「子育ての息抜きに」
と、子どもを夫に預け、飲み会で知り合った友達の男性と"いい感じ"になり、出会ったその日にエッチ。その相手とは1回だけで終わったが、その後も彼氏を絶やすことはなかった。現在の彼氏は一つ年下だ。
「男に『結婚してる。子どももいる』って言っても、『あっ、そうなんだ。浮気とかしないの?』って感じで、人妻はむしろモテた」
夫はE里の浮気の一部を知ってはいるが、
「最後に帰ってきてくれればいい」
と、許してくれているという。
「今の彼氏と結婚したいから、旦那に『別れてほしい』って言ったら、『子どもは渡さない』って言われた。私も子どもを渡したくないし、今それでもめてるの。あー、早く離婚したいなー」
からすれば的外れだった。
「私が子どもを産んで育ててる時、あんたたちは楽しそうに遊んでたじゃない。みんな彼氏と付き合ったり別れたりしてるじゃない。何で結婚してるだけで、怒られなきゃなんないの? 独身の子に私の気持ちはわからないよ」
女はクリスマスケーキと同じ、なんて言われたのは今や昔。年々晩婚化は進み、現在の女性の平均初婚年齢は28・6歳(09年・厚生労働省)だ。
10代や20代前半で妊娠や結婚を選択した女性は、友人たちが長い独身期を満喫するように遊ぶ姿を横目にしながら、その時間を家族のために使ってきた。
そして子どもに手があまりかからなくなった時もまだ若く、男性からの"需要"はある。浮気を肯定する気も否定する気もさらさらないが、若くして結婚した彼女たちの、
「うらやましかった」
という気持ちは正直な告白に思えた。
そういえば、去年長男を出産した友人のA子(28)も結婚直後にこう嘆いていたっけ。