
「資産価値」を下げないための“管理の条件” あなたのマンションは大丈夫? 住民の交流が少ない、理事会の運営が独善的…
分譲マンションに住む以上、避けて通れないのが「管理組合」だ。区分所有法(建物の区分所有等に関する法律)では、すべての購入者に管理組合への加入が義務づけられている。その目的は、エントランスやエレベーター、内廊下、駐車場、駐輪場、ゴミ置き場など共用部の適切な管理。運営は住民によって構成される役員が担う。ただ、役員の仕事は建物の維持管理や会計、住民間の調整など多岐にわたり、月に一度程度は理事会にも出席しなければいけない。負担は重く「役員になりたくない」という人は少なくない。そもそも、マンションの管理組合はなぜ必要なのか。マンションコンサルティング大手さくら事務所の山本直彌氏に聞いた。