4位法政大の5人。五輪日本代表にはきょうだい選手が見られるが、アイスホッケー女子の床亜矢可さん、秦留可さん姉妹もそうだ。父はアイスホッケー元日本代表の床泰則さんである。同じく日体大も5人で4位だった。
6位東海大の4人は、いずれも札幌キャンパスの国際文化学部出身である。
吉田夕梨花さんは、2018年平昌大会でカーリングの銅メダリストだ。こう抱負を語っている。「前回大会の銅メダルより、もっといい景色を見たいという思いがありますが、それ以上にこの4年で自分たちがどれだけ成長したのかを表現し、試合を見てくれる人たちをプレーで元気づけたい」(東海大学ウェブサイト)
なお、札幌キャンパスの前身は北海道東海大で、2008年、東海大に統合された。同校OBの五輪選手にはスノーボードの国母和宏さんがいる。2010年バンクーバー大会のとき「腰パン姿」で現れ、その後の記者会見での「ちっ、うっせーな」「反省してまーす」発言で話題になった。そのせいか、札幌キャンパスで行われる予定だったパブリックビューイングが中止になった、というエピソードがある。
■国立大出身者はどの競技?
国立大学出身者が5人いる。
スピードスケートでは、一戸誠太郎さん、小島良太さん、小平奈緒さん(以上、 信州大)の3人だ。小平さんは、2018年平昌大会において500メートルで金メダルを獲得した。レース後、2位の韓国選手を抱擁し、肩を寄せ合いながらリンクをまわったシーンは印象に残る。スキー・フリースタイルの星野純子さん(新潟大)、カーリングの鈴木夕湖さん(北見工業大)は2度目の出場となる。
高崎健康福祉大から2人が代表に選ばれた。同大学は2001年開学で、五輪日本代表出身校のなかでもっとも新しい大学となる。
スケート部は、地元では名伯楽と呼ばれた入沢孝一監督を迎えている。入沢監督は、地元、群馬県立嬬恋高校で五輪メダリストの黒岩彰さんや黒岩敏幸さんを育て、同校をスケートの強豪校に押し上げた。高崎健康福祉大で指導するようになってからも、世界で活躍するアスリートを育ててきた。