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鈴子

鈴子

昭和生まれのライター&編集者。神社仏閣とパワースポットに関するブログ「東京のパワースポットを歩く」(https://tokyopowerspot.com/blog/)が好評。著書に「怨霊退散! TOKYO最強パワースポットを歩く!東東京編/西東京編」(ファミマ・ドット・コム)、「開運ご利益東京・下町散歩 」(Gakken Mook)、「山手線と総武線で「金運」さんぽ!! 」「大江戸線で『縁結び』さんぽ!!」(いずれも新翠舎電子書籍)など。得意ジャンルはほかに欧米を中心とした海外テレビドラマ。ハワイ好き
あなたの知らない神社仏閣の世界
5月30日は沖田総司の命日 コロナ禍の影響で“年に一度”のイベントは中止に
5月30日は沖田総司の命日 コロナ禍の影響で“年に一度”のイベントは中止に ようやく日常が戻ってくるようだ。まだまだ気を緩めるわけにはいかないが、それでも息をつめて暮らす生活からは解放された。今回は疫病が原因であったが、世界には戦争や紛争などで日々このような緊張感を強いられ続けている人たちがまだまだたくさんいる。それを考えると平和な日本に住んでいられることに今は感謝しかない。
地獄、三途の川、閻魔大王、独自に進化を遂げた日本の風習
地獄、三途の川、閻魔大王、独自に進化を遂げた日本の風習 まだまだ安心はできないが、それでも日本のコロナ禍はコントロールできるのではないかという感触が得られるところまできたのではないだろうか。それにしても、災害時における日本人の我慢強さには毎回驚かされる。幾度かの大地震や大水害、台風被害などの際にみせた気質は、日本の誇れる財産であろう。
コロナ禍で創建以来の閉堂も 寺社を困らせない祈祷もある
コロナ禍で創建以来の閉堂も 寺社を困らせない祈祷もある 世界的に蔓延してしまった新型コロナウイルス禍のせいで、ついには祇園祭の山鉾巡行までもが中止されるとの報を聞いて、この状態では仕方がないと思う半面、やはり落胆で胸が痛む。何しろ祇園祭というのは、全国に疫病が流行していたことから、貞観11(869)年に66本の鉾を立て悪疫退散を願い始められたものであるのだから。もちろん貞観時代は、富士山が爆発し、播磨地震や貞観地震(東日本大震災と近い三陸沖が震源地)も発生、国中が飢饉に見舞われていたので、悪疫だけでなく災いすべてに対する“祓い”を願ってのことであったのだろう。
今日は「江戸無血開城」の日 全生庵に江戸最大の危機を救った男が眠る
今日は「江戸無血開城」の日 全生庵に江戸最大の危機を救った男が眠る 東京都をはじめとした大都市に緊急事態宣言が出され、日本中に重い空気が流れている。いつまで続くのかわからない非常事態状況に、平和な時代しか知らない日本国民はとまどいと緊張を強いられている。こんな時に引き合いに出すべきなのかは定かでないが、今日は260年続いた太平の世が黒船の来航とともにあっと言う間にひっくり返った日、152年前の1868年4月11日(新暦5月3日)は、最後の将軍・徳川慶喜が江戸城を完全に新政府へ引き渡した記念日である。
平等院鳳凰堂の“死者を迎えにくる仏”と極楽浄土への願い
平等院鳳凰堂の“死者を迎えにくる仏”と極楽浄土への願い 京都・仁和寺では秘仏の国宝・薬師如来が寺内で初めて公開されている。コロナウイルスがおさまるようにと祈念されてのことだという。また、各地の神社仏閣で「平癒祈願」の行事も行われている一方で、人が集まることへの懸念との間でなかなかバランスは難しく、4月頃から毎年恒例で行われている「京都非公開文化財特別公開」は6月へ延期となっている。知り合いのお坊さまの話では、各家の法事も中止や延期の連絡が絶えないようだ。
衣装代だけで40億円! 豊臣秀吉はなぜ人生最後のビッグイベント「醍醐の花見」でこれほど散財したのか
衣装代だけで40億円! 豊臣秀吉はなぜ人生最後のビッグイベント「醍醐の花見」でこれほど散財したのか 醍醐寺のしだれ桜 国宝の三宝院唐門 紅葉の季節の夜の弁天堂  3月といえば日本国民の多くが楽しみにしているお花見のシーズン。だが、新型コロナウイルスの流行により東京・上野公園などでは宴会中止の案内が出ているほどで、今年は花見も散策で楽しむ程度の自粛となるのだろう。
今日で完成から8年 東京スカイツリーから見た“うるう年”
今日で完成から8年 東京スカイツリーから見た“うるう年” 押上天祖神社からスカイツリーを望む 牛嶋神社の三ツ鳥居 春慶寺の入り口に「岸井左馬之助寄宿之寺」碑。左手には鶴屋南北のお墓も  4年に1度のオリンピックの年は、ほとんどの場合2月に29日が加わるうるう年となる(うるう年は400年間に97回、つまり100年に1回はうるう年にならない)。近代オリンピックは1892年にギリシヤ大会から始まり2020の東京が32回目を迎えることになるが、古代オリンピックも4年ごとに開催されていて、ローマ帝国の支配によって開催ができなくなるまでの1169年間に293回も続けられていたという伝統があった。
お釈迦さまの入滅を描いた「涅槃図」に“猫”だけがいない理由
お釈迦さまの入滅を描いた「涅槃図」に“猫”だけがいない理由 涅槃図(画/奥村政信 国立国会図書館デジタル化資料より転載) 福岡・南蔵院の涅槃仏  今では2月14日といえば聖バレンタイデーの日の方が有名となってしまったが、仏教国の日本には2月14日と15日には古くから続く「涅槃会(ねはんえ)」という行事があった。すでにお寺でさえ、涅槃会を行わないところもあるが、総本山・大本山と呼ばれる大寺では数日をかけてさえ行われる大事な行事である。これは当然のことで、日本においては、仏であるお釈迦さまの命日だからである。
10年間捕まらなかった義賊「鼠小僧次郎吉」の正体
10年間捕まらなかった義賊「鼠小僧次郎吉」の正体 両国回向院の鼠小僧の墓 鼠小僧のお守り。左の金色が子年限定 小塚原回向院にある鼠小僧の墓(向かって一番左)  旧暦で言えば、1月25日の今日が正月にあたる。中国などのアジア各国ではこの旧正月と呼ばれる旧暦の年明けの方が盛大に祝われ、民族大移動的な休暇で大量のアジア人たちが各地へ旅をする時期でもある。古くからある干支は旧暦で考えられていたものであることを考えると、今日からが子年となったと言えるのだ。そこで今日はねずみ年にふさわしい縁起物の話をひとつ。
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