもあると聞きます」  お手元金で制作した黒田清子さんのティアラは、ご本人のものだ。そのため、「借用」という形になった。  さらには、前述したように、内親王と女王というご身位の違いによって、ティアラの金額も異なる。 「眞子さんの結婚のタイミングは、ギリギリまで読めませんでした。加えて、同じ内親王でも、天皇家の娘である愛子さまと、皇嗣家の眞子さんと佳子さまでは立場も異なる。同じ皇女である清子さんのティアラが格という点でも、相応しかったのでしょう」(皇室の事情に詳しい人物)  異例続きとなったのは、ティアラだけではない。  女性皇族、特に内親王は、二十歳の成年を迎えた際と結婚して皇籍を離れる際に会見を開き、記者の質疑に答えるのが恒例だった。  いまのところ、愛子さまの記者会見は、日程が決まっていない。成年の会見は、その成長を国民が感じる大切な機会でもある。  眞子さんが皇室を離れたいま、愛子さまへの期待は、高まっている。 (AERAdot.編集部 永井貴子)

    dot.

    11/19

  • 10

    大食いで月収700万 フードファイターMAX鈴木の「クズ生活」からの大逆転劇

     1時間でラーメンを35杯食べる人間がこの世にいるのをご存じだろうか。フードファイターのMAX鈴木(41)だ。テレビ東京が定期的に放送する人気シリーズ「大食い王決定戦」で2015年にデビューすると、それまで絶対王者だったジャイアント白田の記録を塗り替え、新人にして初優勝、一気に注目を浴びた。その後、17、20年大会でも優勝し、2015年に開設したYouTubeチャンネルの登録者数は60万人を超える(2021年12月時点)。数年で日本最強のフードファイターの座にまで上り詰めた鈴木だったが、ギャンブルに明け暮れ借金は数百万、女性関係も派手で家もない、そんな状態が数年続いたドン底の時代があったという。なぜ、鈴木はフードファイターとして成功できたのか。本人がAERA dot.のインタビューに応じた。 *  *  * ――大食いに目覚めたきっかけを教えてください。  僕が大食いに目覚めたのは2014年です。きっかけは大食いアイドル・もえあずちゃん(もえのあずき)。当時、僕は彼女の大ファンだったので、定期的にブログを覗いていたんです。すると、彼女がいろんなお店の大食いメニューにチャレンジしていたので、興味が湧いたんです。あるお店では、チャレンジの成功失敗に関わらず、顔写真を店内に貼ってくれるということだったので、「もしチャレンジしたら、もえあずちゃんの写真の横に自分の写真が貼られるかもしれない」という期待もありました。ちなみに、初めて僕がチャレンジしたのは「油そば特盛4杯2.8キロ」。チャレンジしてみると、意外と簡単にペロリと食べることができました。これには自分でも驚きました。それまで自分が大食いだなんて一度も思ったことありませんでしたから。大食いって成功すると、周囲の人たちがめちゃくちゃ褒めてくれるんです。「君!すごいね!」って。それまでの僕は、借金まみれで、夢も希望もない生活を送っていたので、人に褒められるのが嬉しくてたまらなかったんです。それから、いろんな大食いメニューを探して、チャレンジするような生活になりました。 ――大食いにハマるまではどのような生活を送っていたのでしょうか?  一言でいうと、クズみたいな生活でした。パチンコやスロットなどのギャンブルをやりまくっていて、消費者金融からの借金は数百万。ちなみに鈴木家はギャンブル家系で、父親は競輪、競馬、オートレスなどが大好きでしたので、その影響も大きかったんでしょうね。20代の頃はとくにひどかった。仕事はというと、トラックの運転手やガラスの施工、ピザ屋の配達などで稼いたお金はすべてギャンブルに使っていました。だから借金は膨らむ一方。最終的には家賃すらも払えなくなったので、女の子の家を転々とするようになりました。今の嫁さんと出会った時の月給も5万円でした。何度も言いますが、ほんとうにクズでしたね。大食い王決定戦に出場したのは、「そんな生活を何とか変えたい」そんな一心でした。 ――「大食い王決定戦」では3度優勝。どんなトレーニングをしているのですか?  基本的には3カ月前からトレーニングを開始します。例えば、20分でカレーを8キロ食べるとか、一日で体重を10キロ増やすとか、30分ひたすら激熱のラーメンを食べるとか、そんなトレーニングを週に3日のペースで続けていきます。胃って気を抜くとすぐに小さくなってしまうので、大食いをする間隔をあけちゃ駄目なんです。おそらく3日あけただけでも全然食べられなくなってしまう。それにトレーニングでは3、4キロを食べるだけでは不十分。8、9キロ以上は食べる必要があります。「胃が小さくなる」ってことに関しては、つねに強迫観念みたいなものがあります。正直かなりきついんですけど、これを続ければ優勝できるんです。 ――それだけ食べると、かなり身体に負担があるように思います。  大食いは下手すると死んでしまう可能性があります。過去にも、大食い番組を真似した中学生が死亡するといった事件もありました。僕は「大食い選手」と「フードファイター」の2種類に分けられると考えています。「大食い選手」は分かりやすくいうと「エンタメ」です。できるだけキレイに食べて、YouTubeでも汚い部分は編集で見せない。でも「フードファイター」は「スポーツ」です。キレイに食べることなどは考えずに、目の前に出てきた料理をとにかく早く食べる、編集もできるだけノーカットで見せる、そういう違いです。 ――最近はテレビの露出やYouTubeチャンネルの登録者数も増えました。  人生がガラッと変わりました。まったくの別物です。優勝の影響もありますが、やはりYouTubeが軌道にのったのは大きかったです。僕が本格的にYouTubeを始めたのは18年頃なんですが、ちょうどそのタイミングで「大食い」と「YouTube」のブームが重なったんです。ほんとうに運が良かったと思います。これまでの僕は頑張ってもせいぜい月給35万円くらいでしたが、今では、好きな家にも住めて、好きな時計や車も買えて、何不自由のない生活を送れています。YouTubeだけの収益で、これまでの最高額は月収700万円くらいです。もちろん、その月の動画再生数回数や広告の単価によっても変動はかなり大きいので、月収200万円のときもありますが、借金まみれだった頃を考えると比較になりません。 ――動画再生数を一定に保つための工夫などはありますか?  ブームにしっかりのることです。大食いはニッチな世界だし、やれることってほぼ決まっているんです。だから、大食いファンの中で検索されている人気ワードっていうのをしっかり見極めて、それを動画にすればある程度安定した数字は残せる。一時期でいえば「ラーメンショップ」などがそうでした。だから、仲が良いYouTuberをみたりするのは参考になるし、登録者数は少ないけど面白いYouTuberを見つけたら、どんどん真似するようにはしています。 ――ご家族はフードファイターという仕事はどう捉えていますか?  大食いをしていると、生きるか、死ぬかの境界線みたいなものを、つねに感じているので、やはり嫁さんは心配しています。基本的に、嫁さんは僕のYouTubeを見ません。僕が苦しそうにしているのがつらいみたいです。そりゃそうですよね、僕も逆の立場だったらきっと見ていられないと思います。これだけ食べているわけなので、もしかしたら明日喉に何かをつまらせて死んでしまう可能性もある。だから身体にどこか不調はないのか、半年に一度は必ず人間ドックに通っています。それが、大食いを続けさせてもらうための嫁さんからの条件の一つなんです。ただ、鈴木家では「50歳で大食いは引退する」という新たな条件が先日追加されました。僕は嫁さんには逆らえないので従います(笑)。 ――なぜ、そこまでして大食いを続けるのでしょうか?  僕にとって大食いはお金を稼げる唯一の方法だし、唯一誇れるものなんです。時折、YouTubeの数字などを気にしすぎてメンタルがやられそうになりますが、お礼を言ってくれる方もいるんです。白米をあまり食べなかった子どもが僕の動画を見て食べられるようなったとか、僕の動画をきっかけになかなか心を開いてくれなかった患者と打ち解けることができたって言ってくれたがんの研修医の方もいます。数年前まで、クズみたい生活を送っていた僕が、こんなに人の役に立てるんだって。そういうコメントを見た時は、一人でボロボロと泣いています。こういう人たちの言葉は、間違いなく僕を支えてくれていますね。 ――最後に、今後の目標を教えてください。  大食いって、まだまだ日本には文化としては根付いてないと思うんです。大食いに成功しても「すごい」と言われることはあっても、リスペクトされることはない。やはりまだまだ色物としてみられているので、何とかその現状を変えるっていうのが目標です。あと、世界で最も知名度のある早食いの大会「ネイサンズ国際ホットドッグ早食い選手権」で優勝すること。これも僕の夢なので絶対達成したい。50歳まで、あと9年。引退するまで、まだまだ強くなりたい! (聞き手・構成/AERA dot.編集部・岡本直也)

    dot.

    17時間前

  • 11

    横浜FC・三浦知良が出場機会求めて移籍模索も「JFLでもレギュラー厳しい」の指摘

     J2に降格することが決まった横浜FCの元日本代表FW三浦知良(54)が来季も現役続行の意向を示し、出場機会を求めて移籍も視野に入れていることが報じられている。  今季リーグ戦の出場はJ1最年長出場記録を54歳12日に更新した3月10日の浦和戦の1分間のみ。カップ戦も3試合出場のみだった。2006年から横浜FCに所属して今季がプロ36年目。ゴールはJ2時代の17年3月の群馬戦以来4年間遠ざかっている。 「サッカーに対するストイックな姿勢は頭が下がります。若手の良きお手本ですし、カズさんを慕う選手は多くいる。ただプレーヤーとして考えた時、ここ数年は戦力になっていないのが現実です。54歳という年齢を考えれば現役を続けているだけでも凄いですが、スピード、体力的、瞬発力は正直戦えるレベルではない。ある程度走れなければ技術は生かされない。出場機会を求めて横浜FCを退団し、カテゴリーをJ3、JFLに下げてもレギュラーで出場することは厳しいと思います。JFLは恵まれた練習環境ではないチームが多いですが、試合を見てもらえばわかる通り、選手たちはよく走るしハードなコンタクトプレーも多い。もちろん、カズが来ればスポンサー獲得や観客動員が見込めるのでラブコールを送るチームが多いでしょう。ただ、選手としての評価より、広告塔の意味合いが強いのが現実です」(スポーツ紙記者)  サッカーへの情熱は消えない。それは否定されるべきではないだろう。だからこそ引き際が非常に難しい。  サッカー解説者のセルジオ越後氏は、自身のYouTubeチャンネルで、「【辛口激励!】カズよ、裸の王様になるな!」というタイトルの動画を3日に配信。サッカーが日本国内でマイナーだった時代からカズが先駆者として築き上げた偉大な実績を紹介し、「Jリーグ発足時のヴェルディ川崎でも活躍して引っ張った。ブラジルはもちろん、国内でもカズダンスとか話題を作った」、「みんなよりも目立つというプロフェッショナリズムは、プレーだけではない。MVPに選ばれた時、真っ赤なスーツで来たよね。スーパースターの感覚を持っている。意識も高いしね。東北の震災のチャリティーゲームで得点して。何世代もカズという名前を覚えている」と称賛した。  ただ、現在のカズに関しては厳しい言葉を投げかける。 「プレーヤーとしてはもう無理ですよね。だって1シーズンで1点も取らないFWって、あるいは試合出る本数が少ない。これは責任問題じゃないですかね、雇っているほうの。世界のプロはもっと厳しい。貢献しないなら、1年ごとに契約して清算されるのが世界共通ですね。特別扱いというのは、若い選手らに『俺はもっと頑張ったのに戦力外になった。カズさんはずっと続いたな』って。そうならないように気をつけないといけない。彼に責任はない」  カズが広告塔としてメディアに出ることで、横浜FCの財源になりチームの戦力アップにつながっていることを指摘した上で、「プロの世界で彼が今まで苦労して、挫折とか、W杯行けなかったとか、契約ゼロとかそこから這い上がってきた男がこれでいいのかと、僕はちょっと個人的に思う。引退してチームのオーナーになるとか、もっと彼に相応しいポストがあってもいいんじゃないかなと思う」と疑問を投げかけた。  カズのファンからも現役続行に関して賛否両論の声が上がる。前人未到の年齢でプレーし続けるレジェンドは文字通り、ボロボロになるまでプレーするのか。(西川秀之)

    dot.

    12/6

  • 12

    「名古屋の風俗王」逮捕でわかったコロナ特需の風俗店と暴力団の持ちつ持たれつの関係

     コロナ禍で特需となっている風俗店が暴力団の資金源になっているという。愛知県警は12月5日、風俗店で働く女性を勧誘した職業安定法違反(有害業務の募集)の容疑で、風俗店グループ「ブルーグループ」の実質的経営者である佐藤義徳容疑者(64)ら3人を逮捕した。    佐藤容疑者は愛媛県松山市で実質的に経営している風俗店で、店のスタッフと共謀し、2020年11月、12月にスカウトから紹介を受けた18歳と19歳の女性2人に対し、店で働くよう勧誘したという。佐藤容疑者は、愛知県や四国などで広く風俗店などを経営。 「名古屋の風俗王」として知られ、店名に「ブルー」という名前がつくことが多いことで「ブルーグループ」と呼ばれていた。六代目山口組の司忍組長の出身母体「弘道会」との関係は有名で愛知県警作成の<弘道会壊滅戦略>というチャート図には<佐藤義徳グループ>と紹介され、六代目山口組幹部と<韓国旅行に行く><弘道会の資金源と思われる>と記されている。  佐藤容疑者は六代目山口組の最高幹部の詐欺容疑の共犯として2011年に逮捕された。また2014年、佐藤容疑者は愛知県警の警察官をそそのかし情報を漏洩させた地方公務員法違反などで実刑判決を受けている。  その時の名古屋地裁の公判で佐藤容疑者は、名古屋市内に建築を予定していた家について「六代目山口組(司組長の)家じゃないか」と疑われていたことを認めていた。  また愛知県警の警察官の自宅などを探り、「ビビらせろ」などと部下に指示していたことも、立証されている。 「弘道会の有力な資金源である佐藤容疑者の逮捕は、暴力団壊滅の大きなポイントになる。佐藤容疑者の前に松山市の風俗店のスタッフが先に逮捕されていた。そこからの内偵捜査で佐藤容疑者の関与がわかった。今、風俗店はコロナの影響もあって儲かるそうだ。暴力団も警察の監視強化で、苦しい中、風俗店は有力な資金源になっているとされる。事実、佐藤容疑者の松山市の関係先をガサしたところ、億単位の現金が発見された。それも1億、2億円じゃない金額だ。これから、佐藤容疑者とつながりが深い弘道会に捜査を拡大していけるかだ」(捜査関係者)    佐藤容疑者と同じく、東海地方で風俗店を経営しているグループのオーナーはこう話す。 「コロナ禍で当初は、まったくお客さんがいませんでした。しかし、次第にコロナが当たり前のようになって、お客さんが増え始めた。その理由は接客にあたる女性にありますね。コロナ禍で仕事を失った若い女性が風俗業界に転職してくるのです。コロナ前なら、キャバクラ、ラウンジなど水商売もあったが、すっかりダメになってしまった。働ける選択肢が大幅に減ってしまったため、容姿端麗な若い女性が増えているので風俗店のレベルが高くなっている。だから、リピーターも増えているので好況なのです。名古屋のような大都市や地方でも同じような傾向があります。これまで名古屋なら車で2、3時間のところに住む女性を出迎えに行き、寮に住まわせて働いてもらうということもあった。それぐらいしないと、女性が集まらなかった。それが今は募集したらすぐ集まります」  だが、その一方で兵庫県尼崎市にある遊郭「かんなみ新地」は兵庫県警の規制強化からか11月末に一斉に閉店して70年余りの歴史に幕を閉じた。山口組傘下の元組長だった作家の竹垣悟さんはこう語る。 「愛知県警が佐藤容疑者を立件する、兵庫県警がかんなみ新地を閉鎖に追い込んだのには理由がある。それだけ風俗店が暴力団と密接であり、大きな資金源という裏返しですね。昔から風俗店はさまざまなトラブルがあり、早く解決するなら少々のカネがかかろうが警察より暴力団を使うという業界でした。佐藤容疑者が捕まっても、かんなみ新地がなくなっても、また新しい勢力が出てくるのが風俗業界です。そのバックにいるのが、暴力団ですわ。暴力団から見ても、風俗業界は安定した稼ぎになる業界ですから。持ちつ持たれつというところでしょう」 (AERAdot.編集部 今西憲之)

    dot.

    12/6

  • 13

    「なぜ、サッカー界に大谷翔平級の選手がいないのか?」セルジオ越後が語る意外な理由

     もしも、サッカー界に大谷翔平級の選手がいたら……。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)が野球界で活躍すればするほど、こんな妄想をしてしまう。日本サッカー史においては、プロ化から約30年経ってもなお「世界を驚嘆させるようなスーパースター」は輩出されておらず、最優秀選手賞「バロンドール」の日本人受賞者も現れないままだ。  プロサッカー選手の間でも、大谷のようなスター選手のサッカー界での出現を熱望する声は挙がっていた。大谷は昨シーズン、投打の二刀流で大活躍し、コミッショナー特別表彰など数々の栄誉ある賞を獲得。“ファンタジスタ”でとして、敵チームのファンをも熱狂させた。その活躍ぶりは、サッカーでいう「メッシ級」であると言っても過言ではないだろう。  サッカー界ではなぜ、日本人選手から世界を魅了するようなスーパースターが現れないのか。両競技における世界競技人口の違いは大前提として、他に考えられる要因はあるはずだ。セルジオ越後氏やワールドサッカーマガジン元編集長に話を聞いた。  まず考えられるのは、ほかの競技への「人材の分散」だろう。数々のプロスポーツを擁し、特に野球と人気を二分する日本において、優秀な才能や身体能力を持つ選手がほかの競技に分散してしまうことは、想像に難くない。  「ワールドサッカーマガジン」元編集長で、現在はフリーのサッカーライターをしている北條聡氏も、「日本では野球という大きな競合相手がいるので、運動能力の高い子は野球にも流れてしまう。人材がなかなかそろわない」と話し、こう続ける。  「最近はサッカーでもようやく、イングランド・プレミアリーグのアーセナルで活躍する冨安健洋選手(DF)のような、サイズとスピードを併せ持った大型選手が台頭するようになりました。体格や身体能力に恵まれた人材がもっとサッカーに流れてくるようになれば、話が変わってくると思います」  サッカーは日本においても屈指の人気スポーツだが、ファンタジスタを多数輩出してきたブラジルやイタリアなどの「サッカー大国」と比べると、その地位は相対的に見劣りする。 「プロ化して以降、サッカーも競技人口が増えているものの、サッカー大国とは言えません。メッシやクリスチアーノ・ロナウドを輩出しているポルトガルやアルゼンチンでは、圧倒的にサッカーが人気ですから。もし、大谷選手がドイツやイタリアで生まれていたら、サッカーをやっていた可能性も十分ありますし、それこそクリロナみたいな選手になっていたかもしれない。逆に、メッシやクリロナが日本で生まれていたら、野球をやっていたかもしれないですよね」(北條氏) 北條氏によれば、スターの存在が、その競技のさらなる活性化を促してきたという。 「ブラジルやアルゼンチンでは昔から、ペレやマラドーナなどのスーパースターが輩出されてきて、彼らがアイコン役となって人材を呼び込んできた。その点、日本の子どもたちは大谷選手の活躍を見て、『俺も大谷みたいになりたい』と言って野球を始める人が増えそうですよね」  サッカー解説者のセルジオ越後氏にも話を聞いた。セルジオ氏は“プロ入り前”の段階である「高校スポーツ」に着目。高校スポーツを取りまとめる機関は文科省だ。セルジオ氏は「文科省の管轄のままでは、強くならない」と指摘する。 「日本の学校には、“選手”がいない。皆、“生徒”なのです。文部科学省が推進している以上、いかに勉強させるかが最優先ですし、スポーツは二の次。6・3・3制度の中で生徒としてスポーツをしている限り、いつまでたっても選手にはなれません」  ならば、クラブチームに入ればいい、という指摘もある。 「ですが、日本は学歴社会。中学まではクラブでも、高校からスポーツ推薦で私立高校に入学し、大学の推薦枠を狙う人も多い。日本ではプロになれなかった場合におびえて、学歴をキープする人も多いのです。中学卒業後にブラジルに渡った三浦知良さんのように、早くからレベルの高い海外に出ることも成長につながりますが、海外に出て成功するのは一握りなので、みな尻込みしてしまう。Jリーグができてどれだけ年数がたっても、学校に依存している現状ではダメ。特に国際競争力の激しいサッカーでは、文科省が仕切っている限り、100年経っても外国に追いつくことはないと思います」  セルジオ氏は高校サッカーをめぐる組織の在り方についても手厳しい。こう指摘する。 「野球には高野連(日本高等学校野球連盟)という独立した組織があるのに、サッカーは高体連(全国高等学校体育連盟)として、ほかのスポーツの中にひとくくりにされています。僕は海外から来たとき、なぜ野球だけが独立しているのか不思議だったのです。(レベル向上において)高野連の果たしてきた役割は大きいですし、サッカーと扱いが大きく違う。それなら、サッカーも野球にならって『高校サッカー連』を作るべきではないでしょうか」  その上で、セルジオ氏は世界的スターの不在について、日本人に不足しているある能力を指摘する。 「特にストライカーには、クリエイティビティーが求められます。これは、教えられて身につくものではありません。ペレやマラドーナ、ネイマールも幼いころはストリートサッカーで大人も子どもも一緒になって、自分の頭で考えながらプレーし、センスを養いました。でも日本ではクラブチームでも授業のような形で、教えられたことをこなすだけ。これでは自分で考えてプレーするのではなく、教えられたことを忠実にこなす選手ばかりが生まれてしまう」  サッカー界においても、グローバル化の波はすっかり浸透した。大陸を渡り、欧州のクラブチームに優秀な選手が一極集中している。前出の北條氏も、「現状では、欧州に早い段階で渡るのが、個人のレベルを上げる一番の近道」と話す。10歳でスペインに渡った久保建英が頭角を現したのは、その象徴だ。  だが、日本人にとっては「地理的な要因」が、欧州に渡る際の障壁になる。 「ヨーロッパでは隣の国の育成システムで育ち、その選手が代表チームで活躍するという流れがありますが、それは地理的に近いからこそできること。南米も、ヨーロッパが比較的近いので戻ってきやすい。ですが、日本の場合はヨーロッパと離れているので、久保みたいなことをするのはハードルが高い。なかなかできることではありません」(北條氏)  いくつかの要素が挙がったが、これらは一例にすぎず、実際は様々な要素が複雑に絡み合っているのだろう。北條氏は、最後にこう話す。 「大谷選手は何もない文脈から生まれたわけではなく、日本がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で世界一になるような実力を持ち、戦前からの歴史があるような競技だったからこそ。そう考えれば、サッカーはプロができて、たかだか30年ほど。ブラジルのようなサッカー大国では、偉大な先達から脈々と資産が受け継がれていますが、日本では、後の世代が先輩たちをどんどん追い抜いているような状況で、まだまだ発展途上。世界的スターが出ないというのは、ないものねだりなのかもしれません」 (AERA dot.編集部・飯塚大和)

    dot.

