多様化する写真表現……第49回木村伊兵衛写真賞 選考を振り返って 故・木村伊兵衛氏の業績を記念して1975年に創設された木村伊兵衛写真賞は、各年に優れた作品を発表した新人写真家を対象に表彰し、写真関係者からアンケ―トによって推薦された候補者の中から、2回の選考会によって決定されます。 木村伊兵衛写真賞大西みつぐ長島有里枝今森光彦澤田知子 3/27
【選考委員のことばを全文掲載!】第49回木村伊兵衛写真賞は長沢慎一郎氏が受賞 第49回「木村伊兵衛写真賞」(主催・朝日新聞社、朝日新聞出版)が、長沢慎一郎氏とその作品に決定しました。長沢氏には賞状と賞牌(しょうはい)、副賞100万円が贈られます。 木村伊兵衛写真賞第49回木村伊兵衛写真賞受賞者長沢慎一郎大西みつぐ今森光彦澤田知子長島有里枝朝日新聞社朝日新聞出版 3/27
米倉昭仁 ディズニーランドもタワーマンションもなかった「湾岸」と「下町」を撮り続けてきた写真家・大西みつぐ 大西みつぐさんは半世紀にわたり東京の下町や近郊の町に暮らす人々や風景を写してきた。そんな大西さんがずっと気になってきたのが東京ディズニーランドだという。 アサヒカメラ大西みつぐ写真展写真集 3/28
5人の作家がノミネート! 第47回木村伊兵衛写真賞 写真家の故木村伊兵衛氏の業績を記念し、1975年に創設された木村伊兵衛写真賞は今年度、第47回を迎えました。先日一次審査が行われ、ノミネート作家とその作品が決定しました。 ノミネート大西みつぐ平野啓一郎木村伊兵衛写真賞澤田知子長島有里枝 2/9
米倉昭仁 コロナ禍で一変した「東京の水辺」に集う人々を追った写真家・大西みつぐ * * * コロナ禍が始まったとき、こんなに長引くとは、誰が想像しただろう。不要不急の外出自粛が要請され、そのなかで多くの人々が閉塞感を深めた。長年、人と風景を写すことをなりわいとしてきた大西みつぐさんもその1人だった。 NEWCOASTアサヒカメラ写真家写真展大西みつぐ 9/16
コロナ禍の2年間 東京の海辺を訪れた人々の記録 1952年、東京・深川生まれの写真家・大西みつぐさん。「チャキチャキっていうか、下町の典型みたいなところ」で育った。そんな大西さんは長年、東京・葛西臨海公園にやってくる人々を写してきた。ところがコロナ禍で人の姿が消えると、風景も精彩を失った。「見慣れた場所で撮ることが楽しいというより、むしろ苦しい」。つらい気持ちを引きずりながら東京の海辺を歩き、風景と人を写しとった記録。 NEWCOASTアサヒカメラエプサイト写真展大西みつぐ 9/16