NHKが頼りにしそうなアミューズ所属の桑田佳祐

 とまあ「ジャニーズ紅白」となってきた経緯を振り返ってみた。これでもかなり端折ったつもりだが、それくらい近年の「紅白」において、その存在は大きい。では、もしその出場がゼロになったとき、その穴ははたして埋まるのだろうか。

 NHKがまず頼るのは、アミューズ勢だろう。系列会社組や業務提携組も含めると、ジャニーズ勢にも引けをとらない人材の宝庫だ。昨年は、福山雅治が大トリを務めたほか、桑田佳祐、星野源、Perfumeが出場。大泉洋が3年連続となる司会をこなした。

 今年はONE OK ROCKの初出場やポルノグラフィティ、エレファントカシマシ(もしくは宮本浩次)の復活もあるかもしれない。朝ドラらんまん」に主演した神木隆之介も応援に駆けつけるはずだ。

 なお「ジャニーズゼロ紅白」となった場合、鍵となるのはアイドル的要素の扱い。すなわち、アイドル色を補充するのか、むしろそうでない色を濃くするのか、ということだ。

 前者については昨年、Kポップ系のグループを5組出場させたことが思い出される。それが劇的な効果を上げたとは聞かないが、今年もあり得る方向性だ。

 また、ジャニーズ退所組である新しい地図(稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾)の出場も取り沙汰されている。ただ、コアなファンはいるものの、アイドルとしての現役感には乏しい。

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過去の大物バンドの初出場を振り返る?