    11/5

  • 14

    Jリーグで“動向注目”の助っ人たち 争奪戦になりそうな選手の去就も未定

     川崎の連覇で幕を閉じたJ1リーグ。長いシーズンの疲れを癒す間もなく、各クラブはすでに来季へ向けた戦力整備並びに補強に動いている。そこで注目したいのが、助っ人選手たちの動向である。母国ブラジルからの複数オファーが取り沙汰されていた川崎のFWレアンドロ・ダミアンの残留は決定したが、他にも「移籍すれば勢力図が大きく変わる」助っ人たちは多くいる。 「残留熱望」の報道も移籍の噂が消えないのが、浦和のデンマーク人FWキャスパー・ユンカーだ。今年5月にJデビューから公式戦4試合連続ゴールを決めた“救世主”ストライカー。優れたスピードと得点感覚、高い戦術眼と献身性も持ち合わせ、サポーターからの人気も非常に高い。その中で神戸からの高額オファー提示やヨーロッパの複数クラブから関心を寄せられているとされたが、果たしてどうなるか。来季も無事にレッズのユニフォームに袖を通すのだろうか。  神戸の司令塔として活躍するスペイン人MFサンペールにも、欧州リーグ復帰の可能性が取り沙汰されている。バルセロナ時代の“先輩”イニエスタからの直電で2019年に神戸に加入。当時は度重なる故障の影響でトップフォームを崩していたが、来日後はラ・マシアで培った技術と戦術眼で数々のパスを繰り出し、試合出場を続ける中で完全に調子を取り戻した。年齢的には来年1月に27歳で、選手として脂が乗る時期。神戸としては不可欠な戦力であり、残留へ向けて全力を尽くしたいが、最終的には本人の意志に委ねられる。  同じ神戸では、ブラジル人FWドウグラスの動向も注目される。「弾丸ヘッド」に代表される強靭なフィジカルと高い得点能力を持つ大型ストライカー。2010年の来日以降、徳島、京都、広島、清水、神戸とJ5クラブを渡り歩き、21試合7得点だった今季も含めて通算9シーズンで計89得点(J1で53得点、J2で36得点)をマークした実績を持つ。ただ、現在は大型補強を続けるチームの中で重要度は低くなっている。今季までとされる契約を延長しなければ、他クラブが放っておかないだろう。  すでに退団が決まったのが、名古屋のFWガブリエル・シャビエルだ。2017年7月に当時J2だった名古屋に加入すると、シーズン後半戦16試合で7得点15アシストの大活躍。翌年以降も、テクニカルかつ正確無比な左足を駆使し、ピッチ上の魔術師として多くのチャンスを作り出した。まだ28歳。堅守第一のフィッカデンティ監督の下では出番を失ったが、他クラブで攻撃に専念できる役割を与えれば、再び光り輝くことができる。今季推定年俸1億円とされる金銭面をクリアできれば、触手を伸ばすJクラブは必ずある。そして必ず活躍するはずだ。  J2降格組では、横浜FCのFWサウロ・ミネイロが注目のタレントだ。 J1最下位に沈んでいたチームを救うべく今夏に加入すると、強靭なフィジカルと爆発的なスピードを武器に出場11試合で4得点をマーク。結局、 J1残留に導くことはできなかったが、DFラインの裏への巧みな抜け出し、そして左右両足からの強烈なシュートと、個人としては能力の高さを見せた。24歳と若く、Jリーグでのさらなる成長も可能。より多くのパスが供給されるクラブに移籍すれば、得点王争いにも加われる可能性を秘めている。  守備のタレントに目を向けると、J2降格が決まった仙台の元ポーランド代表GKスウォビィクの去就が不透明だ。2019年の夏に来日して以降、ゴール前で常に“違い”を見せてビッグセーブを連発。今季もチーム自体は低迷したが、スウォビィク自身は好パフォーマンスを披露した。個人としての能力はJ屈指のレベルにあり、年齢もまだ30歳。契約は今冬までとされ、GK問題を抱えるクラブにとっては、確実に「失点減」につながる人材として獲得候補にリストアップされるはずだ。  さらに注目なのがセンターバック陣で、鳥栖のブラジル人DFエドゥアルドが人気銘柄。2013年に来日し、鳥取、栃木、柏、川崎、松本、鳥栖と渡り歩いた中で評価を高めてきた左利きのセンターバックで、現在28歳。高いビルドアップ能力とリーダーシップを誇り、強烈なFKも搭載する。鳥栖の主将として来季の契約を残している状況ではあるが、多くのJクラブから関心を寄せられる存在であり、本人が新たなチャレンジを希望し、国内の他クラブに移籍することは十分に考えられる。  さらにJ2降格クラブに所属する大分のDFトレヴィザンも、注目すべき存在。身長185センチの高さがあり、エドゥアルドと同じ左利き。そして3バックの中央でのプレーが可能。ブラジルU-20代表の経験も持ち、現在24歳という若さも魅力だ。今季、来日1年目ですぐにJリーグに順応しており、チームが苦しむ中でも確かな能力を示した。エドゥアルド以上の争奪戦に発展する可能性もある。  そのトレヴィザン以上に若いブラジル人センターバックが、徳島に今季途中加入した22歳のDFカカだ。身長187センチの高さだけでなく、優れたスピードを有し、鋭い読みも披露。加入後即、レギュラーとして試合出場を続け、能力の高さを垣間見せた。報道では4年契約とされるが、今季のプレーを見た他のJクラブが触手を伸ばし、カカのみが“J1個人残留”し、他クラブで新たな守備の要になるかもしれない。  その他、福岡のFWジョン・マリ、FWブルーノ・メンデス、DFサロモンソン、FC東京のMFアダイウトンなどの去就も不透明。G大阪からの退団が決まったFWチアゴ・アウベスも他クラブならばチャンスはある。来季への準備を進めるJ各クラブにとって、外国人選手はチームの戦力をアップさせる特効薬であり、Jリーグでの実績、日本での生活経験がある選手は“ハズレ”が少なく、より計算を立てやすい。そして、彼らの決断次第でJリーグの勢力図が変化することは、間違いない。

    dot.

    19時間前

  • 15

    若さを補って創造性を高める? アンチエイジングで注目の「NMN」、飲用で体の変化は

     老化研究の第一人者・米ワシントン大学の今井眞一郎教授が、気鋭の音楽家・渋谷慶一郎さんと初対面。今井教授が研究している、老化を抑えて寿命を延ばす可能性がある物質「NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)」について語り合った。実際にNMNサプリを引用している渋谷さんは、飲むことで夜に「抗しがたい眠気」に襲われると語るが、一方でその効果についても明かす。AERA 2021年12月6日号から。 *  *  * 【前編:日本人研究者が効果を明らかにした「抗老化物質」 摂取で「抗しがたい眠気」も】より続く 渋谷:脳や体にはダメージがないですよね。NMNの研究は、薬などの研究と比べると脳へのアプローチが違うんですか。 今井:手法的にそんなに違うことをやっているわけではないんです。でも、老化はすごく長い時間にわたって少しずつ起こる現象なので、アプローチや見る視点がちょっと違うんです。乱暴なたとえになりますが、薬は状態が弱っているところをグッと引き上げますが、老化の場合は日々少しずつ落ちていくものを落ちないようにするアプローチが重要になります。ですから、本来足りなくて弱っているところに補充して、もともとあった状態に戻すということになるんです。 渋谷:脳や体力へのダメージのなさというのが新しいなと。今までなら、徹夜で作業をするときは滋養強壮剤やコーヒーを飲んだりしていましたが、後で必ずダメージが襲ってきて倍くらい疲れてしまう。もっと言うと、「このステージ、作品のために全てを懸けるんだ」という時に、アーティストは相当な無理を自分に課してきた歴史があって。それが極端な形になるとドラッグや過剰なストレス、死というような悲劇、神話にもなっていました。 疲労中は感動しない  ただ、このような創造かダメージかという古典的な二項対立とNMNは根本的に異なっています。要するにダメージもダウンタイムもなく、調子が良く疲れにくくなるけど、抵抗できない眠気がやってくるので寝るしかない。それは元々体内にある成分を補充するというシンプルなサイクルだからなのかな?と思うのですが。 今井:頭や体が疲れていたり、弱っていたりすると、どんなにいいものを聞いても感動しませんよね。だから疲れというものが極力ない状態に置く、常に感受性の高い状態に置くというのが重要なのはよく分かります。 渋谷:はい。たとえばピアノの「ラ」の音を押したとき、「この音を初めて聞く」とマインドコントロールしてから曲を作り始めるとうまくできるんですが、それを可能にするのは端的に疲れがない状態です。だからワーカホリックな友人にNMNを薦めると非常に反応が良いです。 今井:ということは、NMNやNADが司る生体への作用が、芸術家の創造性にも影響を与える可能性がありますね。人間の感性を若々しく保つことによって、創造性を高める働きもあるのかもしれないと思いました。 渋谷:はい、それはあると思います。僕は今年、新作のオペラを発表して、来年公開の大きな映画音楽を1本作り、これからドバイ万博で新作のアンドロイド・オペラを発表します。こんな量の仕事はNMNがなかったら難しかったのではと思います。 今井:それはうれしいですね。私たちの研究が創造性の分野にも寄与できるのは、とても励みになります。 (構成/編集部・大川恵実)※AERA 2021年12月6日号より抜粋

    AERA

    12/6

  • 16

    巨人なのに非紳士的…他球団のファンも激怒した“ずるい”プレーと発言

    「巨人軍は常に紳士たれ」とチーム憲章にあるように、巨人の選手たちは、社会人の模範になるような行動が求められている。グラウンドでも当然紳士らしくフェアプレー精神に則り……と思いきや、ところがどっこい、過去には、紳士とは大違いの“ずるいプレー”も何度となく演じているのだ。  失点を防ぐために守備妨害を演出したとしか思えないプレーが見られたのが、昨年9月17日の阪神戦だ。  1回表、2点を先行された巨人は、なおも2死満塁のピンチで、木浪聖也の打球は、高くバウンドして、二塁方向へ。セカンド・若林晃弘が前進して捕球に行ったが、タイミング的に内野安打になりそうに見えた。  すると、若林は左手のグラブをヒョイと一塁方向に差し出した。そこには若林との接触を避けようとスピードを落とした一塁走者・陽川尚将の姿があった。  打球を処理するはずのグラブで陽川に接触している間に、ボールは後方へと抜けていった。これを見た森健次郎二塁塁審は、守備妨害を取り、陽川にアウトを宣告した。  矢野耀大監督が抗議したが、「打球を処理する守備優先」という鉄則がある以上、どうにもならない。結果的にルールの盲点を突いた形の巨人は3点目を阻止したものの、自ら当たりに行ったような若林の不自然な動きが物議を醸したのは言うまでもない。  解説者の巨人OB・篠塚和典氏はさすがに言葉を選びながら「若林はうまく演技してますね」と評したが、阪神OBの関本賢太郎氏は「僕には悪質な……故意にぶつかりに行ったように見えましたけどねえ」と批判した。  ネット上でも「どこが守備妨害だよ笑」などの非難コメントが相次ぎ、巨人の3投手も、怒りを闘志に変えた猛虎打線に滅多打ちにされて計11失点と大炎上。目先の1点阻止にとらわれた代償は高くついた。  フライを落球したにもかかわらず、あたかも捕球したかのように演技し、審判の目を欺く事件が起きたのが、11年4月20日の阪神戦だ。  2対2の7回、阪神は鳥谷敬の犠飛で1点を勝ち越し、なおも2死一、三塁で、ブラゼルが二塁後方に高々と飛球を打ち上げた。  セカンド・脇谷亮太が背走しながら捕球したかに見えたが、次の瞬間、ボールがグラブからポロリとこぼれ、地面に落下した。だが、土山剛弘一塁塁審の立ち位置からは、死角になって見えない。直後、しゃがみ込んだ姿勢の脇谷が右手にボールを握りながら、直接捕球をアピールすると、土山塁審は「アウト!」をコール。安打と判定されていたら、阪神は1点を追加していただけに、「そりゃないよ!」である。  真弓明信監督が「(判定は)微妙じゃないだろう。(土山塁審は)たぶん見えていない。二塁塁審も見る場所が悪過ぎる」と抗議したが、VTRにボールが地面に落ちた瞬間がはっきり映っているにもかかわらず、判定は変わらなかった。  そして、この誤審が試合の流れをも変えてしまう。8回、巨人は長野久義の幸運な三塁強襲二塁打などで3点を挙げ、逆転勝ち。踏んだり蹴ったりの阪神側は「(地面に)落ちているよ。お客さんも見ている。アンパイアで負けたと言われても仕方がない」(木戸克彦ヘッドコーチ)とカンカンだった。  さらに脇谷の「VTR?テレビの映りが悪いんじゃないですか?」の新聞コメントが、虎党の怒りを倍加させた。「審判が判定したのだからアウト」ならまだしも……。   当時、テレビメーカーが「映りが悪くなることはない」と反論したことも懐かしく思い出される。  生還を阻止せんとばかりに、三塁ベース上で走者を上から押さえつけるプロレスまがいのプレーで騒然となったのが、00年6月8日の阪神戦だ。  5対3とリードの阪神は、8回にも平尾博司の二塁打で無死二塁のチャンスをつくり、次打者・ハートキーは投前に送りバント。河本育之は素早く処理し、三塁に投げたが、悪送球となり、ボールはファウルグラウンドを転がっていった。  二塁走者の平尾はこの間に十分本塁を狙えるはずだったが、なんと、捕球に失敗したサードの元木大介が、三塁にヘッドスライディングした平尾の上からのしかかるようにして押さえつけているではないか。「どさくさに紛れて押さえ込まれた」(平尾)。これでは動くに動けない。  ここで平尾の救出に向かったのが、伊原春樹三塁コーチ。怒りをあらわにして突進すると、あっという間に元木を突き飛ばし、平尾に「早く本塁に行け!」と指示した。「思わず手が出ちゃった。クセ者の元木がなかなかどかないから」(伊原コーチ)。  ところが、今度は巨人・長嶋茂雄監督がベンチを飛び出し、伊原コーチの行為がインプレー中だったことを理由に、守備妨害で平尾をアウトにするよう要求。騒ぎはさらにヒートアップした。  だが、井野修三塁塁審は「すべてのプレーが終了したうえで判断すれば、一番悪いのは元木」と走塁妨害を適用し、生還を認めた。  結局、この6点目がモノを言い、阪神は1点差で逃げ切ったが、元木のプレーは「ずるい」と言われてもしょうがないものだった。  元木といえば、ほかにも隠し球や併殺阻止の万歳スライディングなど、“ずる賢いプレーのデパート”的存在。紳士の球団では、異色のプレーヤーだった。(文・久保田龍雄) ●プロフィール久保田龍雄/1960年生まれ。東京都出身。中央大学文学部卒業後、地方紙の記者を経て独立。プロアマ問わず野球を中心に執筆活動を展開している。きめの細かいデータと史実に基づいた考察には定評がある。最新刊は電子書籍「プロ野球B級ニュース事件簿2020」(野球文明叢書)。

    dot.

    9/19

  • 17

    武豊騎手が「ウマ娘」ブームを語る 「よみがえってうれしい」と語った悲劇の競走馬とは

     ゲームアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』は、実在した競走馬を美少女キャラに擬人化したコンテンツで、「Yahoo!検索大賞」や「Google Play ベスト オブ 2021」の「ベストゲーム 2021」を受賞するなど、競馬好きの中高年から若年層まで幅広い層から人気を集めている。この一大ムーブメントを「相棒」である騎手はどのように感じているのか。サイレンススズカやスペシャルウィークをはじめ、長年多くの名馬に乗ってきたレジェンド騎手の武豊さん(52)は、このブームにを喜び、NHKの番組内でもビデオメッセージを寄せていた。武さん本人にインタビューし、「ウマ娘が競馬界にもたらしたもの」について語ってもらった。 ――「ウマ娘」のブームで、競馬人気も高まっています。影響を感じてますか? ウマ娘の話題は本当によく耳にしますし、すごい影響力だなと思っています。実際、僕の周りでも、中学生ぐらいの知人の息子さんから、僕が過去に出ていたレースのことなど質問をされるようになりました。僕が乗ってきた馬たちも、たくさんキャラクターになっているからです。ウマ娘がなかった頃は、子どもたちと競馬の話をあまりしたことがなかったのに、急にいろいろ聞いてくるようになってびっくりしています。今の中学生は、スペシャルウィークやディープインパクトのレースを見たことがない世代。その世代が過去の馬に興味を持ってくれるのは、すごいことですよね。 ――ナイスネイチャなど、ウマ娘のモデルになった引退馬への寄付が倍増するといった現象も起きています。 現役時代の彼らを知らなくても、ウマ娘をきっかけにその馬のことを調べてもらえて、馬が脚光を浴びているのは嬉しいですね。引退後の馬も、支援があれば救われる。いろんなところにいい影響が出ていると思います。 ――競走馬が美少女に擬人化されることについて、当初はどんな印象を抱いていましたか? ウマ娘の立ち上げ当時、僕も「何か協力できることがあれば」ということで少し関わらせていただいたのですが、実は最初に話を聞いた時は、あまりピンとこなかったんです(笑)。馬がアニメのキャラクターになって、女の子が競馬場を駆けるというのは想像がつかなかったし、最初に登場キャラの絵を見たときは、なんだか不思議な感じでした(笑)。自分が乗ってきた馬ですから、擬人化したキャラと同一視するにはなかなか時間がかかりましたね。 ――実際の馬の特徴が、キャラの能力や性格に反映されているところもウマ娘の魅力ですね。 かつてライバル同士だった馬が作中のストーリーでもライバルとして扱われていたり、馬の個性が細部まで表現されていたりして、さすがだなと思いました。たとえばウオッカだと、寝つきが良いといった特徴まで再現されていて、面白い。おそらくですが、実際にウマ娘のコンテンツを作っている方たちは、若い頃に競馬を楽しんでいて、知っている馬たちを遊び心たっぷりに、そして細かいところまで再現してくれたのでしょう。競馬愛を感じます。 ――作中では、武さんが騎乗してきた馬も多数登場します。 立ち上げのときも「実際どういう馬でしたか」といったことを聞かれて、スペシャルウィークなど、馬について少し情報をお伝えさせていただきました。ウマ娘のおかげで僕自身も、「ああいう馬だったな、こういう馬だったな」と、過去に乗ってきた馬たちに思いを馳せることができました。たとえば、僕がたくさん乗ってきたバンブーメモリー(作中では風紀委員長を務め、直球勝負のレースを見せる)は30年以上前に活躍していた馬ですし、懐かしさを感じます。そして、サイレンススズカは足を骨折した1998年の天皇賞(秋)のレースを最後に活躍が止まってしまったので、それがウマ娘の姿でよみがえってくれたのは、僕としてはとてもうれしいです。 ――武さん自身も、アニメ第5話に実況として登場します。 騎手の自分が、まさかアニメのキャラとして解説する日が来るとは思いもしなかったです。登場したのは1回でしたが、小学4年生ぐらいの女の子から、「あ、ウマ娘のおじさんだ」って声をかけられて。ウマ娘がきっかけで知ってもらえているのはなんだか新鮮ですし、微笑ましいです。 ――レースの投票サイト「JRA IPAT」への年代別アクセス数も、20代ユーザーが今年3月ごろから急増し、60代と並ぶ水準に達しています。かつて「若者の競馬離れ」と言われていた状況もすっかり変わりましたね。 若者の獲得は競馬界の課題でしたから、そういう意味では、多くの若者が競馬に参加しているのを聞いてうれしく思っています。やはり、大きなきっかけの一つがウマ娘でしょう。ウマ娘が新たな入り口となって、今まで競馬に興味がなかった人も楽しんでくれるようになりました。新たな競馬ファンが増えれば、その方々から様々な声や要望も出てくるでしょうし、我々も気づけることがあると思います。競馬界は、より良い方向に変わっていけるはずです。 ――ウマ娘以外でも、藤田菜七子さんのような騎手が活躍していることもブームをけん引しています。 彼女をきっかけに競馬を知った人もたくさんいるはず。藤田さんをはじめ、女性ジョッキーの活躍が目立つようになり、雰囲気も明るい感じになりましたね。男女一緒に勝敗を競うスポーツも珍しいですし、そこが競馬の魅力の一つだと思います。 ――スタンドの客層も変わりました。競馬界も、女性限定のリラックススペース「UMAJO SPOT」を開設したり、子ども向けの遊具を充実させるなどし、女性や家族連れが足を運びやすい環境を作ることに注力しています。 スタンドも綺麗になり、女性だけのグループやファミリーでも行きやすい雰囲気になりました。昔はおじさんばかりでしたから、だいぶ色が変わったなと思います。家族連れで来て、子どもたちに楽しんでもらえる姿を見ると嬉しくなります。 ーーウマ娘のブームで、スタンドの雰囲気もさらに変わりそうですね。 今後どうなるのか楽しみです。ウマ娘のブームはコロナの時期と重なったので、しばらくは無観客でしたし、今も入場制限をしているので、競馬場での影響はまだダイレクトに感じられていません。コロナが落ち着いて、今後は競馬場で「ウマ娘」とコラボしたイベントのようなものができるようになればいいなと思います。 ――最後に、競馬ファンへのメッセージをお願いします。 ウマ娘をきっかけに、競馬を見に来てくれたら嬉しいですし、これが一時のブームにとどまらず、ファンが定着して未来の競馬界を後押ししてくれていることを願っています。そのためにも、僕らはいいレースをすることで、来てくれた皆さんを楽しませたい。そして今後も、アニメ・ゲームで活躍できるような新キャラを、自分たちのレースでどんどん作っていきたいなと思っています!(構成/AERA dot.編集部・飯塚大和)

    dot.

