また、辻氏は厳しさだけではなく、選手と気さくに話す姿などもベンチでは目立っていた。現代の監督には必要な要素である“コミュ力”も備えている。

 気遣いもできる人物で、かつては「監督と選手」という立場でともに戦った松井監督に対して「まだ若いしね。これからもずっと勉強していくでしょうし、野球界のために、その時のためにもしっかり準備して欲しい」と“再登板”への期待を込めたコメントをしている。

 現場から退いて、まだ時間は経っていないが古巣のピンチを救うべく再びユニフォームを着ることはあるのだろうか。また、西武だけではなく他球団との関係性も良く、5月28日には中日の本拠地バンテリンドームでの始球式にも登場。SNSでは立浪政権後に辻監督の就任を望む声もちらほらあった。まだ、シーズンの残り試合も多いため、ここで挙げた3チームの逆襲もあるかもしれないが、このまま……ということになれば辻氏が誰かしらのバトンを受け取る可能性もありそうだ。 

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