写真家・公文健太郎 半島という「点」を淡々とつないで見せる日本の姿
dot.写真家・公文健太郎さんが北海道から鹿児島県まで全国8つの半島を撮り歩いた作品集『光の地形』(平凡社)を出版した。これまでの『耕す人』(平凡社)、『地が紡ぐ』(冬青社)、『暦川』(平凡社)に続くシリーズの4冊目となる。公文さんに聞いた。 公文さんが「半島」をテーマに撮っていることを知ったのは2年前。...
写真家・公文健太郎さんが北海道から鹿児島県まで全国8つの半島を撮り歩いた作品集『光の地形』(平凡社)を出版した。これまでの『耕す人』(平凡社)、『地が紡ぐ』(冬青社)、『暦川』(平凡社)に続くシリーズの4冊目となる。公文さんに聞いた。 公文さんが「半島」をテーマに撮っていることを知ったのは2年前。...
インターネットで検索すれば、すぐに無数のエロ動画や写真を見つけることができる現在からすれば、かつて、「散々悩んだ末にこっそりと自販機本(1970~80年代に自動販売機で販売されていた成人向け雑誌)を買いに行ったことがある」「橋の下に捨てられたエロ本を見つけて思わず興奮した」といった体験談には隔世の...
SNSには無数の自撮り写真がアップされているが、写真家・マキエマキさんの “自撮り人妻熟女”写真はひときわ強烈な存在感を放っている。現在、54歳のマキエマキさんは、ラブホテルやうらびれた路地裏などに赴いて自撮り撮影を行い、“昭和B級エロ”を表現し続け...
クジラの作品で世界的に有名な写真家・水口博也さんが写真集『黄昏 In the Twilight』(創元社)を出版した。南極からアフリカのサバンナまで、世界中を巡り、黄昏どきの光のなかで写した作品を収めている。水口さんに話を聞いた。 水口さんは本書をつくった動機について、あとがきでこう書いている。<ふ...
写真家の徳永克彦さんが『X 未踏のエンベロープ』(ホビージャパン。文:武田賴政)を出版した。表紙には大きく、試作機を表す「X」の文字。オビには「新鋭機開発に命を懸けるテストパイロット集団」とある。本書は彼らが操縦する多彩な自衛隊機の迫力ある姿が楽しめるレアな写真集なのである。徳永さんに話を聞いた。 ...
写真家・小松健一さんが『写真家の心 詩人の眼』(本の泉社)を出版した。本書に収められているのは、大竹省二、石川文洋、竹内敏信、田沼武能、田村茂、丹野章、中村征夫、水越武、渡辺義雄……戦後日本の写真界を代表するそうそうたる写真家ついて書かれた文章や対談、インタビューである...
写真家・高橋健太郎さんが写真集『A RED HAT』(赤々舎)を出版した。この本は2017年に施行された改正組織犯罪処罰法をきっかけに知った「生活図画事件」(詳しくは後述)の当事者を追った異色の写真集である。写真を生業とする自分も無関係ではいられない「最初、彼らに取材したとき、『写真を撮ってどうす...