    12/5

  • 18

    【ゲッターズ飯田】12月6日の運勢は?五星三心占い「苦労が報われる」金の時計座

     占いは人生の伴走者。芸能界最強の占い師、ゲッターズ飯田さんの「五星三心占い」が、あなたが自分らしく日々を送るためのお手伝いをします。12タイプ別に、毎週月曜日にその日の運勢、毎月5のつく日(毎月5、15、25日)に開運のつぶやきをお届けします。※年内は開運のつぶやきは12月15日、25に配信。 【タイプチェッカー】あなたはどのタイプ?自分のタイプを調べる 【金の羅針盤座】生活リズムを変えるとやる気がわいてきます。好奇心の赴くままに行動すると、貴重な経験ができるかもしれません。少し勇気を出して、気になっていた人に話しかけてみるのもいいでしょう。 【銀の羅針盤座】身近にある不用品を片付けておきましょう。すぐに使わない資料や道具は、机や棚にしまって。もう使わないものは捨ててください。ただし大切なものが混在しているかも。捨てる前によく確認を。  【金のインディアン座】難しそうなことでも「できない」と決めつけるのはNG。「誰かがやっているなら自分もできるかも」と気楽に考えて挑戦すると、よい結果が出るでしょう。何事も簡単にはできません。プロとして働く自分に自信をもって。 【銀のインディアン座】新しい仕事が舞い込んできそう。いままでのメンバーとは違うチームを組む場合もあるでしょう。遠慮したり臆したりせずに流れに乗って、新しい環境を楽しみましょう。大きな成長が期待できます。 【金の鳳凰座】想像していなかった人から助けを求められそう。手を貸すと感謝されて、今後よい関係を築けます。ほかにも頼られることが増える予感。できる限り協力するとよいでしょう。 【銀の鳳凰座】疲れがたまりそう。小さなことでイライラして、不機嫌な態度が表に出てしまいます。深呼吸をして、心を落ち着かせるようにしましょう。仕事で疲れているのは自分だけではないことを忘れないで。 【金の時計座】これまでの苦労が報われます。ただし、ここで手を抜くと運気の流れを逃してしまいます。小さなことにも本気で取り組みましょう。大きなチャンスをつかめます。 ※毎週月曜日に占いが届きます!AERAdot.の公式LINEの友達申請はこちら↓↓↓https://lin.ee/trWiCvV 【銀の時計座】寝坊や忘れ物など、自分でも信じられないようなミスをしてしまうかも。早めの行動と確認作業を怠らなければ、トラブルを回避できます。小さな段差につまずいて転ばないように要注意。 【金のカメレオン座】午前中は集中力を発揮できます。昼食後は、眠気が襲ってやる気を失ってしまう予感。気が抜けているときに限って、重要な仕事が入ってきます。いつまでもボーッとしていないで気を引き締め直してください。 【銀のカメレオン座】今後を大きく左右する日。突然辞令が出たり、仕事の流れが大きく変わる出来事が起きたりしそうです。商談や契約がうまくまとまり、自信がつくことも。何事も先回りして行動するといいでしょう。 【金のイルカ座】予想外のアクシデントに巻き込まれてしまうかも。自分とは関係のないことで責任を負わされてしまうことも。反論すると言い訳をしていると思われるので、グッと我慢して冷静に解決策を考えて。 【銀のイルカ座】判断ミスをしやすい日。周囲からのアドバイスを素直に聞き入れなかったことが原因かも。耳の痛い言葉を無視せず、しっかり反省しましょう。相手が部下や後輩であっても、正しいと思う意見は真摯に受け止めてください。 (『ゲッターズ飯田の五星三心占い2022』より一部抜粋) ※毎週月曜日に占いが届きます!AERAdot.の公式LINEの友達申請はこちら↓↓↓https://lin.ee/trWiCvV

    dot.

    12/6

  • 19

    創価学会女性会員が語る「私が甘利明元幹事長に票を入れなかった理由」

     先の衆院選では、自民党の甘利明前幹事長(72)が現役の幹事長で初めて、自身の選挙区で落選した。敗因の一つとして、連立を組む公明党の支持が広がらなかったことも挙げられている。甘利氏が公明党から推薦を得られたのは、3次推薦の10月16日。公示日の3日前だった。投開票前の読売新聞(10月29日付)は「甘利は自民支持層の9割弱を固めたが、公明支持層からの支持が6割弱と伸び悩む」と報じていた。公明党の支持母体である創価学会員はどう感じていたのか。選挙区を取材した。 *  *  * 小田急線大和駅から、歩いて約15分。「創価学会大和文化会館」へ行ってみると、クレーン車が建材を吊り上げていた。現場の作業員は「今は、会館の建て替え工事をしています」と教えてくれた。  現地の看板には建物の用途として「礼拝所」とあり、注文者は「創価学会」と記されていた。近くの飲食店のおかみはこう話す。 「創価学会の人たちが、よく店の前を通りますよ。信者の人が4~5人でうちの店で食事してくれることもあります。いつも選挙があると『よろしくお願いします』と頼まれるんですが、今回の選挙では頼まれませんでしたね」  甘利氏の選挙区である神奈川13区は大和市、座間市、海老名市、綾瀬市の4市にまたがる。選挙は甘利氏と立憲民主党の太栄志(ふとり・ひでし)氏の一騎打ちとなったが、太氏が5529票差で勝利した。  得票数を市別にみると、4市の中で、甘利氏が勝ったのは綾瀬市のみで1勝3敗。太氏は大和市で約6800票、座間市で約800票、海老名市で約900票の差をつけた。  太氏の選挙対策委員長兼事務局長を務めた佐竹百里綾瀬市議は選挙結果をこう分析する。 「甘利さんは地主や農家に強いんです。綾瀬市は電車の駅がないので、(商店主より)地主や農家の方が多いから甘利さんが有利です。今回はその綾瀬市で追い上げて差を詰められたのと、大和市で引き離したのが勝利につながったと思います」  実際、太氏が最も票差をつけたのも大和市だった。太氏の陣営関係者は「(甘利氏が勝った)綾瀬市は公明党市議の動きも活発でしたが、大和市の学会員の動きが鈍かったように思う。大和市の創価学会員の動きが勝敗を分けたところもあるのではないか」と話す。  勝敗を分けたという、その大和市(人口約24万人)で、創価学会婦人部に所属する飲食店経営の女性はこう振り返る。 「私たちの選挙は”口コミ”なんです。今回の衆院選は、(どの選挙区も)公明党議員は接戦になると言われていましたから、友人や知人に、けっこう頑張って電話しました」  この女性は「聖教新聞」と「公明新聞」の2紙を取り、選挙のたびに公明党を応援しようと熱心に選挙活動を続けてきた。第3次推薦とはいえ、公明党も甘利氏に推薦を出していたが、女性は甘利氏は応援できないと感じていたという。 「知人には『比例は公明党で』とお願いしましたが、『小選挙区は甘利さんで』とはお願いしませんでした。私が甘利さんには入れたくなかったからです。甘利さんはお金にまつわる不信感があるし、親の代から衆院議員でテングになっているから、私のまわりでも評判が悪い。甘利さんには正義がない。だから友達にも勧められないんです。子供たちにも説明できないでしょう」(同)  5年前のUR(都市再生機構)をめぐる口利き金銭授受疑惑について、甘利氏は改めて説明責任を求められたが、「まったく一点の曇りもありません」と言うばかりで、街頭演説でも具体的な説明は避け続けた。 「街頭演説でも何だか覇気がなくて、ぐずぐず言っているだけで、モヤっとした疑惑は残ったままでした」(同)  創価学会は婦人部を中心に金銭スキャンダルへの拒否感が強い。こうした甘利氏の態度が、創価学会員に嫌われた可能性は十分にある。選挙中、甘利陣営の幹部も記者に「甘利さんはもともと公明党とはそんなにベッタリではない」と説明していた。地区の学会幹部からは、甘利氏支援の指示などはなかったのか。 「そんな指示は下りてこなかったですね。比例では公明党を応援しましょう、小選挙区は自分で自由に選んでくださいというのが基本姿勢なので、自主投票なんです。だから、甘利さんと書いた人も、太さんと書いた人もいる。私は入れる人がいなくて、究極の選択で、白票で出しました」(同)  大和市でも、コロナ禍で閉業に追い込まれた飲食店は多い。それに対する甘利氏の対応にも不信感を抱いているようだ。 「みんな飲食店は大変だったのに、甘利さんは一度も回って来なかった。うちの近くでも体力のない店はつぶれていった。これ以上厳しくなったら困るんです」(同)  この女性は、公明党議員を応援するために地方に行くこともあるという。 「地方へ行くのは、たとえば自分の故郷で、同級生や知り合いに公明党を勧めるためです。公明党は子育て支援に熱心でとてもいい政策を出している。ただ公明党からお金が出るわけではなく、みんな手弁当で応援しているんです。お友達に頼む以上、自分がヘンだと思う人は推せないですよね」(同)  甘利氏は比例で復活当選したが、幹事長は辞任に追い込まれた。後任には茂木敏充前外相(66)の就任が決まった。 「小選挙区で審判がくだって落ちたのに、比例でゾンビみたいに復活するなんて、今の選挙制度もおかしいと思います」(同)  大和市で、居酒屋を営む40代の女性もこう語る。 「祖父母の代から創価学会ですが……私は今回は、白票で出しました。甘利さんが何を言っているのか、よく知らないので」  甘利氏は10月31日に出演した選挙特番で「全国から落選運動を強烈にやられ、誤解が広がった」と語った。こうした居丈高な姿勢が、創価学会員にも見透かされたのだろう。(AERA dot.編集部・上田耕司)

    dot.

    11/4

  • 20

    稲垣えみ子「インスタ女子・男子たちの心はここではなく、画面の中にある」

     元朝日新聞記者でアフロヘア-がトレードマークの稲垣えみ子さんが「AERA」で連載する「アフロ画報」をお届けします。50歳を過ぎ、思い切って早期退職。新たな生活へと飛び出した日々に起こる出来事から、人とのふれあい、思い出などをつづります。 *  *  *  先日、縁あって友人のカフェのお手伝いへ。もともとは普段着の常連さんがまったりダラダラ過ごす店だったんだが、なぜか最近、キラキラ女子(時々男子)が大挙して押し寄せるようになり、開店から閉店までてんてこ舞いの忙しさなのである。  そう彼女(彼)たちこそは、噂(うわさ)に聞く「インスタ女子(男子)」なのであった!  なぜそうなるのかはよくわからないのだが、注文する品は皆ほぼ同じで、折に触れ連発するセリフは「かわいい~」。インスタのために来店されているので、スープが先に来ても、すべての皿が揃(そろ)うまで何分でもじっと待っておられる。当然、スープは冷めるので申し訳なく思うが、さりとて混んでくると狭い厨房(ちゅうぼう)ではサクサク全ての品を用意できぬこともある。それでも文句一つ言わず、というかそもそも気にしている風もなく、すべてが揃ったところであれこれの角度から丁寧に写真を撮り、互いに写真を撮りあって、その後は普通に食べて「ごちそうさま」と帰って行かれるのだった。  驚くのはその熱意だ。  店が小さいのですぐ満席になってしまうのだが、1時間ほどお待ち頂くかもと言っても「待ちます」と即答。遠方から来たとおぼしき、スーツケース持参の方もいる。  そして、待っている間も食べている間も、絶えずスマホで何かをチェック。総じて礼儀正しく、感じが良い。挨拶(あいさつ)もしっかりにこやかに。スーツケースの置き場所を確認することも怠らない。  なのに。なぜだろう。大忙しの1日を終えた時、行き場のない思いがたまっていることに気づく。  彼女たちの心は「ここ」ではなく、「画面の中」にあった。接するこちらの心も、気づけばスカスカになっていた。互いの礼儀正しいやり取りは、誰にも受け止められずどこかへ飛んで行った。  なるほど人は同時に二つの人生を生きることはできないのだと気づく。どんなにテクノロジーが発達しても、人生は一つ。あちらを選べばこちらはないのである。 稲垣えみ子(いながき・えみこ)/1965年生まれ。元朝日新聞記者。超節電生活。近著2冊『アフロえみ子の四季の食卓』(マガジンハウス)、『人生はどこでもドア リヨンの14日間』(東洋経済新報社)を刊行※AERA 2021年12月6日号

    AERA

    12/6

  • 1

    なぜ小室眞子さんは圭さんに必死だったのか 秋篠宮さまのよそよそしさから読み解く

    「夫の方については」「面会していた時間が20分位」「何か印象に残ることというのは特にありません」――。  秋篠宮さまの56歳の誕生日会見で国民が感じたのは、長女眞子さんの夫、小室圭さんへのよそよそしさだった。   もともと秋篠宮さまは、記者会見において家族を名前で呼ぶことはほとんどない。眞子さんや佳子さま、悠仁さまについても「長女」「次女」、「長男」といった呼び方をしていた。  一方、小室圭さんについては、婚約が発表された2017年や翌18年の誕生日会見では、<小室さんの印象ですけれども>、<小室さんに関わること、これが毎週のように週刊誌等で報道されていることはー>と自然な流れで名前を出していた。それが、令和の世に移った翌19年は、<小室家とは連絡は私は取っておりません>と、どこか他人行儀な表現を選び、翌20年の会見では、「小室」という名前すら出さなかった。  そして今年。圭さんは、長女の夫という「家族」になったとはいえ、圭さんを「夫の方」と呼び、圭さんが結婚前にあいさつに訪ねてきたひとときを、「面会していた時間は20分位」と話し、距離感を感じさせる表現だった。  圭さんが秋篠宮邸を訪問した10月18日、秋篠宮夫妻は、千鳥ヶ淵戦没者墓苑秋季慰霊祭への臨席という公務があった。とはいえ、数日後に結婚する娘の結婚相手と食事をともにすることもなく終了したという現実は何を物語るのか。  秋篠宮さまは先の会見で、結婚に伴う儀式を行わなわないと判断を下したのは「私の独断」だと明かした。さらに、皇室の行事が「非常に軽い」印象を与えてしまったと、苦渋をにじませた。  儀式を行わなかった理由は、小室さんが金銭トラブルについて春に公表した28枚の文書にあった。 <この春に娘の夫がかなり長い文書を出したわけですね。(略)あれを読んでどれぐらいの人が理解できるか><これはもう私の独断です、私の個人の考えとして、あれを読んでみんながすぐに状況を整理して納得できるというものではないと私は判断しました>  さらに、10月26日の結婚会見についても、自身が思う形とは異なっていたと胸中を吐露した。 <双方向での会見という形にしてほしかった><私としては自分の口からそのことについて話をして、そして質問にも答える,そういう機会があった方が良かった>  秋篠宮さまが口にしたように、金銭トラブルについての説明も本来は、小室さんが自分の口から説明すべきものだろう。小室圭さんが内親王の結婚相手として祝福できる存在足り得なかったことも、会見の言葉から伝わってくる。 こうした父親の気持ちをよそに、眞子さんは、圭さんに留学を進言しただけでなく、金銭トラブルについても一貫してかばい続けた。  なぜ、内親王がここまで必死になったのだろうか。  眞子さんとよく世間で比べられる黒田清子さんの場合も実は、結婚相手へ相当の配慮があったという。   清子さんは、当時の天皇ご夫妻の長女。内親王のなかでも、身位の高い皇女という立場だ。清子さんもまた、結婚相手である黒田慶樹さんに関する細かな情報を公表することについて、積極的ではなかった。  上皇后美智子さまや皇后雅子さまが結婚した時代は、結婚相手の家系図が報道されるのは、当たり前という感覚であった。両親はもちろん親族の職業や出身地なども詳細に、国民の知ることとなった。 「しかし清子さんからは、黒田慶樹さんと結婚するにあたり、相手がどういう人であるといった細かなことまで、自分たちから情報を提供することは、好ましくない、という考えであった」(当時の事情を知る人物)  清子さんが相手の情報をつまびらかにすることに難色を示した背景には、「皇族という立場の自分と結婚してくれる相手なのだから、迷惑をかけたくない」という考えがあったのだという。  多くの女性皇族にとって、結婚は皇室の外に出る平和的な手段でもある。ある皇族女性は、「皇室から出るためには結婚しかない」と吐露したという。佳子さまも、早く皇室を出て民間で暮らしたいとの考えを持っているとの話も聞こえてくる。  皇室に仕えてきた人物は、こう分析する。 「皇族と結婚する相手は、マスコミに追いかけられ、プライバシーもない生活に巻き込まれる。そうしたリスクを受け入れても自分と結婚してくれる相手は、できる限り守りたいという心情をお持ちになるのは、自然なことです。秋篠宮さまの会見からは、小室圭さんに対する複雑な心境が明確に伝わりました。一方で、眞子さんは、世間には不自然に思えるほど相手をかばい続けました。逆にいえば、皇族が『私のような立場にある女性と結婚してくれる相手』という心情にならざるを得ないほど、追い込まれている現実がある、ということでしょう」  秋篠宮さまも、眞子さんの結婚が「皇室に影響を与えた」と懸念を口にしていた。眞子さんの結婚騒動は、皇室と国民の距離の変化を世間に知らしめた。  若い世代の皇族は、令和という時代のなかで「皇室にあるべき姿」を模索しなければならないのだろう。 (AERAdot.編集部 永井貴子)

    dot.

    12/4

  • 2

    愛子さまが借りるティアラ、清子さんからの理由は「格」の違い 秋篠宮家へは逆風やまず

     天皇・皇后両陛下の長女、愛子さまが12月1日に20歳の成年を迎える。  とくに話題を集めたのは、愛子さまがティアラを新調せず、叔母の黒田清子さんのティアラを借りて祝賀行事にのぞむ、異例の成年式となることだ。宮内庁は、「コロナ禍で国民生活に影響がでていることに配慮した愛子さまが、両陛下と相談した決めた」と説明している。 「どうも、何をとってもタイミングが悪く秋篠宮家への逆風になってしまう」  そうため息をつくのは、皇室に長く仕えた人物だ。秋篠宮家の長女、眞子さんが小室圭さんと結婚したのちに渡米したばかり。  渡米前に国内で滞在したのは、渋谷区の東京メトロ外苑前駅近くにある長中期滞在者向けの高級サービスアパートメントだった。結婚によって皇籍から離れたばかりの元内親王に、所轄する警察の警備がつくのは当然のことだ。とはいえ、外出の度に報じられた結果、特別な警備体制に注目が集まった。  そしてNYでの新居の豪華さも報じられている。英タブロイド紙のデイリー・メールなどの海外紙によれば、小室夫妻の住まいは、セントラルパークやタイムズスクエアに近いヘルズ・キッチン地区にあるタワーマンションだ。2017年に建てられたばかりで、24時間対応のロビーやフィットネスルームにヨガスタジオ。スパやゴルフシュミレーションセクションなどを備えた豪華な仕様だという。  小室さんのLawClerk(法務助手)の年収は600万円程度と見られている。一方で、海外紙によれば、ワン・ベッドルームとはいえ家賃は、月額約4800ドル(55万円)と安くはない。  宮内庁関係者の間でも、眞子さんの結婚と米国移住が無事にすんではればれしたという空気と同時に、小室夫妻の先行きを案じる声もわずかに漏れてくるようだ。  そんなタイミングで宮内庁が公表したのが、愛子さまが「借りたティアラ」で祝賀行事に臨むというニュースだった。  女性皇族にとって、成人を迎えた誕生日は宮殿行事デビューの日でもある。まず皇室の祖神・天照大神などが祭られる宮中三殿に参拝し、宮殿で天皇陛下から宝冠大綬章が授与される。 ローブデコルテの正装に新調したティアラとネックレス・ブレスレット・イヤリング・勲章どめの宝飾品5点を身に着け、両陛下にあいさつするのが恒例だ。  内親王だった眞子さんの場合、ティアラと宝飾品は「和光」で2856万円、佳子さまは「ミキモト」で2793万円をかけて制作された。大正天皇のひ孫にあたる三笠宮家や高円宮家の女王方の場合は、1500万円前後だ。  ティアラなどの宝飾品は、ぜいたくをするために制作するわけではない。成年皇族は公務を担うようになり、宮殿行事や外国からの国賓や賓客を接遇する晩さん会など国際親善の場では、勲章とともに正装を持って迎えるのが礼儀だからだ。  皇后や皇太子妃は代々受け継がれるティアラなどを所有している。そのなかには、平成の時代に皇后が故・秩父宮勢津子さまから譲り受けたティアラなどもある。つまり、他の宮妃や最近では眞子さまのティアラも宮内庁に預けられている。  女性皇族の所有していたティアラもあるなかで、なぜ愛子さまは清子さんより「借りる」形になったのか。  眞子さんをはじめ、最近の女性皇族が成年を迎えた際に新調したティアラは、いずれも宮内庁が管理する公金で制作されている。そのため、公金で作られた眞子さんのティアラは、離脱とともに宮内庁に預けられた。  一方で、黒田清子さんが成年を迎えた時に、新調されたティアラと宝飾品は、天皇家の私的なお金であるお手元金で制作された。  元宮内庁関係者は、ティアラを公金で支払うようになったのは、三笠宮家の彬子さまのときからではないか、と話す。 「明治以降の近代皇室においては、天皇家も宮家も相応の財産を持っていたこともあり、宝冠など装身具は私的な費用で賄っていました。黒田清子さんのティアラもその流れだったと記憶しています。日常費で制作したものは、扱いがあいまいなところもある。昔の皇族のように、『娘に持たせてあげたい』、と結婚先で大切に保管されているものもあると聞きます」  お手元金で制作した黒田清子さんのティアラは、ご本人のものだ。そのため、「借用」という形になった。  さらには、前述したように、内親王と女王というご身位の違いによって、ティアラの金額も異なる。 「眞子さんの結婚のタイミングは、ギリギリまで読めませんでした。加えて、同じ内親王でも、天皇家の娘である愛子さまと、皇嗣家の眞子さんと佳子さまでは立場も異なる。同じ皇女である清子さんのティアラが格という点でも、相応しかったのでしょう」(皇室の事情に詳しい人物)  異例続きとなったのは、ティアラだけではない。  女性皇族、特に内親王は、二十歳の成年を迎えた際と結婚して皇籍を離れる際に会見を開き、記者の質疑に答えるのが恒例だった。  いまのところ、愛子さまの記者会見は、日程が決まっていない。成年の会見は、その成長を国民が感じる大切な機会でもある。  眞子さんが皇室を離れたいま、愛子さまへの期待は、高まっている。 (AERAdot.編集部 永井貴子)

    dot.

