大石賢吾

大石賢吾

(おおいし・けんご)

プロフィール

1982年生まれ。長崎県出身。医師・医学博士。カリフォルニア大学分子生物学卒業・千葉大学医学部卒業を経て、現在千葉大学精神神経科特任助教・同大学病院産業医。学会の委員会等で活躍する一方、地域のクリニックでも診療に従事。患者が抱える問題によって家族も困っているケースを多く経験。とくに注目度の高い「認知症」「発達障害」を中心に、相談に答える形でコラムを執筆中。趣味はラグビー。Twitterは@OishiKengo
医療が届かずに悩んでいる方へ 一精神科医の切なる想い

大石賢吾の記事一覧

精神疾患は身近な病気なのに、医療が届きづらい? 「正しい情報がほしいけど」
精神疾患は身近な病気なのに、医療が届きづらい? 「正しい情報がほしいけど」
精神疾患は、日本の5疾病の一つであり、患者数は平成29年で419万人と増加の一途にあります。しかし、とても身近な疾病である一方で、必要な人に医療が届いているかと問われると必ずしもそうではないようです。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が相談に回答する形で連載してきた本コラム。これまでの連載を振り返りつつ、その理由について考えます。
病気病院
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認知症の親の施設入所を考えるタイミングはいつ? 精神科医が考える二つの指標
認知症の親の施設入所を考えるタイミングはいつ? 精神科医が考える二つの指標
一人で暮らす親に認知症の症状が出てきているので、そろそろ施設への入所を考えたほうがいいのだろうか? そんなことを考える子ども世代の方も多いのではないでしょうか。施設への入所は、親のことを思い健康を願う家族にとっても、特に気をもまれる難しいテーマだと思います。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が相談に回答しながら、入所を考える二つの指標について語ります。 【50代女性Aさんからの相談】認知症の母がいます。父は5年前に亡くなり、子どもは私を含めて二人とも結婚して実家を出ているので、母は実家で一人で暮らしています。これまでは、どうにか一人でも生活できるくらいだったので、ヘルパーさんに来てもらったり、デイサービスを使ったりしてなんとかやっていました。最近、そのヘルパーさんからご飯を食べてないことがあると聞いて、一人で暮らすのが難しくなってきたように感じています。私も妹もそれぞれの家庭があって一緒に暮らすのは難しい状況です。
病気病院
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大人になってから問題化する「ADHD」は軽症なの? 精神科医が考える早期介入の重要性
大人になってから問題化する「ADHD」は軽症なの? 精神科医が考える早期介入の重要性
子どもの100人に約3~5人が当てはまるといわれるADHD(注意欠陥・多動性障害)は、社会人になって初めて障害が問題化することもあります。大人になるまで問題化しないのなら“軽症=比較的対応しやすい”と思われる人もいるかもしれませんが、千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師は本コラムで、早期発見・早期介入の重要さについて考えてみたいといいます。息子がADHDではないかと悩む母親からの相談に回答します。
病気病院
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「包丁を持ち出して脅してしまった」攻撃性へ転じる高齢者に何が? 精神科医の答えは?
「包丁を持ち出して脅してしまった」攻撃性へ転じる高齢者に何が? 精神科医の答えは?
高齢になると、進行性のもの忘れに加えて、つじつまの合わない会話やイライラの存在もうかがわれ、ときに攻撃性へ転じることもあります。これは認知症の症状なのでしょうか? 千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が相談に答えます。
病気病院認知症
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発達障害の発症に影響を与える「環境要因」って具体的に何? 最新の論文を調べてみた
発達障害の発症に影響を与える「環境要因」って具体的に何? 最新の論文を調べてみた
発達障害の一つ、自閉症スペクトラム障害(ASD)は遺伝するのか? という相談に対し、千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師は、前々回の本コラムで「これまでの研究から遺伝的要因が存在していることは明らかと思われるものの、それだけが原因ではないとする研究結果もあるのが現状です」と回答しました。遺伝以外で発症に影響を与えるものとして環境要因を挙げていましたが、今回は、環境要因について解説します。
病気病院発達障害
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もの忘れの症状がない「認知症」もある? 怒りっぽくなる、マナーが守れなくなる…
もの忘れの症状がない「認知症」もある? 怒りっぽくなる、マナーが守れなくなる…
認知症の特徴的な症状は、もの忘れという印象を持たれる読者も多いことでしょう。しかし、記憶の障害が目立たなくても、怒りっぽくなったり、ルールやマナーが守れなくなるなどの行動上の変化も認知症の症状の一つです。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が相談に答えます。
病気病院認知症
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「兄が発達障害。自分も遺伝しているかもしれない」という相談に精神科医の答えは?
「兄が発達障害。自分も遺伝しているかもしれない」という相談に精神科医の答えは?
兄が発達障害の一つ、自閉症スペクトラム障害と診断されたら、「自分も兄と同じ病気なのかもしれない」という不安を抱くことでしょう。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が、発達障害と遺伝についての相談に答えます。
病気病院
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病院を受診できずに苦しんでいる人たちに向けて 精神科医ができることは
病院を受診できずに苦しんでいる人たちに向けて 精神科医ができることは
医療を必要としているのに医療が届かず苦しんでいる人たちが存在しています。精神科医として日々、診療にあたっている千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師は、「医療の現場からでは、そのような境遇にある人たちにメッセージを伝えることがとても難しいのが実情です」と語ります。今回は、本連載「医療が届かずに悩んでいる方へ 一精神科医の切なる想い」を始めるきっかけについて、紹介します。
病気病院
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「認知症の親が薬を飲んでくれません」精神科医がまず考える四つの問題とは?
「認知症の親が薬を飲んでくれません」精神科医がまず考える四つの問題とは?
親が高齢になると、さまざまな病気で薬を飲んでいるケースが少なくありません。認知症を患っていると、薬を飲んでくれないという問題も出てきます。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が相談に答えます。
病気病院
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3歳の息子が自閉症スペクトラム障害の疑い 「両親に伝えていい?」に精神科医の答えは
3歳の息子が自閉症スペクトラム障害の疑い 「両親に伝えていい?」に精神科医の答えは
息子が自閉症スペクトラム障害の可能性があると医師から言われた……。母親が、自分の両親にその事情を伝えるべきか悩んでいるという相談にどうアドバイスすればいいでしょう。千葉大学病院精神神経科特任助教の大石賢吾医師が相談に答えます。
病気病院
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大谷翔平 その先へ

