正義なき「ウクライナ停戦」で米国が得る“3重の利益” 追従する日本は「戦争で儲ける国」になりたいのか 古賀茂明 今、世界中を大津波が襲っている。国際安全保障の大前提が崩壊しているのだ。 古賀茂明 ウクライナ 停戦 トランプ dot. 3/18
古賀茂明 自民&国民民主による「原発推進」は日本を壊滅させる“愚行” ウクライナの「再エネ加速」に日本が学ぶべきこと 古賀茂明 2月18日、第7次エネルギー基本計画が閣議決定された。最大のポイントは「可能な限り原発依存度を低減する」というこれまでの大方針を放棄して、原発を「最大限活用する」という正反対の方針に切り替え、廃炉した原発基数分の建て替えをこれまでのように廃炉した原発の敷地内に限らず、同じ電力会社の別の原発敷地内でもできるようにしたことだ。 古賀茂明原発ウクライナ dot. 3/4
トランプ大統領就任の余波で独裁者がまさかの「弱気」? ロシア同盟国で逮捕された日本人2人の運命 欧州最後の独裁者。こう呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領が「弱気」を見せている。ロシアと同様、反体制の政治犯を多数投獄しているが、その釈放も続く。唯一の同盟国ロシアがウクライナ戦争で経済難に見舞われるかもしれない――。そんな懸念もほのめかすようになっている。20日に米国の大統領に就任したドナルド・トランプ氏はロシアとウクライナの戦争を早期に終わらせる考えを明確にしているからだ。トランプ就任の余波でいったい何が起きるのか、ベラルーシに不当逮捕された経験のある日本人や有識者らに話を聞いた。 トランプ大統領ウクライナロシアベラルーシ日本人拘束 dot. 1/22
小泉悠 ロシアが日本に強い執着を持つことはない? 対露外交に失敗した日本の戦略はいかにあるべきか 冷戦期以降、北極のバレンツ海と並ぶ弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN)のパトロール海域であり、その周辺には何重もの防衛網が張り巡らされて「要塞」化されていたオホーツク海。日本と隣接し、脅威にも感じるが、日本はどんな対露戦略をとるべきなのか。ロシアの軍事・安全保障を専門とする小泉悠氏が、朝日新書『オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略』から一部を抜粋、引用部分などは削除し、再編集して解説する。 小泉悠ロシアウクライナ dot. 3/23
小泉悠 ウクライナ戦争を継続させる力を持つ“オホーツク海の聖域” その盤石性を小泉悠氏が分析 ロシアにとって、オホーツク海は1974年以降、弾道ミサイル搭載原子力潜水艦(SSBN)の聖域(パトロール海域)に、そして「要塞」となった。そのオホーツク要塞には、遠く離れたウクライナとの戦争にも関係していると指摘するのはロシアの軍事・安全保障を専門とする小泉悠氏だ。その理由や盤石性を朝日新書『オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略』から一部を抜粋、引用部分などは削除し再編集して解説する。 小泉悠ロシアウクライナ dot. 3/22
小泉悠 核使用に「裏マニュアル」は存在せず プーチン本人にさえ分からない「究極の決断を下すとき」 ロシアの侵攻から2年が経過するも出口の見えないウクライナ戦争。長引くにつれ注視されているのが、ロシアによる核使用だ。これまでロシアが公開してきた公式文書から、ロシアの軍事・安全保障を専門とする小泉悠氏がその可能性を分析。朝日新書『オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略』から一部を抜粋、引用部分などは削除し、再編集して紹介する。 小泉悠ロシアウクライナ dot. 3/21
「さだまさし」が語るウクライナ侵攻「何もできないから僕は歌う」 曲が翻訳され静かな反響 ロシアで3月17日に結果が判明する大統領選挙。プーチン氏が再選されるとみられているが、あらためて、ウクライナ侵攻の是非が国際社会から問われている。そんな中、ある日本人歌手の曲がウクライナで注目を集めている。ロシア軍兵士に素手で立ち向かうウクライナの女性。その命がけの抵抗を歌ったさだまさしさんの曲だ。曲は「キーウから遠く離れて」(作詞・作曲 さだまさし)。日本語からウクライナ語へ訳され、その歌詞を読んだ戦時下の人から「胸を打つ」との声もあがる。さださんに、この曲を作った理由と、ウクライナ戦争への思いを聞いた。 さだまさしウクライナロシア大統領選 dot. 3/16
