ふらっと「家出離婚」が急増 世代問わず、夫は訳が分からず (2/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ふらっと「家出離婚」が急増 世代問わず、夫は訳が分からず

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夏目かをる週刊朝日#夫婦#離婚
※写真はイメージです (Getty Images)

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「ふらっと家を出てそのまま離婚というケースが、年代を問わずに増えています」

 そう指摘するのは、1992年に「離婚110番」を開設以来、延べ3万9千人の相談を受け、また夫婦問題のカウンセラーとして多くのメディアでも取り上げられている澁川良幸氏だ。

「年末に妻が子供を連れて家を出ていき、年明けから別居あるいは離婚と、妻が計画的に離婚を進めるケースはこれまでもありました。ところが最近は妻が『ゴミ出しに行く』『コンビニに行く』などと言ったきり、帰ってこないまま、離婚に至るケースが目立っています」(澁川氏)

 ふらっと家出離婚は、突発的に家出をしたケースと、計画的に離婚をしようとしていたがタイミングがつかめなくなった揚げ句、ある日ふらっと家出してみたら成功したというケースに分かれるという。五十嵐さんと三上さんの場合は後者だ。

 五十嵐さんは頭を抱えながら、「代理の弁護士によると、10年前に私が定年退職したと同時に、妻は熟年離婚を実行するつもりだったそうです。ところが準備不足でずるずると延びてしまい、そのため長年にわたって離婚のチャンスを狙っていたというんですよ。息子には離婚の意思を打ち明けていて、荷物も少しずつ移していたんです」と嘆く。

 そして「子育てに協力してくれなかったこととか、私が仕事に熱中するあまり、家庭を顧みなかったこととかに不満を抱いていたそうです。しかし夫と妻という役割を互いに担っていただけでしょう。それが離婚の原因になるなんて、にわかに信じがたいです」と、今でも五十嵐さんは妻の離婚の理由に納得がいかない。

 一方、三上さんの場合も妻が娘にあらかじめ離婚の意思を伝えていた。過去に複数回あった三上さんの浮気が原因だと娘が説明したという。

「でも妻は許してくれると思っていました。私はもう女遊びができるような年齢でもないので、これからは妻と一緒に旅行にでもと思っていた矢先だったのに」と、三上さんは悔しそうに拳を握る。


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