どの大学のオープンキャンパスに行くかは、自分の身近にある大学を選ぶ傾向がみられる。将来やりたいことが決まっている場合は、関心がある学部を持つ大学を見つけてピンポイントで訪れている。
他の大学と違った特徴がある場合は、そこに興味を持つ高校生も多い。オープンキャンパスに参加すれば、説明会などで詳細を知ることができるだろう。
一度オープンキャンパスに足を運ぶと、その重要性に気づき、複数の大学に足を運ぶ高校生も少なくない。「高校生になって27回オープンキャンパスに参加。少しでも多く自分の興味の幅を拡張させたい」という猛者もいる。
学費や就職の心配がない大学
「航空業界に興味があったから。学費がかからず、就職の心配もない」(航空保安大学校)
受験生にとって、学費は気になることの一つ。航空保安大学校は、防衛大学校、防衛医科大学校、海上保安大学校、気象大学校などと並び省庁が管轄する学校だ。入学と同時に公務員待遇となり学費は不要で給与が支給される。
先が読みづらい不安定な時代のなかで、学費や奨学金の有無、卒業後の就職状況なども大学選びの重要な要素となっている。
大学に対するイメージが変わった
オープンキャンパスに参加した高校生たちは、大学に対してどのような印象を抱いたのか。第一印象はどのようなものだったのだろうか。
「第一印象は、やはり校舎がきれいということ。兵庫県ならではの自然と都会がどちらも経験できる環境が素晴らしかった」(甲南女子大学)
「タワー型でオフィスビルのような外観で大学に対するイメージが変わった」(大阪工業大学)
「洋風でおしゃれな校舎と豊かな緑が広がるキャンパスで、ここで大学生活を送りたい!と心から思った」(関西学院大学)
「キャンパス内に食堂やコンビニ、カフェなどがありほっと一息つける環境があることも良いと思った」(関西大学)
第一印象として大きいのは、大学の校舎や施設に対するイメージだ。