エマニュエル・トッド 世界屈指の知識人エマニュエル・トッドが分析 崩壊が進むアメリカを理解するために必須な2つの概念とは? 家族制度や識字率、出生率に基づき、現代政治や社会を分析し、「ソ連崩壊」から「米国の金融危機」などを予言した、フランスの歴史家エマニュエル・トッド。大統領選を控える2024年のアメリカが崩壊しつつあると指摘する彼は、今のアメリカを「2つの概念」を用いて言い表します。その概念とはいったい何か? 2月13日発売の最新刊『人類の終着点――戦争、AI、ヒューマニティの未来』(朝日新書)から一部を抜粋・再編して公開します。 エマニュエル・トッド人類の終着点朝日新聞出版の本ウクライナ国際情勢政治書籍 dot. 2/29
エマニュエル・トッド 世界屈指の知識人エマニュエル・トッドによる主張 現代は「第二の植民地時代」である。 家族制度や識字率、出生率に基づき、現代政治や社会を分析し、「ソ連崩壊」から「米国の金融危機」などを予言した、フランスの歴史家エマニュエル・トッド。彼は、今こそ、終わりが見えないウクライナ戦争の現実を直視すべきだと言います。そのうえで、トッドがたどり着いた結論とは? 現代は「第二の植民地時代」であると語る真意を、2月13日発売の最新刊『人類の終着点――戦争、AI、ヒューマニティの未来』(朝日新書)から一部を抜粋・再編して公開します。 フランシス・フクヤマ人類の終着点朝日新聞出版の本ウクライナ国際情勢政治書籍 dot. 2/25
フランシス・フクヤマ 基盤を失ったリベラリズムに必要な処方箋とは? 米国の政治学者フランシス・フクヤマとともに考える 1989年に発表した論文「歴史の終わり?」で、西側諸国のリベラリズムが、人間のイデオロギー的進化の終着点なのではないかとの見方を示した、米国の政治学者のフランシス・フクヤマ氏。大統領選を控えるアメリカで、また指摘される分断。それでもリベラリズムが信頼を回復するために必要になる処方箋とは? 2月13日発売の最新刊『人類の終着点――戦争、AI、ヒューマニティの未来』(朝日新書)から一部を抜粋・再編して公開します。 フランシス・フクヤマ人類の終着点朝日新聞出版の本ウクライナ国際情勢政治書籍 dot. 2/24
フランシス・フクヤマ 米国の政治学者フランシス・フクヤマによる分析 “リベラリズムへの不満”の中心にあるものとは? 1989年に発表した論文「歴史の終わり?」で、西側諸国の自由民主主義が、人間のイデオロギー的進化の終着点なのではないかとの見方を示した、米国の政治学者のフランシス・フクヤマ氏。大統領選を控える今、アメリカの人びとのなかには「リベラリズムへの不満」がうずまいている。その理由の分析を披露した2月13日発売の最新刊『人類の終着点――戦争、AI、ヒューマニティの未来』(朝日新書)から一部を抜粋・再編して公開します。 フランシス・フクヤマ人類の終着点朝日新聞出版の本ウクライナ国際情勢政治書籍 dot. 2/19
エマニュエル・トッド 世界的知識人のエマニュエル・トッドが明かす “新たな搾取”を生んだグローバル化の実相とは? 家族制度や識字率、出生率に基づき、現代政治や社会を分析し、「ソ連崩壊」から「米国の金融危機」などを予言した、フランスの歴史家エマニュエル・トッド。グローバル化の問題点を指摘する彼は、欧米列強がもたらしたものは「新たな搾取」であると語ります。その真意を、2月13日発売の最新刊『人類の終着点――戦争、AI、ヒューマニティの未来』(朝日新書)から一部を抜粋・再編して公開します。 エマニュエル・トッド人類の終着点朝日新聞出版の本ウクライナ国際情勢政治書籍 dot. 2/15
フランシス・フクヤマ 世界屈指の政治学者フランシス・フクヤマに聞く 「“歴史の終わり”から35年後の危機」 1989年に発表した論文「歴史の終わり?」で、西側諸国の自由民主主義が、人間のイデオロギー的進化の終着点なのではないかとの見方を示した、政治学者のフランシス・フクヤマ氏。彼は、冷戦終結後も争いが絶えない今の状況をどのように見ているのか。2月13日発売の最新刊『人類の終着点――戦争、AI、ヒューマニティの未来』(朝日新書)から一部を抜粋・再編して公開します。 フランシス・フクヤマ人類の終着点朝日新聞出版の本ウクライナ国際情勢政治書籍 dot. 2/13
