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「写真展」に関する記事一覧

核融合研究所からごみ処理施設まで 暮らしを支える現場はこうなっている
核融合研究所からごみ処理施設まで 暮らしを支える現場はこうなっている 写真家・西澤丞さんは「暮らしを支える科学や工業の現場と、世間の認識との間にはギャップがある」という。そのギャップを写真の伝える力で埋めることが、社会の役に立つと考えた。これまでに福島第一原発の廃炉作業、核融合研究所、製鉄所、石炭火力発電所、首都高速道路の建設現場、セメント工場、ジェット機の整備場、ごみ処理施設など、様々な現場を写してきた。そんな西澤さんの作品を紹介します。
東京・新宿のラッシュアワー「憂鬱な気持ちが固まった映像」
東京・新宿のラッシュアワー「憂鬱な気持ちが固まった映像」 これまで、多くの写真家が撮影してきた東京・新宿の街。大西正さんの作品の面白さのひとつは、新宿を撮るために通うのではなく、日々の通勤途中に写すという撮影スタイルにある。「外国人がよく、新宿駅の周辺でラッシュアワーとかを撮っていたじゃないですか。サラリーマンが酔っ払っている姿とか。そんな、『外の人』が撮るサラリーマンじゃなくて、自分がサラリーマンだから、自分自身を写す、みたいな感覚で撮っているところがあります」(大西さん)。

この人と一緒に考える

広島の街越しに見た原爆ドーム
広島の街越しに見た原爆ドーム 写真家・藤岡亜弥さんは2013年から広島市に移り住んだ。「どの写真にも原爆ドームが写っているんです。これまでずっと広島の街を歩いて撮影してきた写真のなかから原爆ドームが写っているものを選びました。街越しに原爆ドームを見たり、原爆ドームから街を見たり」(藤岡さん)。
ロシアの世界戦で“地獄”をみた「36歳のプロボクサー」の生きざまを撮り続ける写真家・吉岡天平
ロシアの世界戦で“地獄”をみた「36歳のプロボクサー」の生きざまを撮り続ける写真家・吉岡天平 *   *   *  吉岡天平さんがプロボクサー小原佳太選手(三迫ジム)に密着し、本格的に撮影を始めたのは2016年9月、モスクワで行われた試合からだった。対戦相手はロシア人のIBF世界スーパーライト級チャンピオン、エドゥアルド・トロヤノフスキー。それまで知ることのなかったボクシングの世界を目にして衝撃を受けた。
プロボクシング日本ウエルター級王者小原佳太を追ったドキュメンタリー
プロボクシング日本ウエルター級王者小原佳太を追ったドキュメンタリー 写真家・吉岡天平さんと今年36歳のプロボクサー小原佳太選手(三迫ジム)とは「練習はもちろん撮りますし。ご飯も行きます」という間柄だ。「撮り続けていくことで彼の思いや悩みを知ることになるじゃないですか。今もリングに上がり続ける理由は何か、みたいな。それをぼくがどう客観的に撮るか。最後まで撮れたら面白いな、と思っています」(吉岡さん)。そんな吉岡さんの作品を紹介します。
知られざる秋田伝統のナマハゲ行事と季節ハタハタ漁
知られざる秋田伝統のナマハゲ行事と季節ハタハタ漁 秋田県・男鹿半島の風土を象徴する伝統のナマハゲ行事と季節ハタハタ漁。写真家・高橋智史さんのよると、いわゆる「観光ナマハゲ」と、大晦日に行われる伝統のナマハゲ行事は別ものという。「本来のナマハゲは1年に一度、山から下りてきて、人々に無病息災と五穀豊穣をもたらす『来訪神』なんです。それを数百年前から懸命に受け継いできた営みの尊さ。ぼくはふるさと秋田の誇れるナマハゲの姿を心から感じながらシャッターを切りました」。そんな高橋さんの作品を紹介します。

特集special feature

    日本の伝統美を感じるもやに包まれた幽玄な風景
    日本の伝統美を感じるもやに包まれた幽玄な風景 絹のベールのようなもやは単なる霧ではなく、幽玄で幻想的、そして奥ゆかしい。そこに日本の美を感じる。「京都・竜安寺の枯山水の庭もそうですが、空白とのバランスで引き立つ美しさがある。ある意味、非現実的な造形美」と、写真家・五島健司さんは言う。そんな五島さんの作品を紹介します。
    ウクライナ住民を強制移住させるロシアの「シベリア送り」 その体質は今も変わらない 写真家・野町和嘉
    ウクライナ住民を強制移住させるロシアの「シベリア送り」 その体質は今も変わらない 写真家・野町和嘉 *   *   * 「本当にこの写真のことはまったく忘れていた。ロッカーの一番奥に放り込んであった。ところが、ウクライナの状況を見て、これは、と思って30年ぶりに引っ張り出した。いまロシアが行っていることは旧ソ連時代と何一つ変わらないですよ」
    知られざるロシアの収容所の世界
    知られざるロシアの収容所の世界 「シベリア送り」という言葉に象徴される旧ソ連の収容所はいまも変わらず、稼働し続けていると、写真家・野町和嘉さんは言う。野町さんは旧ソ連崩壊直後の1992年3月にロシアの収容所を取材した。「囚人を働かせて軍事物資を作ったり、地域開発を進めていくシステムはそのままずっと生き残っているのを実感した。つまり、収容所の存在はロシアにとって常態なわけです」(野町さん)。
    左目が失明、両目の視力を失う不安と向き合いながら「街」を撮り続ける写真家・戸澤裕司
    左目が失明、両目の視力を失う不安と向き合いながら「街」を撮り続ける写真家・戸澤裕司 *   *   *  戸澤裕司さんから完成間近の写真集を手渡されると、黒い表紙には「DESTINY」とあった。「運命」とは重々しいが、DESTINYはポジティブな意味で使われる言葉だという。
    未曾有の感染症と戦った東京の人々の暮らし
    未曾有の感染症と戦った東京の人々の暮らし コロナ禍の東京。「落ち込んだ気持ちを何とか自分で持ち上げないとやっていられないとき、外で懸命に働いているウーバーイーツの人とか、子どもとか、元気をもらえる人たちを軸に撮りためた。要するに、自分で自分の未来や運命を切り開く、希望につなげたかったんです」。そんな戸澤さんの作品を紹介します。
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