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「病院」に関する記事一覧

日本の高齢化と孤独……精神科医と考える「どうして高齢者のうつは増えたのか?」
日本の高齢化と孤独……精神科医と考える「どうして高齢者のうつは増えたのか?」 はじめまして、私は精神科医の馬場元です。老年精神医学の専門医として働いています。もちろん、高齢の方ばかりではなく、感情障害を持つ若い方など、メンタル治療においても数多くの患者さんを診てきました。    前回の「認知症予防と治療」は読んでいただけましたか? 新年の今だからこそ、認知症を解き明かして人生100年時代に備えましょう。今回は「急増する高齢者のうつ」をお届けします。    家族や友人、もちろん大切な自分のためにも、ぜひ、ご覧ください。
認知症になってからでは遅い? 難聴でも、補聴器がつけられなくなることも…
認知症になってからでは遅い? 難聴でも、補聴器がつけられなくなることも… 難聴は聞こえの問題だけでなく、認知症とも大きな関わりがある……2017年のアルツハイマー病協会国際会議では、「認知症のうち約35%は糖尿病や高血圧などの予防可能なリスクに起因し、なかでも難聴はそのうちの9%を占める最大のリスク因子である」という報告がされました。脳への刺激がなくなると、情報処理の機能が下がってしまうというのです。
長生きしたら必ず人は認知症になる? 認知症予防と治療法、新薬の承認申請も進む
長生きしたら必ず人は認知症になる? 認知症予防と治療法、新薬の承認申請も進む 私は精神科医の馬場元です。老年精神医学の専門医として働いています。もちろん、高齢の方ばかりではなく、感情障害を持つ若い方など、メンタル治療においても数多くの患者さんを診てきました。    前回の「認知症は病名ではない!?」は読んでいただけましたか? 新年の今だからこそ、認知症を解き明かして人生100年時代に備えましょう。今回は「認知症の予防と治療」をお届けします。    家族や友人、もちろん大切な自分のためにも、ぜひご覧ください
認知症の親の施設入所を考えるタイミングはいつ? 精神科医が考える二つの指標
認知症の親の施設入所を考えるタイミングはいつ? 精神科医が考える二つの指標 一人で暮らす親に認知症の症状が出てきているので、そろそろ施設への入所を考えたほうがいいのだろうか? そんなことを考える子ども世代の方も多いのではないでしょうか。施設への入所は、親のことを思い健康を願う家族にとっても、特に気をもまれる難しいテーマだと思います。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が相談に回答しながら、入所を考える二つの指標について語ります。 【50代女性Aさんからの相談】認知症の母がいます。父は5年前に亡くなり、子どもは私を含めて二人とも結婚して実家を出ているので、母は実家で一人で暮らしています。これまでは、どうにか一人でも生活できるくらいだったので、ヘルパーさんに来てもらったり、デイサービスを使ったりしてなんとかやっていました。最近、そのヘルパーさんからご飯を食べてないことがあると聞いて、一人で暮らすのが難しくなってきたように感じています。私も妹もそれぞれの家庭があって一緒に暮らすのは難しい状況です。

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難聴は認知症の「予防可能な最大因子」だった…耳が遠いと脳にも影響が出る理由
難聴は認知症の「予防可能な最大因子」だった…耳が遠いと脳にも影響が出る理由 難聴は高齢期においてもっとも頻度の高い障害のひとつです。70代では男女とも約半数、80歳以降では70~80%が軽度難聴になるため、全体の患者数が大変多いのが特徴です。そんな難聴が、実は認知症の大きな原因になっている――いま、この事実が複数の研究で明らかになっています。なぜ耳が遠いと認知機能が低下するのか? その理由は、耳という器官が脳と密接かつ複雑に結びついているということにあります。週刊朝日ムック『「よく聞こえない」ときの耳の本[2020年版]』からお届けします。
まもなく花粉飛散開始!つらい花粉症を劇的におさえるアレルゲン免疫療法とは?
まもなく花粉飛散開始!つらい花粉症を劇的におさえるアレルゲン免疫療法とは? 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、2人の女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は「そろそろ気になる花粉症対策」について、NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。
ママ医師と考える 年末年始「帰省先での子どもの事故やケガ」 その対策とは?
ママ医師と考える 年末年始「帰省先での子どもの事故やケガ」 その対策とは? 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、2人の女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は、自身も1児の母である森田麻里子医師が、「帰省中の子どもの事故・ケガ」について「医見」します。 *  *  *
女性アスリートを悩ます3主徴 無月経、骨粗しょう症…医師が指摘する注意点とは?
女性アスリートを悩ます3主徴 無月経、骨粗しょう症…医師が指摘する注意点とは? これまで男性主流と考えられてきたスポーツ種目でも、最近は多くの女性アスリートが活躍しています。しかし女性アスリートは体格も違えば、月経などの女性特有の周期変化もあり、競技生活と日常生活を続ける中でさまざまな悩みを抱えていることが多いのです。そこで、彼女たちが直面する問題点と、いま需要が増えつつある「女性スポーツドクター」について、日本臨床スポーツ医学会理事長の松本秀男医師に語ってもらいます。
シーズン直前! 受験前に知っておきたい「本当の風邪予防」 睡眠時間でリスクが変化!?
シーズン直前! 受験前に知っておきたい「本当の風邪予防」 睡眠時間でリスクが変化!? 日々の生活のなかでちょっと気になる出来事やニュースを、2人の女性医師が医療や健康の面から解説するコラム「ちょっとだけ医見手帖」。今回は「受験シーズンを控えた風邪対策」について、NPO法人医療ガバナンス研究所の内科医・山本佳奈医師が「医見」します。

特集special feature

    スポーツ選手の「全治●カ月」は、どれくらいあてになる? 専門医の答えは?
    スポーツ選手の「全治●カ月」は、どれくらいあてになる? 専門医の答えは? スポーツ選手がけがをしたとき、とくに気になるのは復帰がいったいいつになるか? ということでしょう。「全治●カ月」と発表されたとき、それはどのくらい確実でどこまで治ることをいうのでしょうか。そんな疑問を、日本臨床スポーツ医学会理事長・松本秀男医師に聞いてみました。あわせて、スポーツ選手を専門に診るスポーツ医と、一般の整形外科医の治療方針の違いも解説してもらいます。
    「淘汰されそうな病院」全424病院 切り捨てられる過疎地医療
    「淘汰されそうな病院」全424病院 切り捨てられる過疎地医療 国が病院を減らそうとしている。統廃合の議論が必要だとする424の公立・公的病院の実名を初めて公表した。診療実績が乏しかったり、近くの病院で代替可能だったりするというのが国の言い分だ。医療費削減のためだが、過疎地の医療が切り捨てられるとの反発もある。“命の最後の砦(とりで)”が消されるとき、私たちはどうしたらいいのか。
    大人になってから問題化する「ADHD」は軽症なの? 精神科医が考える早期介入の重要性
    大人になってから問題化する「ADHD」は軽症なの? 精神科医が考える早期介入の重要性 子どもの100人に約3~5人が当てはまるといわれるADHD(注意欠陥・多動性障害)は、社会人になって初めて障害が問題化することもあります。大人になるまで問題化しないのなら“軽症=比較的対応しやすい”と思われる人もいるかもしれませんが、千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師は本コラムで、早期発見・早期介入の重要さについて考えてみたいといいます。息子がADHDではないかと悩む母親からの相談に回答します。

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