    11/19

  • 3

    「愛子さまのお気に入りは子どもの頃から変わらない」天皇一家の追っかけ主婦が語る激写20年

     愛子さまはあどけなさがあったのに、成人皇族になられて、大人びてステキな女性になられ、うれしいですね」  こう話すのはカメラを片手に天皇ご一家を28年半、追っかけてきた主婦の吉田比佐さんだ。  12月1日に20歳の誕生日を迎え、成年皇族となった愛子さま。5日には成年の祝賀行事が行われ、愛子さまのドレス姿が初お披露目となる。  5日午前は長袖で淡い色味の「ご参拝服」を身につけて皇居の宮中三殿を参拝される。その後、襟元の詰まった長袖のドレス「ローブ・モンタント」に着替えられ、天皇陛下から勲章を受けとられるという。  午後は襟元の開いた「ローブ・デコルテ」に勲章、ティアラを着用した正装姿で、両陛下に挨拶される予定だ。 「愛子さまが身につける髪飾りのティアラが話題になりましたが、ティアラには女性としてすごく憧れますね。車の中の皇族を撮る時にはティアラをしているかどうかは、私たち追っかけにとっては大きいです。ティアラをしているお姿ってなかなか見れないので、”きょうはティアラをしているかもしれない”って思うと、疲れていてもがんばって、撮影ポイントに並ぼうという気になりましたね」  今回、愛子さまはコロナ禍の影響を配慮し、天皇陛下の妹(紀宮さま)で、結婚して皇籍を離脱した黒田清子さんが所有するものを借用する。 「眞子さん、佳子さまのティアラもそれぞれ2800万円もする豪華なものでしたけれど、私の見た印象では、黒田清子さんのティアラはクラシックな印象でした。清子さんのティアラのデザイン方が好き、愛子さまはお似合いになると思います」  吉田さんは過去、ティアラをつけた皇族の撮影経験もある。 「ディアラをつけられるのは特別な日だけですね。新年の祝賀の行事の時とか、外国からお客さまが来る時の接待で宮中晩餐会にお出になられる時です」  吉田さんが、追っかけを始めたのはまだ愛子さまが生まれるずっと前、1993年6月9日の両陛下のご成婚パレードからだ。 「ご成婚パレードでは、雅子さまが1000個のダイヤをちりばめた豪華なティアラをして、ローブ・デコルテの衣装を身にまとっていました。とてもステキな写真が撮れました」  そのお姿が脳裏から離れず、雅子さまを追いかけるようになった。 「愛子さまもローブ・デコルテを新調なさるそうですね。格式のあるロングドレスで、襟元や背中が大きくカットされているそうです。愛子さまがお召しになるとどんな感じになるのかとても楽しみです」  愛子さまを生まれたばかりの幼少期から見守り続けた吉田さんは20年の歳月をこう振り返る。 「愛子さまが赤ちゃんの頃、私たちは仲間うちで“愛子ちゃま”と呼んでいました(笑)。雅子さまに抱っこされている姿が、今でもきのうのことのように目に浮かびます」  天皇陛下と雅子さまの結婚会見のとき、記者から「お子さまは何人くらい?」 と質問され、雅子さまは「家族でオーケストラが作れるような子供の数ということはおっしゃらないでください、と(陛下に)申しました」とジョークで返した。 「陛下も愛子さまも音楽がお好きです。実際に陛下がヴィオラ、愛子さまがチェロを演奏するオーケストラのコンサートに参加された時、雅子さまがご覧になっていましたね」  愛子さまは文武両道でスキー、水泳なども、お好きだという。 「御所の中では陛下と一緒にジョギングをしたりしているそうです。毎年、夏になると、ご家族で下田(静岡県)や那須(栃木県)にご静養に行かれるのですが、下田の御用邸の裏手には海があって、愛子さまはいつも真っ黒になって東京に帰って来ていましたね」  愛子さまファッションには特徴があるという。 「愛子さまは夏場には、ワンピースをけっこう着てらして、ふわっとしたフレアスカートのワンピースをよく見かけましたね。冬は赤いセーターを着たり、ピンクのブラウスを着たり、全体にフェミニンです。先日、20歳のお誕生日に愛犬の由莉(ゆり)ちゃんと一緒の映像でも、茶系のふわっとしたスカートだったので、そういう服装がお気に入りでいらっしゃるところは、子供の頃と変わらないなと思いました」  愛子さまは学習院中等科時代に”激やせ”し、体調が心配されたこともあった。 「あの時はダイエットしているやせ方とはちょっと違うのかなと思いました。雅子さまの体調にも波があって、愛子さまもお母様のことを心配されていたのではないかと思います。雅子さまは新皇后になってから、自信が取り戻せたのではないでしょうか」  2019年11月9日に行われた「天皇陛下ご即位をお祝いする国民祭典」では、嵐のパフォーマンスが行なわれ、一家団欒で楽しむ様子が放映された。 「雑誌で読んだんですが、愛子さまは嵐の相葉雅紀君の”推し”だそうですね。カラオケも歌われるのだとか」  吉田さんは94年5月、会社員の夫と結婚した。結婚前から追っかけをしていたから、夫は理解があり、朝早くから出かけても何も言わないという。  コロナ禍のステイホームにより、雅子さまや愛子さまのお出かけが減った。加えて、天皇陛下ご一家は今年9月、赤坂御所から皇居に引っ越した。 「これまでは、ご一家が赤坂御所と皇居の行き帰りを張っていれば、写真が撮れたんですが、皇居に住まわれるようになると、皇居内での宮中行事が多いですから、シャッターチャンスも減ってしまいました」  吉田さんは今年7月から就職し、平日はフルタイムで働き、平日は追っかけが難しくなったが、できる限り続けたいという。 「愛子さまは車の中でも、窓を開けてお手ふりしてくれますよ。ニコッと笑う愛子スマイルが、かわいらしい。あの笑顔を見ると、こちらも気持ちが安らぎます。これからも雅子さまとともに、愛子さまのご公務の様子も拝見できたら、嬉しいなと思っています」  愛子さまの祝賀行事の撮影現場に吉田さんはもちろん、カメラ片手に出かけるという。どんな愛子さま笑顔が撮れるのか。 (AERAdot.編集部 上田耕司)

    dot.

    12/5

  • 4

    1年に3日しか休めなかった心臓外科医が、働き方も診療の質も劇的に改善させた「業務改革」とは

     忙しい医師の世界のなかでも、とりわけ多忙と言われる心臓血管外科医。神奈川県の菊名記念病院・心臓血管外科部長の奈良原裕医師も、これまで「年に3日しか休みがない」という生活を送っていた。こうした働き方では「医療の質も担保できない」と危機感を覚えた奈良原医師は、業務改革に取り組み、働き方のみならず診療の質を向上させることにも成功した。会社員を経て医学部に入り、38歳で心臓外科医になったという“異色”の医師は、どうやって心臓血管外科を変えていったのか。<<前半・偏差値38、文系卒だった会社員が29歳で国立大医学部へ 心臓外科医になるまでの半生>>から続く *  *  * 北陸新幹線の佐久平駅から車で30分。長野県佐久穂町立千曲病院に、奈良原医師は毎週金曜日、東京から片道2時間半かけて日帰りで勤務する。 「佐久穂町は意外と近いですからね。以前は、片道3時間半かけて新潟県・松之山や5時間半かけて北海道・木古内に日帰りで診療に行っていました」  奈良原医師は、中央大学法学部を卒業後、一般企業での4年半の社会人経験を経て、29歳で医学部に合格。35歳で卒業後、激務ゆえ学会では「30歳以下でなることが望ましい」と言われるという心臓血管外科医を38歳からめざしたという“異色”のキャリアをもつ。  現在、常勤先である菊名記念病院の心臓血管外科部長として多忙な日々を送るなか、奈良原医師は週に1回、医師不足の町へと日帰りで診療を行っている。だがそれができるまでには、10年にわたる心臓血管外科の業務改革が必要だったという。 ■「1ヶ月のうち91%は病院で過ごしていた」  10年前、菊名記念病院心臓血管外科は、奈良原医師とその上司の2人で切り盛りしていた。病院のそばに住んではいたものの、家に帰ることはほとんどなく、病院に泊まることもしばしばだった。 「振り返ってみると、1ヶ月のうち91%は病院で過ごしていたようです。一番ひどい年は、年間の休みは3日だけ。そのうち1日は地方の結婚式に、残りの2日間は学会に出席していました」  奈良原医師が同病院で働き始めた2008年ごろ、患者の50%以上は救急患者だった。救急で来るということは当然、緊急性が高いため、すぐに治療しなければならない。夜中に飛び起きて手術、外来で待合室に患者がいても手術を優先する、という日常生活を送っていた。手術が終わっても一段落とはいかない。重症患者の場合、術後の不整脈や再出血など、さまざまな対応をしなければならなかった。  重症ゆえに日曜日も入院患者の様子を見る必要があった。別の診療科の医師がすぐ対応できるほど、心臓手術後の患者の対応は「甘くない」という。結局、週7日で勤務する日々が続いていた。 「1人の患者に対する業務量はかなり多い。忙し過ぎれば医療の質が落ちる可能性もあるし、場合によっては安全性も担保できないかもしれない。このままではだめだ、という危機感がありました」 ■起死回生のFacebookで「いいね」3000超え  そこで上司と一緒に始めたのが、Facebookでの情報発信だ。「当時、病院がSNSで情報発信するのは珍しかった」と奈良原医師は振り返る。内容は、診療に当たって日頃思っていることや一緒に働く仲間のこと、今日食べたランチなど心臓血管外科医の日常をありのままにつづるというもの。これを写真とともに投稿したFacebook記事には3000以上の「いいね」がつき、先駆的な試みとして医療系のメディアで紹介されることもあった。 「発信の目的は自分たちを知ってもらうこと。私たちの人となりを見てもらって、患者さんや他院から少しでも信頼していただけたらと。その結果、こんな先生がいるからここで手術してもらってはどうですかと、他院から患者さんたちが次第に紹介されるようになりました。紹介患者さんの手術は緊急ではなく予定された手術としてスケジュールが組めるので、看護師さんたちも含めて仕事がやりやすい。仕事の予定が立つというのは、救急患者ばかりのそれとは負担感が全く違います。結果的に、手術後の患者さんの病状も安定していることが多くなります」  手術前の診療にも良い影響があった。紹介で来院した患者と話すと、「先生のことはFacebookでよく見ています」「このあいだ投稿していたお弁当、おいしそうでしたね」と話が始まる。初対面でもうち解けた雰囲気で、患者との信頼関係をつくることができた。  さらにFacebookを見た医療関係者のなかから、この病院で働きたいという若手があらわれた。働き方改革だけでなく、仲間を増やすこともできたという。  休みがほぼない状況で働きつづけて10年。二人の部下ができたおかげでやっと週に1日の休日を手に入れた。しかし奈良原医師は「休みができたからには、何か世の中のためになることをやりたい」と考え、空いた時間を地域医療に使うことにした。社内で評価されることを第一に考えて働いていた会社員生活を捨て、人のために働きたいと思って医師の道へ――。そのときの思いが自分を突き動かしたという。 「地方では、6、70代、場合によっては80代の先生が一人で頑張って医療を支えているところも多い。また、必要な専門医が不在なため医療が不十分となっている地域もあります。そこで医師不足で困っているところのお手伝いをしようと考えました」  全国自治体病院協議会という団体に相談し、2016年、新潟県十日町市の松之山診療所で診療を始めた。 「ある先生がたった一人でやっている診療所なのですが、その先生は午前中に別の診療所で働き、午後にそこから車で1時間近くかかる松之山診療所に来るという働き方をしていました。医師が足りていないため、そうせざるをえないようでした。週に1日だけでも支援してくれるとありがたいということで、毎週金曜日に日帰り診療に行くことになりました」 ■都市部と地方の交流で医療格差を解決したい  地方では「こんな遠いところまで日帰りで来てくれる医師はいないだろう」という発想になりがちだと奈良原医師は言う。 「だからニーズがあるのに、それを上手く生み出せていません。でも今は、新幹線をはじめとして交通も発達しているから、都市部から地方に日帰りすることも可能です。また、会社もそうですが、4月になって人が入れ替わると、組織が活性化しますよね。外部の医師との交流が生まれることは、地方にとってもいい効果があると思っています」  奈良原医師は今、自身のSNSで、佐久穂町への日帰り診療の様子を発信し続けている。診療のことだけでなく、食べたものや町で行われたイベントについてなど、話題はごく身近なものも多い。 「都市部と地方の医師の交流が進めば、医師の偏在や地域間医療格差の解決につながるのではないかと、本気で思っています。どちらの医師にとっても、またそこで暮らす患者さんたちにとっても良い流れになったらいいなと思って、楽しみながら日帰り診療を続けています」 (白石圭) <<前半・偏差値38、文系卒だった会社員が29歳で国立大医学部へ 心臓外科医になるまでの半生>>から続く

    dot.

    12/1

  • 5

    武豊騎手が「ウマ娘」ブームを語る 「よみがえってうれしい」と語った悲劇の競走馬とは

     ゲームアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』は、実在した競走馬を美少女キャラに擬人化したコンテンツで、「Yahoo!検索大賞」や「Google Play ベスト オブ 2021」の「ベストゲーム 2021」を受賞するなど、競馬好きの中高年から若年層まで幅広い層から人気を集めている。この一大ムーブメントを「相棒」である騎手はどのように感じているのか。サイレンススズカやスペシャルウィークをはじめ、長年多くの名馬に乗ってきたレジェンド騎手の武豊さん(52)は、このブームにを喜び、NHKの番組内でもビデオメッセージを寄せていた。武さん本人にインタビューし、「ウマ娘が競馬界にもたらしたもの」について語ってもらった。 ――「ウマ娘」のブームで、競馬人気も高まっています。影響を感じてますか? ウマ娘の話題は本当によく耳にしますし、すごい影響力だなと思っています。実際、僕の周りでも、中学生ぐらいの知人の息子さんから、僕が過去に出ていたレースのことなど質問をされるようになりました。僕が乗ってきた馬たちも、たくさんキャラクターになっているからです。ウマ娘がなかった頃は、子どもたちと競馬の話をあまりしたことがなかったのに、急にいろいろ聞いてくるようになってびっくりしています。今の中学生は、スペシャルウィークやディープインパクトのレースを見たことがない世代。その世代が過去の馬に興味を持ってくれるのは、すごいことですよね。 ――ナイスネイチャなど、ウマ娘のモデルになった引退馬への寄付が倍増するといった現象も起きています。 現役時代の彼らを知らなくても、ウマ娘をきっかけにその馬のことを調べてもらえて、馬が脚光を浴びているのは嬉しいですね。引退後の馬も、支援があれば救われる。いろんなところにいい影響が出ていると思います。 ――競走馬が美少女に擬人化されることについて、当初はどんな印象を抱いていましたか? ウマ娘の立ち上げ当時、僕も「何か協力できることがあれば」ということで少し関わらせていただいたのですが、実は最初に話を聞いた時は、あまりピンとこなかったんです(笑)。馬がアニメのキャラクターになって、女の子が競馬場を駆けるというのは想像がつかなかったし、最初に登場キャラの絵を見たときは、なんだか不思議な感じでした(笑)。自分が乗ってきた馬ですから、擬人化したキャラと同一視するにはなかなか時間がかかりましたね。 ――実際の馬の特徴が、キャラの能力や性格に反映されているところもウマ娘の魅力ですね。 かつてライバル同士だった馬が作中のストーリーでもライバルとして扱われていたり、馬の個性が細部まで表現されていたりして、さすがだなと思いました。たとえばウオッカだと、寝つきが良いといった特徴まで再現されていて、面白い。おそらくですが、実際にウマ娘のコンテンツを作っている方たちは、若い頃に競馬を楽しんでいて、知っている馬たちを遊び心たっぷりに、そして細かいところまで再現してくれたのでしょう。競馬愛を感じます。 ――作中では、武さんが騎乗してきた馬も多数登場します。 立ち上げのときも「実際どういう馬でしたか」といったことを聞かれて、スペシャルウィークなど、馬について少し情報をお伝えさせていただきました。ウマ娘のおかげで僕自身も、「ああいう馬だったな、こういう馬だったな」と、過去に乗ってきた馬たちに思いを馳せることができました。たとえば、僕がたくさん乗ってきたバンブーメモリー(作中では風紀委員長を務め、直球勝負のレースを見せる)は30年以上前に活躍していた馬ですし、懐かしさを感じます。そして、サイレンススズカは足を骨折した1998年の天皇賞(秋)のレースを最後に活躍が止まってしまったので、それがウマ娘の姿でよみがえってくれたのは、僕としてはとてもうれしいです。 ――武さん自身も、アニメ第5話に実況として登場します。 騎手の自分が、まさかアニメのキャラとして解説する日が来るとは思いもしなかったです。登場したのは1回でしたが、小学4年生ぐらいの女の子から、「あ、ウマ娘のおじさんだ」って声をかけられて。ウマ娘がきっかけで知ってもらえているのはなんだか新鮮ですし、微笑ましいです。 ――レースの投票サイト「JRA IPAT」への年代別アクセス数も、20代ユーザーが今年3月ごろから急増し、60代と並ぶ水準に達しています。かつて「若者の競馬離れ」と言われていた状況もすっかり変わりましたね。 若者の獲得は競馬界の課題でしたから、そういう意味では、多くの若者が競馬に参加しているのを聞いてうれしく思っています。やはり、大きなきっかけの一つがウマ娘でしょう。ウマ娘が新たな入り口となって、今まで競馬に興味がなかった人も楽しんでくれるようになりました。新たな競馬ファンが増えれば、その方々から様々な声や要望も出てくるでしょうし、我々も気づけることがあると思います。競馬界は、より良い方向に変わっていけるはずです。 ――ウマ娘以外でも、藤田菜七子さんのような騎手が活躍していることもブームをけん引しています。 彼女をきっかけに競馬を知った人もたくさんいるはず。藤田さんをはじめ、女性ジョッキーの活躍が目立つようになり、雰囲気も明るい感じになりましたね。男女一緒に勝敗を競うスポーツも珍しいですし、そこが競馬の魅力の一つだと思います。 ――スタンドの客層も変わりました。競馬界も、女性限定のリラックススペース「UMAJO SPOT」を開設したり、子ども向けの遊具を充実させるなどし、女性や家族連れが足を運びやすい環境を作ることに注力しています。 スタンドも綺麗になり、女性だけのグループやファミリーでも行きやすい雰囲気になりました。昔はおじさんばかりでしたから、だいぶ色が変わったなと思います。家族連れで来て、子どもたちに楽しんでもらえる姿を見ると嬉しくなります。 ーーウマ娘のブームで、スタンドの雰囲気もさらに変わりそうですね。 今後どうなるのか楽しみです。ウマ娘のブームはコロナの時期と重なったので、しばらくは無観客でしたし、今も入場制限をしているので、競馬場での影響はまだダイレクトに感じられていません。コロナが落ち着いて、今後は競馬場で「ウマ娘」とコラボしたイベントのようなものができるようになればいいなと思います。 ――最後に、競馬ファンへのメッセージをお願いします。 ウマ娘をきっかけに、競馬を見に来てくれたら嬉しいですし、これが一時のブームにとどまらず、ファンが定着して未来の競馬界を後押ししてくれていることを願っています。そのためにも、僕らはいいレースをすることで、来てくれた皆さんを楽しませたい。そして今後も、アニメ・ゲームで活躍できるような新キャラを、自分たちのレースでどんどん作っていきたいなと思っています!(構成/AERA dot.編集部・飯塚大和)

    dot.

