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日本人男性と離婚で失った在留資格 フィリピン人母娘は読み書きができずに社会で孤立の不安
移民のルーツをもつ子どもたちが集まる、大阪・ミナミの「Minamiこども教室」。この教室に通う子どもたちの半数ほどが、フィリピンをルーツとしている。ほとんどがフィリピン人の母、日本人の父をもち、シングルマザーの家庭も多い。その背景には「繁華街ミナミ」という土地柄があった。ロンドンの大学院で「移民」について学び、この教室でボランティアをしている朝日新聞記者・玉置太郎氏の新著『移民の子どもの隣に座る 大阪・ミナミの「教室」から』(朝日新聞出版)には、フィリピン人女性が日本に増えた理由と、そこで起こる問題が記されている。一部を抜粋、再編集し、紹介する。