朝ドラ主演の神木隆之介も応援に駆け付ける?

 一方、後者については先日、こんなネットニュースを見かけた。

「2023年の『紅白』はどうなる? エレカシ、イエモン、BUMP……これまで実現してきたキャリアバンドの初出場」(リアルサウンド)

 内容は、デビュー35周年を迎えるB'zの初出場があるのでは、として、過去の大物バンドの初出場を振り返る、というものだ。

 たしかに「紅白」はこれまで、大物バンドや大物アーティストを引っ張り出してきて、その年の目玉にしてきた。キャリア系ではなく若手でも、それなりのバンドやアーティストは毎年、出場している。昨年でいえば、安全地帯の再出場や、緑黄色社会の初出場がそうだし、幾田りらや藤井風、Ado(ウタ)も呼ぶことができた。

 その路線をさらに強化することで、これまでの「紅白」になかった新鮮な魅力を出すことは可能だろう。

 ただ、そうなると、演歌や歌謡曲のファンが離れてしまいかねない。ところが、そのジャンルでは近年、数字が取りにくくなっていて、そこをけん玉挑戦のような企画や、アイドルを後ろで踊らせるようなコラボでカバーしてきた。持ち歌以外の懐メロで、というパターンもあり、なんにせよ、苦肉の策が目立つ。

 国民的歌番組ということで、老若男女、多方向のジャンルに目配りしなくてはいけない「紅白」は本当に大変だ。

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