「写真展」に関する記事一覧

「福」を求めて「死力」を尽くす男たち はだか祭りで人間の“野生”を撮る写真家・甲斐啓二郎

「福」を求めて「死力」を尽くす男たち はだか祭りで人間の“野生”を撮る写真家・甲斐啓二郎

*   *   * 甲斐啓二郎さんの撮影テーマは祭りだ。 躍動感あふれる神輿(みこし)、あざやかな浴衣姿、楽しい屋台――祭りの写真といえば、そんなイメージが浮かぶかもしれない。しかし、甲斐さんが写す祭

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  • 「誘拐結婚」をきっかけに訪れたキルギスで感じた日本人との共通点 写真家・重信正嗣

    *   *   * 2017年夏、重信正嗣さんは中央アジアの国、キルギスを訪れた。すると、日本人にそっくりな顔の人たちと出会った。「ほんとに自分の友人じゃないか、と人違いするくらい同じ顔の人がいました

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  • もう一つの祖国カナダからアラスカ州・デナリへ 自分のルーツを旅した写真家・野辺地ジョージ

    *   *   * 昨年夏、野辺地(のべち)ジョージさんはカナダ西部のバンクーバーからアラスカ州・デナリ(旧マッキンリー、標高6190メートル)へ、車で旅をした。「久しぶりに燃えた、というか、撮影した

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  • スポーツ写真は「ブレて」もいい 写真家・高須力があえて“遅い”シャッター速度で撮る理由

    *   *   * スポーツ写真へのほめ言葉として、よく「この写真は躍動感がある」と言われる。しかし、そこに写る選手の動きは止まっている。なのに、人はなぜ「躍動感」を感じるのか、高須力さんは真剣に考え

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  • 写真家・野村誠一はなぜグラビアを撮り続けてきたのか 「コンプレックスの塊だったから」と語る原点

    *   *   * 野村誠一さんの写真を目にしたことがない人はまずいないだろう。これまで50年ちかく雑誌やテレビ、広告などの仕事で活躍してきた。撮影した著名人は枚挙にいとまがない。「写真集なんて、40

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  • コロナ禍で亡くなった祖父母はなぜ故郷の種子島を離れなければならなかったのか 写真家・高重乃輔

    *   *   * 誰もが幸せな人生の終え方を望み、それを思い描くだろう。しかし、些細なことが原因で、想像だにしなかったかたちで亡くなることもある。写真家・高重乃輔さんの祖父母もそうだった。 3年ほど

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  • 消えゆく「昭和のストリップ劇場」 女性写真家・松田優が写す「裸」の先にある人生の舞台裏

    *   *   * 2月21日からキヤノンギャラリー銀座で写真展「その夜の踊り子」が開催される。作者の松田優さんが追ったのは昭和の雰囲気が残るストリップ劇場の踊り子たち。「自分の写真が作品として世に出

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この人と一緒に考える

  • 認知症の祖母の面倒を見る「ヤングケアラー」の写真家・中山優瞳 撮ることで見えた介護の“本質”とは

    *   *   * 日本大学芸術学部で写真を学ぶ中山優瞳(ゆめ)さんはいわゆる「ヤングケアラー」だ。 父親に代わり、認知症の進む1人暮らしの祖母の世話をしている。2度の離婚を経験した父親は祖母との折り

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  • 中国の「白血病村」で目にした残酷な現実 写真家・鄒楠

    *   *   * 白血病の患者とその家族たちを3年にわたって写した作品「燕郊物語-中国の白血病村」が名取洋之助写真賞奨励賞を受賞した。撮影したのは中国人の写真家・鄒楠(すう・なん)さん。 北京郊外の

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  • 「自分は少女のまま消えるはずだった」 パリで活躍したモデルが写真家・安珠になるまで

    *   *   * 写真家としての出発点は「少年少女の物語だった」と語る写真家の安珠さん。 1月18日から写真展「A girl philosophy-ある少女の哲学」を開催するが、その作品は自身の&l

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  • ドヤ街、ストリップ小屋、タイガーマスク…都会の“タイムスリップ”を撮り続ける写真家・善本喜一郎

    *   *   * 善本喜一郎さんの写真集「東京タイムスリップ」シリーズが好評だ。 ページをめくると、40年ほど前の懐かしい東京の街と風俗が目に飛び込んでくる。その横には現在の同じ場所の写真が並び、東

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  • 真珠湾攻撃から81年 パールハーバーに飾られた「禎子の折り鶴」の意味 写真家・尾辻弥寿雄

    *   *   *「新高山(にいたかやま)登レ一二〇八」 この暗号電文を受信した日本海軍機動部隊は1941年12月8日、ハワイ・パールハーバー(真珠湾)を攻撃。太平洋戦争が始まった。 それから73年後

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  • 科学工業現場の“内部”を写し続ける写真家・西澤丞 「福島第一原発は“撮ってはいけない”ものばかり」

    *   *   *「問題解決型写真家」を名乗る西澤丞さん。「写真を通じて日本の現場を応援したい」と、私たちの暮らしを支える科学や工業の現場を写してきた。 福島第一原発の廃炉作業、核融合研究所、製鉄所、

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この話題を考える

  • 東京・新宿のラッシュアワーを撮り続ける写真家・大西正 「憂鬱な気持ちが固まって映像になる」 

    *   *   * これまで、多くの写真家が撮影してきた東京・新宿の街。 大西正さんの作品の面白さのひとつは、新宿を撮るために通うのではなく、日々の通勤途中に写すという撮影スタイルにある。「外国人がよ

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  • 木村伊兵衛写真賞作家・藤岡亜弥が“よそ者”だから撮れる「広島」と「原爆ドーム」

    *   *   *「内容がベタすぎて、わかりやす過ぎるんじゃないかなあ」 インタビュー中、藤岡亜弥さんはちょっと心配そうに、繰り返し口にした。 それは11月12日から入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催

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  • ロシアの世界戦で“地獄”をみた「36歳のプロボクサー」の生きざまを撮り続ける写真家・吉岡天平

    *   *   * 吉岡天平さんがプロボクサー小原佳太選手(三迫ジム)に密着し、本格的に撮影を始めたのは2016年9月、モスクワで行われた試合からだった。対戦相手はロシア人のIBF世界スーパーライト級

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  • 故郷・秋田に背を向けていた写真家・高橋智史が追った「ナマハゲ」と「ハタハタ漁」

    「泣く子はいねぇが~」 鬼のような風貌で大声で叫ぶ秋田名物のナマハゲ。それを高橋智史さんが初めて見たのは小学生のころだった。「確か初夏だったと思います。秋田市内の実家から家族で男鹿半島を訪れた。まだ小

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    10/26

  • 「若いときは死に憧れた」と語る写真家・五島健司が撮り続けた「墓守桜」と「幽玄」の美

    *   *   * 五島健司さんの心の中には燦然(さんぜん)と輝く「松林図屏風」があるという。 国宝・松林図屏風は安土桃山時代の絵師・長谷川等伯が描いた作品で、水墨画の最高傑作の一つと言われる。もやに

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  • ウクライナ住民を強制移住させるロシアの「シベリア送り」 その体質は今も変わらない 写真家・野町和嘉

    *   *   *「本当にこの写真のことはまったく忘れていた。ロッカーの一番奥に放り込んであった。ところが、ウクライナの状況を見て、これは、と思って30年ぶりに引っ張り出した。いまロシアが行っているこ

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