■アルコールは怒りを誘発するので要注意
それは、とにかく休むことです。逆に言うと、エネルギーを使う作業を避けること。具体的には、こまめに小休憩をとる、昼寝をする、仕事を先延ばしにする、家事をサボる、人と会うのをキャンセルする、いつもより早く眠る、いつもより1時間長く寝るようにする、などの対処をしてください。
人と会って酒を交えながら、愚痴を言いたいのは自然な流れですが、楽しいストレス解消法と同様、人と会うこと、お酒を飲むことは、実は案外エネルギーを使う作業です。
また、アルコールは、反応速度を鈍くし、瞬発力のあるイライラの発動を我慢の力で押さえられなくなってしまいがちです。お酒が入ると怒る人は本当に多いのです。そしてお酒が入った席でのトラブルや失敗も多いものです。また、そうでなくても、お酒で睡眠の質が阻害され、疲労の回復が遅れます。友人と愚痴を言い合うのは、イライラ事象のすぐ後ではなく、一晩寝てからにすると良いでしょう。
そうすることで翌日にはエネルギーが戻り、案外、「それほどこだわることではないか。ま、いっか」と相手や自分を許せてしまうことも多いものです。
「イライラは疲れのサイン」ということを理解して、最近なんだからイライラしてるなと思ったら、とにかく休息をとるように心がけてください。それを心がけるだけで、原因不明のイライラがぐっと楽になる人は大勢います。ぜひ、実践してください。