ミスをすれば経歴に傷がつき、出世の道が阻まれることがめずらしくなかった。そういった組織では、「正解主義」に基づいて事業を一発で当てようとするため、事業計画に2~3年かけることが普通でした。しかしそれだけ時間をかけても、事業はうまくいかないことがほとんどです。誰も責任をとらないまま次の成功に賭ける。そんなやり方がまかり通っていたのです。しかし、それはもう時代遅れでしょう。
Googleやアップルのような世界を牽引する巨大IT企業も、修正主義でプロダクトを開発することが常識になっています。
まず、やってみる。そして、どんどん修正していく。
皆さんもそのやり方で、人生を切り拓いていってください。
2020年の新型コロナウイルス感染症の流行は、世の中の価値観を大きく変えました。「今年も去年と同じような状況が続くだろう」といった予測が、まったく通用しない事態が起こることが分かったのです。
現状のコロナウイルスが落ち着いた後も、たった数カ月で、世界がガラリと変わるような出来事がこれからも起こるでしょう。それも国際情勢や気候変動の問題が取り沙汰される昨今では、10年に一度、100年に一度の大変化ではなく、毎年のように起こる可能性があるのです。
だからこそ、そんな時代に生きる私たちは、修正主義の「DA・DA・DAサイクル」を回していくことが大切です。年単位ではなく、週単位、日単位で、次々にプランを実行し、改善を重ねていくことで、大きく変化する時代を生き抜いていくことができる。
DA・DA・DA。ダ・ダ・ダ。
ぜひ、このリズムを身体の中に刻み込み、実行してみてください。それが習慣になったとき、きっと大きな変化があなたの人生に起きるはずです。