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米倉昭仁

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米倉昭仁の記事一覧

主婦が主婦を食い物に…旧統一教会の献金被害 「子育ての後に何かしたかった」悲しき入信の動機
主婦が主婦を食い物に…旧統一教会の献金被害 「子育ての後に何かしたかった」悲しき入信の動機 まもなく安倍晋三元首相銃撃事件から1年になる。消費者庁によると、事件のあった昨年7月以降、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に関する被害相談が急増したが、被害者の多くが高齢の女性という。そして人々の不安をあおり、「献金」を集める役目を担ったのが主婦信者。つまり、被害者も加害者も主婦、という構図が見えてくる。全国霊感商法対策弁護士連絡会の代表世話人である山口広弁護士が監修した著書もあるジャーナリストのいのうえせつこさんは、1980年代からさまざまな新宗教を取材してきた。『女性の自立をはばむもの――「主婦」という生き方と新宗教の家族観』(花伝社)を出版したばかりのいのうえさんに、主婦が旧統一教会の担い手になってきた実態を聞いた。
「人生の10年を部活に奪われた」小学校教諭の叫び 部活顧問は「労働問題」、拒否できると指摘
「人生の10年を部活に奪われた」小学校教諭の叫び 部活顧問は「労働問題」、拒否できると指摘 厳しい職場環境から、ブラックな仕事と言われるようになった「教師」という職業。その激務の原因の一つが、部活動の顧問だ。経験がない競技の指導を任され、休日返上で長時間労働を強いられる。しかもそれは本来の仕事ではない――。「顧問は拒否できる」と呼びかけ、引き受けるかどうかを選べる職場をめざして2021年に設立された任意団体「全国部活動問題エンパワメント(PEACH:ピーチ)」。参加する組織は全国に広がり、現在は北海道から九州・沖縄まで24団体を数えるほどになった。部活の指導を学校外に委ねる「地域移行」が進むなか、PEACHの代表で愛知県の小学校教諭、加藤豊裕(あつひろ)さんに、顧問を強いられる教師たちの現状について聞いた。
さいたま市のPTA協に1千万円超の使途不明金 「子どもを預けられない」と小学校のPTAが脱会決議
さいたま市のPTA協に1千万円超の使途不明金 「子どもを預けられない」と小学校のPTAが脱会決議 さいたま市の小学校のPTAが5月、市内の小学校のPTAでつくる上部団体「さいたま市PTA協議会」(市P協)から脱会することを、定期総会で決めた。きっかけは昨年に発覚したという、1千万円を超える多額の使途不明金問題。何のための支出だったのか、会長をはじめ役員全員が「誰も知らない」という不可解な事態に、「子どもの手本」となるPTAづくりを進めてきた親たちが不信感を募らせた末、「三下り半」を突きつけた形だ。
「こども誰でも通園制度」は海外では常識 「保育士と学校教員の賃金は同等な国が多い」と専門家
「こども誰でも通園制度」は海外では常識 「保育士と学校教員の賃金は同等な国が多い」と専門家 3月末に岸田内閣が打ち出した「異次元の少子化対策」の試案には、親の働き方に関わらず利用できる「こども誰でも通園制度(仮称)」の創設が盛り込まれた。今年度から、定員に空きのある保育園で週に1~2日ほど、子どもを預かるモデル事業を始めるという。すでに保護者の就労に関係なく利用できる「一時預かりの定期利用」を始めた保育園もある。宮城県仙台市にある「おうち保育園かしわぎ」もその一つだ。一時預かりとはどのような仕組みなのか、利用者の声を聞いた。
入学試験の成績と卒業時の成績には相関がない 東工大学長が語る「入試で燃え尽きない人の特徴」とは?
入学試験の成績と卒業時の成績には相関がない 東工大学長が語る「入試で燃え尽きない人の特徴」とは? 必死に受験勉強をして憧れの大学に入学したものの、「こんなはずじゃなかった……」。それまで思い描いていたこととのギャップにストレスを感じてしまう新入生は少なくない。これに対して、東京工業大学の益一哉学長は「高校生のときに考えていたことと違っていたなんて、当たり前のこと。でも大学に入って1カ月では何もわからない。むしろ、『こんなはずじゃなかった』と考えるのは成長する過程のワンステップ。なので、焦らなくていいと言いたい」と、エールを贈る。
ChatGPTで書かれた読書感想文が人間かAIなのか「判別難しい」は本当か コンクール主催者が覚えた違和感
ChatGPTで書かれた読書感想文が人間かAIなのか「判別難しい」は本当か コンクール主催者が覚えた違和感 対話型AI(人工知能)「ChatGPT(チャットGPT)」を使えば読書感想文などが瞬時に作成できることから、学習への影響を懸念する声が報じられている。ところが、「それは本当かな、と思います」と、全国学校図書館協議会の設楽敬一理事長は疑問視する。同協会が主催する青少年読書感想文全国コンクールには毎年、約300万人の子どもたちが応募する。設楽理事長はむやみに危機感を訴えるのではなく、むしろチャットGPTと共存することで子どもたちに考えながら読む力を身につけさせることができるのではないかという。
ママ友からの攻撃にPTA役員は「もたないかも」と泣いた 母親たちを敵に回したPTAの「改革」
ママ友からの攻撃にPTA役員は「もたないかも」と泣いた 母親たちを敵に回したPTAの「改革」 PTAというのは不思議な組織だ。任意加入の団体で、活動はボランティアのはずなのに、多くの保護者は不平不満を抱きながら嫌々活動している。ところが、それを見直そうとすると古参の役員は徹底的に抵抗する。「今までこのやり方でやってきたんです」と。筆者が小学校でPTA会長を務めていたとき、この言葉を何回聞いたことか。不必要な活動をなくすため、会則を全面改正するのに4年もかかった。その際、心の支えとなったのが現在、千葉県船橋市PTA連合会で顧問を務める宮下博さんだ。宮下さんは同市の習志野台中学校でPTA会長だった4年前、組織を解体し、激しい抵抗を受けながらまったく新しいPTAを立ち上げた。

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