11月22日はいい夫婦の日。過去の記事を振り返ります。(2023年3月31日の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)
楽しいパフォーマンスや思い切った采配で選手・監督としてプロ野球界を沸かせたアレックス・ラミレスさんのご一家は、2022年の夏に4人目のお子さんが生まれて6人家族に。いつも明るい印象のあるラミレス家ですが、どんな子育てをしているのでしょうか?“ハッピー”の秘訣を、妻の美保さんにうかがいました。発売中の「AERA with Baby 0歳からはぐくむ非認知能力」(朝日新聞出版)からお届けします。
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――3男1女のママになられました。4人きょうだいの子育てはいかがですか?
実は3人も4人も、大変さは変わらないんです(笑)。1人目の時は初めてのことばかりで大変、2人目はお世話をするが2人になって大変、3人目は親の人数より子どもの数が増えて大変……でしたが、4人目からは変わらないです。
3人目のあたりから、「無理なものは無理。しょうがない」と、諦めることを覚えたんですよね。だから落としたものを拾ってもらったり、見ず知らずのかたに子どもをあやしてもらったりしたときに、以前なら「すみません」と謝っていたけれど、「ありがとうございます!」という感じに変わりました(笑)。
――子育てのスタイルやきょうだい関係に、変化はありましたか?
きょうだいケンカは相変わらずですが、私が食事の支度をしているときに子どもたちが杏気(アンゲ・三男)にミルクをあげてくれたり、あやしてくれたりと、“チーム”としてはまとまった気がしますね。さらに、みんなが杏気を気にかけてくれるので、「目を離したすきにハイハイで危なっかしいところに行ってしまった」みたいなことも、むしろなくなりました。
――ご家族みんなの協力体制が整っていますね!
「家族なんだから助け合わなくてはいけないよね」「ママがごはんをつくれないと、みんなはごはんを食べられないんだから、杏気を見ていてね」なんて、夫も私も、そこは子どもたちにきちんと言葉で伝えるようにしています。
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