「死後離婚」でハッピーのはずが…後戻りできずトラブルになる場合
週刊朝日亡くなった配偶者の父母やきょうだいら親族との関係を断ち切るための「姻族関係終了届」。ワイドショーで繰り返し特集され、「死後離婚」の通称で一時は大きな注目を集めた。だが、後戻りできない同制度はトラブルも多いという。* * *「2015~17年ごろには、『死後離婚を考えている』という相談が年間数十...
亡くなった配偶者の父母やきょうだいら親族との関係を断ち切るための「姻族関係終了届」。ワイドショーで繰り返し特集され、「死後離婚」の通称で一時は大きな注目を集めた。だが、後戻りできない同制度はトラブルも多いという。* * *「2015~17年ごろには、『死後離婚を考えている』という相談が年間数十...
年を重ねれば誰もが考え始めるのが「家じまい」。大きな家を売ってマンションを終のすみかにした人、子どもに自宅を譲り、高齢者ホームに移る人、家を売ろうとしたけど、最後まで自宅となった人も……。家じまいを考える上での注意点を専門家たちと考えていきたい。 老人ホームへの入居相談...
年齢を重ねれば誰もが考える「家じまい」。ただ、終のすみかを考える前に、「家とは」を問う必要もある。「家が生きがい」という池畑慎之介さん(ピーター)に話を聞いた。* * * 家は人生の基盤です。「そこに帰りたい」と思うような住まいを選び、そこに暮らすことこそが...
大好きなわが家に、死ぬまでずっといたい──。こう思うのは自然なことだ。でも子どもたちの負担にはなりたくないし、自由に生きたいからと「家じまい」をし、高齢者施設に入居する人たちがいる。自分自身で施設を選び、決断し、笑顔で暮らす3人を紹介しよう。 沖縄の言葉で「助け合い」を意味する「ゆいま~る」。サー...
「年をとったら無駄なものが見えてくる。人間には整理しなきゃいけないときがやってくるんだよ」 こう話すのは、俳優の中尾彬さん(78)。妻で女優の池波志乃さん(66)と「終活夫婦」として知られる。公正証書遺言も作成済みで、すでに「彬デザイン」という墓も建てている。 積極的に終活を行うようになったのは志乃...
「終活」という言葉が生まれてから10年あまり。終活をテーマにした書籍の発行やセミナーの開催などが頻繁にみられるようになり、今日の超高齢社会に定着した感がある。 現在発売中の週刊朝日MOOK『定年後からのお金と暮らし2021』では、あらためて終活のポイントを取材した。一緒にみてみよう。* * * ...
人生の最期を迎えるにあたって、夫婦や親子、きょうだい、家族であっても相手が大切にしている価値観や譲れないこと、気がかりなことを知っているとは限らない。「日常で言葉のかけらを拾い集める」といっても、なかなか、きっかけがつかめないこともある。 そんなとき、カードゲームをしながら対話をしてみるのはどうだ...
新型コロナウイルス感染拡大によって、限りある命の大切さを改めて意識した方も多いのではないか。こんなときだからこそ、人生の最期の時期についての思いを聞き、かなえるためのプロセス「人生会議」について考えてみたい。自分が思い描く人生を生ききるために──。医療ジャーナリストの福原麻希氏が事例をもとに解説す...
終活ブームで信託銀行などがこぞって力を入れる「遺言信託」。「銀行に任せれば安心」と考えて、安易に飛びつかないほうがいい。よく確認しないまま利用すると思わぬ費用がかかったり、かえって損をしたりするケースが相次いでいる。* * *「よくわからないまま契約してしまうところでした。きちんと説明や相談が...
最近10年で作成件数が約4割増えた公正証書遺言をめぐり、問題を指摘する声が上がっている。遺言する側が認知症の場合だ。子どもの一人が、親の判断能力の衰えにつけ込んで自分に有利なように遺言を書かせ、遺産を独占してしまう。知っておきたい遺言書の「落とし穴」と対策を紹介する。* * * 長女の知子さん...