「共同親権」が成立した後に、続々と「共同親権の問題点」を伝えるニュースが流れました。
審議前には、ほとんど報道しなかったのにです。
これなんか政府への忖度じゃないかと僕は思っています。政府が進めようとしている法案の問題点は、なるべく取り上げない、という考えです。だからこそ、法律が成立した後に、「じつは、こんなに問題のある法律なんです」と後から言うしかないのだろうと思っているのです。
報道に対して、政府や政治家から文句が来た、という事実がちらほらと知られるようになりました。テレビ局の偉い人が、政府の顔色をうかがえばうかがうほど、テレビはどんどんつまらなくなって、テレビ離れは進んでいくと、僕は哀しい気持ちになっています。
テレビとネットは敵対するものではなく、テレビはまだまだ可能性に溢れていると思っています。
大河ドラマや朝ドラは、ネットで大きな話題になります。いい意味でも悪い意味でも、まだまだ、テレビが国民の意思を形成していると思っています。
そのためには、「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」できるテレビになればいいなあと思っているのです。