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「写真展」に関する記事一覧

カナダ西部のアダムス川を遡上して産卵し、命をつなぐベニザケの姿
カナダ西部のアダムス川を遡上して産卵し、命をつなぐベニザケの姿 バンクーバーに注ぐフレーザー川の支流、アダムス川はベニザケが産卵のために大挙して遡上する「ビッグラン」で知られる。4年に1度のビッグランの期間中、川の中では生と死の営みが繰り返される。30年以上もアダムス川に通い、ベニザケの姿を撮り続けてきた写真家・岡野昭一さんの作品を紹介します。
私たちの暮らしを支え、心に響く日本の鉄道にまつわる風景
私たちの暮らしを支え、心に響く日本の鉄道にまつわる風景 目の前を通りすぎるトロッコ列車に手を振る園児たち。小さな踏切を渡る小学生。無人駅で遊ぶ子どもたちの姿もある。映画「男はつらいよ」シリーズのロケで使われた駅舎の出入口には小さく犬の姿が写っている。写真家・山崎友也さんが写しとった味わいのある鉄道風景を紹介します。
太古にルーツを持つ木造船でアラビア海に乗り出すインドの漁民
太古にルーツを持つ木造船でアラビア海に乗り出すインドの漁民 インド、ムンバイの北西約450キロにあるポルバンダルの港には「ダウ」と呼ばれる木造船がひしめき合っています。すべて漁船で、1カ月ほどかけてアフリカのほうまで航海し、魚を捕ってきます。子どものころにダウに魅せられ、インドを訪れた写真家・前田宏人さんの作品を紹介します。

この人と一緒に考える

「撮らせてください」「俺を撮りたいのか?」群衆のなかで出会った目ぢからが光る人々
「撮らせてください」「俺を撮りたいのか?」群衆のなかで出会った目ぢからが光る人々 写真家・元田敬三さんはストロボをつけた大きな一眼レフを首から下げ、撮りたいと思う人と出会うまでひたすら街を歩き続ける。撮りたいのは街の熱気に負けないエネルギーを放つ人。「すみません、撮らせてください」と声をかけ、レンズを向ける。撮影をお願いして、断られることはほとんどないという。「撮らせてほしい人って、仕事やお金を稼ぐこと以外に好きなことをやっている人が多いから、ぼくの思いは意外と伝わります」(元田さん)。
森林から身近な場所まで 自然豊かな日本で見られる多種多様な野生動物
森林から身近な場所まで 自然豊かな日本で見られる多種多様な野生動物 バリエーションに富んだ日本の自然にはさまざまな野生動物が暮しています。森と人里が近く、動物たちは人間社会と共存してきました。長野県南部に拠点を構え、半世紀以上にわたって野生動物のありのままの姿を追い続けてきた写真家・宮崎学さんの作品を紹介します。
いまも王様が治めるインドネシアの太古の村からやってきた二人の技能実習生
いまも王様が治めるインドネシアの太古の村からやってきた二人の技能実習生 インドネシアの首都ジャカルタから南へ約100キロ。入り組んだ山岳地帯の奥にカセプハン・シプタゲラ村はあります。カセプハンは、古くからの慣習に沿って生きる人々のコミュニティーを指し、人口は5000人ほど。その中心的存在である王、アバ・ウギがシプタゲラ村に住んでいます。自然と調和した自給自足の暮らしを写した写真家・山下裕さんの作品を紹介します。

特集special feature

    美しい絹織物の原料となる「おカイコさん」の繭をつくる養蚕農家
    美しい絹織物の原料となる「おカイコさん」の繭をつくる養蚕農家 宮城県南部の丸森町はかつて養蚕業が盛んで、1000軒を超える養蚕農家がありましたが、いまは5軒を数えるのみ。写真家の海老名和雄さんは養蚕農家に密着して、小さな幼虫からカイコを育て、繭をとるまでを追いました。撮影の途中、台風の豪雨災害によって、大きな被害を受けた様子も丹念に写しとっています。
    新旧の要素が混在する類例のないユニークな都市空間、東京
    新旧の要素が混在する類例のないユニークな都市空間、東京 東京は江戸時代から地形を巧みに利用して街がかたちづくられてきた。さらに明治から令和にいたる時代を反映して街は変化し続けてきた。山の手地域の谷間につくられた入り組んだ道や、さびやひび割れの目立つ古い建物。なくなってしまうのが残念で愛おしいもの、土着的な何かがにじみ出るようなものを写しとった写真家・喜多研一さんの作品を紹介します。
    真四角の画面で切り取った沖縄の日常。老若男女のポートレート
    真四角の画面で切り取った沖縄の日常。老若男女のポートレート 沖縄の人々を撮影して10年になる写真家・鷲尾倫夫は「ぼくみたいな嫌なジジイはいないと思うんですよ」と、自らを毒づく。「どのへんがですか?」と、問うと、「はっきりとものを言うからね。沖縄では嫌われますよ」。路線バスに乗ってさまざまな場所を訪れた。「ここら辺には観光の人は来ないよ」と、おじいさんに言われつつ、その姿をカメラに収めた。「一杯飲め」と缶ビールを差し出され、足が止まったこともある。そうかと思えば、うさんくさそうな視線を向ける人もいた。それも沖縄の一面。シャッターを切った。

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