    12/5

  • 6

    巨人・中田翔の“大幅減俸”は必至 高額だった年俸はどこまで下がるのか

     巨人・中田翔にとって“勝負のオフ”がやってきた。選手として来シーズンへ向けた巻き返しとともに、大幅減俸も予想される契約更改も待ち構えている。  途中加入にも関わらず、今シーズン低迷した球団のシンボルのような存在になってしまった男は、この先どのようにチーム内で扱われるのだろうか……。  中田は今シーズン、日本ハムで後輩選手への暴力事件を起こし、その後巨人が引き取る形でトレード移籍した。周囲からの厳しい批判もあった中で入団早々から試合に出場したがシーズン最後まで期待に応えることができなかった。巨人移籍後は34試合に出場し、打率.154、3本塁打、7打点。ヤクルトとのCSファイナルステージでは、3試合目の9回2アウトから代打で出場し、明らかなボール球に手を出して空振り三振。今季を象徴しているような不甲斐ない幕切れとなった。 「良い打者だから大きな期待をしていた。しかし状態が悪いまま時間だけが過ぎチームも下降線を辿った。身体の調子も良くないという話もあったがすべてが上手くいかなかった。今のままでは来年も同じになるからオフの間に心技体をしっかり整えて欲しい。頼れるのは自分しかいない」(巨人OB) 「獲得自体に賛否両論があったのは事実。やってしまったことは良くないし移籍の過程などに納得いかない人がいるのも理解できる。でも結局のところプロは結果で取り返すしかない。結果を出していれば周囲を黙らせることもできたと思うのですが……。来季に関して球団内を含め誰もが注目しているはずです」(巨人関係者)  前所属の日本ハムが無期限出場停止の処分が下されたのにも関わらず、巨人移籍後は即座に試合に出場した。一連の経緯が明確ではなかったため世間の逆風が吹き荒れた。また高額な旧年俸を引き継いだ契約条件も大きな話題になった。  中田は今年が日本ハム時代に結んだ3年契約の3年目で、年俸は3億4000万円(以下金額は推定)。巨人は参稼報酬(年俸)期間となる2月1日から11月30日までのうち、移籍決定後の8月20日から11月30日までの103日分を日割り計算して支払うこととなった。巨人が支払う額は約3分の1に当たる約1億1500万円ほどだ。 「結果だけを見れば高すぎる。獲得自体がギャンブルだったから。タラレバになるが大活躍をしてCSを突破し、日本シリーズに進出できていれば安い買い物だった。複数年契約は今年までだから今オフは年俸を大幅に下げ、単年契約で本人に自覚を持たせないとダメ。そこまで徹底しないと中田自身が野球選手として終わる。中途半端な処遇では他選手だって納得いかないだろうしね」(巨人OB) 「原辰徳監督や編成部がどのように判断するか。昨年は108打点で打点王を獲得したものの、これまでケガに苦しむ年もあり、年間通じての出場と活躍は期待できないという声もある。減俸は当然だが、どのくらいになるかに注目が集まります。チーム全体の士気にも関わることで今オフ最大の関心ごとになります」(巨人担当記者)  今季は日本ハムと巨人でトータル73試合に出場。打率.177、7本塁打、20打点(日本ハムでは39試合に出場。打率.193、4本塁打、13打点)と大幅に成績が落ち込んだ。不祥事もあり、精神的なダメージの影響などもあったのは間違いないが、球界を代表する強打者の成績としてはあまりにも物足りない。また過去に左第5中手骨の亀裂骨折(13年)、右内転筋筋挫傷(17年)、右手母指球部挫傷(19年)など故障での離脱も少なくなかった。今年も急性腰痛で6月にチームを離脱している。コンディション面での不安も大きく野球協約の減額制限(元の年俸1億円を超える場合は40%)を超えての減俸になることは避けることはできないだろう。  過去に巨人では15年オフに杉内俊哉が5億円から5000万円へ90%の大減俸があった(この時は右股関節の手術をしたばかりで翌年に復帰が見込めないためだった)。その他にも高橋由伸が11年オフに3億5000万円から1億7000万円(51%減)、小笠原道大が12年オフに4億3000万円から7000万円(84%減)、中島宏之が19年オフに1億5000万円から2000万円(87%減)というケースもあった。 「年俸3億4000万円から減額制限40%減の2億400万円は確実。過去の例を見ても場合によっては1億円台前半ということすらも考えられ、中田にとって厳しいオフとなるでしょう。しかし全権を任される原監督の期待と信頼は変わらない。開幕に向けて一塁や外野でチャンスは与えられるはず。そこでレギュラーに定着し、シーズンで結果を残せば来オフに減額分も取り返せる。中田にとってここからが勝負です」(巨人担当記者)  今季はキャリアで最悪のシーズンとなってしまったが、来季の年齢は33歳と打者としては円熟期を迎えている中田。かつて侍ジャパンの4番を任された大砲がこのままキャリアを終えることはないはずだ。ここから再び球界を代表する打者として活躍する姿を見せてくれることに期待したい。

    dot.

    12/1

  • 7

    眞子さまと小室圭さんは結婚後、皇居に足を踏み入れることはできるか “サーヤ”黒田清子さんご夫婦との違い

     秋篠宮家の長女、眞子さま(29)との結婚を控えた小室圭さん(30)は18日、秋篠宮邸がある東京都港区の赤坂御用地を訪れ、秋篠宮ご夫妻に結婚のあいさつをした。眞子さまは22日に天皇・皇后両陛下、25日に上皇・上皇后両陛下に結婚の報告をするという。皇室ジャーナリストの神田秀一氏にこれらの予定ついて、その意味を読み解いてもらった。  小室さんは18日午前8時前、横浜市内の自宅マンションからスーツ姿で出てきた。右手にはカバン、左手には白い紙袋2つを持っていた。   「秋篠宮家に持っていく手土産とご夫妻や宮内庁に見せるための書類などが入っていたのではないでしょうか。アメリカで用意した手土産かもしれませんが、どんな中身かはわかりません」   後頭部で縛っていたロン毛は短く整えられていた。  「小室さんは髪型でいろいろと騒がれましたし、秋篠宮家に正式な挨拶に行くのですから、きちんとした髪型にしたのでしょう。皇室であのような頭髪であいさつをする慣習はないんですよね。民間人が皇族に会うのですから、切らざるを得なかったのでしょう」    神田氏が着目したのは小室氏を出迎えた黒いワゴン車。午前9時15分ごろ、赤坂御用地の巽門(たつみもん)へと入って行った。  「車には、宮内庁発行の門鑑(もんかん)がステッカーとしてついていましたね。ということは宮内庁が、小室さんが秋篠宮ご夫婦に会いに行くことを認めたのです。アメリカから帰国し、結婚を進める上で、あいさつだけはしておかなければ、という小室さんの考えと、宮内庁の意見が一致したのでしょうね」    8日後に迫った結婚。秋篠宮ご夫妻は、2人の結婚を認めたのだろうか。  「憲法の規定により、日本人であれば両性の合意に基づく結婚そのものをダメだとは言えない。秋篠宮ご夫妻も宮内庁も政府も同じ考えです。しかし、結婚は認めるものの、その前に解決しなくてはいけないこと、あるいは報告を受けなければいけないことがいろいろあると思います。それは今のところ未解決のままなので、秋篠宮さまとしては『挨拶にはおいでになってもかまいません。聞くことは聞きましょう。いらっしゃるというのなら待っております』というスタンスで、そこまでは許したのだと思います」    眞子さまと小室さんは3年2カ月ぶりに再会した。  「私の得た情報では、小室さんが秋篠宮ご夫妻にあいさつしをして30分後くらいに、秋篠宮邸のどこか別室で眞子さまと小室さんが会うことを許してもらえたと聞いています。眞子さまの部屋かもしれませんね。佳子さまがいらっしゃったかもしれませんが、2人だけの可能性が高いと思います」   眞子さまは22日、皇居・御所を訪れ、天皇、皇后両陛下に結婚を報告し、25日には東京都港区の仙洞仮御所を訪れ、上皇陛下と美智子さまにも結婚を報告する予定だ。現時点でそれに小室さんが同席する予定はない。  「一般の結納にあたる『納采の儀』も行っていませんし、皇籍を離脱する際に支給されるはずの『一時金』も眞子さまは辞退なさった。小室家を巡る諸問題も解決されていないので、天皇・皇后両陛下は眞子さまからの結婚報告を受けても、『体に気をつけて、元気で』とか『健康でお幸せな日々をお祈り致します』とお伝えするのにとどまるのではないでしょうか。『おめでとう』とおっしゃることはできないと思いますよ」   眞子さまは26日に婚姻届を自治体に提出し、皇籍を離脱する予定。今後、皇室との距離はどうなるのだろうか。  「皇室としての結婚を許したわけではないけれども、2人の意思で一緒になるならば致し方ないということ。もう2度と皇居に足を踏み入れることが許されなくなる可能性はありますね。サーヤの愛称で親しまれた黒田清子(さやこ)さんも結婚して皇籍を離脱しましたが、お相手の黒田さん一家には何の問題もないし、清子さんは皇室とゆかりのある伊勢神宮の祭主を務めているので、皇籍離脱後も皇居を訪れています。けれども、眞子さまの場合は、黒田さんご夫婦と同じようにはならないでしょう」    26日に予定されている記者会見はどのようなものになるのだろうか。  「報道陣と宮内庁の係官が合わせて50人くらい集まるのではないかと聞きます。警備も、コロナ対策も万全なホテルというのは限られてきます。宮内記者会、雑誌協会、外国人記者クラブで合計3問くらいの質問ではないか。それ以上、質問の声を上げ続ける記者がいるかもしれませんが、『本日の会見は終了します』と打ち切るでしょう。政治家でも誰でも、長く話すとボロが出るものですから」   会見に先立ち提出される自治体への婚姻届けについて、神田氏は次のように推測する。  「秋篠宮家から命令を受けた職員が、小室夫妻になる2人の代理人として、自治体の戸籍係のところに持って行くというふうに聞いています」   会見後、 眞子さまは年内にも渡米し、ニューヨークで新生活を始めるとみられている。お2人の行く末は……。  「ヨーロッパの王室ではこのくらいのことはあるレベルのことのようですが、日本の皇室では前代未聞の事態で、眞子さまは離婚しても、もう皇族には戻れません。幸福になるか、不幸になるかはチャレンジしてみなければわからないですね。結果は誰にもわかりません」 (AERAdot.編集部 上田耕司』

    dot.

    10/18

  • 8

    戦力外通告を受けたけど… 他球団でまだまだ“活躍できそう”な選手は誰だ!

     10月11日に行われたドラフト会議では支配下、育成合わせて128人の選手が指名を受けたが、プロ野球の世界に入ってくる選手がいるということは逆にユニフォームを脱ぐ選手もいるということである。既に各球団では俗に言う“戦力外通告”が行われており、ここ数日は引退試合のニュースも増えている。しかしその一方で他球団での現役続行を希望する選手も少なくない。今回は現時点で自由契約が発表された選手の中から、まだ戦力になる可能性を秘めた選手がいないか探ってみたいと思う。  まず投手で申し分ない実績を誇るのが吉田一将(オリックス)だ。2013年のドラフト1位で入団すると、1年目には先発として5勝をマーク。2年目のシーズン途中から中継ぎに転向すると、2016年には5勝21ホールド、2018年にも3勝21ホールドとブルペン陣を支える存在となった。2019年以降は年々成績を落とし、今年は二軍でも防御率7点台と結果を残すことができず、プロ入り後初となる一軍登板なしに終わったが、通算226試合に登板している実績は貴重である。何かきっかけをつかめばまだ復活する可能性も十分にありそうだ。  投手では渡辺雄大(ソフトバンク)と三ツ間卓也(中日)の2人も面白い。渡辺は青山学院大では実績はなかったものの、BCリーグの新潟で力をつけて26歳となる2017年のドラフト育成6位でソフトバンクに入団。二軍、三軍で実績を残して昨年8月に支配下登録されている。その後は肘の故障もあって一軍登板は3試合にとどまったものの、今年も二軍では34試合に登板して防御率1.67と安定した成績を残している。左のサイドスローから投げ込むスライダーは打者の手元で鋭く変化し、左バッターにはかなり厄介なボールとなっている。戦力外が報じられたのは今朝で、今後についての意向は不明だが、貴重な左の中継ぎとして需要の高い選手であることは間違いない。青山学院大時代の同期である杉本裕太郎(オリックス)が今年大ブレイクを果たしただけに、渡辺もここからもう一花咲かせることを期待したいところだ。  三ツ間は渡辺と同じくBCリーグの武蔵で力をつけて2015年の育成ドラフト3位で中日に入団。1年目のオフに支配下登録されると2017年には35試合に登板して2勝11ホールド、2019年にも29試合に登板して2勝4ホールドとブルペン陣を支える1人として結果を残している。また昨年7月のヤクルト戦では延長戦でベンチにいた野手を使い果たしていたため、代打として出場して話題となった。今年は二軍でも29試合に登板して防御率は4.05に終わっているが、チームトップタイとなる5セーブをマーク。WHIPも0.98と投球内容自体は決して悪くない。本人も現役続行の意思を表明しており、中継ぎ陣の苦しい球団にとっては狙い目の選手となりそうだ。  野手で圧倒的な実績を誇るのが藤田一也(楽天)だ。プロ入り8年目の2012年シーズン途中にDeNAから楽天に移籍したことをきっかけに才能が開花。これまで2度のベストナインと3度のゴールデングラブ賞に輝き、パ・リーグを代表するセカンドとして長年活躍を見せている。2019年以降は浅村栄斗の加入もあって出場機会が減少し、今年は一軍出場なしに終わった。功労者ということでチームもポストを用意していたとのことだが、本人は現役続行を希望して自由契約となっている。  多くのファンを魅了してきたセカンドの守備力は天下一品で、二軍では3割近い打率もマークしているようにまだまだ力が衰えているわけではない。若手の内野手のお手本としてプレー以外でもチームのプラスになることが考えられるだけに、オファーを出す球団が出てくることも十分にありそうだ。  野手では武田健吾(中日)も注目の存在だ。今年は打率1割台だったものの、シーズンを通じて一軍に帯同し、93試合に出場するなど貴重な戦力となっていただけに、戦力外となったニュースには驚きの声も多かった。オリックス時代の2017年には97試合に出場して61安打、打率.295という成績も残しており、元々パンチ力のある打撃にも定評のある選手である。今年で27歳と年齢的にもまだ若いだけに、外野手が手薄な球団が獲得を検討する可能性もありそうだ。  一度戦力外となってから他球団との契約を勝ち取ることは容易なことではないが、今年もシーズン開幕後に宮国椋丞(DeNA)が育成契約で入団して支配下登録され、古巣の巨人を相手に勝利もマークしている。今後も戦力外となる選手の発表はまだしばらく続くことになりそうだが、1人でも多くの選手が鮮やかな復活を遂げることを期待したい。(文・西尾典文) ●プロフィール西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員

    dot.

    10/18

  • 9

    巨人なのに非紳士的…他球団のファンも激怒した“ずるい”プレーと発言

    「巨人軍は常に紳士たれ」とチーム憲章にあるように、巨人の選手たちは、社会人の模範になるような行動が求められている。グラウンドでも当然紳士らしくフェアプレー精神に則り……と思いきや、ところがどっこい、過去には、紳士とは大違いの“ずるいプレー”も何度となく演じているのだ。  失点を防ぐために守備妨害を演出したとしか思えないプレーが見られたのが、昨年9月17日の阪神戦だ。  1回表、2点を先行された巨人は、なおも2死満塁のピンチで、木浪聖也の打球は、高くバウンドして、二塁方向へ。セカンド・若林晃弘が前進して捕球に行ったが、タイミング的に内野安打になりそうに見えた。  すると、若林は左手のグラブをヒョイと一塁方向に差し出した。そこには若林との接触を避けようとスピードを落とした一塁走者・陽川尚将の姿があった。  打球を処理するはずのグラブで陽川に接触している間に、ボールは後方へと抜けていった。これを見た森健次郎二塁塁審は、守備妨害を取り、陽川にアウトを宣告した。  矢野耀大監督が抗議したが、「打球を処理する守備優先」という鉄則がある以上、どうにもならない。結果的にルールの盲点を突いた形の巨人は3点目を阻止したものの、自ら当たりに行ったような若林の不自然な動きが物議を醸したのは言うまでもない。  解説者の巨人OB・篠塚和典氏はさすがに言葉を選びながら「若林はうまく演技してますね」と評したが、阪神OBの関本賢太郎氏は「僕には悪質な……故意にぶつかりに行ったように見えましたけどねえ」と批判した。  ネット上でも「どこが守備妨害だよ笑」などの非難コメントが相次ぎ、巨人の3投手も、怒りを闘志に変えた猛虎打線に滅多打ちにされて計11失点と大炎上。目先の1点阻止にとらわれた代償は高くついた。  フライを落球したにもかかわらず、あたかも捕球したかのように演技し、審判の目を欺く事件が起きたのが、11年4月20日の阪神戦だ。  2対2の7回、阪神は鳥谷敬の犠飛で1点を勝ち越し、なおも2死一、三塁で、ブラゼルが二塁後方に高々と飛球を打ち上げた。  セカンド・脇谷亮太が背走しながら捕球したかに見えたが、次の瞬間、ボールがグラブからポロリとこぼれ、地面に落下した。だが、土山剛弘一塁塁審の立ち位置からは、死角になって見えない。直後、しゃがみ込んだ姿勢の脇谷が右手にボールを握りながら、直接捕球をアピールすると、土山塁審は「アウト!」をコール。安打と判定されていたら、阪神は1点を追加していただけに、「そりゃないよ!」である。  真弓明信監督が「(判定は)微妙じゃないだろう。(土山塁審は)たぶん見えていない。二塁塁審も見る場所が悪過ぎる」と抗議したが、VTRにボールが地面に落ちた瞬間がはっきり映っているにもかかわらず、判定は変わらなかった。  そして、この誤審が試合の流れをも変えてしまう。8回、巨人は長野久義の幸運な三塁強襲二塁打などで3点を挙げ、逆転勝ち。踏んだり蹴ったりの阪神側は「(地面に)落ちているよ。お客さんも見ている。アンパイアで負けたと言われても仕方がない」(木戸克彦ヘッドコーチ)とカンカンだった。  さらに脇谷の「VTR?テレビの映りが悪いんじゃないですか?」の新聞コメントが、虎党の怒りを倍加させた。「審判が判定したのだからアウト」ならまだしも……。   当時、テレビメーカーが「映りが悪くなることはない」と反論したことも懐かしく思い出される。  生還を阻止せんとばかりに、三塁ベース上で走者を上から押さえつけるプロレスまがいのプレーで騒然となったのが、00年6月8日の阪神戦だ。  5対3とリードの阪神は、8回にも平尾博司の二塁打で無死二塁のチャンスをつくり、次打者・ハートキーは投前に送りバント。河本育之は素早く処理し、三塁に投げたが、悪送球となり、ボールはファウルグラウンドを転がっていった。  二塁走者の平尾はこの間に十分本塁を狙えるはずだったが、なんと、捕球に失敗したサードの元木大介が、三塁にヘッドスライディングした平尾の上からのしかかるようにして押さえつけているではないか。「どさくさに紛れて押さえ込まれた」(平尾)。これでは動くに動けない。  ここで平尾の救出に向かったのが、伊原春樹三塁コーチ。怒りをあらわにして突進すると、あっという間に元木を突き飛ばし、平尾に「早く本塁に行け!」と指示した。「思わず手が出ちゃった。クセ者の元木がなかなかどかないから」(伊原コーチ)。  ところが、今度は巨人・長嶋茂雄監督がベンチを飛び出し、伊原コーチの行為がインプレー中だったことを理由に、守備妨害で平尾をアウトにするよう要求。騒ぎはさらにヒートアップした。  だが、井野修三塁塁審は「すべてのプレーが終了したうえで判断すれば、一番悪いのは元木」と走塁妨害を適用し、生還を認めた。  結局、この6点目がモノを言い、阪神は1点差で逃げ切ったが、元木のプレーは「ずるい」と言われてもしょうがないものだった。  元木といえば、ほかにも隠し球や併殺阻止の万歳スライディングなど、“ずる賢いプレーのデパート”的存在。紳士の球団では、異色のプレーヤーだった。(文・久保田龍雄) ●プロフィール久保田龍雄/1960年生まれ。東京都出身。中央大学文学部卒業後、地方紙の記者を経て独立。プロアマ問わず野球を中心に執筆活動を展開している。きめの細かいデータと史実に基づいた考察には定評がある。最新刊は電子書籍「プロ野球B級ニュース事件簿2020」(野球文明叢書)。

    dot.

