
今季の巨人は苦しい戦いが続いている。怪我・故障者が多くベストメンバーが組めない状況に、阿部慎之助監督もストレスが溜まっているのがわかる。
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巨人は交流戦を6勝11敗1分の11位と調子に乗れないままで終えた。レギュラーシーズンが再開する前日練習後、指揮官は今後の方針について口を開いた。
「上位のチームと当たるからなんとか食らいついて、なんとか良い形でオールスターまでいけるように……」
主力選手に怪我・故障者が多く、調子が上がらない選手もいる。戦力が揃うまでは我慢、上位チームから離されないようにするしかない。しかし7月2日からの首位・阪神との3連戦(甲子園)で3連敗するなど、調子に乗れない日々は続く。
「“ヤ戦病院”と呼ばれるヤクルトに注目が集まるが、うちも負けないくらい酷い……」と、巨人関係者は現状について語ってくれた。
「阿部監督をはじめ首脳陣は頭が痛いはず。攻撃陣では岡本和真と丸佳浩が怪我・故障で戦列を離れ、坂本勇人やエリエ・ヘルナンデス、そしてFA加入した甲斐拓也は不調。ベストオーダーが組めないまま、ここまで来てしまった」(巨人関係者)
丸は3月のオープン戦で右大腿二頭筋筋損傷、岡本は5月6日の阪神戦(東京ドーム)で左肘靱帯損傷してしまう。丸は5月終わりに1軍復帰を果たすも、岡本の復帰メドは立たないままだ。
「調子の上がらない選手は自分自身で踏ん張ってもらうしかない。岡本に関しては傷が癒えるまで待つしかない。どちらにせよ時間はかかりそうなので、今いる選手たちでやりくりするしかない」(巨人OB)
攻撃面ではレギュラーを掴みつつある泉口友汰、増田陸、4番を任されることもある吉川尚輝らが中心となって、「粘り強い攻撃」をするしかなさそうだ。