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「自分は能力が低いと思っていた」 IQ132「ギフテッド」38歳男性が「二度の引きこもり」から脱出できた理由
ギフテッドと呼ばれる人たちがいる。高い知性や能力を発揮する一方で、発達の偏りや気性の激しさなど、さまざまな困難を抱えるケースも多い。好評発売中の書籍『ギフテッドの光と影 知能が高すぎて生きづらい人たち』(朝日新聞出版)では、そんなギフテッドたちの声を取り上げてきた。社会福祉法人で不登校・ひきこもり支援を行う竹中辰也さんも、IQ132を有する当事者だ。【前編】では自らの高い知能に気づかず、周囲に合わせようとして疲弊する学生時代の苦悩を聞いた。自分は普通よりも能力が低いんだ……そんな思いにとらわれ社会人では2度の引きこもりを経験した。だが、現在は「楽しく、自分らしく過ごせている」という。【後編】では引きこもりから脱出できたきっかけを取材した。

小5で広辞苑を読破した「ギフテッド」男性を苦しめた「強すぎる想像力」 有名私立中高に入るも社会人では引きこもりに…
ギフテッドと呼ばれる人たちがいる。高い知性や能力を発揮する一方で、発達の偏りや気性の激しさなど、さまざまな困難を抱えるケースも多い。好評発売中の書籍『ギフテッドの光と 影 知能が高すぎて生きづらい人たち』(朝日新聞出版)では、そんなギフテッドたちの声を取り上げてきた。社会福祉法人で不登校・ひきこもり支援を行っている竹中辰也さんもその一人だ。小学生時代に広辞苑を通読。130を超えるIQを有するが、自己評価は決して高くない。その背景には、特殊な家庭環境と、ギフテッドに広く見られる強い感受性による困難があった。




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