「イランの“ジーナ運動”は歴史上最高に大きな転換点だった」 映画製作で罪に問われた監督の命を掛けた映画 市民の抗議デモに揺れるイラン。一家の主イマン(ミシャク・ザラ)は念願の昇進を果たすが、仕事は逮捕者の起訴状を国の指示でねつ造するものだった。さらに娘たちはSNSを通じて国に不満を募らせる。そんななかイマンの護身用の銃が消えた──。アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作「聖なるイチジクの種」。モハマド・ラスロフ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs映画 2/23
広瀬すずと木戸大聖が取っ組み合いの大ゲンカ? 「奇妙な三角関係」でぶつかり合う二人 天才詩人・中原中也と女優・長谷川泰子、そして文芸評論家・小林秀雄。文学史に名を残す彼らの関係を描いた映画「ゆきてかへらぬ」が公開される。中也を演じた木戸大聖さん、泰子を演じた広瀬すずさんが感じた「愛」とは──。AERA 2025年2月24日号より。 広瀬すず木戸大聖ゆきてかへらぬ中原中也長谷川泰子小林秀雄 2/20
ホラー漫画家・伊藤潤二が生み出した美少女「富江」の魅力が約40年を経ても色褪せない理由 1986年の誕生以来、何度殺されても蘇る魔性の美少女・富江。その美しさと妖しさは男たちを魅了し、狂気と破壊の道へと導く。AERA 2025年2月24日号より。 怖い伊藤潤二富江 2/19
「女がひとりで生きていくことはどういうことかしっかり見なさい、って」 避難所で出会った女性を追った8年 2011年3月、東日本大震災で被災した69歳(当時)の愛子さん。独り暮らしだった愛子さんは避難所で人と関わるようになった。7月、愛子さんは仮設住宅へ移る。が、次第に愛子さんに変化が──。前作「石巻市立湊小学校避難所」で愛子さんと出会った藤川佳三監督がその8年間を追いかけた記録「風に立つ愛子さん」。藤川監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGsSDGs映画 2/16
政府批判は「裏切り者」 パレスチナ人とイスラエル人という立場を越えて結託した男たちの命をかけた実録 ヨルダン川西岸地区の村に住むパレスチナ人青年バーセル・アドラーはイスラエル軍による非道な占領を撮影し発信していた。そんな彼にイスラエル人ジャーナリストのユヴァル・アブラハームが協力を申し出る──。敵同士なはずの二人が2023年10月までの現地を記録したドキュメンタリー「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」。共同監督のバーセル・アドラーさん、ユヴァル・アブラハームさんに本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 2/9
ホラー? と思わせての意外な展開 『ババガヤの夜』の作家が描く人々のあたたかな関わり AERAで連載中の「この人のこの本」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。 この人のこの本 2/5
ホロコースト・ツアーで直視する「歴史的なトラウマ」 “人生の意味”を考えさせてくれるロードムービー デヴィッド(ジェシー・アイゼンバーグ)とベンジー(キーラン・カルキン)はいとこ同士。二人は祖母の遺言で彼女の故郷ポーランドで“ホロコースト・ツアー”に参加することに。空気を読まないベンジーにデヴィッドは振りまわされるが──? 第82回ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞した映画「リアル・ペイン〜心の旅〜」。主演でもあるジェシー・アイゼンバーグ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 2/2
IDを持たない兄弟がスラム街で直面する過酷な現実 映画「Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり」が問い直す“人間の原点” マレーシアの富都(プドゥ)地区。兄アバン(ウー・カンレン)と弟アディ(ジャック・タン)は身分証明書(ID)を持っていない。兄はろうあのハンディを抱えながら市場で堅実に働くが、弟は裏社会とつながっている。そんなあるとき、事件が起きて──。厳しい現実を生きる兄弟の姿を描く「Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり」。俳優のウー・カンレンさんに本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 1/26
若き日のドナルドが“怪物”になるまでを描く伝記映画 監督が見たアメリカの真実とは 米大統領に就任するドナルド・トランプ氏をモデルにした映画が公開されている。トランプ氏が全米公開を阻止しようとしたほどの問題作。観ると「またトラ」に至ったアメリカの姿が見えてきた。AERA 2025年1月27日号より。 トランプ再就任ドナルド・トランプアプレンティス ドナルド・トランプの創り方 1/25
“勝ち組”のエリート兄弟の運命が狂っていく 韓国社会のいまを映すスリラー映画 小児科医のジェギュ(チャン・ドンゴン)と兄で弁護士のジェワン(ソル・ギョング)。ともに韓国の「勝ち組」エリートな二人は、何不自由ない満ち足りた人生を送っていた。が、彼らの子どもたちが起こしたある出来事で運命が狂っていく──。韓国社会のいまを映す予測不可能なスリラー「満ち足りた家族」。ホ・ジノ監督に本作の見どころを聞いた。 シネマ×SDGs 1/19