大谷翔平 その先へ

米プロスポーツ史上最高額での契約でロサンゼルス・ドジャースへ入団。米野球界初となるホームラン50本、50盗塁の「50-50」達成。そしてワールドシリーズ優勝。今季まさに頂点を極めた大谷翔平が次に見据えるものは――。AERAとAERAdot.はAERA増刊「大谷翔平2024完全版 ワールドシリーズ頂点への道」[特別報道記録集](11月7日発売)やAERA 2024年11月18日号(11月11日発売)で大谷翔平を特集しています。

大谷翔平2024
アメリカ大統領選挙2024

アメリカ大統領選挙2024

共和党のトランプ前大統領(78)と民主党のハリス副大統領(60)が激突した米大統領選。現地時間11月5日に投開票が行われ、トランプ氏が勝利宣言した。2024年夏の「確トラ」ムードからハリス氏の登場など、これまでの大統領選の動きを振り返り、今後アメリカはどこへゆくのか、日本、世界はどうなっていくのかを特集します。

米大統領選2024
本にひたる

本にひたる

暑かった夏が過ぎ、ようやく涼しくなってきました。木々が色づき深まる秋。本を手にしたくなる季節の到来です。AERA11月11日号は、読書好きの著名人がおすすめする「この秋読みたい本」を一挙に紹介するほか、ノーベル文学賞を受賞した韓国のハン・ガンさんら「海を渡る女性作家たち」を追った記事、本のタイトルをめぐる物語まで“読書の秋#にぴったりな企画が盛りだくさんな1冊です。

自分を創る本
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ニュース
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『バカの壁』で「~の壁」タイトル本、続出どう思う? 「新潮新書」編集長「真似される側でありたい」
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鈴木おさむ
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大谷翔平
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高嶋ちさ子
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