国民民主党 急浮上の背景 2024年10月の衆院選で議席を7から28に伸ばし、飛躍を遂げた国民民主党。「視覚検査の数字」と言われていた支持率も野党第1党の立憲民主党を抜き、二桁台を維持(25年3月現在)している。結党以来、党を引っ張ってきた玉木雄一郎代表の好感度も高く、支持者も増えた。ただ、そんな彼の過去を紐解くと、普段見る物腰の柔らかさとは違う「別の顔」もあった。 国民民主党2503
プチ富裕層サバイバル 世帯年収が1千万円を超え、一般家庭よりも裕福に見える「プチ富裕層」。一見、幸福度が高そうですが、都市部の世帯を中心に、実はそうではない一面もあるようです。 プチ富裕層サバイバル 富裕層 AERAマネー
大谷翔平 異次元の躍進 強豪ロサンゼルス・ドジャースへ移籍した昨季、本塁打と打点の2冠に加え、史上初となる“50-50”を達成、さらにはワールドシリーズ制覇という歴史的なシーズンを送った大谷翔平選手。今季はどんな活躍を見せるのでしょうか。二刀流復活への展望を解説します。さらに日本人メジャーリーガー16選手の注目ポイントなど、MLB観戦がより楽しくなる記事をお届けします。 大谷翔平2503
エマニュエル・トッド 世界屈指の知識人エマニュエル・トッドが断言!「西洋はもはや世界の嫌われ者である」 家族制度や識字率、出生率に基づき、現代政治や社会を分析し、「ソ連崩壊」から「米国の金融危機」などを予言した、フランスの歴史家エマニュエル・トッド。彼は、終わりの見えないウクライナ戦争が、世界のリーダーとしてふるまっていた西洋諸国が「世界の嫌われ者」であるという事実を明らかにしたと語ります。その真意を、2月13日発売の最新刊『人類の終着点――戦争、AI、ヒューマニティの未来』(朝日新書)から一部を抜粋・再編して公開します。 エマニュエル・トッド人類の終着点朝日新聞出版の本ウクライナ国際情勢政治書籍 dot. 2/10
小長光哲郎 ウクライナが「すべて取り戻す」は難しい 停戦に向けたベターなシナリオすら困難な理由 終わりが見えないウクライナ戦争。いまどんな状況なのか、今後の展開はどうなるのか。慶応義塾大学法学部教授・大串敦さんに聞いた。AERA 2024年1月1-8日合併号より。 ウクライナ AERA 1/6
米倉昭仁 「ダメなのは戦争じゃない」 ウクライナの戦場を3回訪れた写真家・渋谷敦志がたどり着いた境地 渋谷敦志さんは20年以上、世界各地で難民や貧困、さらには自然災害の現場に生きる人々を写してきた。 アサヒカメラ渋谷敦志ウクライナ dot. 12/23
古田真梨子 ウクライナNATO加盟に慎重な米国 「ロシアの反応を過度に恐れている」東野篤子・筑波大教授が指摘 ロシアがウクライナに侵攻してから1年半。いまだ終結への道筋が見えない。背景にあるロシアと米国の思惑、その責任は。長期化するウクライナ戦争について、東野篤子・筑波大学教授に聞いた。AERA 2023年8月14-21日合併号の記事を紹介する。 ウクライナ AERA 8/13
小長光哲郎 米国やゼレンスキー氏に偏る論調を指摘「終結に向け別の視点も重要」 ウクライナ戦争を元外交官・孫崎享さんが読み解く ウクライナ戦争の終わりが見えない。背景にあるロシアと米国の思惑、その責任は。長期化する戦争について、元外交官で評論家の孫崎享さんに聞いた。AERA 2023年8月14-21日合併号の記事を紹介する。 ウクライナ AERA 8/12
軍事侵攻後「日本から受けた愛情が支えになった」 ウクライナのバレリーナが語る感謝の理由 ロシアによる軍事攻撃の悲惨さをたとえ一時でも忘れてほしい。ウクライナの首都キーウでは、そんな願いを込めてウクライナ国立バレエ(旧キエフ・バレエ)が劇場公演を続けている。陰ひなたでその活動を支える日本人たちがいて、ウクライナバレエの伝統の灯は消えていない。それだけにウクライナのダンサーたちは日本公演に大きな喜びを感じるという。プリマ・バレリーナのオリガ・ゴリッツァさんが、21日から始まる日本公演を前に、取材に応じた。(岡野直) ウクライナバレエ軍事侵攻 dot. 7/9