
比叡山を焼き討ちした細川政元と、武田信玄・上杉謙信が象徴する「合理的な信仰」とは? 歴史系YouTuberと研究者が語る「戦国の幕開け」
空中飛行に、狐の妖術。室町末期を生きた細川政元は、足利将軍を追放するなど戦国時代の引き金を引いたキーパーソンでありながら、魔法習得の修行に没頭した、史上稀に見る権力者だ。 その派手な行動に比して知名度が低い存在だったが、細川氏を研究している古野貢教授が『オカルト武将・細川政元』を上梓し、スポットライトを当てている。 もう一人、本書をもとに細川政元についてYouTubeで解説動画を投稿したのが、歴史系YouTuberのミスター武士道さん。わかりやすい歴史解説動画が人気を博し、チャンネル登録者が20万人を超える人気YouTuberだ。 本書を読んだというミスター武士道さんと、古野教授の対談が実現。後編となる今回は、政元が実行した「比叡山焼き討ち」などについて語ってもらった。