その1人が、2018年平昌大会の女子団体追い抜きで金メダルを獲得した佐藤綾乃さんである。佐藤さんは北京大会にも出場し連覇をめざしている。もう1人、新浜立也さんは、今シーズン、ワールドカップで2勝しており、同大学2人目の金メダリスト誕生に期待はふくらむ。
出身大学をみると、早稲田大の一人勝ちだが、多摩大、東洋大、立教大、阪南大、太成学院大、神戸学院大など、他の関東の大学、そして関西の大学出身のアスリートもがんばっている。早稲田一強時代を崩すべく、高崎健康福祉大のように新しい大学がウィンタースポーツを盛んにしてほしい。大学間で競い合うことで、さらに優れたアスリートが誕生する。(教育ジャーナリスト/小林哲夫)