

鈴子
昭和生まれのライター&編集者。神社仏閣とパワースポットに関するブログ「東京のパワースポットを歩く」(https://tokyopowerspot.com/blog/)が好評。著書に「怨霊退散! TOKYO最強パワースポットを歩く!東東京編/西東京編」(ファミマ・ドット・コム)、「開運ご利益東京・下町散歩 」(Gakken Mook)、「山手線と総武線で「金運」さんぽ!! 」「大江戸線で『縁結び』さんぽ!!」(いずれも新翠舎電子書籍)など。得意ジャンルはほかに欧米を中心とした海外テレビドラマ。ハワイ好き
あなたの知らない神社仏閣の世界


今日が命日の紀伊国屋文左衛門 謎多きその人生とは
有名人の割に詳しいことがよくわからない歴史人というのは数多いが、中でも今日4月24日(旧暦)が命日の紀伊国屋文左衛門ほど実際が不明な人も珍しい。文左衛門伝説で随一である「みかん船伝説」でさえ創作であるとする研究者もいるくらいなのだ。これは、文左衛門自身が自叙伝的なものを残すことを嫌ったためとも、当時他人のプライバーシーを侵害するような書物を禁止する触れ書きが出されていたこととも関係しているようだ。加えて、幕末に出された「黄金水大尽盃」(文左衛門を主人公に12年間も続いた長編小説)も大いに影響を与えてしまっている。のちに出版された「大日本人名辞書」にさえ、この小説による虚構が史実として引用がされているのだ。


今年も花見は自粛ムード さくらの神はなに思う
上野・不忍池にできた花筏 吉野山・吉水神社から望む一目千本桜 五稜郭の桜 高遠城址・桜雲橋を覆う桜 すでに東京では満開の時期がすぎてしまったようだが、今年は全国的にさくらの開花が例年より10~12日ほど早いらしい。ここ数年、毎年例年より早い、という年が続いていて、この言い回しはもう時節にあわないのではないかと思えるようになってきた。実際、十数年前、桜は入学式を彩る花のイメージだったが、今ではすっかり卒業式のころに咲く花となってしまった。特に今年は、ゴールデンウィークに見ごろを迎えていた青森や北海道南部あたりも、すでにそれ以前に満開を迎える予測が出ている。

上杉謙信と武田信玄 神仏の分捕り合戦に翻弄された戸隠神社
明治時代に創建された謙信を祭神とする上杉神社 春日山城に立つ上杉謙信像 高野山奥の院にある上杉謙信廟 旧暦の3月13日は上杉謙信の命日である。3月15日に次の戦に向けて出発する予定でいたところ、居城であった春日山城で倒れ、昏睡状態のまま亡くなったようだ。享年49、死因は脳溢血だったのではないかと考えられている。妻帯せず子がいなかったことから、謙信の死後、家督騒動が持ち上がったことは大河ドラマにもなった話でご承知の通りである。上杉謙信といえば、宿敵であった武田信玄もこれに先立つ5年前に53歳で病死している。信玄の死亡は3年秘匿されていたというから、世間的には謙信と信玄は相次いで死去してしまった感じだっただろう。ここから織田信長の勢力が一気に増したと言える。