    9/19

  • 10

    助っ人「ベスト3」と「ワースト3」を選出 今季の働きを査定!【セ・リーグ編】

     日本シリーズも終わり、プロ野球は年間の表彰と契約更改、来季に向けての動きが話題となる時期となった。チームの命運を握ることが多い外国人選手も退団、新入団、移籍含めて様々な動きが出てきているが、今年の活躍が目立った選手と、期待に応えられなかった選手をそれぞれ3人ずつ選定してみたいと思う。今回はセ・リーグ編だ。 *  *  * ■セ・リーグベスト3:オースティン(DeNA) 成績:107試合113安打28本塁打74打点1盗塁 打率.303  コロナ禍でチーム合流は遅れたものの、中軸として十分な役割を果たし、セ・リーグの野手では最も活躍が目立った選手と言えるだろう。来日2年目で日本の野球に慣れたということもあってか、持ち味の長打力だけでなく確実性も向上し、規定打席には未到達ながら打率3割もクリアした。打つだけでなく守備、走塁での献身的なプレーも目立つ。唯一気になるのは故障が多いところ。コンディションさえ万全で、1年を通じて中軸に定着すれば打撃タイトル争いに絡む可能性も高いだろう。 ■セ・リーグベスト2:マクガフ(ヤクルト) 成績:66試合3勝2敗31セーブ14ホールド 防御率2.52  来日3年目でキャリアハイとなる成績を残し、チームのリーグ優勝と日本一にも大きく貢献した。開幕当初は中継ぎだったが、石山泰稚の不調もあってシーズン途中からは抑えを任されて30セーブをクリア。とにかくタフで東京五輪でもアメリカ代表としてフル回転しながらも、シーズン終盤でもその球威は落ちることがなかった。外国人投手でありながらクイックや牽制が上手く、走者を背負ってから強いというのも大きな長所だ。日本に来てから着実にレベルアップを果たしており、来年も守護神としての活躍が期待される。 ■セ・リーグベスト1:スアレス(阪神) 成績:62試合1勝1敗42セーブ0ホールド 防御率1.16  ソフトバンク時代の故障から鮮やかに復活し、2年連続でセ・リーグの最優秀救援投手に輝いた。防御率は1.16で、1.00を切れば超一流と言われるWHIPは0.77をマーク。ストレートはコンスタントに160キロ前後をマークし、コントロールで自滅することもない。制球力を表す指標で、3.50を上回れば優秀と言われるK/BBでも7.25と他のリリーフ投手の追随を許さない圧倒的な数字を残してみせた。パドレスが早々に獲得したのもうなずける活躍で、阪神にとっては来年その穴を埋めることが大きな課題となるだろう。 ■セ・リーグワースト3:クロン(広島) 成績:42試合30安打6本塁打16打点0盗塁 打率.231  マイナーリーグではホームランを量産した長打力が期待されて契約。コロナ禍の中でも年明け早々に来日していち早く日本の野球に対応しようという姿勢も好感が持てたが、シーズンが始まると変化球に対応することができずに三振を量産。6月に二軍降格となると、そのまま一軍復帰を果たすことができずに退団となった。かつてチームで活躍したエルドレッドと似たタイプだったが、スイングがワンパターンで、ボールになる変化球を見極めることができなかったのが低迷の要因と言えそうだ。 ■セ・リーグワースト2:ガーバー(中日) 成績:12試合7安打0本塁打1打点0盗塁 打率.156  マイナーリーグでの好成績と、外野手としての守備力が期待されて入団。一軍初出場となった試合でいきなり初安打をマークしたが、その後は全く快音が聞かれずに打率は2割を大きく下回り登録抹消。二軍でも積極的に起用されたが打率は2割を超えるのがやっとで、ホームランもわずかに1本と結果を残すことができず、9月に家庭の事情で帰国すると、そのまま退団となった。長打力が不足しているチームの救世主として期待されたが、スイングの力強さやヘッドスピードもそれほど感じられず、広いバンテリンドームではとてもホームランを量産できるようなタイプには見えなかった。ビシエド以降、なかなか安定して打てる外国人野手を獲得できていないのは中日の大きな課題である。 ■セ・リーグワースト1:テームズ (巨人) 成績:1試合0安打0本塁打0打点0盗塁 打率.000  韓国球界のNCでは2年連続で40本塁打をマークするなど主砲として活躍。その後メジャー復帰を果たすと、ブルワーズでは2017年に31本塁打、2019年に25本塁打を放つなど長打力を発揮し、その実績が買われて巨人に入団した。二軍では9試合の出場ながら打率5割をマークして格の違いを見せつけたが、一軍初出場となった4月27日のヤクルト戦で守備の時にアキレス腱を断裂。長期治療が必要となり、シーズン中の復帰は絶望ということでわずか2打席の出場で退団となった。試合中のアクシデントによるケガという不運は仕方のない部分はあるが、もし万全の状態で1年間プレーしていれば、巨人のチーム成績ももう少し上向いていた可能性はありそうだ。  テームズ以外にもわずかな試合しか出場することなくチームを退団となった選手が目立ち、また打撃成績の上位はほとんどが日本人選手と全体的に野手が苦戦したシーズンという印象だ。来季に向けて既に新外国人選手の獲得を発表している球団も出てきているが、来年はタイトル争いに加わるような助っ人選手が野手、投手ともに現れることを期待したい。 (文・西尾典文) ●プロフィール西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員

    dot.

    12/3

  • 11

    愛子さまと雅子さまの髪形には意味があった? “お揃いヘア”卒業に見た2人の「強さ」

     愛子さまが成人する。その際に注目するのが、ヘアスタイルだ。髪形には、愛子さまの思いや雅子さまとの距離感などが投影されてきたようなのだ。 AERA 2021年12月6日号から。 *  *  *  天皇陛下と皇后雅子さまの長女愛子さまが12月1日、20歳の誕生日を迎える。大学の授業の関係で、成年の行事は1日と5日に分けて行うという。  5日に宮中三殿の参拝、勲章(宝冠大綬章だそうだ)親授などを経て、上皇ご夫妻にあいさつ、その後、宮殿で皇族方や三権の長から祝賀を受ける。  行事にあたり、愛子さまは参拝服、ローブ・モンタント、ローブ・デコルテと3着を新調したという。どんなデザインなのか、とても楽しみだ。が、それ以上に私が注目しているのは、愛子さまのヘアスタイルだ。  秋篠宮家の佳子さま(2014年に成人)と眞子さま(小室眞子さん、11年に成人)は、そろって長い髪をアップにして式に臨んだ。紀宮さま(黒田清子さん、1989年に成人)は、顎のラインでまっすぐに切り揃えたボブスタイルだった。愛子さまはこのところ、髪の毛を伸ばしているようだ。やはりアップにするのだろうか……。  などと思うのは、愛子さま、そして雅子さま、お二人にとって髪形はとても大きな意味を持つ──勝手にそうとらえているからだ。ある時からずっと、お二人はそっくりのロングヘアになった。写真をさかのぼると、愛子さまが先に伸ばし、雅子さまが追いかけたことがわかる。「適応障害」という病を得た雅子さま。学校に行きづらい時期もあった愛子さま。お二人そっくりの髪形は、皇室という場所で悩みながら生きる母娘の「絆」の象徴のように思っていた。 おでこ見せロングヘア  ところが今年4月、愛子さまは腰近くまであった髪をばっさり切り、肩までのボブヘアになった。その日、愛子さまが乗っていた車の隣には雅子さまがいて、ロングヘアをまとめる定番の髪形だった。ああ、もうお揃いは完全に卒業なのだとしみじみした。お二人がそれぞれの「強さ」を得た、と思えたのだ。  まずは簡単に、愛子さまのヘアスタイル史を振り返ってみる。  06年4月、学習院幼稚園の入園式に出席した愛子さまは、制帽から肩下10センチほどの髪を見せている。お隣で微笑む雅子さまの髪は、肩まで届いていない。それから2年、08年の学習院初等科の入学式。愛子さまの髪はさらに長くなり、前髪を上げておでこを見せている。雅子さまも前髪を上げたロングヘア。お揃いヘアでの入学式。  雅子さまのお誕生日に公表される写真を見てみると、07年にはお二人お揃いになっている。つまり06年から1年かけて、雅子さまが愛子さまお好みのロングヘアに追いつき、以後それをキープしているということになる。お揃いの「おでこ見せロングヘア」は愛子さまが5歳の時からの定番なのだ。 つらい状況の風除け  あの当時を振り返ると、雅子さまの「適応障害」が公表されたのが04年。その年と翌年は、お誕生日にも写真が公表されないという事態だった。06年に皇太子さま(当時)も一緒にオランダを私的訪問、雅子さまと愛子さまが「笑っている」ことが話題になったりした。その時、雅子さまはまだ肩くらいの髪、その横で長い髪を可愛く編み込んだ愛子さまがはしゃいでいた。  07年以降のお二人そっくりの髪形は、つらい状況に耐える風除けのようにも見えた。雅子さまには髪を娘と同じ長さにすることが心の支えだったろうと思う。10年、初等科2年の愛子さまに不登校問題が起きた時も、お揃いヘアの雅子さまが毎日のように付き添った。が、中等科でも不登校が報じられる。  愛子さまの「生きづらさ」のようなものの深刻さは、15歳になった16年のお誕生日写真にはっきり写っていた。折れそうなほど痩せた姿だった。「生きにくさ」はどこから来るのか。「生まれた時から男の子でないことが自己否定につながっている」と指摘してくれた女性がいて、目から鱗が落ちたのは令和になる直前だった。それはさておき。  翌17年、高等科に入学してから愛子さまは元気になっていった。お代替わりに向けて雅子さまの活動も確実に増えた。愛子さまは「前髪ありのロングヘア」が定番になり、時に顔の両横に長い髪を一筋垂らすこともあり、「今どきの女の子だなあ」とホッとした記憶がある。  20年、学習院女子高等科の卒業式はコロナ禍もあり、愛子さま1人で報道陣の前に立った。堂々とした受け答えの後、式場に向かう後ろ姿には、ポニーテールが揺れていた。 19歳の春ボブに変身  そして今年4月、愛子さまはボブヘアへと大変身した。30センチ近くは切ったであろう思い切りの良さに、愛子さまの強さを感じた。愛子さまは皇室を「自分の場所」としたのだろう、と。皇后となった雅子さまもきっと同じ思いに違いない、とも。  などという勝手な解釈より、愛子さまの言葉だ。聞ける日が近い。成人にあたっての記者会見が開かれるのが、内親王の恒例だ。いつになるのか、宮内庁は発表していない。来年以降という報道もあったが、愛子さまが初めて国民に対して思いを語る場となる。これからと将来、両方を語ることになるだろう。  愛子さまは「女性皇族」としての自分をどうとらえているのだろう。眞子さんが儀式なし、一時金辞退という結婚を選択したのは、女性皇族と一個人とのせめぎ合いの結果だったように思う。「天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」とだけ皇室典範で定められている女性皇族。公務に励んでも、その先に待っているのが何なのか、すごく曖昧な存在だ。愛子さまは、「天皇家の長女」という立場と、「愛子」という一個人としての立場をどう捉えているのだろう。(コラムニスト・矢部万紀子)※AERA 2021年12月6日号より抜粋

    AERA

    12/1

  • 12

    小室圭さん帰国便同乗者が目撃した姿「彼はまるでエグゼクティブ」 自宅前では深々とお辞儀

    颯爽と歩きながら、小室圭さんがアメリカから帰国した。日本の地を踏むのは2018年8月に渡米して以来、3年2か月ぶりだ。  成田空港は多数の報道関係者が集まっており、ピリピリムード。報道陣に対して、カメラのフラッシュ禁止、声掛けも禁止といった規制が敷かれていた。報道関係者からは「どうして?」と不満の声も漏れていた。  午後3時20分過ぎ、成田空港に飛行機が到着。一般客が飛行機から降りたあと、小室さんが、報道陣の前に姿を現した。警護と思われる男性やキャビンアテンダント(CA)の女性などに囲まれていた。キャリーバックを転がしながら、白マスクに、濃紺のスーツ、ストライプの入ったシャツ、ノーネクタイといういで立ちで、髪の毛は後ろに縛っていた。  飛行機から出てきた小室さんは報道陣に一礼したあと、新型コロナウイルスの抗原検査、そして入国手続きに進んだと見られる。  小室さんは機内でどのような様子だったのか。偶然、同乗していた男性(51)に話を聞くことができた。 「私がファーストクラスで座っていると、ドアが閉まるギリギリになって小室さんが搭乗してきました。まるでエグゼクティブのようでした。後ろの髪を結っていたので、すぐに彼だとわかりましたね。彼一人に女性CAが2人くらいついて、会話しながら案内されて入ってきました」  当初はエコノミークラスのチケットを買ったと報じられていたが、この男性はこう語る。 「右の列のビジネスクラスの前方の席で、窓際に座っていましたね。私の席から右斜め後ろのほうの席でした。ただ、カーテンでファーストクラスとは仕切られていたので彼の表情などはわからなかったです」  男性は飛行機から降りた後、抗原検査のために、大きめの部屋に移ったという。40分ほどその部屋に滞在したが、そこに小室さんの姿はなかった。 「今か今かと待っていたのに、残念でした」(男性)  そのころ、到着ロビーには多数の報道陣のほか、「皇室系Youtuber」といったタスキをかけた人物や一般客も小室さんの姿を一目見ようと集まっていた。その数、50~60人ほど。  津田沼から来たという白髪交じりの一般男性は手にハンディカムを持ち、小室さんを待ち構えていた。妻に頼まれて自宅で見るために撮りに来たという。  しかし、小室さんは一般客が使う到着ロビーを通らず、地下駐車場から車に乗り込み、成田空港を後にした。「地下駐車場から空港を出たらしい」と男性に知らせると、「こんなに待っていたのに……」と不満げな様子だった。  小室さんを乗せた乗用車が向かった先は、母・佳代さんが住む横浜の自宅だった。自宅前は朝から報道陣が詰めかけ、警察は臨時の派出所を設置し、周辺警備に当たるなど、ものものしい雰囲気が漂っていた。夕方には100人を超える報道陣が押し寄せており、ベランダから様子を一目見ようとする住民の姿も見られた。  19時過ぎ、小室さんを乗せた車が到着。警察が後部座席のドアを開け、車から出てきた。小室さんは、報道陣から「どんなお気持ちですか」と声を掛けられたが、反応は示さず、自宅マンションの入り口で2回ほど深々とお辞儀をして、黒いスーツを着た男性らと中に消えていった。  近くに住む60代の男性はこう語る。 「ヘリコプターの音がすごくて『何事か』と思って見に来た。3年前の婚約会見後のときと同じような状況だと感じましたね。小室さんがニューヨークに行ってからは、静かになっていたんだけど……。またしばらく騒々しくなるのかなと思っています。どの家庭も問題を抱えていますし、小室さんと眞子さまも早くアメリカで幸せになってほしいですね」    小室さんは今後、自宅で2週間の隔離を終え、その後、記者会見に臨むと見られている。果たして何を語るか。注目が集まる。 (AERAdot.編集部/上田耕司、飯塚大和、吉崎洋夫)

    dot.

    9/27

  • 13

    Snow Manが明かす“触れてしまった”メンバーの秘密

     昨年コロナウイルス感染の影響から、出場辞退を余儀なくされた紅白歌合戦への改めての“初”出場を決めたSnow Man。そんな彼らが12月1日に発売した5枚目のシングル「Secret Touch」にちなんで、質問をぶつけてみた。 *  *  * Q&A(1)「Secret Touch」にちなんで、触れてしまったメンバーの秘密(2)カップリング曲「僕の彼女になってよ。」の歌詞「君の香水のにおいがする」にちなんで、好きな香り(3)カップリング曲「My Sweet Girl」の歌詞「Don’t tell lies」にちなんで、ついてしまった嘘(4)3年目の個人的な目標 ■深澤辰哉(1)えー、むずいな秘密。渡辺翔太は、寝癖がけっこうひどい。やっぱりパーマをかけたことでより味が出るんですよ。片っぽそり立ってて。片っぽぺったんこみたいな。今日の朝もそうだったんで、かわいらしい部分があります(照れた渡辺「ありがとうございます」)。(2)石鹸。爽やか系の石鹸のにおい。だから香水で言うと、グリーンなんとかみたいなやつ(渡辺「石鹸でグリーン?」)。あんのよ、爽やかなの。香水は持ってるけど、あんまつけないですね。アロマは家に、木(スティック)さしてにおい嗅ぐやつは持ってますけど。(4)レギュラー番組はもちろん持ちたいですけど、持つんだったら、まずは個人じゃなくてグループがいいです。グループのほうが、MCをまわすとか、俺が勉強できる場が多いから。個人だとまわされるほうになるし、バラエティーとか同じ番組にたくさん出演させていただけたらうれしいなと思います。 ■佐久間大介(1)ふんむーふんむー。むっず!(阿部「俺がオニオンスライスにハマっているというひそかな秘密を教えてあげてもいいよ」)。うわ、まじかよー、知っちゃった(阿部「鰹節のっけてあるやつ」)。そういえば、こいつ、ひそかに宅配注文のときオニオンスライス頼んでる(笑)。(2)金木犀。蓮が練り香水くれました。俺が好きだっていうのを知ってて、一番本物に近いにおいを見つけて。記念とかじゃなく、何でもないときに。実際にマスクにつけたりして使ってます。普段から香水はつけないんですけど、好きなお店のバスボムとか石鹸を棚に入れてます。クローゼットに入れるだけで、すごくにおいがつく。(3)嘘はないけど、メンバーに対しての冗談とかいたずらはめっちゃある。でも、やりすぎて覚えてない(笑)。(4)声優でアニメのレギュラーとかやりたいなと思っています。やっぱり、ずっと関わっていきたい仕事として声優があるので。 ■渡辺翔太(1)深澤さんの靴下に毛玉が思った以上にくっついている。たまたま見かけちゃったんですよね(深澤「あー、それまちがいねえわ。俺ずっと同じ靴下はいてるから。もう半年くらい。愛着わいてるから」)。(2)柑橘っぽい感じですかね。それに緑っぽさ。ウッドな感じも入ってるの好きですね。家だとそういうにおいで、自分がつけるときは爽やかな、石鹸じゃないですけど、そっち系ですね。(4)雑誌のソロの表紙をいっぱいやっていきたいですね。やっぱ美容系とか強い雑誌だとうれしいです。家の棚に、自分一人だけの表紙の雑誌を積んでってるんですよ。もちろん自分が見るように並べてるわけじゃなくて、見えないところに。で、重ねるたびに、あ、これ一人で何冊目だ、みたいな(深澤「目標にもなるよね」)。ちょっと優越感がある(笑)。まだ6、7冊ぐらいなんで、どんどん積んでいきたいなあと思ってます。 ■宮舘涼太(1)向井はみんなといるときはガヤガヤして面白おかしく盛り上げるんですけど、二人っきりになると急にかっこつけます。なんか、けっこうスマートになるんですよ。しゃべり方とか。「せやねん」(眉毛をぴくっと動かしながら)とか。さぶいなって思う(笑)。(2)僕はローズですね。家のアロマディフューザーもそうですし、香水もそうですし。たまーにつける感じで。(3)いまライブ中で、振付をちょっと間違えたんだけど、あたかも間違えてないかのようにごまかしたっていう。まだ誰にも言われてないから、小さな嘘をつき通せたってことかなと。ほかのメンバーも時々あるんじゃないかなあ。目撃はしてますけどね。(4)よりバラエティー番組に出て、いろんな方に名前と個性を知ってもらいたいかな。あとは夢でもある時代劇とか、ドラマや舞台の主演とか、大きなステージに上がっていけたらなとは思います。 ■岩本照(1)コンサートの本番前、目黒がシャワーに入るのが一番遅い。早い人が衣装着て準備してるときに風呂上がり。秘密っていうか、普段見ない姿として「あ、こういうペースで生きてるんだ」って(目黒「みんなよりたぶん遅い時間で過ごしてる」)。(2)白樺の香りが好きですね。「ヴィヒタ」っていう、白樺を切ってサウナで使うものがあるんですよ。サウナ好きなんで、そのにおいが落ち着く。(3)俺、嘘つかない……(懸命に考えて)嘘じゃないけど、何年か前の曲の振り起こししたときに、メンバーが「こんなのあったっけ?」って言うのに「こうだよ!」って返したんだけど、後で映像見直したら指摘された通りだった(笑)。でも、今はこっちのほうがいいと思うから、って変えちゃうかな(目黒「進化だよね」)。(4)振付をやらせてもらっていて。今後はジャニーズとは関係ないところでも作品づくりができたらいいなと思います。 ■阿部亮平(1)何かあったかな……(佐久間「<さっきのお返しに>俺がひそかにトリュフにハマっていること教えてあげてもいいよ」)。マジ? じゃあ、それが俺が握っている佐久間の秘密です(笑)。(2)香水、持っているんですけど、つけ忘れちゃうんですよね。爽やかなにおいが好きで、グリーンティーとか、柑橘類とか。昔から勉強に集中するときはシトラス系がいいかなと思って香水を買うんですけど、つける習慣がまったく身につかないです。(4)今年はテレビや新聞で、気象予報士についてのお仕事がすごく増えたんです。今まではなかなか気象予報士の資格が直接仕事に結びつくことがなかったんですよ。この資格を持っているということで知っていただいて、クイズ番組に出始めるきっかけになったりはしていたんですけど。だからもうちょっと、気象予報士のお仕事をより確実なものにしていけたらいいですね。 ■向井康二(1)んーーなんやろなあ。だてさん秘密おれにバレたことない?(宮舘「いや、俺も考えてたんだよ、今」)。あ、あるよ!だてさん家でいつもバスローブって言ってるやん? けっこう前やけど、家でTシャツでした!(宮舘「それ、たまたまの話じゃん(笑)」)。たまたまですけど、白Tでした! ショックでした! バスローブ着ていてほしかったですねー。(2)場所によるけど、香水やと、ちょっと清潔感のある石鹸系の香りが好き。寝る前とか、みかんやね。ブラッドオレンジが好き。メンバーカラーとは関係なく、においがね。(女の子がつけるとしたら?)いやおれなんでもええけど、無臭がいいんだよね、いちばんは。あとはサボン系がいい。高級感のない香りが好き。(3)えーあるでーいっぱい。メンバーと出かける約束してたんやけど、おれがね、忘れてて。忘れてないふりをしました。誰とは言わない。バレちゃう(笑)。 ■目黒蓮(1)佐久間くんと俺、滝沢歌舞伎のときは、お風呂ですごい会う機会が多くて、「風呂友だー!」って盛り上がってたんですけど、フタを開けてみたら、佐久間くんよりも岩本くんのほうが会う回数が多い(笑)。いまライブのツアー中なんですけど、なんなら一回もシャワーで会ったことない。時間とかぜんぜんちがうんでしょうね。だから、「風呂友」じゃないんじゃないかな、って(笑)。(2)僕は佐久間くんと同じです。金木犀が好きですね。なんか、その時期のこと思い出す。木の下でサッカーやったなあとかって(ラウール「あったあった、一緒にやったね」)。してないよ!(3)俺、嘘つけないんだよなー(ラウール「<小声で>眉毛ないんじゃない?」)。あ、嘘じゃないんですけど、ここの眉毛(左の眉頭)がないんですよ。ケガして。それをメイクで描いて隠してもらってる(ラウール「目黒蓮じゃなくて眉毛蓮が嘘ついてる!」)。 ■ラウール(1)向井さんが車で学校まで送ってくれたんですよ。僕は助手席に乗ってて、信号が赤になって止まるときにブレーキでキューッてなるじゃないですか(体を前かがみに)。それをこうやって(手を横に出して)おさえてくるんですよ。びっくりしましたね。なんやねんこれ!って(笑)。やさしさですね。(2)ミルクのにおいが好き。あとは人肌のにおい。目黒くんの(ぐっと近寄って)人肌(目黒「いや、人肌に触れる距離感に来ないじゃん」)。でも人肌いいですね。たぶんちっちゃいころから好きなんだと思います。(3)嘘かぁ……最近、キャラクターに憑依するのが好きです。ふざけちゃうっていうか。自分を偽っている、っていうことなら、嘘って言える?(4)ファッションをもっと、という思いはありますね。これだけは専門的に極められるな、って。ショーに出たりとか。服を着て、カッコよく見せるということに、すごく自信はあるんで。 (取材・構成/本誌・大谷百合絵、直木詩帆、秦正理、伏見美雪) >>【関連記事/Snow Man「2022年は今年以上に、お客さんと会う機会を」】はこちら>>【関連記事/Snow Manがメンバーにあげたいクリスマスプレゼントと、そのお返しは?】はこちら※週刊朝日  2021年12月10日号

