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「子供の有休」に関するツイートが話題になりました。「好きな日に年間10日休んでいい」「できるだけ事前に言えば、お母さんも休む」と伝えたら、「今日学校に行きたくない」と子供が言わなくなり、結果的に年明けからまだ1度も有休を使っていないという内容のツイートです。4万件以上の「いいね」が集まり、様々な意見が交わされました。
YouTubeでも、毎日投稿していたYouTuberが投稿を休むと話題になります。ブログでもSNSでも、毎日発信することが重視されます。結論から言うと、YouTubeだと動画の投稿頻度よりも内容が重視されるので、毎日投稿は実は重要ではありません。「休まない」というプレッシャーは、どのジャンルでも相当なモノです。今回は、毎日何かを継続する「皆勤賞」の有効性について考察します。
基本的に、働く大人には有給があります。「給与をもらいながら休める日」です。体調不良や私用の際に使用できる「臨時の休日」です。しかしながら、子供にはこのような「子供の都合で休める日」は設定されていません。家庭や学校によって方針は異なりますが、「毎日学校に行くことは偉い」と言われたり、「ズル休みをしてはならない」と厳しく言われることも多々あります。もちろん、皆勤賞は素晴らしいことで、毎日学校に行ける子は本当にすごいと思います。
とはいえ、「毎日行かなくてはならない」という義務感は、子供にとって結構なプレッシャーやストレスにもなります。大人には有給があるのに、子供は皆勤賞を目指すというのは、少々酷かもしれません。「休もうと思えば休める」という精神的な余裕があったほうが、学校に行きやすい場合もあります。そのため、「子供の有休」のツイートが話題になった時に、とても感銘を受けましたし、多くの子育てする方々や教育に従事する方々にも広く伝わってほしい概念だと思いました。子供でも大人でも、休暇や休憩は非常に大切です。「休まない」のはすごいことですが、ベストなパフォーマンスを出せる休みの比率には個人差があります。時々休んだほうが、うまくいくことも多いのです。
YouTubeでも毎日投稿をする人々は、すごいと思います。「継続は力なり」という考え方は、SNSでの発信全般に通じる概念だと思いますがが、私の場合、毎日投稿できたのは半年もありません。その代わりに、全て必ずクオリティーの高い動画を作ります。そういう動画は何年もずっと再生されるので、低い投稿頻度でもチャンネルとして成立するのです。