悲嘆や逆境の連続だった紫式部が至った最後の境地 人生を見つめ、そして目覚めた先にあったものとは
父の失職や身内との死別、同僚からのいじめなど、多くの苦難を背負ってきた紫式部。『紫式部集』では、逆境に生きた紫式部が至った最後の境地が詠まれているという。平安文学研究者・山本淳子氏の著書『平安人の心で「源氏物語」を読む』(朝日選書)から一部を抜粋、再編集し紹介する。
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