    週刊朝日

    17時間前

  • 14

    15歳の茶トラ愛猫の看取りと旅立ち 「ここにおるよー」瀕死の借りぐらし猫が喪失感を埋めた

     飼い主さんの目線で猫のストーリーを紡ぐ連載「猫をたずねて三千里」。今回お話を聞かせてくれたのは、福岡県在住のヨガ講師、児玉妙子さん。自営業の夫と高齢猫とのんびり暮らしていた夏の終わり、家の前で一匹の三毛猫と出会いました。その猫は顔に大けがを負っていて、獣医師によると「傷口からしてエンジンルームでの事故」だそうです。前編・後編にわけて掲載します。今回は後編。保護から2ケ月が過ぎると、その猫と猫をとりまく環境に変化がおきました。  >>【前編:振り返った猫を見て「まさか顔に穴?」 ガリガリの一匹を保護した夫婦「どうか猫バンバンを」】から続く  <前編の記事のあらすじ> 顔に穴が空いてように大きなけがを負った野良猫。車のエンジンルームに入って事故にあったと思われました。傷は深く、生々しく治癒していない上に、病気もあり、相当厳しい状態。それでも児玉さん夫婦は見捨てることができず、保護することを決めました。先住猫いたので、隔離しながらの生活です。児玉さん夫婦は、まだ名前をつけることができず、親しみを込めて「あいつ」と呼んでいました。 *  *  * 保護から2ケ月、「あいつ」に変化が起きました。 「あいつ」は玄関でひとりでいる時に、にゃあにゃあと鳴くようになったのです。ごはんをあげる時の狂わんばかりのトーンとは違う感じの声です。人恋しい、とでもいうような。  もしかしたら、わが家にきて、外の生活では感じなかった「さみしい」という感情に出会ってしまったのかもしれません。大けがをしてしんどい時に、そばに人間でもなんでもいた方が気がまぎれるとか、そんな感じなのでしょうか。  前編でも紹介したとおり、家には15歳の「きな」という茶トラのおばあちゃん猫がいました。大けがを負った「あいつ」は、白血病ウイルスは陰性、猫エイズが陽性でした。傷がひどいので、「きな」といきなり接触させないように隔離していたのです。だから「あいつ」は玄関のケージで生活していました。  にゃあにゃあという声が玄関から聞こえると胸が痛みました。始終そばにはいられないし、まだまだ(傷の具合からしても)「きな」と一緒にできません。そこがすごくつらかった……。でも「こちらも最大限尽くすので、君も早く傷を治して、私たちや『きな』と思いきり一緒にいられるようにがんばれ」と思うようにしました。  完治するまで(お金も時間も)どれくらいかかるかわからないけど、「きれいになった顔の写真が撮れる日が早くきたらいいなあ」と思うようにもなりました。  獣医の先生は「どうなるかわからないが、鼻ぺちゃのパグみたいになるかもしれない」とおっしゃいました。私は、ニュータイプの猫さんになるかもな、と。もちろん、どんな見た目でも気にしません。猫である時点でもう、かわいいのだから。  とにかく助けた以上はなんとか命をつなぎたいし。私にできることがあれば、精いっぱいやってあげたい。まさに、これは献身のヨガ。バクティヨガです。何でも修行に結びつけてしまいますが(笑) ◆ 先住猫と同居はかなわなかったけど 一字もらって命名 「あいつ」と出会ったのは8月の終わり。9月、10月と「あいつ」が玄関のケージ内でけがの治癒に向けてがんばる一方で、部屋にいるおばあちゃん猫「きな」の状態が悪くなっていきました。もともと「きな」は慢性腎臓病を患っていたのですが、11月になり容体が悪くなり、半月ほど点滴を受けるなどして、闘病を続けました。  悟り開き系の女子猫と、おばあちゃん猫は、“合う”かもなんて同居を夢みましたが、残念ながら叶わず、「きな」は先日、息をひきとりました。  「きな」は15年前、以前住んでいたアパートの前で出会った野良の茶トラでしたが、茶トラの雌というのは珍しいそうです。わがまま放題のお姫様で、気が強くて……でも優しく、美しかった。  じつは私たち夫婦は、1月にも、茶トラの「まる」という雄猫を14歳で亡くしているんです。「まる」は、私と夫の目の前を走る車に急にぶつかり、保護した猫でした。まるで、体を張って「僕を拾って」とアピールするようでした。  『ラブストーリーは突然に』という歌がありますが、猫との出会いもいつも突然に訪れる。そして別れはいつも悲しいもの。  「まる」の最期は(都合で)夫だけで看取り、「きな」の最期は私がしっかり看取りました。ひとりぼっちで逝かせなかったことはよいのですが、いざいなくなると想像以上の喪失感でした。私たち夫婦には子どもがいませんが、子どもが巣立った後はこんな感じかなと……。  けれど「あいつ」がおなかをすかせています。「ここにおるよー」と鳴きます。「あいつ」のお世話をさせていただけるのだから、ぼんやりしてもいられません。 「きな」が旅立ったあと、「あいつ」の正式な名前を決めました。  それまで呼んでいた「あいつ」の“つ”と、「きな」の“な”をもらい、「つな」としました。  これは想像ですが、「きな」は体が悪くなる前に、扉越しに「つな」に猫語で話していたんじゃないかな。 「私、だいぶ腎臓が悪いんよ、こいつら夫婦のこと頼むよ。こいつら、猫おらんかったらダメだから」  ……そう思えるほどのがんばりを、「つな」は「きな」亡き後に、見せてくれました。 ◆「つな」の頑張りと、わたしからのお願い  12月に入り、「つな」との生活は、3カ月を越えました。獣医の先生も驚いていました。  かさぶたが取れて傷が少しよくなったので、ケアも前進。今は「つな」を洗面台に連れていき、洗浄ボトルにいれた水で顔の傷口を洗い流すようにしています。洗った後は赤ちゃん用のおしりふきで優しくぬぐい、そこに抗生剤入りの軟膏を塗り、目薬も差すようになりました。 ふつう、猫は一つの場所にとどまるのが苦手だと思うのですが、「つな」は洗面所でもおとなしくして、やはり動じません。  ただ、少し前に病院に行った時。先生が、「傷は治ってきているが、基礎疾患もあるし、年を越すのは難しいかも。怪我が治る前に病気で逝くかもな」とつぶやいたのです。  余命を突き付けられた感じです。  でも余命はあまり気にしていません。  毎日お世話をしてきて、人間とは違う猫の生命力のすごさを身に染みて感じているから。  もし「つな」が先生のいうように年を越せなかったとしても……寒くないようにして、ごはんを食べて、最期の時までゆっくりと過ごしてくれればうれしいし、もっと生きてくれるのは大歓迎。  そもそも、「つな」は、事故がなければ地域猫として、(病気を抱えながらも)外で今も自由に暮らしていたはずです。大けがを負ったのは、車=人間のせいだと思っています。  私は「つな」のけた外れのファイトを称えたいと同時に、事故に遭ったことに意味を付けたかった。だから、少し衝撃的な話だけれど、このコーナーに応募しました。  これから寒くなるにつれて、外にいる多くの猫さんが、暖を取るためにタイヤの間やエンジンルームに入りやすくなります。どうか、車に乗ったらエンジンをかける前に、車のボンネットをバンバンと叩いて猫さんに知らせる(車から出す)「猫バンバン」をしてみてください。  「つな」と私からの、お願いです。  (水野マルコ) >> 【前編:振り返った猫を見て「まさか顔に穴?」 ガリガリの一匹を保護した夫婦「どうか猫バンバンを」】を読む 【猫と飼い主さん募集】「猫をたずねて三千里」は猫好きの読者とともに作り上げる連載です。編集部と一緒にあなたの飼い猫のストーリーを紡ぎませんか? 2匹の猫のお母さんでもある、ペット取材歴25年のベテラン・水野マルコ記者が飼い主さんから話を聞いて、飼い主さんの目で、猫との出会いから今までの物語をつづります。虹の橋を渡った子のお話も大歓迎です。ぜひ、あなたと猫の物語を教えてください。記事中、飼い主さんの名前は仮名でもOKす。飼い猫の簡単な紹介、お住まいの地域(都道府県)とともにこちらにご連絡ください。nekosanzenri@asahi.com 連載一覧はこちら>>

    dot.

    12/4

  • 15

    偏差値38、文系卒だった会社員が29歳で国立大医学部へ 心臓外科医になるまでの半生

    「会社の上司ではなく、目の前にいる人のためになる仕事をしたい」――私立大文系卒の営業職だった27歳男性が、仕事に疑問を感じてめざしたのは医師だった。現在、神奈川県横浜市の菊名記念病院で心臓血管外科部長を務める奈良原裕医師(51)。大手企業での安定を捨て、1年半の浪人生活で会社員時代の蓄えをほぼ使い切り、29歳で高知大医学部に合格。6年間の勉強の末に医師免許を手にした後も、年齢的に厳しいとされる30代後半で心臓血管外科医の道を選んだ。奈良原医師はどのような思いで勉強をしてきたのか。その半生を語ってもらった。<<後編・1年に3日しか休めなかった心臓外科医が、働き方も診療の質も劇的に改善させた「業務改革」とは>>に続く *  *  * 私は中央大学法学部を卒業後、石油会社に勤めていました。医師になる道を考え始めたのは社会人4年目になったころです。東京・品川のオフィスで深夜11時ごろに残業を終えた私は、同期と一緒に近くの牛丼屋に入りました。そのカウンターで、「医者になりたいな」という言葉がポロッとこぼれたのです。  仕事は評価されていました。任された業務の範囲は広く、支店長室のソファをベッド代わりにして何日も会社に寝泊まりしていました。上司からは一番上の評価をもらっていたと聞いています。けれども、そんなワーカホリックな日々の中で、いかに上司から褒められるかを目標にする生き方に、次第に違和感を覚えるようになりました。  石油は社会や経済を支える基盤となる重要なエネルギーです。もちろん、それを取り扱う仕事の社会的使命はとても大きい。しかしその一方で、自分がやっているのは、目の前のお客さんに少しでも高い金額を提示して商品を販売し、利益を出すということでした。自分の目の前にいる人ではなく、自分の後ろにいる、自分を評価する人の方向を見て仕事をしていることに、疑問をもち始めたのです。  結局自分は、中学・高校生時代にやっていたことを繰り返しているのだと思いました。学生時代は一生懸命勉強しました。でもなぜ数学の公式を使えるようにならなければならないのか、なぜ歴史を覚えなければならないのか、その理由までは考えなかった。仕事も同じでした。意味や背景まではそこまで深く考えず、とにかくやっていた。大学では法学部に進みましたが、付属校時代に勉強した結果として偏差値の高い学部に内部進学できたというだけで、法律の勉強をしたいという気持ちからではありませんでした。その延長戦が社会に出てからもずっと続いていたのです。  それでも自分は間違ってはいないと思っていました。しかし、そんな毎日が続いていたある日、兄が自殺しました。その理由を私はまったくわかりませんでした。というよりも、兄のことが何もわかっていませんでした。いや、兄だけでなく父、母、祖母のことも。目の前の一番大切な家族のことを気にしない生き方になっていること気がつき、27歳の9月、新卒で4年半勤めた三菱石油(現ENEOS株式会社)を退職しました。  目の前の人のためになるような、そんな仕事をしたいと思いました。そこで行き着いたのが医療従事者です。医師、看護師、介護士……そのなかでも指揮官である医師をめざしました。学費が比較的かからない国立大の医学部を目標にして予備校に入ったのですが、私が置かれたのは8クラスあるうち下から2番目のクラスで、国立の医学部に受かる人はほぼいないと言われていました。 ■模試は「E判定」、偏差値は38  そもそも私は付属校からの内部進学組だったので、受験というものを知りませんでした。過去に大学受験をしたことのない社会人からすると、センター試験の出願の仕方すらわかりません。また、学校の教科書も持っていないので、出題範囲もまったくわからない。まず大学受験の仕組みを知るのに3、4カ月はかかったと思います。  10月に受けた模試は当然E判定。数学の偏差値は38。その年の受験は、センター試験も6割程度しか得点できず、医学部には箸にも棒にも掛からぬ結果でした。そこからまた浪人生活が始まりました。ただ、受験は2回までにしようと思っていました。1年間かけて受からなかったら医師はあきらめて、別の医療従事者をめざそうと思っていました。  後にも先にも、この時が一番勉強したと思います。会社員時代はデータを使って顧客分析や商圏分析をしていたので、それにならって受験勉強も分析していました。細かい勉強計画表を作り、どの科目を何時間勉強したのか、1週間ごとに計画と実績の差をチェックしていました。  部屋中には物理の公式や化学式などを書いた紙を貼っていました。トイレにも貼って、そこにこもって暗記をしたり。勉強は受験に向けて追い上げていくといったものではなく、最初から限界ぎりぎりのスケジュールで取り組んでいました。集中力を保ちながら勉強できるのは一日最大16時間。これを続けるのは本当に大変でした。当時のノートを見ると、文字がびっしり書かれていて、ちょっと狂気じみているようにも感じます。  同棲していた妻は、ピリピリしていた私を横目にいつも長いコードの付いたヘッドホンをしてテレビを見ていました。お笑い番組を見ながら、私の勉強を妨げないように笑いを押し殺していたのを覚えています。妻とは会社を辞めて医学部浪人を始めると決めたころに付き合い始めました。よくそんな人と付き合ったものですね(笑)。  志望校は高知大医学部に決めました。一番の理由は学力的に合格が狙えそうだったからですが、理由はそれ以外にもありました。予備校の友人の兄が高知大医学部出身で、新聞販売店に住み込みで働きながら勉強して合格したというのです。その話に感銘を受け、第1志望が決まりました。 ■「受かるまで外さない」つけた腕時計  浪人中はずっと、トライアスロンの人がよく使っているタイマー機能付きの腕時計をつけていました。お風呂や休憩も時間を区切るために、「受かるまで外さない」と決めたのです。当時27、8歳で、10個下の現役高校生よりはメンタルも落ち着いている。そんな私が重い決意で勉強をすれば受かるはずだ、という妙な自信がありました。  しかし模試は最後までE判定で、これで医学部に受かるのは奇跡でした。ところがその年のセンター試験は数学が難化したり、難解な現代文で大量失点する人が出たりして「荒れた」のです。その結果、8割ちょっとの得点でなんとかボーダーラインを超えることができました。2次試験を受験し、妻と一緒に合格の通知を受け取ったときは、正直、信じられませんでした。何か採点ミスなどが発覚して、合格が取り消されるのではないか……医学部合格から22年が経ち手術を執刀している今ですら、そう思うことがあります。  4月からはすぐに高知での生活となるため、アパートや中古車などを1日で準備しました。妻は高知についていくことになんのためらいもなかったようです。その後、学部1年生の時に結婚することになりました。  高知大の医学部には他に再受験生が2人いましたが、私が一番年上でした。でも基本的には、ごく普通に周りの同級生と同じように過ごしていました。空手道部に入りましたが、中では当然、先輩後輩の関係がありました。会社員時代の蓄えは受験生時代に底を突きかけていたため、朝は新聞配達のアルバイトをし、学校に行って勉強や解剖の実習をし、夕方は酒屋さんで配達のアルバイトをしていました。妻も喫茶店でアルバイトをしていました。  進級試験、卒業試験、そしてそのあとの医師国家試験など、勉強は1回目の大学時代よりずっと大変だったと思います。しかし、仕事を辞めて挑戦した医学部受験のときのほうがもっと大変でした。  研修医としての2年間も楽しく過ごしました。目の前にいる患者さんに感謝されるのは本当にうれしいですね。当時、主治医として診療に当たっていた患者さんのなかには、いまでも年賀状やお手紙をやりとりしている人もいます。外科の後期研修医として行った横浜の病院も、1年だけではありましたが思い出深いものでした。 ■「30歳以下が望ましい」心臓血管外科に転身  医学部時代、私が一番好きだったのは心臓手術だったので、心臓血管外科医をめざしました。しかし日本心臓血管外科学会では、心臓血管外科医になるのは30歳以下が望ましいと言われています。体力的な問題もありますし、比較的、一人前になるまでの階段が長いという要因もあると思います。そのため、一度は心臓血管外科医をあきらめました。しかし外科の後期研修をしていく中で、その気持ちが抑えられず、研修先の病院を変えました。  38歳だった私は、現役医学部生から心臓血管外科医になった人と比べると10歳も年上ですが、上司は私を現役同様の新人として扱ってくれました。これまでの経験が生かせる職場ではまったくなかったので、教えを請う立場であることをわきまえるのは極めて大切なことだと思っています。  実は、会社を辞めて医師をめざすときも、研修医後に外科へ進むときも、そして心臓血管外科医を目指すときもすべて、家族・友人・知人の皆に反対されました。今さらそんなこと出来るわけがないだろうと思われたのだと思います。私はこれまで、みんなが右を向いたら右を、左を向いたら左を、少しでも早く向こうとする人間でした。でもあるときから、人が右を向こうと左を向こうと自分の見たい方向を見るようになりました。会社を辞めて、医師をめざそうと思ったところが、人生の転換点だったように思えます。 (構成/白石圭) <<後編・1年に3日しか休めなかった心臓外科医が、働き方も診療の質も劇的に改善させた「業務改革」とは>>に続く

    dot.

    12/1

  • 16

    【独自】石原伸晃事務所がコロナ助成金約60万円を受給 「確認の上で申請」と釈明するも専門家から疑問の声

     岸田文雄首相から内閣参与に抜擢された石原伸晃元自民党幹事長がコロナ禍で収入の総額が減っていないにもかかわらず、雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金を受給していたことがAERAdot.の取材でわかった。  石原氏は10月の衆院選で落選したが、今月3日に内閣官房参与に任命され、SNSで「なぜ民意で落選した人間が起用されるのか」、官邸関係者からも「ただの人になった石原氏を起用なんてピントがズレまくっている」などと激しい批判が起こったばかりだが、新たに疑問の声があがりそうだ。  雇用調整助成金・緊急雇用安定助成金とは、新型コロナの影響で事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、休業手当などの一部を事業主に助成する制度のことだ。  厚労省によると「新型コロナの影響で事業活動が縮小している」、「最近1か月間の売上高が前年同月比5%以上減少している」「休業手当を支払っている」などの条件を満たすと、一人一日あたり原則1万3500円を上限に支給されることになる。「政治団体も条件を満たせば、受け取ることができる」(担当者)という。  11月に公表された石原氏の東京都第八選挙区支部の2020年の収支報告書を見ると、収入の欄に雇用安定助成金として約23万円(4月分)、18万円(4月分)、18万円(5月分)が記載されていた。計60万8千円にのぼる。コロナ禍で収入が減っていれば受け取ることは可能だが、収入の総額を見ると、20年(1~12月)は約4200万円。19年(1月~12月)の収入総額を見ても、約3900万円で資金に窮しているようには見えない。  雇用安定助成金を管轄する厚労省の担当者は「全体で収入が増えていても、ひと月の収入が前年比5%以上減り、休業手当を出していれば、支給対象になる」という。  政治資金問題に詳しい神戸学院大の上脇博之教授はこう指摘する。 「政治団体も助成の対象になっているのは驚きますね。寄付金や政治資金パーティ、政党交付金が主な収入で、毎年収入は不安定です。月によっては収入が減っているように見せることもできます。本来であれば、コロナ禍で売り上げが減った企業を対象にした助成金制度であり、現役の衆院議員の事務所が申請するとは驚きです。政党交付金を受けている政治団体は対象から除外するべきだと思います」  この助成金に関してはこれまでも企業による不正受給の問題が指摘されていた。厚労省によると、11月末までに390件、約30億円もの不正申請や受給が発覚している。  官邸関係者によると「不適切に受給していなかったか情報収集をしているところ」という。  約60万円の助成金の受給について、事実関係を石原氏の事務所に尋ねると、以下の回答がFaxで届いた。 「どんな情報をもとにご質問をされているのか存じ上げませんが、支部において所管当局に確認した上で申請しているところです」  担当者に受給の経緯について詳しい説明を再度、求めたが、「Faxでの回答が全てです」と言うのみだった。  この件について石原氏本人はどう説明するのか。注目が集まりそうだ。 (AERAdot.編集部 吉崎洋夫)

    dot.

