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「いないいないばあ」遊びが赤ちゃんの脳にいい理由

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朝日新聞出版
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 もちろん、生後すぐに「いないいないばあ」をしてもいいのですが、これが脳の発達と結びつくのは10カ月程度が目安。

「記憶は生後10カ月ごろ、脳の記憶をつかさどる部位=『大脳辺縁系』にある『』という部分の神経活動が始まることによって、出現します。海馬とは、体験の記憶を記憶貯蔵庫に配達する場所です」

 海馬の前についているのが「扁桃体」。快・不快感情を喚起する場所です。快適な状態にあるときは海馬がイキイキと働き、記憶もどんどん貯蔵されます。しかし不快状態にあると、記憶のみならず、情報伝達機能全体の働きが低下してしまいます。

「『いないいないばあ』をして、たくさん笑うことで、扁桃体が『快』と感じ、海馬が活発に働く。それが記憶力のアップにもつながるのです」。また、「いないいないばあ」で赤ちゃんが笑うと、ママも思わず笑い返すので、相乗効果でどんどん楽しくなっていきます。

「これは、人と人がお互いに働きかけ合うことの基本。何度も繰り返し続けることで、コミュニケーション力を養うことができます」と内田先生。

 まさに、いいことずくめの「いないいないばあ」。親子でいっぱい楽しみましょう。

内田伸子(うちだ・のぶこ)
十文字学園女子大学特任教授、お茶の水女子大学名誉教授
専門分野は発達心理学、認知心理学、保育学。子ども番組の開発、教材の監修にも多く携わる。著書多数。

※AERA with Baby 2015年6月号より抜粋


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