「アサヒカメラ」に関する記事一覧

「私のことは撮らないのね」 関節の曲がった母を初めて“撮ろう”と決めた写真家・笠井爾示の決意

「私のことは撮らないのね」 関節の曲がった母を初めて“撮ろう”と決めた写真家・笠井爾示の決意

*   *   * 笠井爾示(ちかし)さんが写真集『Stuttgart(シュトゥットガルト)』(bookshop M)で日本写真協会作家賞を受賞した。 受賞作は4年前、家族旅行でドイツの地方都市シュト

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  • 「昔の街はたばこだらけでね、汚かったのよく覚えているよ」 1970年代の東京や横浜を撮り歩いた写真家・山崎茂

    *   *   * 1951年生まれの山崎茂さんは20代のころスナップ写真の撮影に没頭した。 山崎さんの写真集『Weekend』(蒼穹舎)の表紙には古い木造住宅を背景に路地裏で遊ぶ子どもたちの姿が生き

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  • 知られざる「東京湾アクアライン」の裏側 海底トンネルを支える“職人”たちを追った写真家・山崎エリナ

    *   *   * 千葉県木更津市と川崎市を結ぶ全長15.1キロの東京湾アクアラインは2022年12月、開通から25年を迎えた。 山崎エリナさんは21年夏から1年以上にわたってこの道路を守る人々をカメ

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  • 売春宿からスラム街まで 男でも女でもないインドのサード・ジェンダー「ヒジュラ」を追った写真家・石川武志

    *   *   *「よく写真展の審査が通ったなあ、と思って」 開口一番、石川武志さんは、そう口にした。 5月4日から東京・新宿のOM SYSTEM GALLERYで写真展「MUMBAI HIJRAS(

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  • 「日本人はすごい!」の原点 満州時代の建物を400カ所も探して撮影した写真家・船尾修

    *   *   * 土門拳賞の受賞作『満洲国の近代建築遺産』(集広舎)を手に取ると、その分厚さに圧倒された。船尾修さんが撮影した建築物は約400カ所。広大な中国東北部でよくこれだけ多くの満州時代の建物

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  • 「やんねばなんねえ」 大震災で壊滅した造船所を再建した船大工たちの物語 写真家・野田雅也

    *   *   * 東日本大震災で壊滅した造船所の再建の歩みを写した野田雅也さんの作品「造船記」にはときおり小さな島が写り込んでいる。井上ひさし原作の人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルといわれる

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  • 中国出身の写真家・宛超凡が「荒川」を撮り続ける理由 「生活感がめっちゃある」

    *   *   * 宛超凡(えん ちょうはん)さんは5年にわたって東京湾にそそぐ荒川流域を撮影した。そのときの印象をユーモアを交えて、こう語る。「荒川の撮影で特に感じたのは、日本人はゴルフが好きだな、

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この人と一緒に考える

  • 天才仏師・快慶に向き合ってつかんだ「仏像撮影」の極意 写真家・佐々木香輔

    *   *   * 運慶と快慶。言わずと知れた日本の仏像彫刻史に偉大な功績を残した人物である。東大寺(奈良市)南大門の金剛力士像は鎌倉時代初頭、運慶や快慶らによってわずか69日間で作られたといわれる。

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  • 「福」を求めて「死力」を尽くす男たち はだか祭りで人間の“野生”を撮る写真家・甲斐啓二郎

    *   *   * 甲斐啓二郎さんの撮影テーマは祭りだ。 躍動感あふれる神輿(みこし)、あざやかな浴衣姿、楽しい屋台――祭りの写真といえば、そんなイメージが浮かぶかもしれない。しかし、甲斐さんが写す祭

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  • 「誘拐結婚」をきっかけに訪れたキルギスで感じた日本人との共通点 写真家・重信正嗣

    *   *   * 2017年夏、重信正嗣さんは中央アジアの国、キルギスを訪れた。すると、日本人にそっくりな顔の人たちと出会った。「ほんとに自分の友人じゃないか、と人違いするくらい同じ顔の人がいました

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  • もう一つの祖国カナダからアラスカ州・デナリへ 自分のルーツを旅した写真家・野辺地ジョージ

    *   *   * 昨年夏、野辺地(のべち)ジョージさんはカナダ西部のバンクーバーからアラスカ州・デナリ(旧マッキンリー、標高6190メートル)へ、車で旅をした。「久しぶりに燃えた、というか、撮影した

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  • スポーツ写真は「ブレて」もいい 写真家・高須力があえて“遅い”シャッター速度で撮る理由

    *   *   * スポーツ写真へのほめ言葉として、よく「この写真は躍動感がある」と言われる。しかし、そこに写る選手の動きは止まっている。なのに、人はなぜ「躍動感」を感じるのか、高須力さんは真剣に考え

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  • 写真家・野村誠一はなぜグラビアを撮り続けてきたのか 「コンプレックスの塊だったから」と語る原点

    *   *   * 野村誠一さんの写真を目にしたことがない人はまずいないだろう。これまで50年ちかく雑誌やテレビ、広告などの仕事で活躍してきた。撮影した著名人は枚挙にいとまがない。「写真集なんて、40

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この話題を考える

  • コロナ禍で亡くなった祖父母はなぜ故郷の種子島を離れなければならなかったのか 写真家・高重乃輔

    *   *   * 誰もが幸せな人生の終え方を望み、それを思い描くだろう。しかし、些細なことが原因で、想像だにしなかったかたちで亡くなることもある。写真家・高重乃輔さんの祖父母もそうだった。 3年ほど

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  • 全盲の写真家・西尾憲一が撮る「風景」と「人の顔」 目に見えない被写体を撮るということ

    *   *   * 西尾憲一さんが目に異常を感じ始めたのは25歳のころ。網膜色素変性症と診断された。症状は徐々に悪化し、失明する難病だった。いくつもの病院を訪ねた後、医師からこう告げられた。「10年後

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  • 消えゆく「昭和のストリップ劇場」 女性写真家・松田優が写す「裸」の先にある人生の舞台裏

    *   *   * 2月21日からキヤノンギャラリー銀座で写真展「その夜の踊り子」が開催される。作者の松田優さんが追ったのは昭和の雰囲気が残るストリップ劇場の踊り子たち。「自分の写真が作品として世に出

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  • 認知症の祖母の面倒を見る「ヤングケアラー」の写真家・中山優瞳 撮ることで見えた介護の“本質”とは

    *   *   * 日本大学芸術学部で写真を学ぶ中山優瞳(ゆめ)さんはいわゆる「ヤングケアラー」だ。 父親に代わり、認知症の進む1人暮らしの祖母の世話をしている。2度の離婚を経験した父親は祖母との折り

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  • 大手広告代理店を辞めて写真家になった田中克佳が衝撃を受けた南米アンデスの「人」と「絶景」 

    *   *   * 25年ほど前、田中克佳さんは南米アンデス奥地の厳しい自然のなかで暮らす人々の姿に魅せられた。 アンデスは世界最長の山脈である。南米大陸の西側を縦断し、7つの国にまたがる。赤道付近か

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  • 中国の「白血病村」で目にした残酷な現実 写真家・鄒楠

    *   *   * 白血病の患者とその家族たちを3年にわたって写した作品「燕郊物語-中国の白血病村」が名取洋之助写真賞奨励賞を受賞した。撮影したのは中国人の写真家・鄒楠(すう・なん)さん。 北京郊外の

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