
「家族葬ですませた」に納得がいかない! 亡くなった弟の妻から訃報 参列する「家族」とは?
死亡年齢の高齢化、葬式・墓の簡素化、家族関係の希薄化……、社会の変化とともに、死を取り巻く環境も大きく変化してきました。葬式の参列者は血縁者が中心となっていますが、一概に血縁者といっても、それが意識の上で、「家族」であるとは限りません。家族葬という言葉はすっかり市民権を得ましたが、具体的には誰が参列するお葬式なのでしょうか。 この30年間、死生学の研究をしてきたシニア生活文化研究所代表理事の小谷みどりさんが、現代社会の「死」の捉え方を浮き彫りにする新刊、朝日選書『〈ひとり死〉時代の死生観』(朝日新聞出版)を発刊しました。同書から「お葬式の変化」を抜粋してお届けします。