【ロッテ】
2017年外国人選手活躍度:C
来季の外国人選手展望:C
・外国人投手合計成績
41試合7勝10敗0セーブ4ホールド
・外国人野手合計成績
279試合190安打34本塁打90打点6盗塁
・外国人選手MVP:ペーニャ
70試合53安打15本塁打38打点0盗塁 打率.242
中軸として期待された新外国人のパラデスとダフィーが開幕から揃って不振。シーズン途中で加入したサントスとペーニャもそれなりに持ち味を発揮したものの、低迷を打破するほどの活躍を見せることはできず、全員が2割5分以下の打率に終わった。投手陣のスタンリッジとチェン・グァンユウもローテーションの間を埋める程度の役割しか果たすことができず二人合わせて7勝。最下位に沈むチームを救う存在にはなれなかった。
まだ若いチェンは残留が決まっており、自由契約となったペーニャも残留が濃厚という報道が出ているが、もちろんこの二人だけでは心もとない。特に長打力不足は長年の課題である。チーム浮上のためにはイ・スンヨプやデスパイネ並みの活躍が期待できる選手が必要不可欠と言えるだろう。
●プロフィール
西尾典文
1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。