    10時間前

  • 17

    結婚5年半「一度も肉体関係がない」と告白した36歳女性 鴻上尚史がいくつもの質問で浮かび上がらせた“悩みの本質”

     結婚して5年半、「私は怖がり、痛がりで、一度も性交がない」と告白した36歳女性。「私のような者は存在するのか」と苦しむ相談者に、鴻上尚史がまず訊ねた「大切な質問」とは。 【相談124】結婚して5年半になります。交際以来、一度も肉体関係がありません(36歳 女性 こに)  鴻上さん、はじめまして。悩みに悩み、ご相談させて頂きます。私は、結婚して5年半になる女性です。25歳の頃、夫とお付き合いをはじめて、5年3カ月ほどで結婚に至りました。共働きですが、休日が重なることが多く、物理的にも常にすれ違いということはありません。また、夫婦仲は良く、お互いに仕事のグチをこぼしあったり、家事を協力して行ったりと、どこにでもいる夫婦だろうと思います。  ただひとつのことを除いては……。実は、交際が始まってからこれまでずっと、一度も肉体関係がないのです。もっといえば、生まれてから一度も、夫に限らず、私はそういった体験がありません。私は、とにかく怖がり、痛がりで、一番の原因はそこだろうと思うのです。あとは、分からないというのも正直なところです。どうして自分はこんななのだろう、情けない、辛い、悲しい、申し訳ない、悔しい、どこかおかしいのではないか……そういった思いが常にあり、毎日苦しいです。  子どもが欲しいという気持ちも強く、年齢のこともあるので焦りもかなりあり、夫と共に、少しずつそういったことにつながるようなスキンシップをとるようにしていますが、なぜ他の人が当たり前にできることが自分だけできないのかと辛いです。これまでに性的なことでトラウマになるような体験はありません(レイプや痴漢など)。  このことは、夫と信頼できる元同僚一人しか知らず、親や親戚は、そんなことは夢にも思っていないと思います。子どもができにくいのかなと思っていると思います。職場の上司にも子どもが欲しい旨は伝えており、気にせず休んだらいいんだからとあたたかい言葉を頂いています。まわりを騙しているようで心苦しいです。よく若いカップル(女性側)の話で、結婚までは性行為をしたくない、恐怖があるという話を聞きます。子どもが欲しくても、身体のことでできないという方がいらっしゃるのは、もちろん知っています。  しかし、結婚し、仲が悪いわけでもなく、トラウマがあるわけでもなく、物理的に時間がないわけでもなく……行為が何年も、1回も、できないという私は、異常だと思います。どうにかできるようになりたい、子どもも欲しい、その気持ちは確かであり非常に強いものなのです。世の中に、私のような者は存在するのでしょうか。できずに一生を終えることもありうるのでしょうか……。夫は、自分がうまくリードできてない、毎晩スキンシップを重ねていくなかで前進していると自分は思っている、大好きだということは言ってくれています。 【鴻上さんの答え】 こにさん。大変な相談ですが、じつは、この文章だけではまだよく分かりません。「私は、とにかく怖がり、痛がりで」と書かれていますが、具体的にどういう風にできないのかが分かりません。「分からないというのも正直なところです」と書かれていますが、自分の精神状態が分からないのか、身体的な理由が分からないのか、何がどう分からないのかが重要だと思います。  先に言えば、肉体関係を持たなくても子供を作ることは可能です。ネットで調べれば、すぐにいろんな方法が出てきます。ですから、子供を作るために肉体関係を持たなければ、と焦ることはないと思います。  それよりは、「どうしてできないのか?」をゆっくりと探っていくことが大切だと思います。  こにさん。僕はカウンセリングを受けることをお勧めします。恥ずかしいと思われるかもしれませんが、僕に相談しても、結局、一人で悶々としていては、解決の方法は見つからないと思います。  どのレベルで肉体関係が持てないのか、そもそも肉体関係に興味がないのか、肉体関係を持とうとするとどういう精神状態になるのか。身体的にはどんな拒否反応を見せるのか。 「LGBTQ+」の分類に、「アセクシュアル」があります。「恋愛感情の有無に関わらず、他者への性的欲求を経験しない人」です。恋愛感情も性的欲求も感じない人もいれば、恋愛感情はあるけれど、性的欲求をまったく感じない人もいます。統計的には、一定数、アセクシュアルの人はいて、別に珍しいことではないのです。  こにさんは、性的欲求はありますか? それとも、「肉体関係は必要だ」と頭で思っているけれど、具体的な欲求はあまり感じませんか? 「夫婦は肉体関係があるもの。ないことはとてもおかしい」と頭から決めつけて、自分の欲求とか感覚を無視していますか? それとも、はっきりとした性的欲求はありますか? 大切な質問ですが、マスターベーションはしますか? したことはありませんか?  ね、尋ねたいことは山ほどあるのです。ですから、この相談の文章だけだと何も分からないのです。  こにさんのような状態は、珍しくないと思います。みんな、性的なことは恥ずかしいから黙っているだけです。ぜひ、メンタルクリニックか心療内科、精神科のカウンセリングを受けることをお勧めします。  僕に相談のメールを送れたんです。カウンセリングを受けるのは、あとちょっとした勇気です。  ぜひ、一人で悩まず、相談して下さい。きっと、何かが見えてくると思いますよ。 ■本連載の書籍化第3弾!『鴻上尚史のますますほがらか人生相談』が発売中です!

    dot.

    11/23

  • 18

    木下富美子都議のポスターはがされ、「続けてほしい」どころか「ろくでもない」 地元の有権者と区議に聞いた

     今年7月、東京都議選の期間中に無免許運転で当て逃げ事故を起こし、書類送検された木下富美子都議(55)。都議会は2度の辞職勧告をするも、木下氏は“雲隠れ”を続けていたが、11月9日に4カ月ぶりに登庁した。木下氏は記者団に「ぜひ続けて欲しい、また力を貸してほしいという声があることも事実」と辞職しない考えを示したが、本当に「続けて欲しい」という声はあるのか。木下氏の選挙区である板橋区で有権者の声を聞いた。 *  *  * 木下氏が事故を起こしたのは板橋区の高島平の交差点付近。高島平で商店を営む女性店主は壁を指しながら「この前の都議選では木下都議に投票しました」と言い、こう続けた。 「うちの店の壁には木下さんの選挙ポスターを貼っていたんです。木下都議が店にやって来て『ここへいつものように貼らせてください』とお願いされたので、OKしました」  だが、今もうポスターが剥がされていた。 「店の誰かが剥がしたみたいですね。こんなことになって、もったいない。木下都議は一生懸命にやろうとしていたのに残念だなと思います」  木下氏は博報堂勤務などをへて、2017年7月の都議選で板橋区選挙区から出馬し初当選。今年7月の都議選で再選した。  板橋区内に住む60代の女性経営者は「7月の選挙のちょっと前に木下都議からフェイスブックの友達申請がきた」と語る。 「商店街の新年会では、木下さんから『何か困りごとがあったら相談の連絡をください』と名刺をいただきました。だけどそんなのは社交辞令。この辺で、木下さんに『続けて欲しい』なんて声は聞いたことがありません。逆に、まだ居座ろうとする態度に対して『ろくでもない』という声を聞きます」  先の都議選で、木下氏を支援していた板橋区議は複雑な心境を吐露する。 「いろんなところから(非難の)電話がかかって来て、ひどい目にあっています。(木下氏には)こっちが謝ってもらいたいくらいです。あんなことをやって、まだ議員をやっていること自体がおかしいじゃないですか」  木下氏に対して「ぜひ続けて欲しい」という区民の声は本当にあるのか。 「(初当選後から)都議はいろいろな人から相談ごとなどを聞いてきたでしょうから、『100%ない』とは言えません。ただ、今回はそもそも免停中に人身事故を起こしたというのですから、言語道断です」(同)  警視庁は9月、道路交通法違反や自動車運転死傷処罰違反の疑いで木下氏を書類送検した。今年5~6月にかけても、都内で無免許運転を6回した疑いもあると報じられた。  10月12日、こうした事態を受けて板橋区議会では、木下氏に対する非難決議を全会派一致で可決した。別の板橋区議は非難決議に踏み切った理由をこう話す。 「木下都議は板橋区選出の都議ですから、私たち区議も何か行動を起こそうということで、非難決議に至りました。普段は、無所属や野党系会派の議員は反対することも多いのですが、今回は全会一致でした」  一連の木下氏の行動については強い口調でこう批判する。 「板橋区民もあきれています。普通の感覚じゃないですし、とても理解できない。『続けて欲しい』という声があると言うけど、“雲隠れ”していて区民と接触する機会もないのに、よくヌケヌケとそんなことが言えたものだと思います。木下都議を応援した区議は何人かいますが、その一人は『あんな人とは思わなかった。今では応援したことが恥ずかしい』と言っていました」(同)  記者は木下氏に直接話を聞こうと、豊島区内にある自宅を訪ねた。3階建てで、壁にはツタがからまる瀟洒な建物だ。「KINOSHITA」という表札も出ている。外にはバイクや自転車のほか、観葉植物の鉢がいくつか置いてあった。当日は不在のようだったので、近所の人に話を聞いたが、事故以前には、木下氏が都議をしていることを知っている人はほとんどいなかった。 「木下さんは娘さんと2人暮らしだったはずですが、あの事件で騒がれてから、見なくなりましたね。ホテル暮らしをしているみたいですよ」(近所の住民)  別の近隣住民は、木下氏の様子をこう話す。 「娘さんが小学生の頃、よくうちにあがって犬と遊んでいました。母親(木下氏)は働いていてあまり家にいないらしく、うちでおやつや食事も食べていったこともあります。でも母親は外で会ってもあいさつもせず、知らん顔でした。ゴミ出しの日以外なのにゴミを捨てたり、正直、あまりいい印象はありません」  木下氏は問題発覚後に都民ファーストの会を除名になったが、その後、一人会派「SDGs東京」を立ち上げた。小池百合子都知事は9月17日の定例会見で「私自身も応援したことは大変恥じるべきことだと思っております」と語った。都議会関係者は「小池氏も毅然とした対応を取るべきだ」と話す。 「(木下氏は)7月2日に事故を起こしていますが、小池知事は翌日の3日に木下氏の選挙の応援に入って当選を後押しした。小池知事は自身がいつ、どういう形で事故を知ったのかという経緯をつまびらかにして、木下都議に直接引導を渡す必要があると思います」  居直りを続ける木下氏に対して、東京都には苦情が殺到している。議会局によると、11月12日16時時点で、4297件もの苦情があったという。 「内容は『早く辞めてくれ』という苦情や、議員歳費を返上すべきという意見が非常に多い。12日以降もかなり問い合わせが来ており、件数を集計できる状態にない」(担当者)  木下氏に「ぜひ続けてくれ」という声はあるのか聞くと、「うちの方では全く承ってない」(同)とのことだった。  木下氏は18日午前に議会運営委員会に出席を要請され、各会派からの質問に答えることになっていたが、前日に本人から議会局に「体調が再悪化した」として、欠席を伝えるメールが届いたという。  はたして、木下氏は板橋区民や区議の声をどう受け止めているのか。自分自身で進退を決める時期にきている。(AERA dot.編集部・上田耕司)

    dot.

    11/18

  • 19

    オミクロン株警戒も空港検疫に“穴”? 「抗原検査ではなくPCR検査をすべき」と専門家指摘

     新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の世界的な感染拡大を受け、政府は矢継ぎ早に水際対策の強化に乗り出している。しかし、専門家のあいだで、対策の要である空港検疫の「穴」を指摘する声が上がっている。現在、PCR検査ではなく抗原定量検査を行っているからだ。厚生労働省は「PCRと同等に検査の精度は高い」「PCRは現場への負担が強い」と説明するが、「変異株の侵入を阻止するにはPCRが適切」と識者は批判する。 *  *  * 「東京五輪がないと、ここまで対応が早いのかと驚いています」  こう話すのは、関西福祉大の勝田吉彰教授(渡航医学)だ。  オミクロン株の感染が各国で急拡大していることを受け、岸田文雄首相は29日に外国人の入国禁止を発表。日本人帰国者についても、国が指定する宿泊施設での待機を求める対象国を14カ国・地域から44カ国・地域に強化した。  翌30日にナミビアから帰国した入国者のオミクロン株への感染が初めて確認されると、従来、陽性者と同乗していた乗客については前後2列以内に座った人たちが濃厚接触者の対象になっていたが、同乗者70人全員を濃厚接触者とした。さらに12月1日にペルーからの帰国者が2例目の感染者として報告されると、日本に到着する国際線の新規予約を当面停止するよう各航空会社に要請。その後、予約停止の要請については「混乱を招いた」「予約状況や需要動向にきめ細かく対応していく」などと軌道修正した。  勝田教授はこう話す。 「安倍・菅政権と打って変わって、水際対策に迅速に対応しているのは評価できます。変異株が入ってくるのを100%防ぐことは不可能です。少しでも入ってくるのを遅らせて、感染流行のピークを抑え、医療現場などが対策するための時間を稼ぐことが重要になってくる。これまで感染拡大を防いでこられなかった強い反省があるのでしょう。ただ、重症化しにくいなどのデータがわかり被害想定が軽くなりそうであれば、対策を柔軟に緩和することも必要です」  評価の声があがる一方で、水際対策の「穴」を指摘する専門家もいる。現在、海外から日本に入国する際、空港では感染の有無を確認するため、「抗原定量検査」を実施。抗原定量検査で陽性であったり、判定ができなかったりした場合にPCR検査をしている。これに対し「なぜ初めからより精度の高いPCR検査をしないのか」という指摘だ。  自民党外交部会長の佐藤正久参議院議員は<南ア方面等からの入国者には、水際対策で抗原定量よりPCR検査を多用する柔軟性も必要>などとツイッターで発言。立憲民主党の石垣のりこ参議院議員も<水際で、最も精度の高いPCR検査を国が責任もって行うしかない>と問題提起している。  抗原定量検査とは、専用の機器を使い、ウイルスのもつ特徴的なたんぱく質(抗原)の量を調べる検査のことだ。9月に薬局での販売が承認された抗原検査キットは「抗原定性検査」と呼ばれるもので、抗原があるかどうかを調べる。「定量」検査の方が「定性」検査よりも精度は高いが、PCRには及ばないとされている。  空港の検疫はもともとPCR検査が実施されていたが、昨年7月、抗原定量検査に変更した経緯がある。厚生労働省の担当者によると変更の理由は「PCRと同等程度の感度と特異度(検査の精度のこと)があることと、現場への負担を考慮したものだ」という。  PCR検査は結果が出るまでに数時間かかる一方で、抗原定量検査は30分程度で結果が出るとされる。また、PCRは専門のスタッフが鼻などに綿棒を入れて、粘液を採取する一方で、抗原定量検査は唾液で簡単にサンプルを採取することができる。また、PCR検査は手間に加えて、専門スタッフの感染リスクもあった――。こうした理由で、空港で多くの入国者を検査するためには「抗原定量検査が実効性がある」(担当者)というのが厚労省の言い分だ。  これに対し、PCR検査に詳しい国立遺伝学研究所の川上浩一教授は「抗原定量検査とPCRの感度は明らかに違う。抗原定量検査ではすり抜けが出てしまう」と指摘する。  空港検疫で使われている検査機器と検査キットは富士レビオ(本社:東京都)の「ルミパルス」という製品だ。医薬品の審査などを担う厚生労働省の独立行政法人・医薬品医療機器総合機構が公表している資料を見ると、PCRでは24件を陽性と判定したところをルミパレスの試薬では22件を陽性、2件を陰性とした。また、PCRでは301件を陰性と判定したところを、この試薬は陰性を293件、陽性を8件と判定している。判定が不一致となったのは全て回復期の検体だった。  政府は「同等の感度」と評価しており、専門家のなかでも「PCR検査ができるなら越したことはないが、抗原定量検査の精度は十分に高い」という声もある。しかし、川上教授はこう指摘する。 「国立感染症研究所が出した研究結果でも、PCRのほうが約1千倍感度が高いという結果です。ウイルス保有量が検出限界以下の感染者を見逃す可能性があることを指摘しています。いずれにしろ、感染しているのに陰性となる『偽陰性』、感染していないのに陽性となる『偽陽性』が出てくる懸念があるということです。海外からのオミクロンのような変異株の侵入を阻止するには、PCRがより適切です」  さらにPCR検査の現場への負担については、川上教授は「PCR検査は唾液でもできるし、結果が出るまで50分~1時間」という。試薬製造大手のタカラバイオの担当者も「負担は大きくない」とし、次のように説明する。 「従来のPCR検査はサンプルの前処理だけで1時間かかっていたが、当社の検査キットでは10分以内でできるようになった。検査結果は1時間以内に出ます。また、唾液を採取するだけで検査ができるため、スタッフの感染リスクも大幅に抑えられています。製品の価格は1回あたり約1千円と安いのも特徴です」(担当者)  医療現場でPCR検査を扱う専門家はどう見るか。新型コロナ患者の診療を行っているインターパーク倉持呼吸器内科の倉持仁院長は「空港検疫でPCR検査は可能だ」と主張する。倉持氏のクリニックではPCR検査機器が8台あり、フル稼働させれば1日6千人分の検査はできるという。 「空港検疫をPCRから抗原定量検査に変えた当初に言われていた検査スピードの差は、ほぼないと見ています。検査結果が出るまでの待機所を用意して、迅速に検査ができる体制を整えれば、空港でもPCR検査はできる。要は、やる意思があるかないかの問題。空港検疫の穴をふさぐべきです」  厚労省も「PCRにするべきという議論が出てくれば、当然検討せざるを得ない」(担当者)という。水際対策をより強化するためには、検査方法についても考える視点が必要だろう。 (AERAdot.編集部・吉崎洋夫)

    dot.

    12/3

  • 20

    【ゲッターズ飯田】12月6日の運勢は?五星三心占い「苦労が報われる」金の時計座

     占いは人生の伴走者。芸能界最強の占い師、ゲッターズ飯田さんの「五星三心占い」が、あなたが自分らしく日々を送るためのお手伝いをします。12タイプ別に、毎週月曜日にその日の運勢、毎月5のつく日(毎月5、15、25日)に開運のつぶやきをお届けします。※年内は開運のつぶやきは12月15日、25に配信。 【タイプチェッカー】あなたはどのタイプ?自分のタイプを調べる 【金の羅針盤座】生活リズムを変えるとやる気がわいてきます。好奇心の赴くままに行動すると、貴重な経験ができるかもしれません。少し勇気を出して、気になっていた人に話しかけてみるのもいいでしょう。 【銀の羅針盤座】身近にある不用品を片付けておきましょう。すぐに使わない資料や道具は、机や棚にしまって。もう使わないものは捨ててください。ただし大切なものが混在しているかも。捨てる前によく確認を。  【金のインディアン座】難しそうなことでも「できない」と決めつけるのはNG。「誰かがやっているなら自分もできるかも」と気楽に考えて挑戦すると、よい結果が出るでしょう。何事も簡単にはできません。プロとして働く自分に自信をもって。 【銀のインディアン座】新しい仕事が舞い込んできそう。いままでのメンバーとは違うチームを組む場合もあるでしょう。遠慮したり臆したりせずに流れに乗って、新しい環境を楽しみましょう。大きな成長が期待できます。 【金の鳳凰座】想像していなかった人から助けを求められそう。手を貸すと感謝されて、今後よい関係を築けます。ほかにも頼られることが増える予感。できる限り協力するとよいでしょう。 【銀の鳳凰座】疲れがたまりそう。小さなことでイライラして、不機嫌な態度が表に出てしまいます。深呼吸をして、心を落ち着かせるようにしましょう。仕事で疲れているのは自分だけではないことを忘れないで。 【金の時計座】これまでの苦労が報われます。ただし、ここで手を抜くと運気の流れを逃してしまいます。小さなことにも本気で取り組みましょう。大きなチャンスをつかめます。 ※毎週月曜日に占いが届きます!AERAdot.の公式LINEの友達申請はこちら↓↓↓https://lin.ee/trWiCvV 【銀の時計座】寝坊や忘れ物など、自分でも信じられないようなミスをしてしまうかも。早めの行動と確認作業を怠らなければ、トラブルを回避できます。小さな段差につまずいて転ばないように要注意。 【金のカメレオン座】午前中は集中力を発揮できます。昼食後は、眠気が襲ってやる気を失ってしまう予感。気が抜けているときに限って、重要な仕事が入ってきます。いつまでもボーッとしていないで気を引き締め直してください。 【銀のカメレオン座】今後を大きく左右する日。突然辞令が出たり、仕事の流れが大きく変わる出来事が起きたりしそうです。商談や契約がうまくまとまり、自信がつくことも。何事も先回りして行動するといいでしょう。 【金のイルカ座】予想外のアクシデントに巻き込まれてしまうかも。自分とは関係のないことで責任を負わされてしまうことも。反論すると言い訳をしていると思われるので、グッと我慢して冷静に解決策を考えて。 【銀のイルカ座】判断ミスをしやすい日。周囲からのアドバイスを素直に聞き入れなかったことが原因かも。耳の痛い言葉を無視せず、しっかり反省しましょう。相手が部下や後輩であっても、正しいと思う意見は真摯に受け止めてください。 (『ゲッターズ飯田の五星三心占い2022』より一部抜粋) ※毎週月曜日に占いが届きます!AERAdot.の公式LINEの友達申請はこちら↓↓↓https://lin.ee/trWiCvV

    dot.

    12/6

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

カテゴリから探す