北原みのり「ポスター貼りから見えたもの」
週刊朝日作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。北原氏は今回の衆院選でポスター貼りを手伝ったという。* * *「うちは、ずっと自民党だから」 ふだん政治の話をしない友だちに、「もうすぐ選挙ね」と言ったら、サラリとそう返された。それは「うちはずっと牛乳石鹸だから」「うちはずっと巨...
作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。北原氏は今回の衆院選でポスター貼りを手伝ったという。* * *「うちは、ずっと自民党だから」 ふだん政治の話をしない友だちに、「もうすぐ選挙ね」と言ったら、サラリとそう返された。それは「うちはずっと牛乳石鹸だから」「うちはずっと巨...
哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。* * * 総選挙が終わった。印象に残ったことを二つだけ記しておく。 一つは日本維新の会と希望の党の凋落(ちょうらく)である。維新は金城湯池の大阪で15人擁立して8人落選という惨...
野党が分裂で自滅し、敵失で自民を利したとされる今回の衆院選。果たして本当の原因は? なぜリベラルは衰退したのか? 政界再編を主導した経験を持つ元大物政治家が大胆に斬る。 蓋(ふた)をあけてみれば、立憲民主党が躍進したものの、希望の党を率いた小池百合子氏は自民党を大きく助けただけ。血税600億円以上...
希望の党の小池百合子代表の側近だったが、先の衆院選で落選し、政界から引退した若狭勝氏。衆議院第一議員会館から荷物を運び出す1時間前の10月26日午後、段ボール箱が積み重なっていた1013号室で約1時間にわたり、インタビューに答え、その舞台裏を語った。* * *――小池さんをずっと支えてきたが、引退...
総選挙が終わり、永田町では野党の混乱が続いているが、東京・渋谷では、選挙の余韻など消え失せて、今年もハロウィーンで盛り上がっている。今や日本を代表するコスプレイベントとして定着し、海外から駆け付けるファンも多い。 日本のソフトパワーの強さを示す大規模なイベントと言えば、ハロウィーンの大先輩格とも言...
作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。北原氏は今回の衆議院選挙で歴史の真理を垣間見た。* * * この原稿が掲載されるころには衆議院議員選挙の結果が出ている。今の私は、投票日まであと2日という日本にいるけれど、さて22日以降、ここはいったい、どんな日本になっているんだ...
血税635億円もかけた衆院選は自民党が283議席(追加公認含む)と大勝、公明党とあわせて全議席の3分の2を上回る勢力となり、憲法改正の発議が可能となった与党。歴史家の加来耕三氏は今回の総選挙を「関ヶ原の戦い」に例え、分析した。* * * 今回の衆院選は、天下分け目の決戦と言われながら、わずか半...
血税635億円もかけた衆院選は自民党が283議席(追加公認含む)と大勝、公明党とあわせて全議席の3分の2を上回る勢力となり、憲法改正の発議が可能となった与党。今回の総選挙で引退した政界の重鎮、亀井静香氏が“晋三”と呼ぶ首相の本心を語った。* * * 今回の選挙戦、小池百合子氏の希望の党は絶望の...
血税635億円もかけた衆院選は自民党が283議席(追加公認含む)と大勝、公明党とあわせて全議席の3分の2を上回る勢力となり、憲法改正の発議が可能となった与党。“加計疑惑ロンダリング”と化した総選挙に直木賞作家の中島京子氏が怒りの声をあげた。* * * 今回の選挙でつくづく、永田町政治は国民をバ...
血税635億円もかけた衆院選は自民党が283議席(追加公認含む)と大勝、公明党とあわせて全議席の3分の2を上回る勢力となり、憲法改正の発議が可能となった与党。安倍圧勝で、“モリカケ疑惑ロンダリング”は許されていいのか。前川喜平・元文部科学事務次官、郷原信郎・元東京地検特捜検事が怒りの声をあげた。●...