人生において「期待しすぎず、希望を持つこと」が大切だと、元自衛官ぱやぱやくんは語ります。期待とは「何かが自分にもたらされることを願う」ことであり、他人や状況に依存しがちな考え方です。一方、希望は「自分がこうありたいと願うこと」。自己の力でできることに目を向け、必要以上に落ち込まないための心構えを保つ手法です。著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から、希望を持ちながら生きる秘訣をお届けします。
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期待はしないほうがいいですが、希望は持たなくてはいけません。
そもそも、期待と希望の違いですが、期待とは「自分に何かが起きて欲しいと願うこと」であり、希望とは「誰かや何かがこうあって欲しいと願うこと」です。
ここには、大きな違いがあるのに気づきましたか。
希望は、自分が「こうありたい」と思うことなのですが、期待はまさに「待」という字にもあるように、誰かや何かからもたらされることを待っているものなのです。
たとえば、「自分は将来、大きな家に住んで幸せな家庭を築きたい」と考えることは希望ですが、「競馬で一山を当てて、高級車を買いたい」というのは期待です。
私が考えるに、あまり落ち込まない人は、希望を強く持っているが、期待はあまりしないというタイプです。
つまり、自分の力でどうすることもできないことに頼らず、自分でできることややれることにフォーカスしている人が多いです。
一方で、よく落ち込む人は「希望はないが、すぐに期待をする」という傾向にあると思います。つまり、他人にさまざまなものを委ゆだねてしまっているのです。
イメージとしては、「暗い顔をしてパチンコをしている人」に近いのかもしれません。
つまり、自分自身で生きる意味をなかなか見出せないけれども、目先のギャンブルのリターンには期待してしまっているようなイメージに近いのです。
実はこうなってしまうと、さらなる絶望に打ちひしがれる可能性が高いのです。
なぜなら、期待はすぐに「絶望」に変わってしまいがちだからです。